とっとと記憶からデリートする前に、17日の鹿島戦を振り返る。
5年ぶりのカシマスタジアム。対戦相手として、札幌とセビージャが並んでいることに妙な感慨。
袂を分かち早くも8年目。それでも、この選手の紹介には札幌ゴール裏からも拍手が起きた。
・・・まあ、そんな拍手に、とんでもない返礼をお見舞いされることになるが。
試合開始直前に、鹿島ゴール裏に掲げられた
「JUST BRING IT!」(かかってこい!)の巨大ダンマク。
いまや人気男優となった「ロック様」ドウェイン・ジョンソンの決め台詞である。
ちなみに、鹿島のホームゲームでは、対戦相手のスタメン紹介時に
カート・アングルの入場曲「メダル」を流す。
この曲が流れた時は「YOU SUCK!」(へなちょこ!)の合唱がお約束。ちくしょう。
鹿島のクラブ中枢にはWWEオタが潜んでいるに違いない
そんなWWEナイズされた一戦は、夫婦そろって「WHAT?」(はあ?)と叫ぶ序盤に。
前半2分に山本が、15分にペドジュニが、ともに中村のクロスを難なくゴール。
そのお膳立てはいずれも札幌の左サイドを切り裂いた大伍のパス
この時、ワタシには大伍の心の声を突きつけられたような気がした。
「言っておくが、オレはこれが試合だと思っちゃいない」
J1残留を唱えるのならば、この程度の攻めは封じてみろ・・・という苦言が聞こえたような。
しかし、札幌はこの劣勢を押し戻せず、30分には右サイドでの軽率なボールロストから
カウンターを食らい、またもペドジュニに残念な失点を食らった。
前半で0対3。事実上の勝負あり。正直、5年前の「0対7の悪夢再び」を覚悟した。
だが、鹿島は後半、明らかにギアを落とした。
むやみに攻めるよりも消耗を避けて、ホーム無失点を目指す構えに転じた様子がうかがえた。
・・・と言えば聞こえは良いが、まあ、要するに
そんな鹿島に対して、今季リーグ戦全戦でフル出場していた都倉を初めて下げるなど
札幌も攻める姿勢を見せたが、その技も武もまるで通じず その様子は以下のように映った。
必死のぐるぐるパンチも効かぬままに試合終了。ホームでリベンジを遂げることを願うが、
その時期には鹿島にレオ・シルバが戻ってくることを考えると、絶望は深い。
さらに、次節の柏戦に向けて、下を向いている時間はないと承知はしているが、
福森が4枚目ツモで出場停止とはダメージが大きい。
率直に言って、25日は鹿島の連勝と広島の引き分けを祈る気持ちが強い。
自身の経験を省みると、他力本願はよろしくない傾向だが・・・
- WWE「マネー・イン・ザ・バンク」
王座挑戦権入りのブリーフケースを手にしたのはバロン・コービン。
まあ、前哨戦でナカムラがブリーフケースをGETしたシーンを見て、
本戦での挑戦権獲得はないな、と予想はしていたが・・・
挑戦権なしでも、スマックダウンでの存在感は増すばかり。次の展開が楽しみだ。
最後はコービンがAJとナカムラをまとめて場外葬にしたので、AJとの抗争が始まるのかな?