ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

【映画】麻雀放浪記2020(ネタバレあり)

2019年04月23日 | 日記・その他
ここまで馬鹿だとむしろ見たい

かつてそのように語った下の映画を19日に見てきたので感想を語る。


まずピエール瀧の事件で問題提起の色が付いてしまったのは
この映画には不幸だったと思う。

ただただ笑われるか怒られるか そんな馬鹿映画であってほしかった

まあ、ノーカット上映は英断だったと考える。カットしたところで、
小松政夫演じる出目徳がヒロポン打っているから、ほぼ無意味。
ワタシはコカイン常用者が演じるコカイン常用者が主人公の映画
(ロバート・ダウニーJrのシャーロック・ホームズ・シリーズ)を見てきた
人間なので、まるで気にならなかった。

馬鹿映画と記したが、むしろもっと振り切ってもよかったと思う。
終戦直後の坊や哲が九蓮宝燈をアガったショックで、
東京五輪が中止になった2020年にタイムスリップ。
元の時代に戻るべく、再び九蓮をアガるために対AIの麻雀五輪に挑む。
十分に馬鹿な展開だが、哲のみが元の時代に戻るのではなく、
現代のふぬけた東京をまるごとタイムスリップさせてもよかったような。

それにしても、坊や哲の斎藤工のNGなしの熱演は見ごたえがあった。
だが、周りの竹中直人や小松政夫、岡崎体育らの怪演のせいで
やや印象が薄れたきらいがある。そして、「天」の原田克美役といい、
最近は牌を握っている姿しか見ていない的場浩司が心配だ・・・

一方で、この映画から受けた「実害」にもふれておく。
哲が「ふんどし雀士」として、懐かしのローバー美々のように
股間からふんどしを垂らして闘牌するシーンがあるのだが、
ふんどしにいちいち「一盃口」「七対子」という役が記してあった。
麻雀が分かる人には分かると思うが、これらの役に共通するのは
「ニコイチ」であること。つまりはそーいう暗喩だろう。
おかげで「麻雀格闘倶楽部」の日々のプレーで、これらの役を
アガる時は「キ☆タマ」ばかり思い浮かぶようになってしまった。
どーしてくれるwww

なお「麻雀格闘倶楽部」については、劇中で哲がランク上げに没頭する
シーンもあり、哲を模したプチプロ(マスコットのようなもの)が気になった。
ぜひ配信してほしい、とコナミにお願いしておく。

  • ホークス
タカガールデー@東京ドームの一戦は、3対1でオリックスに逆転勝ち。
「プロ初」の流れは止まらず、二番手のルーキー泉がプロ初勝利。
若手が活躍する一方で、決勝ソロの内川がお立ち台で歓喜のむせび泣き。