ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

観るハ聴くヨリ易シ

2010年04月24日 | 文化・芸術
レンピッカ展を観ました~

マドンナが何枚か所有している、というのを以前ファッション雑誌で読んでいたので「出品したのかな?」と楽しみにしていたんだけど名前はありませんでした。ジャック・ニコルソン所蔵というのは何枚かありましたが。

アール・デコというよりポップ・アートみたい。ネクラな(笑)。ステキでした。今年描かれた作品と言われても通りそう。アメリカ人が好きそうな明快さ。それでいてアメリカ人には持ち得ない「濃さ」があります。これがヨーロッパの歴史というものか。

ベルばらのオスカルのような衣裳(ミュグレーだそう)で何てことはないごくフツーのポップスを歌い踊るカリスマ・フレンチ・アイドル(もういいトシだけどさ)のミレーユ・ファルメールをふと思い出しました。フランス女はナルシズムが強いからね。タマラもパリで開花したのは水を得た魚だったからでしょう。ドイツやイギリスにはナルシストの女なんていないだろうし。そんな女を面白がるほど文化的に成熟した土壌とも思えないし。いっそ名古屋に住んだほうがイカすかも。

レンピッカ、ステキ

お金持ちだとしても買わないと思うけど。こんな濃い絵を飾ったらうなされそう。同じ理由でハガキも買いませんでした。どんだけボンビーなんだ?:笑。

このポップなムンクのようなキュビズム肖像画の展覧会がこれだけ繁盛しているのを見ると、つい「次はシェーンベルクがクルな!?」と音楽の予想もしたくなるのですが、これは大間違いなんでしょね。

まだ未定なので発表できないのですが、2月のリサイタルのプログラムがラジオ放送されることになってます。当初は2日(2週)連続で全プログラムという話でしたが、1日になりそうです。コンサートにいらした方は、前半と後半で傾向が違うということがお分かりでしょう。プログラム半分となると、どういう選曲になるのか?自分ごとながら興味津々であります。前半はタマラってカンジ(笑)。後半はマドンナってカンジ(←レディへ弾いといてナンだコレは笑)。

せっかくの機会ですから不特定大多数の方に愛していただけそうな曲が選ばれて欲しいです。と:インテリ特定少人数マーケット致し方無し!のプログラムで大いなる矛盾ロマンを抱いているヤザワであります。

しかし番組もインテリ特定少人数マーケット系なので、ここでヘンに媚びるのも気のない男に会うのにめかしこむようなバカバカしさがあります。ここはガツーン!とタマラ系で行くのが王道でしょね。

美術だとワケ分かんねー系でも気どり系(私的にタレルとかさ)でもけっこう人が集まってるというのに。タマラにあれだけ人が集まるというのは、例えて言えばシェーンベルクの室内協奏曲のCDが10万枚(←クラシックだから控えめな数字。すでに悲しい。笑)とか売れてもいいはずだ!とか思うわけですよ。いい曲じゃん。ディズニーみたいで。


本日の気分転換はこの動画→ 炸裂!猫パンチ! 

こちらは癒し系→ 『お手」ができる猫

兄弟なら全員一緒に飼いたい!毛並みコンテスト入賞者(猫)


猫の背中に猫のコはキジトラ系?

こういうグラフィックが出るから、キャット・ショーでも「ミックス部門」があるんですね。
1代で終わらせるのは惜しい。しかしハートはどうやって遺伝させるのか?


