しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

ユークイ@伊良部島

2009-11-02 15:18:49 | 宮古史
旭川では積雪!のニュースを見ながらまだまだTシャツオッケーさぁと家を出た、爺でした。

この地域の伝統行事は旧暦で行われるため、毎年違う日に開催、どこかの国のように第2月曜日なんて指定しないからたいへんさぁ。ですっかり旧暦頭になっちまったい。

ちなみに今日は、旧暦9月16日、月齢14.9明日が満月、満潮は午前7時と午後6時半。満月と新月でこんなに夜の明るさが違うなんておどロッキーです。

この月は、旧暦9月13日の月。明るい部分が右回りに回って今は下に来ている。


            

さてユークイ。伊良部島は他の離島から移住してきた人たちの多民族島。650年前から続く伝統の祭祀がユークイ。
これが御嶽(ウタキ)の入口の結界。普段はの人といえども入れない聖地。今日は、子供も深夜まで参加を許されます。

ユークイとは「富を乞う」という意味で、お神酒やごちそうを供え、旧年中の豊作・豊漁に感謝し、この1年の五穀豊穣と大漁を祈願するお祭りです。

     4地区にある御嶽(ウタキ)では、前夜、ツカサンマ(司母)と呼ばれる女たちが古式にのっとった儀式を行います。

ここ長浜では、神に奉納する余興をしながら神からの富が下りてくるのを待ちます。ツカサンマは、手のひらを上に向け、指を閉じたり開いたりして富を迎えます。

                         


     これは違うの様子ですが、このように裾を両手で持ち上げ富がいっぱい入るように願います。


裾に入ったと思われる富を住民におすそ分けします。文字通りおすそわけ、目からうろこです
結局、この日降りてきたのは午前1時30分過ぎ。


男たちはと言えば、前夜1時過ぎまでオトーリを回していたのに翌朝10時には続きがスタート。一生懸命豊作・豊漁を願っています?

            

結局、この日は「伊良部島は移住地であった」「どこから来たかは分かっているがその人たちが前住地でどこから来たかは誰も知らない」ということがわかったのね。疲れた頭にはオトーリさぁというわけでその日の帰りは覚えていない。

力作だ。