

透明「康誠、本当にやるのか
」


康誠「もち
日頃の恨み
思い知るが言いぃぃ~
」




私と康誠は、道場の女子更衣室に仕掛けをする・・・。
狙うは、我らが宿敵、魔女の卵である

康誠「きたきた
隠れろ
」


透明「おう
」

廊下を通り、円と瑠璃が更衣室に入る・・・。
透明「・・・・・。」
康誠「・・・・・。」
次の瞬間

円「ぎゃ~~~~っ
」

瑠璃「いや~~~~~っ 
」


顔を見合わせ、笑いを必死でこらえる二人・・・

円「とうめい~~~~い
こうせ~~~~~~いぃぃ
」

こうせ~~~~~~いぃぃ


康誠「あっ
ヤバッ
逃げろ~
」




透明「あっ
待てよ
康誠
」



道場をぐるぐると追いかけ回され、円に投げつけられる
ゴム製のゴキちゃん人形が宙を舞う

こんな、楽しい毎日がいつまでも続けばいいと
いつも想っていた

そんなある日のこと・・・。
私は、康誠と共に先生に言われた買い物を終え、
道場に向かっていた

康誠「
」

透明「
」

突然、立ち止まる康誠・・・。
透明「康誠
どうした
」


康誠「い、いや
何でもない・・・。」

透明「
」

康誠の顔が曇っている・・・。
透明「・・・・どこか痛いのか

さっきから、胸に手を当ててるけど
」

康誠「い、いや
何だか最近、胸がキュッと
痛むことがあってさ
」

痛むことがあってさ

透明「マジか
それって、恋ですか
」



康誠「ば、ばか
違うよ
何言っているんだよ
」



透明「相手は誰だ
もしかして・・・。」

康誠「だから、違うって言ってるだろう

まったく
誰が円なんて
」


透明「ほ~う
俺は、円なんて一言も言ってないけど
」


私はニヤニヤしながら、康誠を茶化していた・・・。
康誠「お、お前な~~~~っ 
」


透明「あはははははっ
」

私は、この時何も知らなかった・・・。
康誠の苦悩・・・そして、観似手という能力の
恐ろしさを・・・。
恐ろしさを・・・。
続く ・・・。







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