ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

録音5日目

2005年11月30日 | 音楽
水曜日:今月最後のレコーディング日。

もうすでに録音した曲にかぶせる別トラック分と、いくつかテイクを録音。

初日に録った「ザ・セイム・スカイ」の重ねる部分をクリックとエレクトロニクスのパートを弾きながら録音します。

これがまた・・知恵熱が出るほど集中しないと弾けないという、綱渡り芸。ものすごい速い曲なので、途中から聞いて「今だっ」と入る(弾く)わけだけど、そのタイミングがなかなか・・・がんばります

PM2:00:スズキさんとカタギリさんが来る。ピアノの調律とマイク・セッティング。今日は主に低音を録音するので、マイクの位置を変えます。

PM2:30:録音スタート。やはり何回も弾くべき場所で入り損ねるというミスを連発。ちょっと練習してはまた録音。テイクを聞きながら、細かく部分ごとに録音していきます。

PM5:00録音終了

お疲れさまでした~

カタギリさんは会社の方と機材の撤収。宅録とは思えないほどの機材の量。1時間ほどして終了。

ありがとうございました

これからラフ編集に入るカタギリさんですが、編集の手間がかからないのはヤザワがほぼ完璧に毎回どの曲も弾くこと。

それでも何回弾いても失敗しだすと「じゃ、そこだけ編集しましょう」とか仰ってくださるんですが、そんなことをしていたら今度は編集に時間がかかってしまって、いつリリ-スできるか分からなくなってしまうので、なんとしても弾ききってしまうしかありませんっ

知り合いから聞いた話しで本当に笑えないんだけど、某大御所のおば様が明日こそレコーディングする…とスタジオをずっと押さえたまま、全く新譜を出せなくて、そのレーベルが倒産したという話しがあるの。

でも倒産した次の年にそのおば様が別のレコード会社からリリースしたアルバムがヒットしたんだって。これが予定通りリリースされていれば倒産することもなかったという、何とも納得できないオチ付きらしい。

レコーディングは、調子のいい時に勢いでとっておく…

本当にどうなるか解らない状況下の決められた時間の中で、最高のモノを作りあげようと思うと、スケジュールが点でバラバラになっていくのよね。

これでヤザワが風邪を引いていてアタマがボーッとしてる、とかだとミスを連発して結局まともに1曲も録音出来なかった、なんてことになるわけだし。今回は無事に予定通り終了して、まずはやれやれ
来月(もう今月か・・泣)の残りのレコーディングまでまだ時間もあるから、ちょっと落ち着いた感じ。

マッサージやら整体に行って体調を整えて、ちょっとリラックスします
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録音4日目

2005年11月29日 | 音楽
かたくなにスッポンを拒否するカタギリさん。マイクの調整中です。


火曜日:本日の録音曲→「秘密の花園」11分

それだけ

とか思うでしょ?

それがなかなかどーして・・昨日が昨日だったから。

昨日スズキさんがプリペアドを調整してくれたので、ピアノの状態は完璧
なので、今日は少し遅めのスタートに。

PM4:00スズキさんがピアノの調整に来てくれる。
PM4:30カタギリさんが来てマイクの微調整。

PM5:00ちょっとコーヒーを飲んで雑談。本日の内容は「健康ランド」について。スズキさんが、かつてのポリドール・レコード会社の前にあった銭湯の脱衣所にピアノを運び込んだイヴェントの話しから盛り上がって。

「銭湯の脱衣所だなんて、調律してもすぐガタガタになりますよね
「ええー・・何のイヴェントだったか・・ピアノ置いて一応調律して、そのまま帰ってきたんだったかな?」
「それって、谷中とかの昔の銭湯をギャラリーに改造した、とかそういうオシャレな話しとは違う話しなんですよね
「全然違います。・・・アヴァンギャルドってやつですかねー・・」

大ウケ

なんか今日は調子いいかもー

PM5:30「秘密の花園」録音開始。
PM7:30「秘密の花園」録音終了。

スズキさん、お疲れさまでした

その後、カタギリさんと明日の打ち合わせ。

PM9:00終了。
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録音3日目

2005年11月28日 | 現代音楽
今日からまた3日間のスケジュールでレコーディング。

本日の録音予定曲:バッカス祭→8分40秒、秘密の花園→11分

今日はピアノの弦にフェルトを挟んだり、いろいろ細工をして不思議な音色を作る「プリペアド・ピアノ奏法」の2曲を録音します。譜面台が透明なの、見えるかな? プリペアド、内部奏法のために特注したもの。オシャレでしょ

ジョン・ケージが始めたプリペアド・ピアノ。「バッカス祭」はもともとはマーサ・グラハム・バレエ団のボニー・バードの弟子、シヴィラ・フォートに依頼されて作曲したもの。オーケストラとか室内楽合奏も雇うのが予算オーバーということで、「なんとかピアノ1台でダンス曲を」と依頼されたジョン・ケージ。

「ピアノ1台でダンス音楽・・」とピアノの前で悩んでいるうちに、たまたまピアノの弦の上に何かを落としたのかな?