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Geisha Farm 近況

2010年04月21日 | 日常
11日(日)の桜。不安定な気候のおかげで3週間近く桜を見れています

まだつぼみもあるので今週いっ
ぱいは桜が見れるかも

これは先週。桜の絨毯。桜はあまり香らないけど、夜にはうっすらと淡く香りますね


6日の夜は青山墓地で夜桜を見ました。桜茶のような香りの夜風でした。港区より杉並区は温度が低いようで、開花も2、3日遅かったように思います。



ちぃ姐こと三橋千鶴さんのお父上が昨日亡くなられました。

『父は今朝6:59に旅立ちました。苦しんだあげくの最後でしたが、苦しみから解放されて今は安らかないい笑顔です!』

桜は見られたようです。

お父様は去年、骨折をしたのが堪えたのではないでしょうか。そういえば私の祖母もそうでした。


私がこれまで近親者の臨終に立ち会って思ったことは、「死ぬのもひと仕事」だな、ということです。

どうして人生の終焉にこんなに頑張らなくてはならないのだ?というほど全力疾走何十時間、というほどのエネルギーを燃やし尽くしてこの世に別れを告げるのです。祖父は48時間以上、不眠不休で亡くなりました。腸閉塞。お医者さんは「老衰です」と仰る穏やかな死だそうですが、何の何の。大騒ぎでした。母も衰弱しきっていたのが苦しさのあまり起き上がって、病院の窓から飛び降りて死ぬ!というのを押さえ込んで臨終までまっとうさせたわけです。「もうすぐ死ぬから!」とも言えず。眠るように死んだ人なんて近親者にいないんだけど。バニラだって大変だったし。


ちぃ姐のお父様もお疲れさまでした。ゆっくりお休み下さい。



そんなこともあって去年の12月からちぃ姐と今後のGeisha Farmのことを話していました。

5月で更新になるドメインを変更し、ヤザワのHP内にGeisha Farmを組み込むことになるでしょう。まだ構想中なんですが、更新日は5月16日と刻々と迫ってきております。ここは頑張らないと。もし5月16日以降「サーバが見つかりません」と表示されても、頑張ってる最中ですから

4月に入って、ようやく今年の仕事という感じです。毎年のことですが。

3月にはオノ・セイゲンさんのスタジオで2月のレコーディングを聞いたりもしてたんですよ。素晴らしい音(と演奏も!笑)で録れていました!感激のあまり、徒歩12分圏内にお住まいの権代氏に「10分で来れない?素晴らしいものが聞けるから!すぐパジャマの上にコートで来てよ」とヨビダシ・モーニンコール。こう我を失うと、むかーしの人間関係に突然ワープしてしまうという。ヤザワは先輩だからね!「なんで僕がこんな??」と巨匠(権代氏)に考える隙も与えない勢い。に呑まれて、息せき切って来て下さったのでした。そして感動を分ちあったという。ヤザワの電話の勢いに驚いてるセイゲンさんの前で。驚いたのはこっちだって。コレは聞かせなくちゃ!

コレとこれまでの録音も今年は発表します。

たらたらやってるように見えるであろうGeisha Farmですが、頑張ってないわけでもないんですよ。死ぬほど頑張らないだけで。それはもう死ぬ時でいいのだ。

ヤザワのiMacでちぃ姐の画像も編集したりする。つもりであります。

まずはHPだけどね。


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2月のコンサート雑感

2010年04月12日 | 現代音楽
2月27日のコンサートのレビューが jazz tokyo にアップされてました!


先週号です。。


やれ確定申告だ、乳癌精密検査(の様子伺い)だ、報告書だ、うわー!もーやってらんねー!同窓会で発散だ! 花見もしちゃる!!


とかしてるうちに横井一江おねーさまが、取り上げて下さったのでした。

jazztokyoから何人かコンサートを聞きにいらしていただいたようですが、「誰がこのコンサートの批評を書くか?」という人選は、かなり考えていただいたようです。jazzではないし、クラシック系現代音楽バリバリのプログラムというわけでもないけれど、アカデミックな曲も入っていて、初めて聞く曲(世界初演)もあるAbsolute-MIXプロジェクト。書く側からすれば、非常に書きにくいプログラムであることは間違いないでしょう。批評できるほどにはそれぞれのジャンルの知識と教養があり、さらにそれを自分の立ち位置(ジャズの批評家であるとか、クラシックの批評家であるとか)に咀嚼して文章を書かなくてはならないわけですからネ。

