本多劇場で『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』観劇。
圧巻。
タイトルに偽り無し。
世の中にはちょっとだけど楽しいけど、
ある以上、たくさんだと逆に苦痛ってことが、
よくありますよね。
よくあると書いたわりには、すぐに例が出てきませんが、
そこは各自で考えていただくとして。
デタラメを考えるのも10分上演する分を考えるのは楽しい。
しかしこれが30分となると、かなりしんどい。
1時間となると苦痛。
こんなこと始めなければよかったと後悔すること確実。
と囁かれる中、
2時間20分、
しかも観客が飽きないデタラメを考えるとは、
もはや常人にははかり知れぬ高み、もしくは低み。
KERAさんが仕事机に向かいながらどんな感じで、
次のセリフ、次のシーンを考えているのか、
『漫勉』ならぬ『劇勉』という番組を企画して、
覗き見したい。
それもさることながら。
今回の前の作品が、
『8月の家族たち』
その前が、
『消失』
その前が、
『グッドバイ』
知らない人が観たら、とても同じ人間が作・演出とは思うまい。
実は時系列で見ても、次に何をするのかまったく読めない点において、
ある意味、デタラメ。
今日もまた、脳が”健康”になりました。