

透明「さて、ここまでは現在までの話として

ここからが未来の話なのでしっかりと
聞いてくださいね

春井「は、はい

透明「今回の話で、少しだけ春井さんの
お気持ちもはれるかもしれないですが、
正直、同じ大学に通っている以上は
嫌でも二人を目にすることもありますから
少し辛いのは変わらないかもしれません

そこに関しては、春井さん自身が
乗り越えなければならなくなってしまうので
お力になれず心苦しいのですが・・・

春井「大丈夫です

性格が悪いかもしれませんが、
先生に今聞いたことが起こるのを
楽しみに傍観するつもりでいますから

透明「あははははっ

元気が出たのは良かったけど、
ほどほどにね

春井「はい

透明「さて、ここで一つだけ問題があるのだけど・・・。」
春井「

透明「当然、春井さんの大切な指輪は返して
もらおうと思うのですが、今すぐに
言っても多分、返してはもらえない
と思います

春井「えっ


透明「今の状況は、意味もなく彼女の方が
立場が上という認識に彼女自身が
囚われている状態でこういう状況だと
彼女のような人は横柄になる傾向があるんです

ですから今春井さんがそのことを責めて
指輪を返してくれと言っても、彼氏を取られた
ことに対しての当てつけとしか取らないため
聞く耳を持たないと思います

春井「そ、それっておかしいです


透明「もちろん、おかしい話ですし、
悪いのは彼女ですが、状況によって
話の解釈を捻じ曲げるというのは
よくあるものですから、少し状況の
変化がでるまでは待とうと思います

春井「どういうことですか

透明「これはまぁ少し時間的に誤差はある
かもしれませんが、大体その二人が
今の現状を続けられるのが2ヶ月程度
だと思っておいてください

その後は先程お話したような状況に
なってゆくのですが、この時彼女には
味方がいません

そうなってくると、必ず春井さんに
近づいてくると思います

同じ境遇を抱えた者同士という
意味合いでもね

春井「

なんですかそれ

凄くムカつく


透明「ま、まあ

春井「私のこと、バカにしているとしか思えません

透明「まぁ形的にはバカにしてみえますよね

というより、春井さんを下に見ている証拠
でもあるのだと思います

春井「

透明「春井さんも理解していると思いますが、
元々彼女は自分を中心に物事を考えているので
そういった上から目線な思考が抜けない
のだと思います

春井「上からって・・・

もっとムカつく


う~ん、ちょっと煽りすぎたかなぁ


でも春井さんがここに来た時と同じ思考のままだと
冷静に物事の流れが見えなくなり、彼女が
近づいてきた時点で受け入れてしまい、
また同じことを繰り返してしまう可能性が高いので
あえてここは煽って正解だろう・・・。
透明「ということで、指輪を返してもらう
タイミングはその時にしましょう

春井「えっ

透明「相手が近づいてきたタイミングであれば
そのことを切っ掛けに春井さんとの
仲を戻そうとしますので、確実に
返してくると思います

っで、指輪が返ってきたら、
それでさよならです

春井「あっ



・・・・先生・・・実は呪いよりも
先生の方が怖かったりしますか


透明「えっ



(んっ


見方を変えれば仕返しともとれるのか


春井「私、先生に相談して本当に良かった

う~~~~む


何か、複雑なんですけど・・・

続く・・・。







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