Jリーグもプロ野球も移籍のニュースで慌ただしいクリスマスになった。
札幌も例外ではなく、海外レンタルだ、年代別代表だといろいろな知らせが舞い込んだ。
ただ、年内はあとは契約更新の選手・スタッフをまとめて発表して終了かとも考える。
このタイミングで、すでに紹介したユース出身者以外の新加入選手、
来季の攻守の要となりそうな2人について最初に語る。
- GK金山隼樹(長崎から完全移籍)
88・6・12生 186センチ 80キロ
島根県生まれ。世界遺産の銀山を抱える地が金山を育んだ。
広島ユースから立命館大を経て、2011年に当時JFLの長崎に加入。
過去2シーズンは第3GKの立場に甘んじていたが、
正GKの故障&第2GKの不調で出番が巡ってきた今季ブレイク。
開幕3戦で6失点→その後の39戦で34失点と、長崎の堅守を支えた。
一方で、レコンビンのJ2初得点を許したGKでもある
広島ユースの2年先輩に、クラセン・宮杯・Jユース杯の準三冠の原動力となって
「天才FW」の名をほしいままにした前田俊介がいる。
来季はお互いに良いところを見せ合ってほしい。金山も前田も手稲区を思わせる姓だなあ
- MF菊岡拓朗(栃木から完全移籍)
85・6・30生 163センチ 62キロ
静岡県生まれ。名門・清水東高出身。つまり、ノノ社長や赤池GKコーチの後輩
<赤池GKコーチとは法大の先輩・後輩にも当たる
08年水戸、10年東京V、12年栃木と2年置きに関東のJ2クラブを渡り歩き、
09年水戸では現役晩年のコータともプレーした。
どこのクラブにいても、とにかく前線で怖い選手だった。特にプレースキックは脅威。
詳しいことは、いずれゴール裏住人のH嬢がつづるだろう。
07年の西谷ビールさんのように、「守備免除」にした方が面白い選手と考える。
次に「微笑みの国」に赴くこの選手についても語る。
- FW横野純貴、タイ・コンケーンFCにレンタル移籍
7カ月間という変則レンタルだが、札幌公式を見ても、本人ブログを見ても、
片道切符の覚悟がにじみ出ている。8月に札幌に復帰することよりも、
コンケーンからレンタル延長の打診が来ることを祈るべきかもしれない。
永坂・中原の後輩2人の話をよく聞いたうえで、現地に赴くように。
今季ギリギリで2部残留を遂げたコンケーンの快進撃を導いてほしい。
- インカレ
大体大3対1国士舘大 先制を許した大体大が逆転勝ち。
関西王者は強かった。小兵MF山本のハットはお見事。
OBの小林伸二氏、徳島は昇格するわ、母校はインカレ優勝だわで良い一年に。
- さらば藤岡
鶴岡のFA移籍に伴うソフトバンク→ハムの人的補償が藤岡好明投手に決定
・・・まあ、昨季オフの「馬原ショック」を経験したせいか、ハムの人選に納得している
自分がいる。今季は内臓疾患で不本意なシーズンだったが、新天地での復活を祈る。
あらゆる局面の中継ぎに対応できるし、ロングリリーフもこなせるので重宝するはずだ。
だが、使い勝手が良いからといって、先発陣が駒不足の時に先発起用してはダメ。
おそらくロクな結果にならない。これをワタシは個人的に「コウメイの罠」と呼んでいる。