長野慶太 (著) /日本経済新聞出版社
先日、大学卒業25年同窓会のことを書いた時に書いたが、経済学部N組の同窓生が日経小説大賞を受賞し、同窓会はこの話題で大いに盛り上がった。
先週入手したばかりの317頁にもわたる大作だが、読書時間が通勤時間ぐらいしかなくても、一週間かからずに読み切ることができた。読んでるうちにスピードアップしてくる感じ。
いやぁ、感服つかまつりまして候。いまや米国暮らしも長くなったらしい著者が経験したものと思われる日米の文化や習慣の違い、金融機関や法律事務所での執務経験が大いに生きている小説だ。それにただ飛行機に乗るだけでは気づかないセキュリティチェックの仕組みや、新聞社での記事の上げ方など、良く観察したなぁ。
著者が中学時代からずっと小説を書いてたって話、同じクラスの人なのに初めて知ったが、書くことを通じて相当の観察眼を養ってきたんだろうなぁ。
作品の構成上メインは謎解きだろうが、著者が書きたかったものはむしろ人間模様で、司法取引や離婚訴訟にかかわるドロドロしたものもあれば、若者の成長にまつわる小気味よい部分もあり、読後感はなかなか爽やか。
この本がどんどん売れて欲しいので、中身には触れないでおく。みなさま是非買って、読んでくださいまし。
先日、大学卒業25年同窓会のことを書いた時に書いたが、経済学部N組の同窓生が日経小説大賞を受賞し、同窓会はこの話題で大いに盛り上がった。
先週入手したばかりの317頁にもわたる大作だが、読書時間が通勤時間ぐらいしかなくても、一週間かからずに読み切ることができた。読んでるうちにスピードアップしてくる感じ。
いやぁ、感服つかまつりまして候。いまや米国暮らしも長くなったらしい著者が経験したものと思われる日米の文化や習慣の違い、金融機関や法律事務所での執務経験が大いに生きている小説だ。それにただ飛行機に乗るだけでは気づかないセキュリティチェックの仕組みや、新聞社での記事の上げ方など、良く観察したなぁ。
著者が中学時代からずっと小説を書いてたって話、同じクラスの人なのに初めて知ったが、書くことを通じて相当の観察眼を養ってきたんだろうなぁ。
作品の構成上メインは謎解きだろうが、著者が書きたかったものはむしろ人間模様で、司法取引や離婚訴訟にかかわるドロドロしたものもあれば、若者の成長にまつわる小気味よい部分もあり、読後感はなかなか爽やか。
この本がどんどん売れて欲しいので、中身には触れないでおく。みなさま是非買って、読んでくださいまし。