「ん?ナニ、今の音!?ちょっといいかも」と閃いて、いろいろピアノの弦の間にフェルトやら釘やら消しゴムとか挟んでピアノ本来の音色を変えてしまう発明をした最初の曲が『バッカス神』。その後、ケージはこの発明に取り憑かれて「ソナタとインターリュード」など名作を沢山作ってマス

ガムラン音楽のような不思議な響き。ピアノとは思わないよね。

ヤザワが大好きなプリペアド・ピアノ ピアノも先週とは違うピアノ、位置もマイクも変えて気合い満々

PM2:00調律のスズキさんとカタギリさんがくる。マイクで拾った音をモニターから聞いては、弦に挟んであるフェルト、ネジの位置を調整。微妙な位置でネジの金属音までマイクが拾ってしまうの。カタギリさんはマイクの位置、角度をモニター室と往復しては調整。今日はかかりそうだぞー・・

PM4:00「バッカス祭」録音開始。
PM5:00休憩
PM6:00録音再開
PM7:00「バッカス祭」録音完了。

本日の録音はここまで。「秘密の花園」のレコーディングは明日に持ち越すことに。

引き続き明日の録音曲「秘密の花園」のプリペアドの準備にスズキさんとかかる。カタギリさんはテイクの整理したりとコンピュータの前。

「秘密の花園」でピアノの弦の上に置くプラスチックのマテリアルをスズキさんが弦に合うように小型ノコギリ、ヤスリで削って作ってくれる。微調整の度にマイクを通してモニターで音色のチェック。「ん~・・中音部のあたりが・・ちょっと音がつまったように聞こえる・・」とかチェック入る度に、削ったり、重りを置いたり。。。

本日もすっぽんを飲んでいただくほどのお仕事をしていただきました

プリペアド・ピアノのほとんどのコンサートの調律をしているスズキさんならではのアイデア、技術で2時間かけて完璧な状態に。

PM9:00終了。

さすがにお疲れで、疲労のため少し熱があるようなお顔で帰られました。

明日は、ヤザワもスズキさんのパーフェクトなプリペアドを120%生かした演奏をするように、頑張りますっ

ありがとうございました。明日もよろしくお願いしますっ

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ご近所ランチ

2005年11月27日 | グルメ

木曜日、金曜日とあんまり食べてなかったのと、昨日は疲れてまだそんなに食欲もなかったんだけど、今日のお昼から俄然、お腹が減ってきました

近所で評判の美味しいフレンチ、Restaurant HASHIMOTO(03-3398-5552)にジャズ・評論家のヨコイさんを誘ってランチ

ここは銀座のレカンのシェフが始めたお店で、なかなか本格的なフレンチ。オリーブ・オイルであっさり仕上げるイタリアンと違って、クリーム系ソースでこってりしてて美味しいの 

やっぱり寒くなってくると、フレンチって美味しいよね

前菜の赤ピーマンのムースとナスのテリーヌ。すごく繊細なお味ながらふわっと仕上げるクリームが口でとろけそう この後が楽しみになってくる前菜でした。



二品目、根セロリのポタージュ。ふわっと泡立っていて上品な味わい。大変美味しゅうございます。



メインは鱈の香草パン粉焼きにソースとジャガイモのグラタンが敷いてあるもの。

シ・ア・ワ・セ~~ けっこうお腹にしっかり溜まるんだけど、飽きなくていつまでも食べていたいお味。
明日がまた録音なので、残念ながらワインは諦めてお水です。。。帰ったら練習するし。


