The China Syndrome (1979) Meltdown
スリーマイルアイランドの原発事故での、健康被害がどの程度だったのか。公式にはほとんど被害は認められていない、なんてハナシもきいたことがあるんですが、
US nuclear industry powers back into life
Government officials say there was no effect on the health of local people from the Three Mile accident. The courts agreed: a class action lawsuit brought on behalf of 2,000 people was dismissed in 1996.
政府当局者は、スリーマイル事故は、地元民への健康にはなんら影響は無かったと言っている。法廷も同意していて、2000人からなるクラスアクション訴訟は96年に退けられた。
But doubts remain. Recent data from the Radiation and Public Health Project, a non-profit organisation, suggests otherwise.
しかし、疑問も残っている。NGOの最近の調査では、異なった結果を示している。
The group claims infant mortality in the local area increased by 47% in the two years after the accident.
その地域の乳児の死亡率は事故から2年後47%増加。
It also says that, 25 years on, cancer-related deaths among children under 10 are 30% higher than the national average.
さらに、25年間、10歳以下の子供の癌関連死は他地域の平均より30%高い。
WiKiものぞいとくと
Three Mile Island accident
初期のころの調査ではよくわからなかったようで、事故の結果死んだのは1人か2人程度だろうという結論だったようです。公式見解はこの辺で止まってるんでしょうな。
しかし、さっきのGuardianの記事と同じNGOの調査のことを説明しているんだとおもいますが、以下。
The Radiation and Public Health Project cited calculations by Joseph Mangano―who has authored 19 medical journal articles and a book on Low Level Radiation and Immune Disease―that reported a spike in infant mortality in the downwind communities two years after the accident.[42][65]
風下のコミュニティで2年後に乳児死亡率が急上昇。
Anecdotal evidence also records effects on the region's wildlife.[42] For example, according to one anti-nuclear activist, Harvey Wasserman, the fallout caused "a plague of death and disease among the area's wild animals and farm livestock", including a sharp fall in the reproductive rate of the region's horses and cows, reflected in statistics from Pennsylvania's Department of Agriculture, though the Department denies a link with TMI.[66]
野生動物にも影響があった。事故で、地域の野生動物や家畜が死亡したり病気になったりした。馬や牛の生殖率が激しく減退。これはペンシルバニアの農務省の調査によるが、農務省はスリーマイル事故との関連を否定している。
詳しくは、原典もリンクされてますが有料記事なんですな。どなたかプロの方お調べくだされ。
スリーマイルではほとんど誰も死んでいないとか、そういうことは軽々しく結論できないし、多分それは間違っているんでしょうな。こういう問題で、公式見解にどの程度信頼性があるのか、というハナシでもあります。
ましてや福島の事故はスリーマイルより深刻なのだから、ずっと真剣に考えておく必要がありますね。
前回観た88年の朝生では、前半のまじめな議論に比べて、後半の文化人・学者の議論が聴くに堪えない、と書きましたが、広瀬さんのようなまじめな指摘や議論をきちんと取り上げて社会の中で、集約していく、というプロセスを我々は持っていないってことなんでしょうな。
そういうの、誰の仕事なのか。真偽・軽重を判定して妥当なところに意見をまとめてゆく。こういうことこ文化人・学者の役割だと思いますが、テレビという最重要の舞台で何やっとんねんってとこでしょうな。
今もアンマシ変わってない、と言うコトなんですかね。
それにしても、チェルノブイリで50人しか死んでないなんて、本気で信じてるんですかね。まず、常識的にありえない数字のような気がしますが。そもそも、ソ連時代のハナシなんですけど、まともな調査が行われたんでしょうか。
きちんと調べてないんで、エラそうなことは言えませんが、
わたしゃ、どっかで、日本の乳がん死亡率さえも、当時、統計的に増えていた、という話を読んだことがあるんですな。もしそれが正しければ、日本だけでも、そんくらいの数字は行くでしょう。
もし、あの大事故で、本当に50人ほどが死亡するだけの健康被害しか無かったんだったしたら、世界中が福島でこんなに大騒ぎするかっての。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます