ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

苦言も評価も

2021年11月04日 | コンサドーレ
ネコタク→菅→青木と左右に揺さぶった先制点は見事だったが、
残留争いの渦中にいる相手に勝つには、二の矢、三の矢がほしかった。

夕空が 見えぬドームに サンライズ 太陽出でて 点を取るとは

平岡「大陽」に同点弾となるリーグ戦初得点を献上。
まあ、タナシュンの後輩(履正社高卒)へのご祝儀と考える。
そう言えば、アシストの茨田も「太陽王」クラブの出身だったなあ。
ルーキーイヤーの2010年J2の雨の日立台。後半ATに
とどめの5点目を決められた記憶がなお強い。もう30歳になったのか。

今回の湘南戦。かつて「頭の体操」で語った思惑通りに、
徳島と大分が相次いで敗れ、試合結果を待たずに札幌の残留が決まった
時刻で言えば、ハーフタイムの17時前後。ただ、その結果は
これも以前に語ったが、札幌の選手には伝えられなかったと推察する。

だが、湘南の選手には伝えられたかもしれない
降格圏のボトム4がいずれも勝てず、勝ち点1差の15位清水も惨敗。
1点ビハインドをはね返す「やる気スイッチ」を押すには格好の情報だ。
もしかしたら、札幌の選手に対して「あまりムキになるなよ」ぐらいの
ささやき戦術がピッチ上であったのでは・・・
後半の湘南の猛攻と札幌の失速には、そんなことを漠然と思った。

一方で、札幌の5季連続のJ1残留は十分に評価できる。
ちょっと過去4季の残留決定と比べてみた。
  • 17年:11月18日・A清水戦(2対0・勝ち点37)残り2節
  • 18年:10月28日・A名古屋戦(2対1・勝ち点48)残り4節
  • 19年:11月2日・H名古屋戦(3対0・勝ち点43)残り4節
  • 20年:コロナ禍で降格なしの特例措置
ミシャ就任後はすべて残り4節で残留決定
これを「安定」とみるか「停滞」とみるかは、
サポの(主に年齢によって)評価が分かれるところだろう。
だが、シーズン途中に得点王が移籍しようが、怪我人が多発しようが、
同じ時期に残留を決める「しぶとさ」をまずは素直に喜ばしく思う。
ただし、今季ホーム最終戦となる27日の柏戦は白星マストと知るべし。

  • J1
川崎1対1浦和 終了間際に追いつかれたが、川崎が連覇達成
神戸4対2仙台 ブービーとの撃ち合いを制し、神戸が3位固め
FC東京4対0清水 前半の飲水タイムまで3失点。清水が16位転落
  • J2
新潟0対1磐田 首位磐田が昇格に王手。新潟は昇格が潰える
京都1対0大宮 後半ATに決勝点。2位京都も昇格に王手
町田3対2松本 J1と同じく、J2もボトム4がすべて勝てず
  • JFL
いわき3対1武蔵野 松江3対0枚方 鈴鹿3対0青森 高知0対1大阪
いわきが武蔵野を下し、J3参入(=今季4位以内)が確定
一方で、5位仙台がお休みの節に、松江に敗れた枚方が4位転落。
6位鈴鹿・7位大阪の「ライセンス持ち」が枚方と勝ち点4差に迫ってきた
<枚方は鈴鹿・大阪よりも試合消化数が1戦多く、最終節はお休み

なお、J2とJFLの「ファイナル5」はあすにでも語る構え。
ただし、ノーマルtotoが3回連続の一等ゼロとなって、
繰り越し金が1億5790万円超とかなりの金額に達した。
こちらも予想する予定なので、更新が遅れるかも。