無知の知

ほたるぶくろの日記

過去への感謝

2012-07-09 15:48:03 | 日記
今日は東京もやっと雨が上がりました。きれいな青空で陽射しは夏の陽射しですが、空気はさわやかで、まだ夏の空気ではありません。南の太平洋高気圧が弱いようです。今夏はあまり暑くならないとの予報もあるようですが、どうでしょうか。

ところで先日、こんな事件が報道されていました。

「6日午前7時5分頃、東京都福生市本町のJR青梅線福生駅の上り線ホームで、同市の会社員男性(52)が男に突然左肩を押され、線路に突き落とされた。
ホームには河辺発東京行き快速電車(10両編成)が進入していたが、運転士が気付いて緊急ブレーキをかけ、男性の3メートル手前で停車。男性にけがはなかった。
 駅から連絡を受けた警視庁福生署員が男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。発表によると、男はあきる野市草花、会社員大森正明容疑者(34)。同署幹部によると、大森容疑者と男性は通勤途中で、互いに面識がなかった。大森容疑者は電車を待っていた際、自分の前を男性が通り過ぎようとした際に突き飛ばしたという。「イライラしてうっとうしく、頭にきてやった」と供述しているという。」

これまでもこのような事件はあったのですが、これからますます気をつけたいと思います。ぼーっとホームで行列の先頭にいると危険です。駅や電車内で様子のおかしな方を時々見かけます。先日は電車の中で刃物を出している方がいて、しばらく止まっていたことがありました。その方は幸い誰も傷をつけることなく鉄道警備隊のかたに捕まったようですが、ぞっとする話しです。ストレスを溜めて、どうしようもなくなっている方が増えているのでしょう。なんとか活路を見出して、生きていってほしいと思います。

昨日は朝早くから出かける用事があり、途中時間が空いたので、かつて住んでいた街を少し歩きました。あの頃はなかなか辛い日々でした。そんな思いも甦ってきまして、過去の自分とそんな私を支えてくださった方々に感謝をしました。その街自体にも感謝しました。私のとても好きな街で、今でも歩いていますといいなぁ、と思います。なにかご縁があるのでしょう。ところが、実は嫌な思い出の多いところで、街を歩いていますと次々に憶いだしました。冷や汗をかきながら、ご迷惑をかけたかもしれない関係者に謝罪し、過去の自分に感謝していました。そうしますと、今になってみるとわかるいろいろなこと、つまり私のまわりにいた方々の様々な思いが実によくわかったりしまして、ますます冷や汗が出る始末。これがいわゆる「生きながらバルドォ」なのでしょうか。ともかく、そのようなあれこれをもひっくるめ、ともかくなんとかそういう状況を乗り越えた自分と、それを支えてくださった人々、ご先祖様に感謝をしたのでした。
少し自分の心がほどけたような感じはありますが、さてどうなんでしょうか。