虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

ぶれない男

2011-11-17 | 塾長日記
今年のGWに初めて知り合った熱海の熊谷塾長。
生れは岩手の一関。
お世話になっている金田先生、小林先生と同郷。
これも何かの縁。

10月に熊谷塾長の塾を見させていただいた。
斬新な教室空間、教師から溢れる波動、
ビンビン感じた時間であった。
そこに集う子ども達も実に生き生きしていた。
目がキラキラしていた。

そこでこんな話を聞いた。
『向上館は過去問対策をしません。敢えてやらせません。
 色々葛藤もありましたがそれが今の結論です』と。

彼は子ども達に小手先だけの、
その場しのぎだけの学力を望んでいない。
生きていく上での本当の学力、実学を構築させたいと言う
強い気持ちと目標を掲げている。

子ども達は過去問を欲しがる者もいる。
しかし与えない。
定期試験前の課題の量は半端でない。
期限も徹底的に守らせる。
提出期限を守らないようなことがあれば
徹底的に残してでもやらせる。

しかし熊谷塾長率いる向上館軍団の心意気が浸透しているので
子ども達もきっちり約束を守っている。
私が子ども達に言う『教師も生徒も約束を守る』が
当たり前のこととして定着している。

そういった真剣な取り組みがあって
今回の学校定期試験で塾屋としての第1義である成績向上の
成果が彼のブログで発表された。

向上館ブログ

有限実行の男。
素晴らしい男に出会った。
そしてこの男に惚れた自分がいる。



彼は1教室1中学しか受付しない。
単一中学に完全特化する。
学校の授業を徹底的に研究する。
学校の先生の人柄や性格も熟知する。
しかし学校の過去問は使わない。
塾屋の本道だ。

まだまだ私は学ぶことが多い。

コメント (2)
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