こちらはデザート。はちみつのシャーベット、いちじくのタルト、カボチャのプリンの盛り合わせ。



紅茶を飲んで、終わり。フレンチをワイン抜きで食べるのなんて久しぶり。今度はお肉系でワインも飲みたいな

フレンチはガーリックをいっぱい使っているので、元気になるかも。

明日からも頑張るぞーっ

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こぼれ話し・・

2005年11月26日 | 音楽
あう~~~

お昼過ぎに起きたけど、さすがに疲れがとれない~~・・

しびれるような倦怠感。眼の奥が痛い感じ。それでも今月はまだまだ書類の山が・・って、今日と明日で片付けるしかないんだけど。

こういう時のスッポン堂さま。一さじ飲みます

ふ~・・なんとかコーヒーくらいいれる気になったゾ

昨日は2日目だったこともあって、スタッフのみなさまもちょっと疲労の色が。休憩時間にスズキさんにもすっぽんの粉末をお勧めしてみました。

すっぽん堂のお店の方が仰るには、すっぽんには女性ホルモンを整える働きがあるので、女性にはすごく効くらしい。男性にはマムシとかハブとかヘビ系の方が効くんだって。
たしかに「疲れた~・・」とか言ってる男性に「飲んでみる?」とか勧めても、効く人と効かない人に分かれるの。女性はたいがい「あ!なんかラク」とかスッキリとした顔になる人がほとんどなのに。

それでね、なんで男性は効く人と効かない人がいるのかなー・・って思ってたんだけど、「効く男性」は総じて色白系であんまりヒゲとか濃くないタイプの人が多いということが解ってきたの。

色白系のスズキさんには「絶対、効く」と確信したヤザワ。「どうぞ」とお勧めしてみました。横で見ていたタカヤマさんも「最近、疲れてるからいいかもー」とノリ気。

ただ1人、カタギリさんだけがヤザワと目を合わせないように、忙しそうに(いや、ホントに仕事はしてるんだけどね)黙々と作業を続けてるの。絶対、効きそうなタイプなのに。目の下にクマもできてるし。

日本人離れした顔立ちのタカヤマさんには「あんまり効かないかもなー」とか思いつつも、まあ体にはいいモノなので「効くようだと飲んだ途端に視界が広くなったような感じがしてスッキリしますよ?」とか言ったら「そんなに即効性があるんですかー?」とか楽しそうに飲まれました。

「カタギリさんもどーぞ」とかゆってるのに「あ、大丈夫です」と視線を外したまま。

10分後。

「あ!なんかお腹がぽかぽかしてきました!」とはスズキさん。

「あ~・・なんか・・ラク・・ラクですっ ピアノも持ち上げられそうな気がしますっ」って。タカヤマさんは「え~?分かんないな~・・効いてるのかな~???」って。

ほらね 

も1回、しつこくカタギリさんに勧めてみました

ぶんぶん首を振って拒絶されました。。。

「ボク、精力剤とかヤなんです。たまに飲むと2時間くらいは元気なんですが、後でどーっと疲れるんです」って。

どうもリゲインとかのことらしい。『ドリンク剤』よねっ ○イアグラとかじゃなくて。

クールな表情のカタギリさんに全然似つかわしくない発言「精力剤をたまに飲む」にすっぽん粉を飲んだ3人は大反応 一気にテンションが上がって、その後の録音もスムースに

その後、ピアノの位置を3人で変えてくれる時も「大丈夫ですかっお1人だけすっぽんを飲んでないし」とかテンションの階層がもはや違うし。シラフなんだけど。きっと、そういう風になりたくなかったのねと解釈することに。

絶句されつつも、カタギリさんは誠意溢れるお仕事をして下さいました

作曲家で新婚のイトーさんは「ボクはハブ・アタック飲んでのりきってます」と、アドレスを教えて下さいました。
http://www.rakuten.co.jp/citygas/511995/561707/587935/

ハブ・ア・ナイス・デ~


ところで録音風景の写真をアップしようとしたら、iPhotoが起動しないんだけど。デジ・デザインがなぜか立ち上がるんだけど??「フォト・ライブラリが見当たりません」って出て、「ライブラリの入ってるディスクを起動してください」って。

なんで?(泣)

タカヤマさん、ヤザワのiBookのプロトゥール・ファイルいじったのとなんか関係ある?

