鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

山形戦プレビュー

2011年06月10日 | Weblog
【J1:第14節 山形 vs 鹿島】プレビュー:低迷期を経て、一歩ずつ立て直し、あとは勝利が欲しいところまで来た山形と鹿島。勝利の扉を開くのはどちらか?(11.06.10)
これまでのJ1での実績を度外視すれば、今節で対戦する山形と鹿島の現状には多くの共通項が存在する。

順位は山形が暫定17位、鹿島がひとつ上の暫定16位、ともにいまだ1勝2分で降格圏に低迷している。鹿島は2試合消化が少ないことやアウェイが多いことを考慮しなければならないが、その2試合少ないなかでリーグワースト2位の失点14と、まさかのスロースタートとなっている。負傷者が増えていくなかでACLと並行した連戦を強いられ、リーグ戦のみを戦う他クラブと比較してハンディをかかえたコンディションで戦わなければならないが、ここまで勝てたのは最下位・福岡戦の第8節のみとなっている。ホームで迎え撃つ山形も失点が13あるが、低迷はいまだ5得点の攻撃力により多くの要因が求められる。シュート数50もリーグ最少で、続く磐田が69ということを見てもその少なさが際立っている。ゆえに無失点で終盤勝負を仕掛けるプランを立てているが、こらえきれず先に失点するパターンが多い。首位・柏をホームで打ち破った第9節がここまで唯一の勝利で、先制したゲームもそれ以外にない。

そうした低迷を脱するために、システムや選手起用でも試行錯誤が続いている。
山形は失点の温床となっていたバックラインの劣勢を補うため、約1年間続けてきた4-3-3から、第12節・仙台戦以降はボランチを2枚に増やす4-4-1-1にシステムを変更している。石川竜也や北村知隆、秋葉勝の怪我を含めメンバー構成でも入れ替えがあり、両サイドハーフで当初サブ要員だった廣瀬智靖と伊東俊がスターターに定着しつつあるほか、先週のヤマザキナビスコカップ1回戦第1戦戦では、太田徹郎、山田拓巳、川島大地など若手に出番が与えられている。鹿島は中田浩二などやはり主力に負傷者が多く、さらに第12節・浦和戦では、コンディションの上がらなかった小笠原満男をスタメンから外すなど苦しいやり繰りを迫られた一方、若手の小谷野顕治やルーキーの柴崎岳にも出場機会が回ってきている。また、フォワードメンバーの負傷や不調もあり、前節・広島戦ではスタートからフェリペ ガブリエルをトップ下に置く4-2-3-1を採用しているのも最近の動きだ。

さらに、もうひとつ共通点を挙げるなら、勝ちきれない試合が続いているなかでも試合内容は復調傾向を示している点がある。山形は第10節で磐田に4失点したが、その後は守備を重視したことで3試合すべてで1失点と安定化の兆しが見えている。守備が落ち着いたことで、この1、2週間で、低調だった攻撃の構築が再び本格化。攻撃でボールを追い越す動きが徐々にではあるが出始めている。鹿島もACLラウンド16こそFCソウルに0-3で敗れたが、リーグ戦のここ3試合はいずれもドローか1点差負け。前節の広島戦も森崎浩司のスペシャルなゴール2発を叩き込まれたが、最後まで競った好ゲームを演じている。今後はリーグ戦に専念できること、先週は試合がなく2週間の準備期間で迎えられること、そして、いよいよ次節には開幕戦以来となるカシマスタジアムでのホームゲームが再開されるだけに、いい報告を持ち帰りたいとモチベーションが高まることは想像に難くない。

両チームのサポーターにとっては、山形での1年間の期限付き移籍を経て鹿島へ戻った田代有三と増田誓志、今季鹿島から山形へ移籍した船山佑二、川島大地がどのように試合に関わるのかどうかも気になるところだろう。昨シーズン、田代はチーム最多の10得点を挙げ、増田は当時の新システム4-3-3のキーマンとしてプレーし、2年目のJ1残留を牽引したチームの核だった選手。山形では船山がコンスタントに試合に絡み、川島は先週のヤマザキナビスコカップ浦和戦でプロデビューを飾っているが、その様子を、前日にチャリティーマッチ「SMILE AGAIN Football Stars Aid」に出場したばかりのオズワルド オリヴェイラ監督もスタンドから観戦している。出場が微妙な選手もいるが、思いの強い選手がゲームを動かすことは珍しいことではない。

ジグソーパズルで言えば、数ピースだけ足りないような両チーム。完成は確実に近づいている。しかし、絶対に必要なのは「勝利」というピースだ。ここまで這いつくばり、ようやくつかみかけた扉を開けるのはどちらか。


