しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

宮古オブジェシーサー編

2009-11-14 11:20:37 | オブジェ動物編
ご承知のとおり、琉球には大和の神社の狛犬と同じ意味を持つシーサー様がいるのである。

いたるところ神だらけの琉球では各家庭に一対以上のシーサーが祀られていて、向けられている方角に意味を持っているのである。

我が家にも3対のシーサーが3方をにらみ、守られていると信じたいのである。

このシーサー、同じものを見つけるのが困難で、一対一対をここで紹介しても何の意味ももたない。

そこで、一般的に口を開いた方が「雄」、口を閉じた方が「雌」といわれているがどこで見分けるんじゃい!きっ

というわけで調査に行ってきたのである。



とある市庁舎の門に鎮座しているシーサー

左が雌、右が雄 ややややや 右の雄の股間に異物が認められたのである。

これは近づいて接写しなければ

      

しかし、その時幼稚園児の交通安全のパレードが通りかかり、シーザーの股間を接写している怪しげな爺逮捕となりかねない状況が見て取れ、早々にその場を辞したわけである。

その場を辞した爺は、このママでは帰れない、何とか汚名を晴らさん

としっかり証拠をつかむべく別の庁舎に向かったのである。

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すると

      

左が雄、なんとぶら下がりものにはご丁寧にしわまで、さらに菊のご紋には紅がさしてあったのである。

右が雌     見てのとおり。

オブジェにしてはリアルな表現に、侮れないぞシーサーと一人つぶやく爺であった。

後姿だけでは失礼ではござらぬかとの指摘もあり、正面の姿もお見せしよう。

    

左が雌  子シーサーを抱いているのである。  

右が雄  お金は大事よとばかりいつの通貨かわからない貨幣らしきものを抱いているのである。





今回は、下ネタに近いものがあり、できるだけ下品にならぬよう気をつけたつもりである。が、不快な思いをされる輩がおられたら容赦願いたい。  


朝焼け夕焼け

2009-11-10 13:26:06 | 日記
このところ穏やかななんともいえない気持ちの良い日が続いています。

朝も早起きになり、プチパリ(宮古口では畑をパリといい、畑に行くことをパリに行くといいます。畑で働くおばあをパリジェンヌとも)でのひと仕事を終え、見上げると朝焼けが。



夕は夕で歩いて5分の漁港から見られる日の入り

       

同じ星にいて同じ太陽を見ているはずなのに、こんな夕焼けを見られることの幸せをかみしめております。
すべての人への感謝の気持ち(気持ちだけ)がこみあげてくる昨今であります。
死期が近いのかしら。




このような境遇に居ながら、醤油だ~?ドレッシングだぁ?稲庭うどんだと?贅沢言ってんじゃねー夕陽を食ってろってか

いやいやカニだけははずせねーカニだけは

宮古オブジェ動物総集編

2009-11-08 12:09:12 | オブジェ動物編
さてさて宮古の巨大オブジェ総集編にございます。
伊良部のサシバ像は割愛させていただきまして、まずはサ二ツ浜公園にあるヌーマ像

宮古馬だという説もあるが、足が長すぎるということで却下されている(誰に?)


           

続いては中心市街地に程近いカママ嶺公園にあるシーサーの滑り台
力入っていますよね
サシバとこの像だけが人と絡んでいて、あとの像はあるだけほったらかしというのも宮古らしい
 
そういえばフン太郎も絡みましたよね

     

来間大橋のたもとの公園(歩いて5分はかかるのはどんないわれ?)にあるタコの像

     

近づいてみると、5本の腕で体を支え、3本は宙をつかんでいる
何をつかもうとしてるねん

     

番外編の極めつけは、「みやこまもるくん」と命名された警察官の像
宮古には十数か所の勤務地を持ち、日夜交通安全と治安維持を見守っている

でもこのまもるくん、台座から降ろされ電柱に緊縛逮捕されてしまった

首にワイヤを回され、いったい何をしたのでしょうか

     