どなたかお分かりの方、お書き込みください~~
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録音2日目

2005年11月25日 | 音楽
金曜日:録音2日目。本日の録音曲:『除夜舞』→14分30秒、キープ・ルッキング(ウォーク・マンに曲名が変わるかも!?)→6分の2曲。今日もコンピュータとピアノとの合わせモノです。

夕べはカタギリさんが7時頃に帰られた後、あまりの疲労に倒れ込み、そのまま9時まで昼寝(?)。起きて近所に出かけてゴハンを食べてきました。帰って来てお風呂 今度は本格的に(?)寝るし。

PM12:00頃、起き上がる。軽くゴハンものを食べる。バニラとお散歩。

PM2:00 カタギリさん、スズキさんがくる。カタギリさんはコンピュータの前で準備、スズキさんはピアノの調整。ヤザワはスズキさんの調整が終わったところで練習。

PM3:00 タカヤマさんがくる。今日の録音はタカヤマさんも立ち会ってくれます。録音開始。
PM6:30 除夜舞録音完了。
PM7:00 キープ・ルッキング録音開始。
PM8:00 本日の録音終了。来週のレコーディングの準備のため、ピアノの位置を変える。来週はプリペアド・ピアノを録音するので、スズキさん、カタギリさん、タカヤマさんとヤザワでピアノの内部を見たりプリペアドのマテリアルをチェック。
PM9:00打ち合わせ終了。スズキさん、お疲れさまでした~ 

タカヤマさんとカタギリさんは、引き続き機材とコンピュータのチェック。

キリの良さそうなところで、ボジョレ・ヌーヴォーで軽く乾杯。車でいらしたカタギリさんはお水。。。(涙)

これで今週の録音は終了。お疲れさまでした~

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録音初日

2005年11月24日 | 現代音楽
木曜日:いよいよ録音初日です

バナナ・キャラメル・タルトとコーヒーが本日のヤザワの朝食兼昼食です。お腹いっぱいになると集中力に欠けるので、終日通して軽いものしか食べられません。

AM10:30にエンジニアのカタギリさん、調律のスズキさんがいらして、機材を運び込んでピアノの位置を動かしたり、吸音ボードを置いたりマイク・セッティングをなさってます。

今日、録る「ザ・セイム・スカイ」という曲はエレクトロニクスとピアノのための曲。ヤザワの友達、キャロリンのこの曲は2001年から何回も弾いてきて、今回いよいよ録音することに。今年の3月のコンサートでミキサーをしてくれたカタギリさんの素晴らしさに触発されて、この超!難曲をレコーディングしてみる気になったという。
「まだレコーディングは3年くらい先かなー・・もうちょっと弾き込まないとねー・・」と弾く度に思ってたんだけど、3月にこの曲をカタギリさんとご一緒したことで、「今この人に頼んでレコーディングしておかないと」という衝動に駆られたわけだ。今回のCDでもメインとなる19分という大作。

すごくカッコイイ曲なの 聞いた人も「きれいな曲 キラキラしてて、カッコいい~」って感想が多いし。だけど、ともかく弾くのは大変。何しろ弾いてる指が速すぎて見えない、自分では見えてるんですか?と聞かれるほど速いテンポで臨床感溢れる曲。四分音符が150で、16分音符でほぼずーっと弾いてるの。拍子も4分の3(4小節)→4分の2(2小節)→8分の5(1小節)→8分の3(1小節)→4分の4というように、ものすごいスピードの中で変わっていくし。その拍子のクリック(メトロノーム音)をヘッドフォンで聞きながらコンピュータとズレないように弾くの。

ほとんど『アドベンチャー』(大冒険)ですっ 

オチたら最後、舞台でポツンとピアノの前で座ってるしかないわけだ。

いや~・・こわっ・・でもスリルあるわ~

まーでも今日は録音なので止まってもいいんだけど、ミスタッチはしないように気をつけなくては

ピアノを練習してると、カタギリさんが隣のモニター室でサウンド・チェックしてはマイクの位置、角度を決めていきます。

PM12:30 セッティングが終わり、カタギリさんと録音の打ち合わせ。ヘッドフォンは両耳にするか、片耳だけのヘッドフォンにするか、ピアノの音は片耳の時は返さないか(弾いて録音しているものをコンピュータからヘッドフォンに音として送るか、ということ)、とかここまで弾いたら止める、とか。

1時ちょっと前に譜めくりをしてくれるネモトくんが来てくれました。

PM1:00 両耳と片耳ヘッドフォンの具合をみるため、軽くリハーサル。
PM1:30 録音スタート

PM4:00休憩 サンドイッチとミネラル・ウォーターを食しながら、テイク(録音したもの)を聞く。部分的に録音したものも含めて17テイクをチェック。その他、後の編集で使えるようなテイクを録る箇所を決める。その間にスズキさんがピアノの調整。ネモトくんはテーブルの上に置いてあった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読み耽っている模様。ゴメンね、待ち時間が長くて。

