ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

日曜日の焦点/J1参入PO編

2022年10月26日 | サッカー
Jリーグがいわきなどにスタジアム例外規定付きのJ2ライセンス交付
2位以内終了の可能性があるJ3上位6クラブがJ1・J2ライセンスを得て、
J2ボトムのいわて・琉球のJ3降格が決まった

さて本題。きのうはJ3とJFLを語ったので、
きょうは30日のJ2の大一番であるJ1参入POの2戦の展望を語る。
期せずして、2戦ともの激突となった。
  • 4位熊本対5位大分(えがおスタ・13時05分開始)
5位大分の下克上と予想 理由は「J1への思い入れと経験値」
今季の対戦は2戦1勝1敗。ともに2対1のスコアでアウエー側が制した。
力量は五分だろう。よって、POへの意識が勝敗を分けると考える。

熊本の4位は大躍進と言える戦績だが、今季開幕時に上位争いに絡むことを
はたしてどれほどの選手・スタッフが本気で意識していただろうか。
まずは苦しい3季を過ごした「J3に戻らないこと」が出発点だったのでは。
対して大分はその3季をJ1で奮戦し、降格前には天皇杯決勝も経験した。
望外のPO進出をつかんだ熊本に対し、「戻るべき舞台」「戻りたい舞台」
大分の選手・スタッフはJ1を強く意識していたはずだ。この差が大一番で出そうな。

大一番と言ったが、「勝てなかったら終わり」の試合の場数も大分が多い。
6位からの下克上でJ1昇格を遂げた12年のPO
逆に町田に下克上を許して涙を飲んだ15年のJ2・J3入れ替え戦
当時を知る選手は少ないが、この手の試合はクラブの血肉になるもの。
「引き分けOK」「勝つのみ」という置かれた立場の違いもある。
大分が一発勝負の怖さを熊本にお見舞いするとみる。
  • 3位岡山対6位山形(Cスタ・14時開始)
こちらも6位山形の下克上と予想 理由は「伏線と勢い」
今季の対戦は岡山の3戦3勝。例の「80分間やり直し」も含めて、あえて3勝と表記する
スコアも1対0・2対0・2対0と岡山が完勝した。
だが、4回目の対戦となると、この3戦が「壮大な前フリ」に思えてくる。
リーグ戦でカモにした相手に一発勝負で苦杯
上はルヴァン杯・天皇杯から下は地域CLまで、よくある事象でもある。
22日の国立? 記憶にございません

また、このPOに進む4クラブをみると、今季最終戦を落とした
岡山・熊本・大分に対し、山形は唯一「勝って進出」を遂げて勢いづいた。
さらに、岡山は最終戦・東京V戦で、バックパスをさらわれる格好
致命的な2点目を献上。GKへのバックパス絡みで山形を下した岡山が、
不穏な2連敗で今季を終えてしまった感がある。

なお、POの経験は山形2回・岡山1回。
山形は14年に「山の神」山岸範宏の活躍で磐田・千葉を下して昇格。
19年には大宮を下したが、徳島にウノゼロで屈した。
岡山は16年に3位松本を後半ATの赤嶺真吾のゴールで下したが、
C大阪にウノゼロで屈した。
この年にJ2を制した札幌サポは、松本J2残留に背筋が凍った人が多いのでは
何しろ松本とは勝ち点1差の薄氷Vだったので

回数は山形が多い。だが、札幌OBでもある岡山の木山隆之監督は
12年千葉15年愛媛19年山形でPOを経験したツワモノ。
一発勝負の経験値は互角とみる。激闘になることは間違いあるまい。
双方とも「バックパスに気を付けろ」と肝に銘じるべし。

3年ぶりのPO。こちらの非公式PVも満を持して復活した。
「PRIDE」OP曲のビートに血をたぎらせながら、決戦を心待ちにする。

  • 日本シリーズ
第3戦@京セラは、オリックス1対7ヤクルト オリックスいまだ勝てず
0対0で迎えた5回に、第1戦・第2戦と音無しだった山田に3ラン被弾。
7回には押し出し四球、9回には適時二塁打と、村上絡みでも3失点。