しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

声を合わせて踊ろや踊ろ クイチャー・ブドウィ

2011-11-08 15:01:38 | 旅先

昨日は、近くのカママ嶺公園で「クイチャーフェスティバル2011」なるイベントがありました。

性別・年齢・顔の良し悪しに関係なく誰でも踊れる宮古諸島を代表する民俗芸能「クイチャー・ブドウィ」を披露して参加して皆で楽しむお祭りであります。

「クイ」は「声」、「チャー」は「合わせる」「ブドウィ」は「踊り」。「クイ」は「(神に)乞う」とも云われています。

        

この島々に伝わる歌謡は次のような変遷を遂げたといわれています。

原始・古代における、自然災害や厄病などから身を守り、家族や集落の繁栄を神に祈る呪祷的歌謡

集落を率いる優れた指導者や英雄が現れた次の時代にはその事績を讃える叙事的歌謡

これらの歌謡の中の抒情的な世界を受け継いで発展してきた抒情的歌謡

その歴史の中でクイチャーは叙事的歌謡を中心に、日常の出来事や願い、男女間の情愛を交えて歌いあげたものとなっています。

また、苛酷な人頭税時代には、納税のあとの歓びを表すものであったり、その人頭税が廃止された際には島中から集まった人たちが遠々数キロにわたって歓びを表したと伝えられています。

        

クイチャーに三線や鉦鼓の伴奏がついたのは戦後のことで、それまではアカペラで歌い踊っていたのですね。

踊り方は単純で両手を肩より上へあげ、上下左右に振りながら大地を踏みしめて飛び、跳ねる。だけ。

現在は、これを基本にいろいろな創作舞踏が試みられ、札幌のよさこいソーラン祭りにゲスト参加したグループもあります。

       

これとは別に、普段耳にすることのできない神歌というのもあり、これを記録した「スケッチオブミャーク」という映画が金曜日の夜特別上映されました。

その上映の後、出演者によるライブもありましたが素敵なオバァ達と神に捧げる歌声は感動ものでありました。

          

そんなこんなの週末のひと時でありました。


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2 コメント

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素敵! (HULALI)
2011-11-09 01:52:56
なんだか共感っ(^O^)
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ちび復活 (Makani Aheahe)
2011-11-09 09:41:40
老犬チビが我Pに復活しましたよ。

詳細は本日の更新で!
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