しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

ピンザなヤギ

2011-11-30 17:50:38 | 島食

先日話題にした県道平良城辺線。

ここを走行していると突然農道から左折してきた1台の軽トラ。

荷台には2匹のヤギが........

        

ドナドナなヤギなのでしょうか、そわそわと落ち着きません。

この島ではヤギのことをピンザといい、沖縄県一般に山羊汁や刺身で食べる習慣があります。

ま、珍味ですな。山羊汁はヨモギの葉が一杯煮込まれており、独特の臭みを消す努力がなされています。

また、このピンザを使ったレトルトカレーが全国で初めて販売されており、通販で購入できます。

 勝手に宣伝しちゃいました。

さて、

宮古島の古代人は「ピンザアブ人」といわれており、「ピンザ(ヤギ)アブ(洞)」で発見された約2万年前の化石人骨から命名されています。

ピンザアブ命名の由来は、「この洞穴から発見された最初の化石骨がヤギの物だった」説や「ヤギ泥棒が盗んだヤギを隠しておいた」説などはっきりしておりません。

化石人骨は、1960から70年代にかけて調査された際に、シカをはじめとする化石動物骨とともに発見されたものです。

ヒトの「後頭骨片」が最初に発見されて以降、腰骨、手骨、臼歯等複数の部位が確認されています。

沖縄(本島)では、約1万7千年前に存在されていたとされる「港川人」の人骨が八重瀬町で見つかっています。

でも、宮古島のヒトの存在形跡はそのあと3千年前まで見つかっていません。ヤギが入ってきた経緯も判りません。

判らないことばかりです。