鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

負傷に気をつけろ

2011年06月17日 | Weblog
2011年06月17日(金)

磐田戦に向けて室内ミーティングを1時間ほど行った後、シュート練習などを実施しました。

ももの筋肉を伸ばす選手たちである。
過密日程の中で、負傷せぬよう身体のケアを怠らずにいて欲しい。
今季は負傷離脱者が相次ぎ、選手層に不安を抱えておる。
オフの大量補強で、事なきを得ておるが、負傷が不安定なチーム事情の一因であることは否めまい。
とはいえ、ここに来て田代・本山と一流の選手が戦線に戻ってきたことは喜ばしい。
明日は、その二人に一働きして欲しいところ。
前節は同時起用されなんだが、高さの田代と巧さの本山が絡み合えば、スタジアムに歓喜の声を呼び起こすくらい容易いことと言えよう。
高さばかりが注目される田代であるが、裏に抜け出すプレイも得意である。
二人だけでなく、山形で鍛え上げられフィジカルが驚異的に上がった誓志も、右サイドの貴公子・西も、この試合に賭ける意気込みは強いものが有る。
チーム一丸となり、今季、聖地の初勝利を掴みたい。
期待しておる。

ジュビロ戦プレビュー

2011年06月17日 | Weblog
【J1:第16節 鹿島 vs 磐田】プレビュー:浮上のきっかけが掴めずもがく鹿島。ホームでの連敗は許されない状況で難敵・ジュビロ磐田を迎える(11.06.17)
カシマスタジアムでの再開初戦を飾れなかった夜。屈辱を抱えながら帰宅した田代有三は、ほんの少し前まで自分が戦っていた試合の映像を見返した。
「もっと裏に抜ける動きをしてもよかったかもしれない…」
胸のつかえが取れることはなかったが、次の試合でやるべきことが見えてきた。

15日の水曜日、開幕戦以来ひさびさにカシマスタジアムへ戻ってきた鹿島アントラーズだったが、ヴァンフォーレ甲府の守備を崩せず、アディショナルタイムに被弾。悔しい敗戦を喫していた。あれから、3日後の18日の土曜日。連続してカシマスタジアムでのホームゲームを迎えることになる。対するのは前節、首位・柏レイソルを3-0で撃破したジュビロ磐田。調子を上げている相手とはいえ、ホームでの連敗は絶対に許されない。田代だけでなく、それぞれの選手がそれぞれの思いを胸に、この戦いに臨もうとしていた。
「もっと大事な試合だった。そういう意識がもっと必要だった。ここで気づけない選手は終わります」
厳しい言葉を投げかけたのは増田誓志だった。体調を崩した青木剛に代わり山形、甲府と2試合連続でダブルボランチの一角として出場。時には、チームの司令塔として攻撃を司るほどのパフォーマンスを示した。しかし、勝利という結果は手にできていない。自分自身に対する要求も「攻めになったときのフォローや、シュートを打てる位置に顔を出さないといけない」と厳しいものだった。

「自分がやってやろうという気持ちも強いけど、いまこういう状態なのが悔しい」
そう話すのは興梠慎三。勝てない理由として、マルキーニョス不在を囁かれ、前節でも再三のチャンスを迎えながらゴールできなかった。だからこそ、次の試合に向けた気持ちは人一倍強い。
「次で負けたらほんとにまずい。次は絶対にがんばります」
甲府戦直後よりも、遙かに強い語気だった。

誰もが努力を積み重ねているのは間違いないだろう。ただ、そのベクトルがチーム力として発揮できていない。そのもどかしさを抱えながら、すでにリーグ戦も8試合が経過してしまった。これ以上の停滞は許されない。

ただし、先述したとおり、対戦相手の磐田は仙台に3点を奪われた試合以外、無失点もしくは1失点で戦いきっており、鹿島とは対照的に守備が安定している。3年連続の得点王をうかがう前田遼一も前節2得点と波に乗ってきた。昨季は、カシマスタジアムで8年ぶりの勝利をあげ、長く続いたジンクスも打ち破った。攻撃的な両サイドバックにルーキーの山田大記のドリブルなど、注意すべき箇所が多いバランスの取れたチームに成長している。鹿島としても、ここ2試合のようなボール支配率は望めないはずだ。主導権を巡っての真っ向勝負となるだろう。


