本題の前に、きのう言及しなかった3日のJBC3レースの結果について。
クラシックは船橋のミューチャリーが地方馬初制覇の快挙。
スプリントはドバイ帰りの中央のレッドルゼルが、
レディスクラシックは中央のテオレーマがともに一番人気に応えた。
チャンピオンズCも東京大賞典も混戦の予感。
本題も混戦について。J1とJ3に遅れて、残り5節となった
J2とJFLの「ファイナル5」を語る<長文ご容赦
- J2
まず首位磐田と2位京都の「昇格W王手」について<カッコ内は勝ち点
トップ4の磐田(80)京都(78)長崎(68)甲府(67)が絡むが、
磐田対京都の頂上対決が次節に控える点がミソだ。
【磐田昇格のケース】
- 磐田勝ち(83)&長崎が勝てず(69以下)
- 磐田引き分け(81)&長崎負け(68)&甲府勝てず(68以下)
【京都昇格のケース】
- 京都勝ち(81)&長崎負け(68)&甲府勝てず(68以下)
なお、磐田と京都が引き分けて勝ち点1を分け合い、
ともに昇格を決める「談合試合」は成立しない ガチの対決が楽しめそうだ。
次に昇格争いよりも熾烈な残留争いについて。
勝ち点30台の9クラブがなお勝ち点7差にひしめく。
今後の試合は以下の通り<カッコ内は勝ち点・得失点差。太字は直接対決
- 14位栃木(38・-12)A秋田・A長崎・H金沢・A北九州・H琉球
- 15位山口(38・-13)A大宮・H北九州・A松本・H甲府・A愛媛
- 16位大宮(37・-4)H山口・A山形・H水戸・A町田・H群馬
- 17位金沢(37・-16)A琉球・H東京V・A栃木・H山形・A京都
- 18位群馬(37・-19)H相模原・A町田・H新潟・H磐田・A大宮
- 19位相模原(33・-18)A群馬・H岡山・A愛媛・H松本・A東京V
- 20位愛媛(33・-25)H町田・A新潟・H相模原・A水戸・H山口
- 21位北九州(32・-24)H甲府・A山口・A千葉・H栃木・A山形
- 22位松本(31・-33)H新潟・A甲府・H山口・A相模原・H長崎
残り5節で10戦の直接対決が毎節控える。一見すると大混戦だ。
だが、降格圏のボトム4と残留圏の5クラブは、最低でも勝ち点4差が開いている。
よって、後者はこの差を何とか「残留の定理」(残り試合数<勝ち点差)に
当てはめたい。大ざっぱに言えば、1勝を積み上げて勝ち点40台にしたい
それがかなえば、ボトム4の相模原・愛媛・松本の潰し合いも重なり、
残留できるのではないか。
その視点では、7日の次節は群馬対相模原の「残留ライン対決」が注目される。
結果次第でそのラインが動くうえ、試合開始が19時と最も遅いので。
- JFL
首位ホンダと2位いわきが勝ち点58で並ぶ。
次々節の第31節はホンダがお休みなので、優勝争いはいわきがやや優位か。
そのいわきは先述の通り、J3参入(=今季4位以内)が確定した。
よって、残り5節の焦点は「残り1枠」のJ3参入枠の行方になる。
「ライセンス持ち」のクラブを見ると、10位以下の奈良や三重はもはや厳しい。
3位以下の順位一ケタ勢を考察する
<カッコ内は勝ち点・得失点差。太字は直接対決。☆はライセンス持ち。★は残り4戦
- 3位大分(47・15)A仙台・A松江・Hホンダ・Aロック・H三重
- 4位枚方★(45・5)Hホンダ・Aいわき・H鈴鹿・H仙台
- 5位仙台(42・15)H大分・Aびわこ・H岡崎・A枚方・H奈良
- 6位鈴鹿☆(41・2)A武蔵野・H三重・A枚方・Hいわき・A高知
- 7位大阪☆(41・1)A青森・Hロック・A三重・H岡崎・Aいわき
- 8位松江(41・0)A奈良・H大分・A高知・A刈谷・Hロック
- 9位青森☆(38・-5)H大阪・H刈谷・Aロック・Aびわこ・A岡崎
最も苦しい9位青森は次節の大阪戦が正念場になる
青森という土地柄ゆえ、今月下旬からはアウエー3連戦と日程面も厳しい。
大阪戦を落とせば事実上、4位以内の可能性は消えるとみる。
6位鈴鹿と7位大阪はとにかく「一戦必勝」になる。
特に鈴鹿は、4位枚方との直接対決の前にいかに勝ち点差を詰めるか。
ただ、枚方は優勝を争うホンダ&いわきとの連戦が控える。
ここで星を落とし、5位仙台が4位に浮上することもあり得る。
しかし、枚方が最終戦でその仙台と潰し合う以上、
鈴鹿と大阪はやはり勝ち続けるのみ。すでに両クラブの直接対決は済んだが、
三重やいわきといった共通する対戦相手との勝敗が明暗を分けるかもしれない。
なお、ブービーと最下位の「地域リーグ降格」については、
J3参入が2クラブに増えた場合、レギュレーションが変わる。
しかも、地域CLにJFL入会を希望しないチーム(三菱水島FC)が
参加しているので、地域CLの終了後にでも改めて語る。
- ノーマルtoto
買い目はざっと以下の通り。
2・2・1・1・1・02・1・0・1・1・10・102・0
ダブル2口・トリプル1口の総額1200円
対戦表と照合したら分かるが、
- 連覇達成の川崎は鳥栖戦でロースコアが多いので引き分け予想
- J1は3位争いも残留争いも面白くなれ<ただし、ボトム2は沈没
- 清水対札幌はむろん問答無用
- FC東京・広島・C大阪の試合結果は札幌に都合よく
- J2の残留争いも面白くなれ。頂上対決は予想放棄
かなりのギャンブルに走った。一等賞金は最低でも億超えになる。