


神保「・・・何故うちの子が・・・

修禅「そうじゃよな~

透明さん、元々星呼は何でおるのかの~

透明「それは、私にもわからないのですが

元々星呼とは

この世の役守3つの内のどれかが減少し、
自然界とのバランスが崩れたとき、
足りない役守をカバーする存在
とも言われています

星呼が現れるのは、本当に希なことで
生まれるには、幾つかの条件が必要らしい
のですが、その条件は今だわかっていません

本当に神の意によるものなのかもしれませんね

修禅「しかし・・・何故星呼が呪濁など・・・。」
透明「本来、人一人につき1つしか保有出来ない
役守を3つも保有しているのですから、
まだ身体が出来上がっていない幼少期には
自分自身のバランスも不安定なのかも
しれないですね・・・。
ある意味、かなり無防備な状態と言えるでしょう

修禅「なるほどの~

受けやすくなるかもしれんの~

透明「神保さん


神保「は、はい


こちらです

私達は、神保さんに連れられ星呼の寝室へ

確かに、恐ろしいまでの障気が出ている・・・。
御山からの情報は正しいようだ

この状況は、彊呪と見て間違いないだろう

私は星呼の部屋に入る

修禅「うっ・・・こ、これは非道い


星呼は全身がタダレてしまっている

顔もよく確認出来ないほどだ

パッと見ても色々な病が同時に併発している
ようにも見える

とにかく、精気がかなり薄い・・・。
それも同時に二人

神保さんのお子さんは双子の大地くんと要ちゃん

どうやら二人とも星呼のようだが・・・。
双子の星呼はまったくと言っていいほど
前例がない


さて、どこから手をつけていいものか・・・。
私は二人の星呼の側に行き、囁きかける

透明「初めまして


私は、透明と言います

これから、一緒に病気と闘う仲間だから
よろしくね

大地「・・・・・

要「・・・・・

二人は、小さく頷く

小さい身体で、必死に彊呪と闘っている姿が痛ましい

だが、二人の目には生きようとする光が
力強く輝いている

二人のためも、早く何とかしてあげたい

私は早速用意を始める

続く・・・。
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