以上
2011.06.17 Reported by 田中滋


[ J1:第16節 鹿島 vs 磐田 ]

気温の低いなか、行われた練習は軽めの内容。小笠原満男選手は静かに闘志を燃やしていました。

無念の惜敗より中二日でホームにジュビロを迎える試合である。
ここで連敗するようでは、上を目指すチームとは言えぬ。
強い気持ちで、勝利を掴み取るのだ。
攻守に強さを発揮し、好調のジュビロを討ち取ろうではないか。
我等は負け犬ではない。
勝利を渇望する飢えたオオカミなのだ。
勝利を我が手に。
聖地へ向かいたい。

キッカ監督、日本に戻る

2011年06月17日 | Weblog
日本に戻ったブラジル人
2011.6.17 07:38

 東日本大震災で日本のスポーツ界が頭を痛めたことに、外国人選手や監督の緊急帰国問題があった。サッカー日本代表のザッケローニ監督も、「家族を安心させたい」と急ぎ母国に向かった。震災の騒動の最中、イタリア行きの航空券が手に入らず、中東経由で離日したことに、慌てぶりが象徴されていた。

 しかしなかには、帰国を促すクラブのスタッフに「逃げるなら、日本人と逃げる」ととどまった外国人監督もいる。今季からユース世代ではJリーグ初の外国人監督として就任した鹿島アントラーズのキッカがその人だ。現役引退後、元日本代表監督、ジーコのサッカースクールで指導者としてスタートし、ジーコの後押しで鹿島のユース監督に就任した。

 来日2カ月で遭遇した「3・11」。地震そのものも初体験だった。「日本に地震があることは聞いていたけど、あの時、スタッフの女の子が泣いていた。これはただの地震ではないなと…」と振り返る。

 余震も収まらず、チームは帰国を促したが、断り続けた。しかしチームは一時解散。周辺の学校も休校してしまい、仕方なくブラジルへ帰国したが、キッカはすぐに、夫人や2歳の子供とともに家族全員で鹿島に戻ってきた。

 「来日から2カ月の私たちのために、水は? 食べ物は足りているか?と。近所の人によくしていただいた。彼らを放っておくわけにはいかない」。言葉が通じなくても、再来日のきっかけはご近所付き合いと、その恩に報いるためだった。

 「われわれブラジル人には、日本人に世話になり続けてきた歴史がある。私は、そのブラジル代表として今回日本に戻ってきた」。キッカの師匠にあたるジーコも5年ぶりに来日した。家族の反対を押し切っての来日だった。

 5日には、福島県いわき市のサッカースクールで、300人の子供たち全員に「ZICO」とサインをした。その後、「津波に遭った海がみたい」とお忍びで小名浜港に向かった。「これからの日本は本当に大変だ」。そうポツリとこぼし、涙をこらえた目は、真っ赤だった。

 帰国したまま日本に戻ってこなかったブラジル人選手もいる。だが2人は、くしくも同じ言葉をつぶやいた。「ブラジル人は日本人のことを決して忘れはしない」。こっちだって、そんなブラジル人がいることを絶対に忘れない。
(編集企画部編集委員 久保武司)

ユース監督のキッカがニュースになっておる。
震災被害の大きい鹿島に於いて、住民と共に生き住民と共にユースを育てるとの決意を感じる。
彼の人となりが伝わってくる。
ユース年代の若き世代に、これだけの人物に始動を給えば、成長すること著しいと言えよう。
鹿島の未来を託すに十分な人物である。
期待したい。

U-17ワールド杯開幕へ

2011年06月17日 | Weblog
吉武ジャパン、“プラチナ世代”を越えられるか
U-17ワールドカップ・メキシコ2011 開幕プレビュー

2011年6月17日(金)

