

タイ「じょ、嬢ちゃん 

冗談でもそんなこと言うんじゃねぇ~
」


何故か、大あわての泰蔵さん

円「わかってるわよ~
もう


本当に信用無いんだから~
」


まあ、素行を見れば信用できるわけないよな~



透明「まあ、とにかく、本当にそんなもの
何に使うんだよ
」

円「そりゃ~、仕事に決まってるじゃない
」

透明「仕事
」

円「そう
仕事


ぼそっ・・・世界征服というお仕事
」

聞こえてるんだけど・・・

タイ「だ~か~ら~ 

そう言うこと言うんじゃねぇ~ 
」


円「あはははははっ
」

透明「まったく
あんまりご老体をいじめるなよ
」



タイ「ご、ご老体じゃねぇ~ 

」



何でも反応するな~

確かに、泰蔵さんをからかうのは面白い





透明「でも、そんなモノで世界征服
なんて出来るのか
」

タイ「やらなくていい~~~
」

円「多分ね~
」

タイ「じょ
」


円「冗談だって
冗談


それに、私の仕事はこいつの破壊だから
」

透明「破壊
」

タイ「
」

円「ず~っと探してたんだ~

黄泉戒陀(よもつかいだ)の書
」

透明「黄泉戒陀の書
」

タイ「はぁ~
こいつはあの世とこの世を繋ぐ

境界線をねじ曲げる力があるとされている

著者は、実際に存在した陰陽師・田倉蝉衛
こいつは、陰陽師の中でも飛び切り危険な
思想家だったらしくてな

あの世とこの世を繋げて新しい世界を
作ろうとしたらしい・・・。」
透明「なんだそりゃ
」


タイ「まあ、実際には出来なかったのか邪魔を
されたのかはわからんが、成功を見ずして
43の若さでこの世を去ったらしい

ただ、思想家としての書物は残され、
闇に埋もれていったが、色々な奇怪な
現象を探ると、この魔道書の存在は
耳にすることが多かったわけだ
」


円「だから、タイちゃんなら、手に入れられる
と思って、頼んでいたわけよ
」

タイ「まあ、実体に存在しているとは思っても
いなかったけどな
」

円「この魔道書は、ただの魔道書じゃない

こいつが存在するだけで、不幸を呼び
悪鬼、羅刹が呼び出されるほどの危険な
呪がかかっている
」
悪鬼、羅刹が呼び出されるほどの危険な
呪がかかっている

透明「でも、何でそんな危険なモノを円が
」


円「あれ
知らなかった


私は、この世にある危険な魔道書とか
その手の危険物を破壊する仕事も
してるんだよ
」
その手の危険物を破壊する仕事も
してるんだよ

透明「そ、そうなのか

でも、クライアントは
」

円「そんなのいないよ
」


透明「えっ
」


円「まあ、しいて言えば先生かな
」


透明「先生
」

意外過ぎて、言葉に詰まってしまった

円がそんな仕事をしていたなんて

人一倍欲の深い円が、自分の身を削って
慈善事業
慈善事業

それに、わざわざ、泰蔵さんから買ってまで・・・

魔女の意外な仕事 

次回、その真相が明らかに 

続く ・・・。







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