PM5:30 録音再開。
PM6:30 本日の録音終了。

ネモトくん、スズキさん、お疲れさま~

カタギリさんが機材を整えている間、ヤザワはサロンパスを腕と手に貼りまくり。さすがにこの速い曲だけを何時間も弾いたので、筋肉がオーバー・ヒートしてます。ものすごく集中したので、知恵熱気味。顔も熱いです。

カタギリさんと明日以降のレコーディングに関して軽く打ち合わせ。

お疲れさまでした~ 明日もよろしくお願いしますっ


昏倒
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録音前日

2005年11月23日 | 音楽
あ~・・よく寝た・・

朝の10時に起きて、魚焼き機に焼き肉をセット。カボチャも茹でてバターをたらして。キャベツとモヤシも炒めて。
ゴハンも温めて。

バニラにもゴハン。ごめんね、夕べは寝ちゃって。

そう。夕べは夜の9時半からゴハンも食べずに爆睡。当然、バニラも食べてません

昨日は朝の10時に始まったピアノの調律が終わったのが夜7時。途中、休憩1時間を挟んでずーっと調整していた調律師の方は、疲労のため熱があるような火照ったお顔でよろよろとお帰りに。

途中で鍵盤のタッチ、各音域の鳴り方をチェックしたりするので、ヤザワも昼寝とかしてても落ち着かない(?)し。

まーでも、ピアノが調子悪いと練習しても無駄だから。ここは練習したくてイライラするより、待ってるしかない。
そうは言っても他にも書類書いたり、コピー取ったりとやることはいっぱい。

昨日は待ちくたびれたのと雑用のしすぎで疲れてしまって、調律後に2時間ちょっと弾いたら疲れて眠くて、ちょっと休んでまた練習しよう・・と思ったまま眠り込んでしまいました。

起きて朝から焼き肉食べるし。バニラもお風呂に入れて、自分も入るし。練習もして、ちょっと一休み。
今日は6時間くらいでやめておかないと、明日が疲れちゃう。

明日はコンピュータの置いてある部屋いっぱいにミキサー卓やらモニターを運び込むので、エンジニアさまから「机の上と部屋を片付けておけ」というお達し。

かしこまりました。

寝る前に片付けておきます。今やると、また疲れちゃうからね。

それか当日か
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隠遁してマス

2005年11月20日 | 音楽
近所の「スッポン堂」に愛飲しているスッポンの粉末を買いに行く。

このスッポンの粉末を飲み出してもう4年近く。風邪も引きにくくなったし、ちょっと無理なスケジュールでも「ものすごく体調が悪い」ということもなく、お肌の調子もいいの

健康な体に健全な精神は宿るというけれど、ホントにそう。今はレコーディング前なのでストイックに暮らしてるけど、だいたいゴキゲン全開よねっ

ま、そのゴキゲンとゲンキの元、すっぽんを丸々1匹蒸し焼きにして乾燥させたものを、その場で粉砕してくれるスッポン堂。
お店の人ともすっかり仲良し。

「何か混ぜますか?」と聞かれて「朝鮮ニンジンとニンニク」とか言うと、乾燥させた朝鮮人参とニンニクも粉砕して、すっぽんに混ぜてくれるの。ヤザワにはこの組み合わせが一番相性がいいみたい。アガリクスとかマムシとかローズヒップとかいろいろ試してみたけれど、ここ1年以上、「すっぽん+朝鮮人参+ニンニク」に落ち着いてるの。

他にもコラーゲンたっぷりのサメ軟骨とかもあって、興味は尽きないんだけど。

「サメ軟骨ってどうなの?」と聞いてみたら「関節とか痛いの?」と聞かれたので「ううんーコラーゲンてお肌にいいかな?とか思って」と言ったら、お肌はすっぽんで十分らしい。甲羅はコラーゲンの塊だし。アミノ酸も豊富だし。ただ、サメ軟骨には痛みを和らげる作用があるらしい。

「でも、コラーゲンは伸性(新生?)血管を押さえる働きもあるので、妊婦さんとか妊娠したい方にはダメなんですよ」って。

へええ~コラーゲンは妊娠を望まれている方にはダメなんだそうですよ

知ってた

「新生(伸性?)血管を押さえる作用があるので、癌などの新生物も押さえる働きがあるんです」って。特に初期の癌なんかはこういうものとかアガリクスでも治る、治った、とか聞くよね。

