

透明「河崎さん、淳也くんに分かるように、
ゆっくり話かけてあげてください
」
ゆっくり話かけてあげてください

河崎「は、はい
・・・ぐすっ・・・淳也・・・。

そこに・・・ぐすっ
・・・いるの・・・
」


淳也「じゅん、ここだよ~
ここだよ~
」


透明「ここにいるよ
とちゃんと返事をしていますよ
」


河崎「淳也・・・お母さん・・・淳也の声が聞こえなくて
ごめんね・・・ぐすっ
・・・淳也はずっと、お母さんの
ごめんね・・・ぐすっ

側に・・・ぐすっ
・・・いて・・・くれた・・の
」


淳也「ここにいるよ~
ずっと、いるよ~
」


透明「淳也くんは、ずっと側にいてくれたいたみたいです
」

河崎「淳也・・・ごめんね・・・お母さん、淳也が・・・
見え・・・なくて・・・ごめんね・・・うううっ・・・
」

河崎さんは、声を震わせながら、淳也くんに想いを伝える

淳也「おかーたん・・・泣かないで~・・・おかーたん
」

透明「河崎さん・・・淳也くんが、泣かないで・・・と・・・。」
まずい
・・・私まで、涙が・・・


とにかく、淳也くんの負担を最優先しなければ・・・。
透明「淳也くん
お母さんに言いたいこと、何かある
」


淳也「うん
おかーたんと一緒に、公園行きたい
おかーたんと一緒に、ご飯たべた~い
うんと、うんと・・・おかーたんに・・・


おかーたんと一緒に、ご飯たべた~い

うんと、うんと・・・おかーたんに・・・
ギュッとして欲しい~
」

グッ
・・・ちゃんと伝えなくちゃ・・・


私は、深呼吸し
河崎さんに淳也くんの想いを伝える・・・。

河崎「淳也~
お母さんも淳也と一緒にいたい・・・。

淳也を抱きしめてあげたいよ~ 
うううっ・・・
」



河崎さんの叫び声がこだまする・・・。
淳也「おかーたん・・・泣かないで~
え~ん
」



し、しまった
これ以上は、まずい


淳也くんの魂が悲鳴を上げている

瑠璃「淳也くん
」

透明「瑠璃
」

淳也「
」

瑠璃「淳也くん・・・おばちゃんのこと、覚えてる
」


淳也「うん
響ちゃんのおかーたん
」


瑠璃「そうだよ~
今度は、おばちゃんと遊ぼうか
」


淳也「うん
」

瑠璃は、私に目配せをし、淳也くんと遊び始める・・・。
正直、助かった



私としたことが、情けない



瑠璃がフォローしてくれたお陰で、何とか立て直せる

私はすかさず、河崎さんに話しかける・・・。
透明「河崎さん
お気持ちはわかりますが、ここは一度
落ち着きましょう
」

落ち着きましょう

河崎「ううっ
・・・ご、ごめんなさい・・・
」


透明「大丈夫
淳也くん、瑠璃と元気に遊んでいますから
」


河崎「すみません・・・
」

透明「河崎さん・・・お伝えしにくいのですが、今の淳也くんの
状況をお話したいので、聞いてください
」
状況をお話したいので、聞いてください

河崎「
・・・淳也は・・・何か危険な状態なのですか
」


私の言葉を聞き、一瞬で冷静になる河崎さん

さすが、お母さん
子供の危険に敏感だ


透明「正直に言うと・・・。」
河崎「先生
淳也を助けてください
」


透明「もちろんです
ただ、これは河崎さんにも手伝って

もらわないといけません
」

河崎「どんなことでもします
私はどうすれば
」


今の淳也くんにとって、最良の選択をしなければ ・・・。
続く ・・・。







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