エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)
・162日目の朝・・・

昨夜の出来事が自分の中の何かを
変えてくれていた・・・。
気持ちは何故か穏やかで、心も安定している

ある意味、落ちるところまで落ちて
何かが吹っ切れたような感じだった・・・。
私は、昨夜のことを誰かに話したくて
自然と水場にやってきていた

しばらく鳥のさえずりや水の音に耳を傾け
目をつむって呼吸を整える

いつの間にか、自分が自然の一部のように
何も感じることもなく、ただそこに当たり前の
ように存在している

ただ呼吸だけをしていた気がする・・・。
不思議な感覚だった・・・時間は過ぎているのに
何事もなく何も感じず、あるがままの自然に身を
溶け込ませているような・・・

透明「・・・・
」何か雑音が入ってくる

ふと目を開けても何もいない・・・


気のせいかと思った瞬間

遠くの方から私を呼ぶ声がする。
透明「
・・・陣
」向こうから人が近づいてくる・・・陣だ・・・よね



透明「じ、陣
ど、どうした
」陣「ううっ
・・・や、やむにやれるた~
」透明「や、闇に
」陣「きのう・・・麓まれおれようとしれ・・・。」
透明「・・・・・・はぁ~
・・・逃げたんかい

それ、先生じゃないのか
」陣「
」透明「顔・・・どう考えても手で叩かれた跡だぞ
」陣「ううっ
・・・せんせ~~~い
」透明「やれやれ
・・・ぷっ
でも凄い腫れ方だけどすぐにひく殴られ方だよ

夜には引くだろうから、水で冷やしておいた方がいいかもね

」陣「ううっ・・・。」
陣は腫れた顔を水で冷やしている・・・。
やっぱり逃げるの止めようと、心に誓う透明です


それにしても・・・やっぱり師匠は俺達を見ているんだ

でもどこから

それに、師匠は闇に対してどう対応してるんだ

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・

そ、そうだよ
陣は夜逃げてるときに闇に襲われなかったのか


透明「じ、陣
お前夜逃げたんだよな
」陣「う、うん
」透明「その時に闇は追いかけて来なかったのかよ
」陣「あっ
・・・そういれば・・・。」・・・総入れ歯

透明「くっ
・・・ち、ちょっと
思い出せるか
」く、くくっ
・・・笑いをこらえる私

陣「
・・・そういれば・・・おっれこらかっらな~
」ま、また


透明「く、ぐっ・・・・・
」陣「

・・・ろうしら
顔、まっからろ
」透明「・・・・・ご、ごめん


・・・・・やっ・・・やっぱり・・・
追ってこなかったんだ・・・くくくっ
」陣「


」何はともあれ
闇の正体が段々わかってきた
私は、陣にある仮説を話し陣もその仮説に賛同した

今夜が勝負である・・・。
一方・・・。
昴「・・・やっぱり、そういうこと何だよな~
」円「多分ね
」瑠璃「・・・そうなると、やることはひとつ
」昴「うん
」円「やろう
」瑠璃「うん
頑張ろう~っ
」そして・・・。
怜「・・・・・・くすっ

」美莉「正解みたいね・・・。」
流奈「はぁ~
じゃぁやることは1つね
」怜「うん
・・・めんどいけど・・・。」美莉「怜
たまにはやる気出しなさい
」怜「う~ん
・・・わかった
」流奈「あんた、美莉には素直ね・・・

」怜「ま~ね~
」流奈「・・・とにかく今夜ね
」美莉「うん
」それぞれの価値観、それぞれの想いを胸に
各自戦闘配置に着く・・・。
深い闇はすぐそこまで来ている・・・・。
続く・・・。
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