日本語には「味」を表現する言葉が少ないと、
筒井康隆がエッセイで書いていた。
とはいえ、
ある番組のディレクターが作成した仮ナレ(下書き)には困った。
「旬の食材と味にこだわった選りすぐりの7種類の前菜です!」
「あっさりとして独特の風味が特徴の白身魚です」
ほぼこんな感じ。
もちろんこれを直すのが僕の仕事なわけだが、
冒頭のような理由で直すにしてもいつもより時間がかかる。
かと思ったら調理のところの突然、
「最後にルイユをかけて出来上がり」
ルイユ?
僕も知らない言葉だ。
検索してようやくわかる。
そんな言葉を使っちゃダメだろ。
おそらくディレクターもよくわからぬまま、
シェフの言葉を丸写ししただけに違いない。
それにしても独創性がウリの料理の味を食べてもいないのに、
ナレーションで説明しろって言われてもなあ・・・無理だよ。
だったら食わせろ。
しかしながらよくよく考えれば、
小説と違ってテレビには料理の映像がある。
だから無理に味の描写はせず、
ナレーションでは素材や調理方法について説明すればいいんだと思うし、
そうするように心がけている。
まあ、そのためには素材や調理方法に関する情報が必要で、
それをわかって取材しているディレクターならいいんだけど、
そうじゃない人だと、これまた苦労する。
だから…
やっぱり食わせろ!
筒井康隆がエッセイで書いていた。
とはいえ、
ある番組のディレクターが作成した仮ナレ(下書き)には困った。
「旬の食材と味にこだわった選りすぐりの7種類の前菜です!」
「あっさりとして独特の風味が特徴の白身魚です」
ほぼこんな感じ。
もちろんこれを直すのが僕の仕事なわけだが、
冒頭のような理由で直すにしてもいつもより時間がかかる。
かと思ったら調理のところの突然、
「最後にルイユをかけて出来上がり」
ルイユ?
僕も知らない言葉だ。
検索してようやくわかる。
そんな言葉を使っちゃダメだろ。
おそらくディレクターもよくわからぬまま、
シェフの言葉を丸写ししただけに違いない。
それにしても独創性がウリの料理の味を食べてもいないのに、
ナレーションで説明しろって言われてもなあ・・・無理だよ。
だったら食わせろ。
しかしながらよくよく考えれば、
小説と違ってテレビには料理の映像がある。
だから無理に味の描写はせず、
ナレーションでは素材や調理方法について説明すればいいんだと思うし、
そうするように心がけている。
まあ、そのためには素材や調理方法に関する情報が必要で、
それをわかって取材しているディレクターならいいんだけど、
そうじゃない人だと、これまた苦労する。
だから…
やっぱり食わせろ!