昨夕、東博へ再度チャレンジしました。
『中尊寺金色堂展』は「内部混雑中」とあったのですが、外の行列はなく、受付に行くとすんなり入場できました。
随分前から美術館、博物館が夜間開館していることは知っていましたが、週内の1日だったり、今回は週末だけだったりして予定を調整するのが難しかったのです。
特に週末の夜の開館と言われても、もう何かを拝見する気力も体力も無くなっている週末。今まで実際に夜間開館を利用したことはありませんでした。
最近は在宅勤務もあったり、昨年の疲れを癒すために仕事を若干セーブしていることもあって、だいぶん体力が温存されていますし、今週は春分の日もありましたのでこの週末は行けそうだな、と思っていました。
そういうわけで、昨日初めての夜間開館を経験しました。
ついた時はまだ空に明るさが残る6時前。私は大体平均して1時間前後が美術館の滞在時間です。7時に閉館なので、6時までに入れば、と思っていました。
最近は夕方の陽が延びて6時でも明るい。
いい季節になりました。
中尊寺金色堂展は一階の特別5室。かなり広い一部屋ですが、スペース的には限られたものです。
部屋に一歩入ると、天井まで届く大画面。そこに超高精細8KCGの金色堂映像が流れていました。右上に「原寸大」という文字もあって、圧倒的な迫力でした。
私は中尊寺を拝観したことがありませんので、中尊寺金色堂は初めて拝見しました。金色である、ということではなく、仏像の造形、建築物の造形、荘厳、全てが繊細で洗練された、素晴らしいものです。特に繊細さと優美さが圧倒的で、この世のものとは思えない、と感じました。
阿弥陀三尊像は画像ではなく、実物がお出ましで、後ろ姿も含め拝見することができました。
こちらも素晴らしいもので、実に美しく、力強くも優美な彫刻でした。
あいにく写真撮影は金色堂の模型のみとなっていましたので、画像がありません。できればお運び頂いて現実にご覧になることをお勧めします。
ところで、その後、まだ7時までには時間がありましたので、もう一度先日心に残った品々を拝見しに常設展示へ。
こちらが先日書いていた『籬菊蒔絵螺鈿十種香箱』そう、桜ではなくて菊だったのですよね。
この時期だったので、八重桜か?と勘違い(でもススキもありますしね〜)していました。画像を撮っていなかったのもありますが、私の記憶も怪しいです。
ともあれ、もう少しヨリの写真を。
この螺鈿細工。繊細かつ優美。そしてデザインの秀逸さ。
私は本当にこの香箱が気に入りました。
他にも気になった品がありますが、それはまた明日。
東博の近くにお住まいで、いいですね(^_^)
私は、もう、20年以上も前になりますが、中尊寺金色堂に行ったことがあります。
あれには圧倒されますよね。
当時、奧州にあれほどの物が作られたかと思うとびっくりですよね(^-^*)
それは羨ましいことです。
藤原秀衡とは随分視野の広い方であったようですね。常人ではない、スケールを感じます。
縁があれば私もぜひお参りしたいと思います。