観劇:『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』

2016年08月02日 10時20分53秒 | エンタメのかけら

本多劇場で『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』観劇。

圧巻。
タイトルに偽り無し。

世の中にはちょっとだけど楽しいけど、
ある以上、たくさんだと逆に苦痛ってことが、
よくありますよね。
よくあると書いたわりには、すぐに例が出てきませんが、
そこは各自で考えていただくとして。

デタラメを考えるのも10分上演する分を考えるのは楽しい。
しかしこれが30分となると、かなりしんどい。
1時間となると苦痛。
こんなこと始めなければよかったと後悔すること確実。

と囁かれる中、
2時間20分、
しかも観客が飽きないデタラメを考えるとは、
もはや常人にははかり知れぬ高み、もしくは低み。

KERAさんが仕事机に向かいながらどんな感じで、
次のセリフ、次のシーンを考えているのか、
『漫勉』ならぬ『劇勉』という番組を企画して、
覗き見したい。

それもさることながら。

今回の前の作品が、
『8月の家族たち』
その前が、
『消失』
その前が、
『グッドバイ』
知らない人が観たら、とても同じ人間が作・演出とは思うまい。

実は時系列で見ても、次に何をするのかまったく読めない点において、
ある意味、デタラメ。

今日もまた、脳が”健康”になりました。

観劇:『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』

2016年08月02日 08時10分43秒 | エンタメのかけら

シアターコクーンで『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』を観劇。

松尾スズキさん作品を観るのは久しぶり。

高円寺の明石スタジオで『嫌な子供』を観て以来、
大人計画の本公演はもちろん、
悪人会議から鼻と小箱まで、
ほぼその全作品を追いかけていましたが、
ある時期から、チケットの争奪戦が始まり、
どうしたものか・・・と思っているうちにかなり時間が空いてしまいました。

今回は、今一緒に仕事をしている若手ディレクターが、
観劇後、コーフンしながらLINEを送ってきたので、
ならばと、初めてチケット売買サイトを利用して、
チケットをとり、観てきました。

僕がよく観ていた頃と比べると、
上モノは深化し、洗練されているわけですが、
その基礎は、駅前劇場やスズナリの頃と変わらぬ印象を受けました。
いい意味で、なんと強固な基礎。
どんな大地震が来ても揺るがないのだと思います。

帰り道、心が若返りました。