■厳しいブロックでの戦い
 いよいよ18日から、U-17ワールドカップ(W杯)・メキシコ2011が開幕する。吉武博文監督率いるU-17日本代表は初戦のジャマイカ戦を皮切りに、第2戦・フランス戦、第3戦・アルゼンチン戦を戦い、決勝トーナメントに進むためには、グループリーグ2位以内もしくは各グループ3位の上位4チームに入らなければならない。
 率直に言えば厳しいブロックに入った。フランス、アルゼンチンは実力十分のチーム、初戦で当たるジャマイカは開催国メキシコに近く、地域的なアドバンテージがある。

 史上初となる3大会連続のU-17W杯出場を果たした吉武ジャパンだが、このチームは世間ではそれほど注目されていない。日本では長友佑都や本田圭佑、内田篤人といったヨーロッパでプレーする選手が集結した日本代表や、ちょうど同時期にロンドン五輪アジア2次予選のクウェート戦に挑むU-22日本代表にばかり注目が集まり、年代別とはいえW杯を戦うこのチームには目が向けられていない。
  
 前々回(2007年韓国大会)は柿谷曜一朗(徳島)、水沼宏太(栃木)を擁し、前回(2009年ナイジェリア大会)は宇佐美貴史(G大阪)、宮市亮(フェイエノールト)らを擁して大きな注目を浴びたが、今回はほとんどクローズアップされていないと言っていいだろう。
 だからこそ、彼らにはこの世間の反応に対して、大きな刺激を与えてほしい。サッカーファンの目を向けさせるために、そして日本サッカー界の新たな歴史を刻むために、決勝トーナメント進出は何としても果たしたい。柿谷や宇佐美たちをもってしても破れなかったグループリーグの壁。今回の吉武ジャパンは注目度こそ低いが、安定感は過去2大会を凌ぐ、まとまりのあるチームに仕上がっている。

■屈強で安定感のあるディフェンスライン

 このチームの最大のストロングポイントは守備にある。GKには安定したセービングとポジショニング、そして巧みなコーチングで最後尾にどっしりと構える中村航輔。そして、センターバックにはいずれも185センチの岩波拓也と植田直通の屈強なDFが構える。

 過去2大会はセンターバックがチームのアキレスけんになっていた。カバーリングや1対1の技術に長けた選手はいたが、彼らに決定的に足りなかったものは高さだった。170センチ台の選手ばかりで、180センチを越える選手はいなかった。サッカーは身長で勝負するスポーツではないが、GKとセンターバックというポジションでは話は別だろう。“プラチナ世代”と呼ばれ、史上最強チームと目されていた前回のチームも、相手の単純なクロスやロングボールに競り勝てずにあっさりと失点し、グループリーグ3戦合計で5得点を奪いながらも、それを大きく上回る9失点を喫して全敗に終わっている。

 今回はセンターバックが2枚とも180センチオーバーで、共にフィジカルに優れ、空中戦に強い。ただ、植田は調子を落としており、岩波と172センチの新井純平が組む可能性もある。新井は右サイドバックもこなすなどスピードがあり、守備センスとカバーリングに優れた選手。岩波とのコンビも良好で、安定感は非常に高い。

 両サイドバックには個性的な人材が豊富にそろう。スピードがあり、高い突破力を誇る川口尚紀、精度の高い左足で長短のパスを巧みに操る早川史哉、安定感のある守備とクロスやクサビの質が高い室屋成、本職はFWながらサイドバックでも存在感を示す高木大輔、さらに本来は中盤の選手だが、適格な状況判断能力と守備、ドリブル、パスとどれも高いアベレージを持つ秋野央樹、そして前述の新井と、実に6人の選手がサイドバックをこなせる。

 加えて、高木と秋野、新井以外にも、川口はFWもでき、早川と室屋はサイドハーフとしても高い能力を発揮するなど、非常にユーティリティー性の高い選手がそろっている。屈強で安定感のあるセンターバックとGKに個性的なサイドバックと、ディフェンスラインの安定感と攻撃力は非常に高いものがある。

