ハリギリ[針桐](ウコギ科)
北海道~九州の山地や低地の雑木林などに生える落葉高木。葉は掌状で大きく、径20~30㎝にもなります。樹皮は粗く縦に裂け、コルク質の感じでクヌギの樹皮のようです。枝や若い幹には刺があり、材が桐に似ていることからこの名がついたそうです。
7~8月、散房花序をつけ小さな花をたくさん咲かせます。秋も遅くに黒熟する実をつけます。
この辺りでは、わりとよく見かける木です。2月の終わりでも、実をたくさんつけていましたが、ヒヨドリやカラスが食べに来ているようでした。近くの林では、実生した若木がよく生えています。鳥によって種子が散布されるのでしょう。
若芽は山菜として食べられるそうです。そんな若芽もそろそろ芽吹いてくるでしょうか。
2月下旬 横浜市内にて