ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

天皇杯・甲府戦の展望

2022年06月22日 | コンサドーレ
今夜の天皇杯3回戦16戦は、14戦が「J1対J2」の顔合わせ。
2回戦でおとなしかったマモノが各地で牙をむきそうで怖い。
札幌は2回戦でマモノの存在を最も実感したJ1クラブなので
お目こぼしを願いたい。というワケで、今夜の甲府戦を語る。

甲府戦は18年5月のルヴァン杯以来4年ぶり。
小瀬となると、0対3で敗れた同年4月の対戦以来になる。
なお、あえて負の記憶を呼び覚ますが、5月の厚別でも
札幌がレンタルした金園にドッピエッタを許して0対3で敗戦。
前年にJ1残留を争った相手にリベンジされた。

お互いに当時を知る選手・スタッフが少なくなったが、
「吉田対ミシャ」の顔合わせが変わらないとは奇縁だ
<吉田達磨は18年4月末で甲府を解任され、今季4年ぶりに返り咲き
その吉田甲府はJ2で22戦7勝9分け6敗・勝ち点30の10位。
勝ち点40台のトップ3には水をあけられたが、
PO圏の6位町田とは勝ち点3差につけて、後半戦の巻き返しを狙っている。

しかし、7戦未勝利(6分け1敗)で前半戦を折り返したうえ、
新井涼平主将が女性絡みの不祥事で活動停止処分を受けるなど
最近のクラブを取り巻く雰囲気は重苦しいものだった。
新井は甲府に残れるのかな・・・女性絡みの不祥事後にクラブに残した道渕が
後に仙台でもやらかしたからなあ。奇しくも2人とも「リョウヘイ」とはね

前節で中2日の山形を敵地でウノゼロで下し、8戦ぶりの白星を挙げた現在は、
後半戦の巻き返しにつなげる「J1クラブの首」がほしいところだろう。
一方で、中3日の26日にはアウエー山口戦が控える。
梅雨時の長距離アウエー連戦の合間のカップ戦とあって、
チームマネジメントはかなり悩ましいと察する。

ただ、先の山形戦で決勝点を挙げたチーム得点王(6得点)の
MF長谷川元希は起用されるとみる。
本人が出場に意欲的なコメントを出したうえ、
経歴が「98年12月生まれ・大宮ユース→法政大」
つまり小柏や小次郎とは同学年の顔なじみだからだ。
かつてのチームメートがいるクラブを相手に、
モチベはかなり高いのではないか。要注意と考える。

札幌は深井の起用に期待する。上記したように小瀬では4年ぶりの対戦だが、
その前年の17年J1第5節@小瀬と言えば、ピンとくるサポもいるだろう。

新チャントお披露目の直後に前半14分で負傷交代
左前十字じん帯断裂&半月板損傷の重傷でシーズンを棒に

深井が小瀬のピッチに立った場合、この17年の試合以来になる。
途中出場後に4失点を喫した川崎戦の悔しさを晴らすと同時に、
5年前に忘れてきた白星を取り返してもらいたい。

札幌と甲府は、特に2010年代以降はカテゴリー違いも
重なって、対戦はそれほど多くはない。
小瀬で甲府に勝った試合となると、実に05年J2がラストになる。
ただ、天皇杯の対戦では、4強入りを果たした
06年準々決勝の2対0@ユアスタの良い記憶もある。
ルヴァン杯は敗退し、リーグ戦も目下は苦戦中。
札幌に残された「タイトルへの唯一の道」と考えて、勝ち上がりを目指してほしい。

  • ホークス
オリックスに3対4の惜敗。4連勝ならず。
1対1で迎えた7回に、紅林の2号ソロなどで3失点。
終盤の反撃も1点届かなかった。