■個性的な選手がそろう中盤


FWの中心は身長181センチの屈強なストライカーである鈴木隆雅(右)【写真:MEXSPORT/アフロ】

 中盤に目を向けてみると、こちらも個性的な選手がそろう。中心となるのは、キープ力とパスセンスに秀でた望月嶺臣と野沢英之、守備力の高い深井一希だろう。吉武監督は中盤をダイヤモンドとする4-4-2と4-3-3を採用するが、望月と野沢、深井をどこに置くかで、チームの形が決まってくる。

 ダイヤモンドの場合、深井がアンカーになるか、起点となれる望月を置くか。中盤の底からゲームを作りたい場合は望月を、守備面でセンターバックの前に安定感が欲しい場合は深井という選択肢になるだろう。野沢は本来はボランチだが、攻撃力が高く、サイドハーフとしての起用もある。4-3-3の場合はこの3人を並べると、全体に安定感が生まれる。

 ただ、彼らで固定されたわけではない。前述したように秋野、室屋、早川らが入ってくること、強烈な右足を持った石毛秀樹や、裏への飛び出しがうまい喜田拓也の起用も考えられる。ダイヤモンドにした場合、トップ下には松本昌也が入って、望月とともにタクト振るうことになる。

■復調が待たれるFW陣

 そして最後にFW。このチームに懸念材料があるとすれば、このポジションだろう。中心となるのは、ナンバー10を背負う鈴木隆雅。181センチの屈強なストライカーは当初このチームではサイドバックやセンターバックをこなしていた。

 本来、このチームには絶対的なエースがいた。南野拓実はこの世代屈指のタレントとして注目を集めるが、大会を前にして精彩を欠く日々が続いている。昨年のAFC U-16選手権では、ゴール前での鋭い嗅覚(きゅうかく)と絶妙なタイミングでの飛び出し、ハイレベルなシュートセンスでゴールを量産。3大会連続のU-17W杯出場の立役者になった。持っている能力は間違いなく、復調が待たれる存在だ。

 復調が待たれるといえば、184センチの屈強なストライカー、鈴木武蔵にも当てはまる。ジャマイカ人の父を持つ彼は身体能力が高く、ゴール前での躍動感あふれるプレーはこのチームの大きな武器であったが、けがの影響もあって精彩を欠き、本来のダイナミックさが失われていた時期もあった。しかし、大会直前の練習試合でゴールを挙げるなど、復調の兆しを見せている。鈴木武と南野が復調すれば、チーム力とチームバランスは格段にアップするだけに、2人の奮起に大きく期待したい。

 2トップならば鈴木隆を軸に、南野、鈴木武か、俊敏性のある中島翔哉が考えられる。3トップの場合、左に早川が入る可能性もあり、ダイヤモンドの場合はトップ下に松本ではなく、中島や南野を置くパターンもある。さらに高木をFW起用することも十分にあるだろう。
 
 難敵ぞろいのグループだが、このチームにはどんな組み合わせで戦うかという楽しみがある。誰がどのポジションをこなし、どの布陣を採用するのか。これは過去のU-17代表にはなかったものだ。チームに大きな柔軟性を植え付けた吉武監督はどんな決断を下すのか。いよいよ本番が始まる。遠くメキシコの地で繰り広げられる若き日本代表の戦いにぜひ注目してほしい。ここを軽視していたら、日本の将来は危うい。


<了>

いよいよ開幕するU-17ワールド杯である。
鹿島ユースから参加する鈴木隆雅くんは10番を背負いFWの軸として起用される見込み。
3TOPの右としてサイドを制圧し、ゴール前へ飛び込むのだ。
予選時はCB、左SBを担っておったが、今大会では攻撃の要として期待されておる。
守備陣に目を向けると、鹿島が獲得を狙っておる植田くんはCBのレギュラーとして挑むとのこと。
共に楽しみな二人のワールド杯チャレンジに期待したい。
楽しみである。