しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

建設バブルにかげり?

2014-07-14 17:42:49 | しらべもの

宮古島の東側、大昔ここの崖下に湧き出る水を頼りに生活した痕跡が多くの遺跡となって残っている地域ですが、その一つにクマザと呼ばれている地区があります。

最近では、例のTBSプロデュ-ス大作戦で建てた民宿「夢来人」が建てられていたところの近くです。

       

そこにあるクマザ海岸。訪れる人も少なく、何にもなく漂流してきたゴミだけが目立っている自然海岸で、ボーっとするには暑すぎ、東風を遮るものもなく、これらの試練に耐えられなかったら、ただただ海のグラデーションを眺めてさよならというところです。ただし、日の出を見ることができれば独り占めです。もちろん自己責任で海に入るのは自由です。

ここで、2007年6月、突然地域審議会が開かれ3ヘクタールのリゾート開発が発表されました。当時の開業予定は2011年11月でした。

計画では、敷地規模3ヘクタールにコテージ30棟が目標だったはずなのですが.....

     

現地の看板には、2011年3月から6月の工事期間となっています。

     

上の画像は昨年の11月16日撮影。

工事終了予定を2年過ぎてもまだまだ完成には程遠く、いつ開業かと訝しんでいると、こんなHPがアップされていました。

http://tenohira-resorts.com/

今年5月のGWに合わせて開業の予定だったようですが、今、どーなっているかというと。

     


工事は中止され、レストラン棟入り口は閉鎖、資材も放置、コテッジは鉄筋むき出し、廃墟です。

このリゾートの売りは、地元産無農薬野菜や鶏肉、蜂蜜などを食材にした料理の提供を特徴とし、キーワードは「食による健康づくり」と「地産地消」の促進。施設内にはローフード(食材を生に近い形で摂取する食生活、だそう)のレストランが入る予定だったのですが......

噂によると大阪に拠点を置く「総合計画設計」の現地子会社「クマザホテル&リゾーツ」も撤退しもう戻らないだろうとのこと。

工事施行者も当初の業者とは変わっていました。

いよいよ宮古島建設バブルも減速し始めたのかな。

先週には平良地区にホテルが開業。その近くに1棟が計画され、もう1棟が建設中。来年1月には伊良部大橋が供用。

防衛問題を含めてなにかとザワついている島であります。

余談上に蛇足を付けますが、

この地区では例のS紳助プロジェクトの中止と共に、今年1月にはこんな事件もおきています。

「スイス在住の金融会社役員で資産家の夫婦とみられる遺体が埼玉県内で見つかった殺人・死体遺棄事件で、 警視庁は30日、 宮古島に潜伏していたもう一人の男 (43) を死体遺棄容疑で逮捕した。 容疑者の男は29日に薬剤のようなものを飲んで自殺を図り市内の病院で手当てを受けていたが、 命に別条はなかったという。」

潜伏先がクマザにある民家だったとか。

また、上のリゾートプロジェクトに関わっていた知人の倉敷市出身の造園家が2012年11月急逝している。

関係ないか。