最近地上には面白いことが少ないのね。
ないことはないのだけれど記事にしにくいのですが。
でも書いちゃいます。
「人頭税はなかった」か?
昨年発刊された沖縄国際大学名誉教授来間泰男氏著の「人頭税はなかった」が今、島の一部で物議を醸しています。
宮古・八重山に課したとされている過酷な税制、人頭税(にんとうぜい または じんとうぜい)
一般には、宮古・八重山から琉球王府に収める年貢(粟と反布)を15歳から50歳の男女人口の増減、穀物の豊凶にかかわらず定額と固定し、配布率をもって賦課する税制で「頭懸(ずがかり または ずがけ)」とも「定額人頭配布税」ともよばれています。
教授の主張の最重要点は(あくまで個人見解です)
・人頭税とは「能力の差に関係なく、各個人に一律に同額を課する租税」(大辞林や平凡社世界百科事典などを引用)であるが、実際の賦課は個人にかけられたものではなく、村負担の総額を決めたものであるから人頭税とはいえない。
・さらにこの呼称は、明治に入って役人が言い始めたもので、税制が始まってから200年以上使われた形跡はない。
・人頭税は過酷な税制と言われているが、もともと先島は生産力水準が圧倒的に低い地域であり、生活水準の低さの原因を租税水準の高さに求めるのは間違いである
てなことを彼なりの証明の仕方で綴ったものがこの書籍なのです。
これに対して、「宮古郷土史研究会」ではこれを読み込み、その議論の結果を発表する場を定期的に設けています。
税の制度としての名称の議論なのか、税制そのものの議論なのかどっちの主張もよくわからないのが実情です。
何しろ当時を振り返ることのできる文献が乏しいのです。
ただ驚いたのは、参加者の中に、島にある「人頭税石」(150センチほどの高さの石がおかれており、身長がこの石を超えると課税されるということをある時期まで小学校で教えていたらしい)の誤解を持ち続けている島民がいるということです。
教育というものは恐ろしいものであるのである。
ということで空を見上げるとそんなこととは関係なく空がある。
逃げる龍かΣ記号か
二重てぃんばう(虹)
こぎげんよう