きのうも語ったように、この試合はホークスにとって、今季の「幕張ラスト」だった。
そして同時に、今季の「週末の関東ビジター戦のラスト」でもあった
<残る関東ビジター戦は、ミッドウィークの来月4~6日の西武3連戦のみ
つまり、この試合に集まった関東のタカキチには、
リーグ戦終了まで1カ月以上を残しながら、今季最後の生観戦という人もいたと思う。
少なくとも、我が家はそんな立場だった<ポスト・シーズンの試合は例外とする
だから、是が非でも勝ってほしかった気持ちはもちろん抱いていた。
一方で、上の写真のスタメンが示すように
「先発・吉川」では過度の期待はできないことも、アタマでは理解していた。
勝負の流れが二転三転した末に、延長10回引き分けという結果は、
こんな「冷静と情熱のあいだ」で揺らぐタカキチの思いを奇しくも反映したのかもしれない。
では、この試合で印象に残った場面を並べる<文末の矢印はワタシのテンションを示す
- 2回&3回の1死二、三塁の好機をつぶし続けたホークスの拙攻↓
- 誕生日を自ら祝い、3回の2点先取を導いた今江のチーム初安打↓
- その3回を2失点にとどめたギータのスーパー好捕↑↑
- 6月から未勝利のロッテ藤岡、4回を終えて80球超の投球数↑
- その4回から実現した「藤岡対決」(上の写真)↑
- ロッテ藤岡が勝利投手を意識する5回が好機。そんな考えが的中して同点↑↑
- そして、ホークス藤岡は3イニングで一人の出塁も許さぬ良い仕事↑
- 良い仕事と言えば、ホークスの3点目をもぎ取った代打・内川の犠飛はさすが↑↑
- その1点リードを守れなかった7回の森福の痛恨の失投。はっちゃくさん怖いよ↓↓
- 8回に3本目の安打。小久保が幕張ラストを飾る猛打賞↑↑
- 驚きの8回ファルケン投入。まだ本調子ではなかった様子だが無失点でひと安心↑
- 9回「ゼロの男」岡島登板に対して、里崎が姑息な時間稼ぎ。でも数秒足りず↑
- 10回の薮田登板に、ビジター応援席も何かを期待して万雷の「薮田コール」↑
- しかし、一死三塁の絶好の勝ち越し機を生かせず、ホークスの勝利が消滅↓↓
- ラストイニング。1死一塁で南竜が送りバント失敗。おかげで引き分けに成功↑
この南竜のバント失敗について、補足説明をすると、もしコレが成功していた場合、
ホークス外野陣はバックホームを考えて、前進守備を敷いたと思われる。
となれば、次打者の井口の打球は右飛ではなく、
外野手の頭上を越えて、サヨナラ安打になっていた公算が大きい。
このラストイニングの流れが象徴するように、
この試合は、双方が勝負の決め手をあと一歩のところで逃し続ける展開に終始した。
それはパリーグの現在の混戦が当分は続くことを予感させる試合でもあった。
- おまけ
誕生日にマルチ安打の活躍を見せた今江。
試合前には1千試合出場&1千本安打達成を祝うセレモニーが開かれた。
五利今栄の変名で「グラゼニ」出演も果たし、今季は節目のシーズンになったと思う。
現在の成績はいささか不本意だろうが、残り試合で挽回のチャンスはあると考える。
ホークスに迷惑をかけない程度に暴れてほしい。