うーん。癌予防か妊娠か。

どうしたものか。特に今、子供は欲しくはないケド。

それより当面は木曜日のレコーディングに全力を傾けなくちゃ
コレだからうっかり人に会って話し込んだりすると気が散るのよねっ

今日練習してて、木曜日に録音するピアノとエレクトロニクスの19分の曲を、クリック音だけで19分弾き続けて録音してみようかと思いついたの。

テクノとクラシックが合体したような曲をよく弾くヤザワだけど、コンサートでは片耳ヘッドフォンからクリックを出してもらって、会場のスピーカー、モニターから流れる全体のエレクトロニクス部分を聞きながら弾いてるわけ。もちろん自分のピアノの音も自分の耳で聞いてるし。

それが録音となると、片耳はクリックとエレクトロニクス部分をミックスしたもの、もう片耳は自分が今弾いているピアノの音をヘッドフォンで聞きながら弾く、ということになるわけだ。

それはどーゆーことかとゆうと、指先の感触だけで自分の演奏をコントロールするという、つまりヘッドフォンから聞こえてはいるけれど、「聞かないで弾いている」状態に等しいわけよ。

強弱も、メロディアスに表現することも、クレッシェンドも、全て指先の感覚だけ。例えて言うなれば、暗闇で色んな絵筆、絵の具を使って絵を描いているようなものかも。

もともとエレクトロニクスとピアノのために作られた曲なので、エレクトロニクスの部分がないとガイドとなる音もなく、暗闇を懐中電灯だけで一定のスピードと歩幅で前進し続ける、というトンでもない精神力と集中力を必要とすることにはなるんだけど。

それでもクリックだけで弾ければ、ヘッドフォンで両耳は塞がないですむので、片耳で自分のピアノの音を生で聞いてれば表現がもっと豊かになるんじゃないかと。

エンジニアの方がこのブログ見たら「そーんなの絶対ムリ」とか思うかもしれないけど
ま、でも思いついたので、今日はクリック音だけで練習してみたわけだ。しばらくこの方向で練習してみよう。

それにしても情報化社会よね。

友達にも会ってないし、電話でも必要最低限の用件だけ、ほんとーに練習に集中してるというのに、飯島直子が24歳のホストに入れあげてて、結婚を考えてるらしいなんてことまで知ってしまった。
1晩で200万とか使って、モノにしちゃったみたいよ ヒュ~ッ!

さすが女優ねっ  
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録音カウント・ダウン

2005年11月19日 | 音楽
来週、24日(木)からのレコーディング1週間前を切りました。

さすがに脳天気なヤザワもピリピリしてマス

まず、体調管理。練習過剰で全身筋肉疲労を起こしているので、ついついお風呂に長く入って、そのままぬくぬくと寝たいところを冷水シャワーで引き締め、寝冷えで風邪を引かないようにしてます。

次いで、「人断ち」。なるたけ人混みに出かけない、人に会わないようにするの。「人混み」は風邪とか引かないためはもちろん、「人に会わない」は、イン・プット回線を遮断するためという意味が大きいの。

いつもはすごく社交的で好奇心旺盛なヤザワだけど、レコーディングとかコンサートとか、「アウト・プット」のタイミングでは、出力値を高めるために、引きこもってアウトプット・ソースを発酵させているわけ。

「表現」ってメタン・ガスみたいなもの

普段はインプットをどれだけしたか、ということが創作とか表現の幅を広げる重要なファクターなんだけど、それを自分の表現、創作として発表するためには「熟成」「発酵」という手順が必要。このタイミングで「外気」(人に会って、いろんな価値観に触れたりすること)に当たると、「煮詰める」ことが出来なくなるの。

さびすぃ~・・

バニラが心の支えです

体調管理は食事と睡眠時間、筋肉疲労をいかにほぐすか、ということも重要。

ヤザワの握力って、30キロくらいあるの。(右手32キロ、左手27キロ)

ほぼ男性並み。ピアノって、それだけ力が要るのよね。
もちろんヤザワは天然の女性なので、その筋力を維持するための練習時間と筋トレが欠かせないわけだ。
ピアノの練習時とエクササイズ時にはマウス・ピースを着用。力が要るので、マウス・ピースをはめてないと、歯を食いしばりすぎて顎関節炎になったり、奥歯がすり減って噛み合わせが悪くなるの。

それと、筋肉を維持するためのバランスが取れた食事。

ホントは自分で料理したいんだけど、全部のプログラムを練習した後は指先が痙攣する筋肉疲労を起こしているので、包丁で細かいカッティングとかは危険。炒め物で油が指に飛んでも皮膚が引きつって、弾きづらくなるし。

