宮古島市中心部に位置する「下里大通り」の一角に、10年と1億5千万円をかけて「宮古島市公設市場」が完成しました。
途中、都市計画変更手続きをミスるという突っ込みどころもありましたが、
精肉・鮮魚・土産物・特産物・食堂・レストラン等32店舗が入居し新たな交流拠点として期待されています。
どこが中心かわからない市街地の核になりうるか注目しましょう。
この公設市場の北200m、市役所のすぐ隣に南に向かって建つ「住屋御嶽(スムンジャーウタキ)」があります。
これだけ見ると市役所の近くにこんな空間が?と思われるでしょうが、どこにでもありますこんなとこ。
でこのウタキにまつわるお話は.......(向かって右:島では右左とは言わずに東西南北というので正確には東のウタキ、さらに磁石の示す東西南北とは微妙にずれているから厄介さぁ:の祠は近くの「ニィーマトゥクルザー」から移したといわれている自然石が置かれているのですね。その「ニィーマトゥクルザー」とは島を二分して戦った与那覇勢頭豊見親と目黒盛豊見親の前者の方にまつわる拝所で.....先に進めないので以下略)
母親に早く死なれて怖ーい継母に育てられていた7歳の子が、この子を亡き者としようとした継母の命令で食わず芋の葉を取りに行ったところ深い洞に落ちてしまいました。落ちる途中で蔓に引っかかって7日7晩泣きとおした上、あろうことか継母と同じ思いの父親に蔓を切られ奈落の底へ。全然変わっていないぞ鬼の父母。
地下の国の根入りヤの神は、奈落の底でも正しい心を持ち続ける子供を不憫に思い、現世に帰してあげました。現世に戻った子供は住屋山に入り、「根入りヤ下りあろう踏む真主」と崇めまつったという一節。
父親に、現世との接点である蔓を切られた子供は、男を呪い始め、男が拝礼してはならぬとの言い伝えが生まれたいう事です。
現在は、学問の神として参拝されていますが、祭忌行事のお供え物は男に与えるなとも云われているようです。
ウタキを見たといっても迂闊にお参りしてはいけないというおはなすでごわした。
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