以上
2011.06.10 Reported by 佐藤円


やはりキーとなるのは、鹿島復帰の誓志と田代、山形へ移籍した船山と川島ということとなるのであろう。
誓志と船山はポジション的にマッチアップする可能性が高く、攻防が楽しみである。
どちらがより高いモチベーションを維持できるのかが鍵となりそうである。
鹿島在籍時の事を思い出せば、メンタリティでは船山に軍配が上がる。
しかしながら、昨季、山形で経験を積んだ誓志も、ここに来て鹿島に於いてレギュラーを掴み、気持ち的に高いものを持っておろう。
中盤を制する者は誰なのかに注目である。
そして、サブとなるであろう田代と川島に出場機会があるのか否かも楽しみである。
山形にレンタルしておる川島は、ナビスコ杯の浦和戦にてドリブルからチャンスを作っておった。
これは、やっかいな相手である。
守備陣の奮起に期待する以外に無い。
そして、負傷が癒えた田代は、空中戦で得点を狙う事となろう。
チャリティマッチにて、尊敬する隆行と再会し、モチベーションが上がっていることと思われる。
ここで結果を残せば、大迫不在からレギュラーの道も開かれる。
得点を重ね、アウェイ山形戦の初勝利を目指したい。

山形・船山、胸中を語る

2011年06月10日 | Weblog
山形MF船山「古巣鹿島見返す」

激しい競り合いからドリブル突破するMF船山

 「(鹿島)フロント陣に『意地でも引き離さなきゃよかった』と思わせたい」。山形MF船山祐二(26)が9日、鹿島戦(11日=NDスタ)を前に、胸中を語った。今季、完全移籍で加入してから初めて古巣と対戦する。07年から約4年の鹿島時代は、リーグ戦は10試合出場にとどまった。山形に来てからは、リーグ戦で1度出場がなかっただけ。小林監督の信頼をつかみつつある。

 デビュー当時から慣れ親しんだポジションで臨む。この日の紅白戦では主力組に入り、MF佐藤とダブルボランチを形成。リーグ戦では初めて中盤の底での先発が濃厚となった。主に攻撃的なポジションを担った流通経大時代から一転、鹿島では守備的な位置を経験。今回は山形での成長分を上乗せし、古巣に牙をむく。「特別な思いがあるし負けたくない。個人的にもチーム事情的にも」。表情には出さず、胸の内に青き闘志を燃やした。【湯浅知彦】
 [2011年6月10日11時9分 紙面から]


鹿島戦に闘志を燃やす山形の船山である。
昨季はレギュラーを掴むため鹿島に戻ってきたが、熱心な誘いに乗り今季からは山形のユニフォームを纏っておる。
その船山が特別な思いで鹿島戦に挑むのも頷けよう。
ここは、簡単に活躍させるわけには行かぬ。
船山のパスを封じ、山形攻撃陣を黙らせるのだ。
その役目は、昨季山形に在籍しておった誓志が担う事となろう。
この二人のマッチアップは見所である。
明日の山形戦は必見と言えよう。
熱戦に期待である。

誓志を山形が口撃

2011年06月10日 | Weblog
宮沢「秘密ばらすゾ」増田を“口撃”…山形

紅白戦でボールを回す山形・船山。古巣・鹿島に復帰した増田を挑発?した

 J1山形が次節・鹿島戦(11日)で、“増田包囲網”を敷くことになった。9日の紅白戦後選手たちは、昨季1年間山形で戦い、今季は鹿島に復帰したMF増田誓志(25)を挑発。敵として山形に登場するかつてのチームメートを封じ込めるつもりだ。

 モンテイレブンは口々に増田対策を明かした。主将の宮沢克行(34)は、「私生活のことを話して気負わせちゃおうかな」と陽動作戦の口火を切った。DF園田拓也(26)が「弱みを知ってるからね。それを言うのは一つの手」と続く。攻撃ならぬ“口撃”のプランを練った。

 増田は歌手のGACKT似のルックスから山形在籍中はクールな印象を持たれていた。だが鹿島で07年から2年半一緒にプレーしたMF船山祐二(26)は、「ずぶとそうに見えて繊細。ブーイングしてやってください(笑い)」と精神面に弱点があると指摘。小林伸二監督(50)まで「感謝の気持ちがあるならボチボチ(=そこそこ)にやって」と恩をあだで返すなと言わんばかり。

 今季は鹿島でリーグ戦4戦に出場して1得点。名門の新司令塔の声もある旧友にモンテ戦士が牙をむく。

(2011年6月10日12時05分 スポーツ報知)