なので、筋肉を維持するためのタンパク質と、その吸収を高めるビタミン類を外食したり、手軽に作れるレシピを増やすの。

肉体と頭脳も酷使してるので、風呂上がりに1杯飲んでリラックスして寝たいところなんだけど、寝る前に水分、特にアルコールを摂ると翌日指がむくんで練習に差し障るので、アルコールも控えてるし。

なんてストイックとか思うでしょ

これだけして、ようやく「熟成」「発酵」するわけよ。

あ~もう ほーんと、レコーディング終わるのが楽しみ

終わったら浴びるほど飲むんだからっ
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なんだかなー・・

2005年11月16日 | 日常
日曜日:コンサートの録音を聞きながら自分の演奏をチェックしようとしてDATが動かないことが判明。記録がDATオンリーなので、コレが動かないとMDにもCDにも落とせない。もう製造していないポータブル機種なので修理に時間がかかることは必須。明日、近所の友人にDAT借りれるか電話するようにメモを机に貼る。気を取り直して近所の元酒屋コンビニにお気に入りの1000円ワインを買いに自転車で行こうとして・・・自転車がないことに気付く。

盗まれた てゆーか、最後に乗ったのはいつ・・というのがどーしても思い出せない。まるでミステリー 仕方がないので歩いてコンビにへ。ついでに駅前の「自転車撤収表」の集積所の電話番号も控える。もしかして駅前まで自転車で行って帰りに忘れて歩いて帰ってきたのかも。それにしても最後に乗ったのはいつだっけ

月曜日:DATをお持ちの近所の友人に なんと、デッキもポータブルも両方修理に出してるということ。こんなとこでも気と境遇が合ってしまうなんて 自転車集積所に電話をしてみる。登録番号を言うと「金曜日に駅前北口で撤収されてますねー」とのこと。

金曜日 手帳を見てみるけど、自転車に乗った記憶がないんだけど。木曜日も。ワープした 駅前北口に

とりあえず火曜日締め切りの書類を書くことに専念。レコーディングも来週なので、ピアノの練習もしないと。今晩は寝れないなー

火曜日:左腕がじんわりあったか~い 

なぜ

で目が覚めたら9時。まだ4時間も寝てないぞ。

添い寝のバニラが布団でお漏らし

ヤザワが悪いんだけど。前の日からパソコンの前で書類作ったりピアノ練習したりで外出してなかったので、お散歩で用を足す習慣のバニラとしてはたまりにたまってたわけだ。ハウスでトイレもちゃんとするバニラなんだけど、あまりにたまってて、起き上がってハウスに行こうとして腰に力が入ったらユルんだ模様。

ばかっ 

恐縮しきって耳を下げてハウスに入る(←反省の心)バニラに罵声を浴びせて起床。

いきなり朝から洗濯やら布団干しやら。お湯でたたいて干してみたけど・・

犬が寝ションしたとは思わないよね 
こんなの、ベランダなんかに干せない

布団乾燥機をかけることに。それにしても、もうコレは廃棄するしかないね。今晩はしょうがないにしても

そうこうしてるうちに外出時間。

最近友人が読んでさかんにその本の引用を話す「下流社会~新たな階層集団の出現」を本屋で買う。ざーっと1時間くらいで目を通す。売れてるらしいけど「上流」が読むとは思えないし、そもそも「下流」は読まないだろうし。
やっぱり「中流」が読むんだ? ヴィスコンティの映画「山猫」の貴族社会のように日本における中流階層は消滅しつつあるらしいけど。女性にお勧めの本です。(←ざっとしか見てないケド )

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見ちゃイヤ?

2005年11月10日 | 文化・芸術
月曜日:ン年ぶりで音大時代の同級生と飲む。性格もアタマも口も特に悪くない、音大生には珍しいタイプの彼女は卒業後、老舗音楽事務所にお勤めして、そこの副社長になられてました。

・・・ということは、翌日もらった名刺を見て「ひょ~・・」と気がついたヤザワ。

同窓生のたまり場の飲み屋にン年ぶりで顔出し。副社長とは翌日知ったクミちゃんに「ほんっとに変わった子だったんだよねー」とかその辺りの人に言われながら飲んで、すっかり悪酔い。