誰が書いてくれるのかナー?と思っていたら:盟友:横井一江おねえさまでした。適任。納得。さすがの分析力です。仲が良いというだけでは、こうは理解してはくれないもの。


アンケートも3月下旬にようやく事務所から諸々資料と一緒に送られてきて読みました。すごく嬉しかった。どうもありがとう。


幾つかご紹介させていただきますね。

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無常の鐘 すごく良かったです。 曲も素晴らしかったですが
矢沢さんのピアノもすごかった
他の曲もみんなよかったです
CDにサイン お忙しい中ありがとうございました



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これまではピアノの筋力をきたえ上げて最大の能力を引き出すような
演奏のイメージがあったのですが、今日はピアノをいつくしみ、その美しさを
引き出すような演奏の印象を受け、新たな展開を感じさせていただきました



Q:本日のプログラムで気に入った曲は? A:Untitled(最後)Le Gibet,
Love God, China Gates, Kid A



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久しぶりに、現代音楽の叙情的な世界を観させていただいた
嬉しい気持ちでいっぱいです また名古屋でもやって下さい!



Q:本日のプログラムで気に入った曲は? A:Untitiled (Johann Johannsson)


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矢沢朋子先生


お疲れさまでした。
今日のコンサート、素晴らしかったです!

やはりホールはいいですね。ピンとはった空気がすごかったです。

全部、本当に素晴らしかったのですが、

特に一曲目、untitled for piano and electronics

感動してうるうるしてしまいました。


平石さんの曲はもちろん、
kid a や、love god for piano
transit bell

なんかも、個人的に大好きです。


いや~、本当に、素晴らしかったです。
すごい先生にならっていたんだと、改めて感動しました。

昔よりも、ピアノの耳は肥えてきているのですが、
だから余計にヤザワ先生のすごさが、今頃になってわかるようになりました。


衣装も素敵でしたよ~
前半の雰囲気と合った赤毛とヴィヴィアン(ですよね?) も、
後半のスタイリッシュなスパンコールも、かっこよすぎ!

とにかく素晴らしかったです。

ありがとうございました!

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ヤザワ先生

Kid A 最高でした!



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感覚でしか言えませんが かっこよかったです、
背すじ伸びました。1才になったばかりの娘を預けて来て
本当によかった。ありがとうございました。
前半の衣裳(タイツまで)ステキでした。




Q:本日のプログラムで気に入った曲は?
A:それぞれが素晴らしく、また何度か聞くうちにかわりそうですが、
 Gondai氏の曲 終曲 Untitled



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何百回かに一回背筋の凍りつくような瞬間があるのでナマはやめられない

かなりこれに近かった       ↑
                 ↑
以前 文化会館小ホールできいて是非↑ 又ききたいと思い情報を入手できず
今日まできけませんでした。この時も↑

今後のご案内是非よろしく




Q:本日のプログラムで気に入った曲は?
A:個別では第2、6曲だが 全体としてとても面白かった



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矢沢さんのセンスが随所に光るコンサート、 応援しています



Q:本日のプログラムで気に入った曲は? A: 1, 5, 6



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アンケートの「今後聞いてみたい曲」も参考になりました。


ありがとうございました!



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近況

2010年04月09日 | 日常
3時間半ほど煮込んだヤザワ特製ポトフ。カブの代わりに大根、ポワロの代わりは長ネギ、他レンコンやら玉葱やらキャベツやら牛すね肉にソーセージとまさに『洋風おでん』

スープは別にして温めて、別々に味わうの。本格的でしょ!?


