宮古島市の中心市街地から南東方向に、東平安名崎(ひがしへんなざき)という日本の都市公園100選に選定された長さ2キロの岬があります。
そこへ行くには、主に、県道平良城辺線を利用するのですが、途中でおやっと思いながら確かめる気力もなく見過ごしてしまう道路案内標識があります。
地元の人は目に留めない、旅行者は気付かない、気付いたとしても確かめることはない、帰りには忘れているということで永い間見過ごされてきたようです。
平成15年9月のマエミー台風14号では、最大瞬間風速74.1mの風でこの路線のたくさんの電柱が倒壊していますので、この標識もその後建てられたものだとしても6~7年間はスル―してきたつわものです。
どーいう標識かというと
市街地からこの岬をめざしてしばらく走るとこんな距離標識が目に入ります。
それから2分ほど進むと、再び東平安名崎までの距離が案内されるのですが......
前と同じ16キロ。縮まっていない。今までどこ走っていたんだ。
そう、本来はこの距離が正解で、前の標識が18キロを表示していなければならないわけね。
道路を管理する沖縄県には今までクレームも指摘もなかったという事ですから、この島では2キロぐらいの誤差は許容範囲というわけです。
もちろん爺は仕事柄、周辺の距離表示も調べて、これのほかにももう1枚の案内板の距離表示を修正するよう提案しておきましたがね。
まあ、何事も目くじら立てずのんびり生きることが素敵です。