ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

ブラッド・スポーツを語る

2021年11月09日 | ギャンブル
以前にルパン三世の新シリーズをネタに、カンナバーロの獲得に
どこか動いて、と記したが、長谷川監督が辞任したFC東京は
真剣に検討してはどうか。せっかくクラブにインテルOBがいるんだし。

独り言はここまでにして本題。先の週末の競馬界の出来事を引き続き振り返る。

【米国の芝・ダートGⅠを日本馬が同日V】

ラヴズオンリーユー=父ディープ=父父サンデーサイレンス(SS)
マルシュロレーヌ=父オルフェ=父父ステゴ=父父父SS

競走馬としても種牡馬としても米国に不当に扱われ、
91年から日本で種牡馬生活が始まったSS。
ディープ産駒のスノーフォールが今年の欧州GⅠを3勝したことも含め、
30年越しの壮大な「血の復讐」をかなえたのでは。

ラヴズオンリーユーは5歳牝馬世代の最強ぶりを改めて知らしめた。
牝馬三冠を分け合ったグランアレグリアクロノジェネシス
この3頭で国内外のGⅠをいくつ勝ったことか・・・
そして、そのラヴズを札幌記念で完封したソダシの地力も改めて示した。
世界中にファンがいるアイドル白馬の復活が待たれる。
14日のエリザベス女王杯は、そのソダシを下したアカイトリノムスメを買わざるを得ないか

マルシュロレーヌはSSの血に加えて、
難病が原因で英国から二束三文で売られたダンシングブレーヴ
春天3代制覇を遂げた日本の至宝であるメジロマックイーン
この2頭の血も流れている点で、かなり胸熱の1頭と言える。



(画像と文章は特に関係ありません・ウソ)

国内の地方重賞をすでに4勝しており、
今回の戴冠を加えて「嫁入り道具」には十分だが、
現役続行にせよ、繁殖入りにせよ、無事に天寿を全うすることを祈る。

天寿を全うと言えば、快挙の2頭を管理する矢作芳人師が
「もう死んでもいい」と口走ったとか。
ホースマンとして偽らざる歓喜の言葉だろうが、
渡米中の6日にGⅡ京王杯2歳Sを
管理馬のキングエルメス(スペシャルウィークの孫)が勝ったばかり。
まだまだ死なれては困るwww
まずはコントレイルにJCで有終の美を飾らせてあげて下さい。

【母父キングヘイローの馬が大ブレーク】

上記のダンシングブレーヴは、マルシュロレーヌの
母母キョウエイマーチ(97年桜花賞馬)以外にも多くのGⅠ馬を送り出した。
その1頭のキングヘイローが母父として今年の競馬界を席巻している



(画像と文章は特に関係ありません・大ウソ)

重賞勝ち馬は以下の通り。
  • ディープボンド(父ディープ/阪神大賞典・仏フォワ賞)
  • ピクシーナイト(父モーリス/スプリンターズS・シンザン記念)
  • アサマノイタズラ(父ヴィクトワールピサ/セントライト記念)
  • ヴァイスメテオール(父キンカメ/ラジオNIKKEI賞)
  • メイショウムラクモ(父ネオユニヴァース/レパードS)
さらに、6日のGⅢファンタジーS@阪神を
ウォーターナビレラ(父シルバーステート)が勝った。
距離は1200Mから3000Mまで。馬場は芝もダートも。
種牡馬を問わない活躍ぶり。ウマ娘流に評するならば「変態」と言える。

この大ブレークを解説した血統論をいくつか読んだが、
「なるほどなあ・・・」と感心することばかり。
母父キングヘイローの馬は4代前にヘイローやリファールといった
名種牡馬がいる。ディープ系(キズナほか)やモーリスなどの種牡馬にも
4代前または5代前にこれらの名種牡馬が登場する。
これらのクロスが走る馬を輩出する背景になっているそうだ。

となると、母父キングヘイローの繁殖牝馬に試してほしい種牡馬がいる。

キタサンブラック

キタサンブラックは父がディープ全兄のブラックタイドなので、
血統構成がディープ系と同じ。さらに、サクラバクシンオーの孫でもあるので、
スピード面の上積みも期待できるように思える。

・・・と大げさに記したが、実はこの配合の馬はデビュー済み。
8月の新馬戦@新潟を勝ったイクイノックス<上記したヴァイスメテオールの半弟
20日のGⅡ東スポ杯2歳S(府中1800)に出走するので、結果を注視する。
今年7頭目の重賞勝ち馬誕生&兄弟重賞V達成となれば、
父ステゴ・母父マックの「ステマ配合」や父ディープ・母父ストームキャットの配合に
匹敵する黄金配合の誕生に近づくかもしれない。