さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【鉄博】何となく懐かしいかもしれない車両たち

2009-09-20 22:07:38 | 鉄への道?
鉄道博物館ネタの最後は「何となく懐かしいかもしれない車両たち」にしてみた。

妙に奥歯にモノが挟まった言い方なのだが、確実に「見たぞ!」と言えるのは「とき」だけで、あとはどっかの駅や車窓・新聞やテレビなどで見たかもしれないし、ひょっとして乗ったかもしれないけど、当時は気をつけてみていなかったため、恥ずかしながら覚えていない車両である。


クハ181形式電車・特急「とき」

これは、東急初代5000系と共に、私の電車好きの原点となっている車両で、4才の時、新潟に行くために乗った。

先日形状がほとんど同じボンネット型車両の489系「ホームライナー古河3号」を見なかったら、私はこの「とき」を見て感涙にむせんでいたかもしれないが、鉄道ファンとしての経験度が上がった今は、かなり冷静ではあった。

妙に車体が綺麗なのが気になるなあ。塗りなおしたんだろう。

でもかなりの人気で、前で一緒に写真を撮る人があとを絶たない。人のいない間を縫ってカメラに収める。


ED75形式電気機関車(あけぼの)とクハ481形式電車(ひばり)

「とき」の近くには「ひばり」もいる。ほとんど同じようなボンネット型だが、東日本の50ヘルツにも、西日本の60ヘルツにも対応できる電車として登場している。当初クハ481形と呼ばれていたが、最近では485系と呼ばれている。ちなみに近々私は489系ボンネット型車両に晴れて乗れる予定である。

ED75形式電気機関車も最近まで走っていた機関車のようだ。外見は、先日乗った北斗星で函館以南を牽引してくれた機関車にそっくりなので、古いという気がしない。


クハ183系

運転席が高い位置のまま、前面に大きくせり出したボンネットを廃したような車両もある。鉄博にはフレンドリートレインということで、外に展示され、中で駅弁を食べることが出来る粋な計らいのある電車がいくつかある。この183系は鉄博の敷地内では前から撮ることが出来なかったため、帰りのニューシャトルの窓越しに撮ったものである。


クモハ455系

こちらは東北地方を走っていた電車だそうだ。幼い時、母の友人の住む仙台に行った時に見たのか見てないのか定かではないのだが、山間部の急勾配でも走れるように、抑速ブレーキが搭載されていて、下り坂でも安定した走りが出来たとか。


クハ455系

こちらもつい最近まで東北地方を走っていた車両のようだ。フレンドリートレインとして、休憩スペースに使われている。


167系

これは修学旅行列車として作られた団体専用車両だそうだ。私が生まれる直前まではよく使われている電車だったそうだが、果たして私がこれに乗ったかどうかは記憶がないなぁ。修学旅行のために電車を作るなんて、現代の少子化の時代じゃ考えられないね。


キハ11形気動車

パークゾーンの一番はじっこにあるので、つい見逃してしまいそうな車両だけど、いかにも旧式なディーゼルカー。でも最近まで走っていて、今でも動こうと思えば動ける(=動態保存)ように展示されている。

茨城のひたちなか海浜鉄道で、まだ似たような車両が走っているようだ。


DD13形式ディーゼル機関車

さて、ここからは機関車コーナーだ。ディーゼル機関車は先日初めて北斗星(函館以北)で経験。とにかくこのふしぎな形のディーゼル機関車に引っ張られてみたくて北斗星に乗ったようなもんだ。乗り心地は電気機関車となんら変わることはないんだけどね。

北斗星やカシオペアを牽引するのはブルーのDD51形だが、彼らの先輩格のDD13は、こんな不思議なカラーリング。塗りなおしてあるらしく綺麗過ぎる!


EF58形式電気機関車

これも昔ながらのぶどう色(茶色)の機関車だが、今の電気機関車の顔が平板なのに比べて、起伏がある顔立ちなんでなかなかいいねぇ。


EF66形式電気機関車

貨物列車の高速化のために導入された機関車だけど、いわゆるブルトレも引っ張っていたよね。

私は学生時代、たぶんコレに一度引っ張られてると思うのだけど。剣道の春合宿で九州に行った時に夜行でブルトレに乗って全然眠れなかった話は前に書いたけど、50人以上の男子と6人の女子という構成ではあったが、先頭車両を見に行こうなんつーことを言う人は男女含めて一人もいなかったなぁ。来るべき鬼の合宿に戦々恐々としていて、優雅な鉄道旅とは程遠い行程ではあったが、今から考えれば貴重な経験だなあ。