山形の選手・監督に挑発される誓志である。
それぞれの言い分は、挑発のように見えながらも、誓志を警戒する裏返しである。
その誓志は、昨季は山形にレンタルされ、大きく成長して還ってきた。
その恩を、良いプレイという結果で返したい。
先発も予想され、恩返しをするチャンスを与えられそうである。
パスに、飛び出しに、シュートと攻撃の色を魅せて欲しい。
誓志の活躍に期待大である。

野沢のキックで勝利を掴め

2011年06月10日 | Weblog
2011年06月10日(金)

明日の山形戦に向けてセットプレーの確認など軽めのトレーニングを実施しました。またサテライトメンバーは全体練習後に戦術練習を行っています。

セットプレイの感触を確かめる野沢である。
守備を固める山形をこじ開けるためには、野沢の正確なキックが効果的であろう。
岩政に、誓志に、田代に合わせていくのだ。
野沢の躍動で勝利を掴みたい。
期待しておる。

大迫、U-22日本代表選出

2011年06月10日 | Weblog
U-22日本代表メンバーに大迫選手が選出 2011/06/10
本日、ロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦(6/19@豊田、6/23@クウェート)に出場するU-22日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、大迫勇也選手が選出されました。


ロンドン五輪予選を戦うU-22日本代表メンバーに大迫が選出された。
これは喜ばしい。
本人のモチベーションも上がるというもの。
この勢いを山形戦にぶつけて欲しい。
リーグ戦にて結果を残すことが、五輪への切符の近道である。
アウェイ山形戦での初勝利を大迫の力で掴みたい。
期待しておる。

誓志、スタメンへ

2011年06月10日 | Weblog
[鹿島]古巣・山形戦へ、増田誓志選手がスタメンに名乗りを挙げる
 今週末、鹿島はアウェイでモンテディオ山形と相手まみえます。前回、その山形戦へ向け、田代選手が相当意欲を燃やしていると書きましたが、今回は増田誓志選手です。両選手とも昨年まで所属していた“古巣”クラブ。「正直、どのチームよりも1番(出たい気持ちが)強い。やっぱりどうしても出たい」スタメン出場にこだわり続ける増田選手にとって、特にこの試合はまた特別なようです。
そんな増田選手。昨日のハーフコートゲーム、今日の紅白戦と、主力組のボランチに抜擢。昨日は青木選手、今日は小笠原選手とタッグを組み、攻守のタクトを振っていました。スタメン出場濃厚、と言ってもいいのではないでしょうか。
「(試合まで少し期間が空いたけど)先週はかなりキツい練習をした。コンディションに関して言えば、ゲームで90分走れる体になっている。(田代)有三さんもココに持ってきてます。出たらやれる自信はあるし、モチベーションもかなり高い。ここから上に行くための準備期間だったと思っている。ここを乗り切れば次はホームだし、山形戦はひとつのターニングポイントでもあると思う」
紅白戦を実施した今日、主力組のCBとして共に出場した岩政選手も、増田選手について「パスが回るようになりますね。ボールを受ける位置、ボールの受け方が変わってくる。試合の流れ、中盤を支配するという意味でプラス。必要なものをそろえた選手」と絶賛。試合のほうも、主力組がサブ組を2―0で降しています。“古巣戦”へ向け、スタメンに名乗りを挙げた増田選手。コメントもそうですが、プレーからも、相当気持ちが入っているように思えました。
また、今年の山形の印象については、「今年の山形は、去年の最後の方に比べて、少し質は落ちたかな、という感じ。でも去年の前半戦も同じような感じだったし、ここから這い上がってくるチーム。チーム全体でまとまってくる感じや粘り強い点は変わってないと思う」とのこと。こちらもまた、増田選手ならではの分析でした。
 ちなみに、山形には、昨年まで鹿島に所属していて「走ることができて、よくフィニッシュに絡む。良い意味で色んなことを見せたがる選手」(岩政選手)と評する川島大地選手も在籍しています。5日のナビスコ杯でJ初出場を飾っているので、鹿島戦でも出場機会があるかもしれません。対戦相手の選手ではありますが、増田選手と合わせて、ひとつ注目してみてもいいかもしれません。

(鹿島担当 村本裕太)

山形戦のスタメンに誓志が抜擢されそうである。
岩政が「必要なものをそろえた選手」と絶賛する14番が中盤を締めれば、勝利を掴むことがグッと近付いてこよう。
運動量とスタミナとフィジカル、そして攻撃的センスと完成されたMFとして増田誓志がチームに貢献する日が来た。
昨季、所属した山形を粉砕するため、尽力して欲しい。
楽しみである。