とても悲しい

     


伊良部島北海岸

2009-11-04 14:41:50 | DB
先週のユークイ体験プチ旅行の際に回った伊良部島北海岸の様子を紹介

伊良部島も宮古島と同じように、中国大陸から運ばれた粘土や砂が堆積した島尻層と呼ばれる不透水堆積層の上にサンゴの死骸が堆積した琉球石灰岩がのっかり、隆起してできた島で、隆起後、断層運動により断層崖が形成され東側海岸では40mの高さをもっているのだ。これが70万年前のこと。積もった石灰岩は約200mの厚さで、千年に4mの速度で堆積すると約5万年かけて基礎をつくったというわけですね。

その一端が下の写真。宮古/伊良部は白い砂とリーフばかりではないのですよ。
ちなみに、この海の青さを伊良部島では  イラブルー  と呼んでいる。

                 

さてこの断崖の上に立つビッグバード。以前も巨大なシーサーや馬(ヌーマ)のオブジェを紹介したがこれもビッグな渡り鳥サシバ。

この場所は「フナウサギバナタ」どこで切るのか分からないけど「船を見送る岬」という名で沖縄なんかに行く家族の無事を祈りながら見送った場所であることよ。

このほか宮古には巨大な「タコ」のオブジェもあり、近日まとめて大公開予定。

    


えっ!岩場にフン太郎の残骸が?

と見えたのはフン太郎の先祖の霊だったらしい。まだ鮮やかな赤色を残しつつ荒波にもまれてぼろ雑巾のように岩にへばりつき、生への執着をアピールしていたのだった。

合掌    さすが神の島  いろんなものがおるわいな

ユークイ@伊良部島

2009-11-02 15:18:49 | 宮古史
旭川では積雪!のニュースを見ながらまだまだTシャツオッケーさぁと家を出た、爺でした。

この地域の伝統行事は旧暦で行われるため、毎年違う日に開催、どこかの国のように第2月曜日なんて指定しないからたいへんさぁ。ですっかり旧暦頭になっちまったい。

ちなみに今日は、旧暦9月16日、月齢14.9明日が満月、満潮は午前7時と午後6時半。満月と新月でこんなに夜の明るさが違うなんておどロッキーです。

この月は、旧暦9月13日の月。明るい部分が右回りに回って今は下に来ている。


            

さてユークイ。伊良部島は他の離島から移住してきた人たちの多民族島。650年前から続く伝統の祭祀がユークイ。
これが御嶽(ウタキ)の入口の結界。普段はの人といえども入れない聖地。今日は、子供も深夜まで参加を許されます。

ユークイとは「富を乞う」という意味で、お神酒やごちそうを供え、旧年中の豊作・豊漁に感謝し、この1年の五穀豊穣と大漁を祈願するお祭りです。

     4地区にある御嶽(ウタキ)では、前夜、ツカサンマ(司母)と呼ばれる女たちが古式にのっとった儀式を行います。

ここ長浜では、神に奉納する余興をしながら神からの富が下りてくるのを待ちます。ツカサンマは、手のひらを上に向け、指を閉じたり開いたりして富を迎えます。

                         


     これは違うの様子ですが、このように裾を両手で持ち上げ富がいっぱい入るように願います。


裾に入ったと思われる富を住民におすそ分けします。文字通りおすそわけ、目からうろこです
結局、この日降りてきたのは午前1時30分過ぎ。


男たちはと言えば、前夜1時過ぎまでオトーリを回していたのに翌朝10時には続きがスタート。一生懸命豊作・豊漁を願っています?

            

結局、この日は「伊良部島は移住地であった」「どこから来たかは分かっているがその人たちが前住地でどこから来たかは誰も知らない」ということがわかったのね。疲れた頭にはオトーリさぁというわけでその日の帰りは覚えていない。

力作だ。