5日に一段落つき、その日の夜にポトフを仕込み、翌日のお花見パーティに備えました

大ウケ!
 「すご~い!日本人の料理じゃないよ~」と。ウィ。元:パリジェンヌですから

ニンジンも丸ごと皮付きのまま(有機栽培なのでね。皮に栄養があるんですよ)、大根も半分そのまま。すね肉もどかーん!と750g。レシピでは1キロでしたが、牛骨が手に入らなかったのでスープに深みを出すためにソーセージにしてみました。

「ポトフってずいぶん材料要るのね~」と思いながら初めて作ってみたわけですが、よくよくレシピを見たら:「8人分」でした。。


デザートはマダム・Kayako松永お手製レモン・パイ
絶品!フランスのパン屋、パティスリーではどこでも買えるレモン・タルトだったりレモン・パイ。日本ではメレンゲを使ったお菓子もあまりないし、レモンパイもないのでリクエストして作っていただきました!美味しい懐かしい味。

ポトフの後はこのレモンパイとポットにコーヒーを入れてお花見にGo!


なんだかんだと忙しかった3月を4月5日まで引きずって、ようやく落ち着きました。コンサートにも行ったりしてたんですが、もう忘却の彼方。トシ取ると時間の流れが速い早い。(←どっちだか分かんなくなったぞ。老化?)

『要:精検』も行ってみれば:「脇のリンパ節が腫れてるという触診でしたが、マンモ(グラフィ)での異常はありません。腕を酷使していましたか?」と、この結果を聞くために、3割負担で820円払って1時間待ったのでした。

世の中がこれほど「無駄を省く」ということに敏感な中、医者はやはり専門バカだなと怒りつつホッとしたのでした。「ピアノを練習しすぎたのでしょう」とゆったら:「ピアノでそんなに腕が疲れるんですか?」と聞かれました。

よほど!「この2分の面会でお金が取れるのはどんな売れっ子ホストでもいないでしょうね」と10人並みの容貌で中肉中背の中年医師に言ってやろうかと思いましたが、ヤザワもオトナなので!「通知を受け取ってあまりのストレスで癌になりそうでした。次に胃がん検診で要:精検になったら、原因はこのストレスだと思います」とカマして帰ってきました。

検診でこの結果を聞くために国は幾ら払っているんだろうか。6人に1人は要:精検になるらしいのはマンモの減価償却のためか。

大病院にしかマンモはないので行くしかないわけだけど、この結果とその後の検査とその結果を聞く日はまた別々の日にさせられるわけです。これはひどいと思ったので:「念のためのエコー検査は~~クリニックでします」と言いました。まだしてないんだけどね。こういう小さい病院は、診察と検査は別の日で、また診察料を取るようなことはしません。良心的というより、それがフツーだろ!

とは思いつつ、ちょっとビビったせいもあって、ポトフのような身体に良さげ~なメニューを食べている最近(笑)

そして3月28日は高校の同窓会にも出席。あまりの事務仕事の嵐にすっかり嫌気がさして逃避するようにお出かけしたのでした(笑)

いや~昼に飲むビールはサイコーだね~

すっかりいい気分になって、「らんこ節」(←Y談。ですな)を飛ばすヤザワ。
「全っ然っ、らんこ変わってないね~」と20年ぶり以上で会う同級生に言われるし。斜め前で山本実樹子がカメラ笑いしてますね。なんでもこの後リハがあったとかで飲んでない様子。らんこなんていつこの写真撮られたのかも知らないというのに。幹事も飲んでなかったんだ!??この後は紹興酒に移って舌好調!

反対側の斜め前では、この学年を代表するスターであらせられるチェンバロの曽根麻矢子が「らんこ節」を聞かされつつ上品にくつろいでおられました。

やはりスターの沼尻竜典はこの日、オペラのマチネを振っていて欠席。

以上、敬称略で報告させていただきました。

3年の時に担任だった体育の矢野龍彦センセーは、独身の元生徒を心配し、「桐朋の女の子を紹介して欲しいというのをいっぱい頼まれるんだけど、会ってみないか?」との申し出をしてくれたのでした。

うぉー!体育のセンセーの紹介は肉体美系か!

といことで、4月はン十年ぶりに合コンもするかもしれません!

桐朋の女子は酒が強いので、潰さないように気をつけます!


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