休みでヒマなんで、今日も映画に行ってきました。
アバター。ヒットしているようで。
それに3Dというのもちょっと気になるんですな。
これ、映像はたしかにスゴイですわ。
まあ、3Dは思ったほどではないですがね。
よく、観光地でやってる3Dだと画面から飛び出してくるほどの臨場感がありますが、この映画の場合は、平板な2次元映像の時も結構長くあったりして、立体感でウーンとうなる感じはあんまりしませんでした。2時間半ある長尺で、3Dメガネが重くて重くて・・・。
それよりストーリーの平凡さが気になりますな。
森の精が出てきたり、猛獣に乗って闘ったり、人と森というテーマは、これ、もののけ姫でしょう。キャメロン監督がもののけを観てなかったら驚きですな。あの、鳥にまたがって飛ぶのも宮崎監督の作品でありませんでしたかなあ。
敵側と心を通わせたあげくに寝返って戦うのはダンスウィズウルブズそのものです。なんとなくそう言えばパンドラ人もインディアンぽいですね。人が乗って戦うロボットみたいなのもマトリックスで観たような。
まあ、なんでこんなストーリーにこれだけの金と労力を注ぎ込む情熱が生まれるんですかね。映像作家としては、映像をトコトンゴージャスにする、といことで楽しいんでしょうな。
設定について少し。
これは惑星パンドラの開発物語で、地球から、ってか米国がパンドラの鉱物を狙って企業と海兵隊が組んで進出するが、現地が立ち退かないので、皆殺しにするか、ってなハナシなんですが、
米国の資源国搾取、軍の活用、元軍人の開発企業での活躍、というあたりはエコノミックヒットマンに描かれた米国の姿そのまんまです。
主人公は、現地人の格好をして、現地に赴いて、あれやこれや現地に取り入る役なんですが、交渉失敗。取引に応じないことが判明。
そうなると暗殺人ジャッカルが登場、というのがエコノミックヒットマンの言う米国の常套手段なんですが、映画では皆殺しだ、となるんですけどね。
まあ、映画では交渉のシーンは一切ないし、皆殺しにするか、ヒットマンで行くかみたいな判断は現場の大佐と企業側の責任者がぱぱっと決めてしまうんで、映画的にはどうでもいいことみたいで。
主人公が森の生活になじんでいく過程と、戦いそのものを映像で描くことに重点がおかれてる映画です。
それでもこの映画にケチをつけるつもりはござんせん。これをきっかに3D映画が増えるんじゃないですかね。ひとつのエポックになる映画かも知れないと言えるくらいスゴイんで、見逃す手はないですな。
アバター。ヒットしているようで。
それに3Dというのもちょっと気になるんですな。
これ、映像はたしかにスゴイですわ。
まあ、3Dは思ったほどではないですがね。
よく、観光地でやってる3Dだと画面から飛び出してくるほどの臨場感がありますが、この映画の場合は、平板な2次元映像の時も結構長くあったりして、立体感でウーンとうなる感じはあんまりしませんでした。2時間半ある長尺で、3Dメガネが重くて重くて・・・。
それよりストーリーの平凡さが気になりますな。
森の精が出てきたり、猛獣に乗って闘ったり、人と森というテーマは、これ、もののけ姫でしょう。キャメロン監督がもののけを観てなかったら驚きですな。あの、鳥にまたがって飛ぶのも宮崎監督の作品でありませんでしたかなあ。
敵側と心を通わせたあげくに寝返って戦うのはダンスウィズウルブズそのものです。なんとなくそう言えばパンドラ人もインディアンぽいですね。人が乗って戦うロボットみたいなのもマトリックスで観たような。
まあ、なんでこんなストーリーにこれだけの金と労力を注ぎ込む情熱が生まれるんですかね。映像作家としては、映像をトコトンゴージャスにする、といことで楽しいんでしょうな。
設定について少し。
これは惑星パンドラの開発物語で、地球から、ってか米国がパンドラの鉱物を狙って企業と海兵隊が組んで進出するが、現地が立ち退かないので、皆殺しにするか、ってなハナシなんですが、
米国の資源国搾取、軍の活用、元軍人の開発企業での活躍、というあたりはエコノミックヒットマンに描かれた米国の姿そのまんまです。
主人公は、現地人の格好をして、現地に赴いて、あれやこれや現地に取り入る役なんですが、交渉失敗。取引に応じないことが判明。
そうなると暗殺人ジャッカルが登場、というのがエコノミックヒットマンの言う米国の常套手段なんですが、映画では皆殺しだ、となるんですけどね。
まあ、映画では交渉のシーンは一切ないし、皆殺しにするか、ヒットマンで行くかみたいな判断は現場の大佐と企業側の責任者がぱぱっと決めてしまうんで、映画的にはどうでもいいことみたいで。
主人公が森の生活になじんでいく過程と、戦いそのものを映像で描くことに重点がおかれてる映画です。
それでもこの映画にケチをつけるつもりはござんせん。これをきっかに3D映画が増えるんじゃないですかね。ひとつのエポックになる映画かも知れないと言えるくらいスゴイんで、見逃す手はないですな。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100130-OYT1T00839.htm
「アバターは反米・反軍映画」保守派いら立ち
【ロサンゼルス=飯田達人】世界興行収入の記録を更新中の米映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)について、米国の保守層などから「反米、反軍の映画だ」といった批判が相次いでいる。
3D(立体)技術を駆使した娯楽大作が思わぬ論争を巻き起こした底流には、アフガニスタンやイラクでの長引く戦争に対する米国民の厭戦(えんせん)気分と、それに対する保守派のいら立ちがある。
◆教会からも
映画の舞台は22世紀の星パンドラ。希少鉱物を狙う人間たちは、美しい自然と共生する先住民ナヴィと戦う。元米海兵隊員ら軍服の人間は、圧倒的な軍事力で自然破壊をいとわない悪役として登場、「先制攻撃が必要だ」「衝撃と畏怖(いふ)を与える」などと、ブッシュ前政権の戦略そのままのセリフを口にする。
保守派の論客ジョン・ポドホレッツ氏は自身のサイトで「観客は米兵の敗北に声援を送るようになる。強烈な反米的内容だ」と非難。現役海兵隊員のブライアン・サラス大佐は隊員向け新聞に「軍の未熟さや凶暴さが異常に強調され、誤解を与える。ひどい仕打ちだ」と記した。
保守派らの反発には、長期化する戦争から民意が離れている現状への焦りが読み取れる。CBSテレビなどの昨年末の世論調査では、アフガニスタンでの戦況が「良くない」と感じる人は60%に達した。
自然の中に神が宿るという、キリスト教などの一神教とは相いれない信仰をナヴィが持っている点にも批判が出ている。
保守派コラムニスト、ロス・ドーサット氏はニューヨーク・タイムズ紙で、「映画は、神と世界が同一という汎神論的な考えに共鳴するキャメロン監督の長い弁明」と指摘。カトリック教会の一部からも汎神論の思想が広まることへの懸念の声が出ている。