音大時代に一緒に2台ピアノとかしてたクミちゃんは、一緒に練習したりレッスンに行ったりその帰りに飲み食いしたりと、まあ当時のヤザワの習性、性格をよーく知ってるわけだ。
何年ぶりかで会ったというのに「なに?焼き肉?」とか聞かれて。
「ウン」って言ったのに、ぜんっぜんカンケーない店に連れてかれるし。店の前でひとモメ。

「アタシ、ヤだ!この店、前もクミちゃんに連れて来られたけど、焼ソバくらいしかないじゃんっ!」「いーじゃん、焼ソバおいしーじゃん?」「アタシ、空腹なの!目の前に地鶏屋があるじゃんっ、あそこにしよーよ?焼ソバ食いに渋谷まで来たんじゃないわっ!」「1食くらい、いーじゃないの?」「明日死んだらどーしてくれんのよ!?最後に食ったのが焼ソバじゃ死にきれないわっ」とかゆっても完ぺきにムシされて。

同窓生でも有名人ばっかくる飲み屋。もっと食い物メニュー増やしなよ?とかつぶやくと「シッ!こら!」とかクミちゃんに注意されるし。

あーもー飲むしかねーなー 焼ソバで わいん

あっという間にデキ上がって、大暴走。
もうとてもブログになんか書けないようなお話をいっぱい大声でして、勢い余ってクミちゃんのデコを小突くつもりが平手打ち。「ちょっとー 今、ビタンて音したよ」と合流して飲んでた人たちにビックリされて。自分でもあまりの手応えにビックリ。それでもクミちゃんは酔っぱらって笑ってるし。けっこー楽しーかも

やっぱアーティストはラヴ&ピースよね (←大悪酔い)

副社長さま、ごめんなさいっ デコ、アザになってないですか?

火曜日:お昼に神保町の音楽事務所に出没。美味しいお店がいっぱいあるこの界隈で昨夜の焼ソバ・リベンジを計る。いかに今日は天気が良くて、美味しいモノが食べたいかをプロデューサーのマエダさんに切々と訴える。

ものすごく美味しい洋食屋さんに連れてってくれました

海老フライが有名なそのお店、一緒の2人がフライ系にしたので、ヤザワはトリのパン粉香草焼きに。

激ウマ プロヴァンス料理とイタリアンのミックスという感じ プリプリの海老フライもちょっともらってシアワセなランチ・タイム

自称「ワルい男」のマエダさんはセンス良くて教養もあって(お茶とかもたしなむらしい)美味しいお店も知ってるナイス・ガイ。行きつけの飲み屋で開催予定の「デザート男体盛り」に立候補したらしい。オーディションがあるんだって。

是非オーディション突破してください 楽しみにしてマス

水曜日:八王子にある大学の職員食堂でランチ。広大な敷地に手入れの行き届いた日本庭園にお堀まであるキャンパスの、お堀に面した食堂でワカバヤシ先生とランチ。

美大出身でデザインが専門のワカバヤシ先生は、美大の授業で「裸婦のデッサン」がいかに慣れなく、辛いものだった(?)か、というお話をしてくださる。聞いてるヤザワは大興奮 おおー!そうかー!!そんな授業があるから美大って倍率高いんだなーとか大納得。授業でヌード見れちゃうんだもんね

端正でジェントルマンなワカバヤシさんは、大学生の頃のその授業でどーしてもモデルの「おばちゃん」の裸が正視できなかったんだそーだ。

「え?それはモデルがおばちゃんだからですか?」とか聞いたら「いえ、ドキドキして見れないんです」って。
「モデルの人にも恥ずかしそうに見られると、やりにくい、と言われるんですけど。1年くらい授業とってると慣れるらしいんですが、僕はデザインに行ったので半年しか取らなかったので慣れなかったですねー」って。

そういえば、とヤザワも思い出したことが。大学病院に受診しに行ったら、教授みたいな先生とインターンが一緒に診察室に入って来て「じゃ、聴診して」とか言われたインターン生が「はいっ・・」とか下向きながら聴診器をヤザワに当ててたの。ものすごく恥ずかしそうで、なんだか気まずかったな。こっち(患者)は「医者はオトコじゃない」という意識で受診してるから、いろいろ体の相談とかしてるわけなんだが。真っ赤になって触診までしてるインターンを見てると「ソコが痛いんです・・」なんてとても言えなかった。

「そういうのを通過してプロになるんですよねー・・」とかワカバヤシさんとため息。

今考えると、なんであのタイミングでため息が出たんだかよくわからないんだけど?


うーん 人体は奥深いー
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