☆ ☆ ☆


初代2号御料車(たぶん)

最後にこれだけはカテゴライズできず、残ってしまった。天皇・皇后陛下・皇太后さま用に特別に運行される列車をお召し列車と言い、天皇・皇后陛下・皇太后さま専用に特別に作られた客車を御料車という。

今回鉄道博物館に行くに当たり、これを見ることを楽しみにしていたのだが、なぜか御料車だけはガラスケースの中に入っており、写真を撮っても反射してしまい、うまく写らない。ということで一気に意気消沈してしまい、6台展示してある御料車も、写真に撮ってしまったらいったいどれがどれなんだか・・・。外見一番派手なのが2号御料車で、全体的に赤く、金色の菊の御紋が光っていて、内装も相当キレイ・・。この写真は多分2号御料車だと思う。1度しか使われなかったらしいね。
コメント (3)
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【鉄博】茶色い電車たち

2009-09-20 08:14:52 | 鉄への道?
シルバーウィークの鉄分補給計画も一応固まったので、まだ残っている鉄道博物館ネタを整理しなければ・・・ということで今回は茶色い電車でまとめてみた。

最近山手線で茶色いラッピングの電車が走っている(これはこれで撮りたい)けれど、昔は電車といえば茶色いモンだったんだよね~! 

鉄道博物館のヒストリーゾーンの左端の方には昭和初期の茶色い電車群が並んでいる。残念なことに、この茶色い電車群~一様に写真写りが悪くて~・・っていうか私の腕が悪いんだけど、フラッシュ焚くと色が変わってしまうで、フラッシュなしで撮ってるのだが、やはり館内が薄暗いのでブレてしまっている。


特急富士・マイテ39形式客車

マ→重量42.5t以上47.5t未満
イ→旧1等車
テ→展望車

を表す。特急富士の最後尾に連結されていた展望車だ。素敵なバルコニーで、恋人と一緒に立ちたいような感じだね。でも今から考えると危険だなぁ。幼児立ち入り禁止、飛び込み注意ってとこか。


オハ31形式客車

オ→重量32.5t以上37.5t未満
ハ→座席車(普通車)

これは、大正末期の列車脱線・転覆事故を反省し、初の鋼製客車として製造された客車。しかし内装は木造のため、半鋼製車体と呼ばれる。



オハ31形式客車内部

このオハ31形式客車は旧3等車ということだが、3等という名が信じられないほど、内部は素敵な癒し系空間であった。都電荒川線のレトロ車両の内部とか、地下鉄博物館の銀座線1001号車なんかもそうだったが、昭和初期の電車というのは内装が木で、シートがグリーンというパターンが多いのね?

きれいに撮れてないが、この客車に入ったときの空気は、まだ覚えているくらい感動的だった。小さい男の子が思わず「新幹線より全然イイね!」と叫んでいて、お母さんが「何で?」と交わしている会話に思わず笑った。子供だからといって必ずしも最新車両を喜ぶわけではないんだね。私も子供の頃、東急の初代5000系が好きだったから、何となくわかるよ。


オハ31形式客車内部・ストーブ

また、この客車の中にはストーブが設置されている。津軽鉄道に払い下げられた後、ストーブ列車としても活躍していたそうだ。弟はストーブ列車に乗ったことがあるそうだが、私は実物を見るのは初めて。ストーブ列車が珍しいという以前に、そもそもこの形のストーブが懐かしいよ。私も小学校1~2年の頃はだるま型の石炭ストーブだったからね。

でもこんなストーブじゃ、端っこまで暖まらないのだろうな。逆に近い人は熱すぎるだろうし。

津軽鉄道のストーブ列車は、この形式の客車ではないだろうけど、今も時々走っているようなので、無くならないうちに乗りたいね。


クモハ40形式電車

クモ→制御電動車
ハ→座席車(普通車)

昭和初期までの電動車両では17mクラスの車両しかなかったが、昭和7年以降、輸送力を拡大するために20mの電動車が製造された。これは昭和11年製造のものだが、中央線などで通勤電車として活躍したそうだ。


クモハ40形式電車

う~ん、この電車の外観を撮り損ねてるんだよね~。茶色い同じような電車で、写りが悪かったので疲れてしまったのか・・・。先端部はちょっと流線型をしているオシャレな電車だったんだが。

車両に打ち付けた鋲の列が目立つねぇ。



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