しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

井戸を埋めてはなりませぬ

2014-01-22 18:28:17 | 怪談ばなす

建設バブルの宮古島。

中心部に近い原野で土地区画整理事業が進められています。

前に、天空の教会というタイトルでも記事にしたことがあります。

その教会も今は取り壊され、丘も削られていますがなぜか看板だけは残されています。

       

その場所から南に100m、その昔ここには「きㇲきゃがー」と呼ばれる井戸がありました。

その井戸が地表の植物を抜きはらったために姿を現したのです。

       

赤白ポールの右手にパイプの頭が見えます。

井戸は埋めるとたたりがあるのです。

本島ではここにおわします水神さまに丁重なお祓いをして出て行っていただき、鏡や供物と共に埋めるそうですが、この島ではいつでも出入りできるようパイプを埋め込んで祀ります。

       

随分と大雑把な対応だなぁと見守るうち

       

 周囲に泡盛やら塩のお供え物が置かれはじめ

       

小公園のように整備され、丁寧に保存されるようです。

めでたし、めでたし。

ちなみに神社神道では、井戸を担当する神様は、

御井神(みいのかみ)、生井神(いくいのかみ)、栄井神(さくいのかみ)、
津長井神(つながいのかみ)、罔象女神(みづはのめのかみ)、産土神(うぶすなのかみ)

なんてたくさんいらっしゃるのですよ。

お祓いをすると、井戸の中から龍が天をめざして昇っていったというお話もあります。


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