ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

携帯サイト配信!

2008年03月31日 | 音楽
3月13日より携帯サイトの「着うた、うたフル♪」でもGeisha Farmの3タイトルが配信開始されました!

iMode, au, SoftBank(vodafone), ezweb対応→ http://recochoku.jp/ 
『ヤザワトモコ』で検索!

*着メロ、目覚ましにもおススメな『7 Aneis』~7つの指輪~

iTune Music Store, Napster, Mora, USEN(OnGen 他)その他でも3タイトル、Cabaret, Transition, Flash Point が配信中!
*そちらは『Tomoko Yazawa』で検索してネ!


親戚から連絡があって:「着メロがピアノなんて素敵♪ウルサくないし。いい感じ。目覚ましにもするわねー」と。

**********

親戚中で音楽家は母親が亡くなってしまった今はヤザワ1人。

「トモコちゃんさー、もっとみんなが知ってる曲やんなよ?だれーも知らない曲ばっかり弾いてないでさー」とヤザワの行く末(もうほぼ折り返してますが)をちょっとは心配しているらしい(?)親戚の人に会ったりすると言われるの。

「どんな曲なら有名なの?」と聞くと:「グリーン・スリーブスとかね、何かみんなで歌える曲とかさ」と言う人もいれば、「ジャズとか弾けばいいのに」と言う人もいます。ま、「口は出すけどカネは出さない」人々です。音楽は趣味、遊びと思っているので、まさか自分が「事業案」を提案してるとは考えも及ばないわけです。そんな恥ずかしいプログラム(グリーンスリーブス、子犬のワルツ&秘密の花園 by カイ屋・サーリあほ ←だれーも知らない曲、他)を実現して差し上げるに当たっても当然、出資は見込めないので:

分かりました。じゃ、今度セシル・テイラー弾きます、とかゆうと:「まーたワケ分かんないこと言ってるよ、このコは」とか思うようデス。

音楽家の暮らしというのも、親戚にとってはミステリアスなようで、「今、確定申告で忙しいの」とか言うと:「音楽家なのに!?」みたいなノリなのよね。「最近はどうしてるの?」と聞かれて、「ダウンロード配信の契約が終わったところ」なんて言うと、心底驚くみたい。「契約」というのは保険とか、新聞とか(笑)家を借りたり買ったりとか、そういう時にしかしないものだと思ってるのかも。

「トモコちゃんのワケの分からないピアノが携帯で!?」と驚きながらもダウンロードしてみてくれたらしい。ワケ分からないのもあるけど(笑)。自分でも「ジョン・ゾーンとかメシアンの着メロってすごいよね。メシアンにケータイが鳴ってるとこ、見せたかった」とか思う。着メロにする人がいるんだろうか?(笑)iTuneとかではメシアンの曲のダウンロードもあるけれど、着メロは世界初だと思う。この記録に続く人がいるんだろうか(笑)
しかも検索が > J-インディで。

7つの指輪とか、イマジナリー・ダンスとか、タイム・カーヴ・プレリュードの1番とかは、確かにケータイが鳴ったときに品が良く見える。もともと名曲だしね。
聞きやすい曲だし、こういう形でも聞かれるようになって、「ケータイの着メロの曲じゃん!」とスタンダードになっていけばいいかな。目覚ましにも、いい感じですよ♪


応援クリック、ポチッ

こちらもポチッ
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れた日曜日に池田亮司

2008年03月18日 | 現代音楽
日曜日:恵比寿ガーデンプレイスのザ・ガーデンホールで開催した池田亮司のdatamatics[ver.2.0](←コンサートね)夜の部に行く。

ホールのドアには「妊娠中の方、心臓の弱い方などは・・」ご注意下さい、みたいな張り紙が貼ってあったらしい。わりとギリギリに行ったので、注意しないで席を探してたけど。
そういえばチラシにも「本公演はストロボ効果と重低音、高周波を使用しておりますので、心臓の弱い方、ペースメーカーをご使用の方などはご遠慮ください」と書いてありました。

健康で良かった。妊娠もしてないし。

ってどんなコンサートよ

とか思うでしょ?

客席は若い男衆だらけでした。1列に女子は2人いるかいないかという比率。服装はカジュアル。ネクタイをした男性は2人しか見ませんでした。一瞬、「ここはシモキタか?」という錯覚を起こしかけるし。

この公演は、パリのポンピドー国立芸術文化センターと日本の山口情報芸術センターが共同委嘱したという、コンピュータ・アート(音楽と映像)のエスタブリッシュメントなもの。パリでもポンピドー・センターの周りは若い人でいっぱいだけど、もう少し幅広い世代の知的階層が集ったんじゃないかと思う。日本人は新しいもの好き、と言ってもコマーシャリズムに乗っ取ったエンターテインメントに関してのことで、こういったアートに関して知的年配層は保守的なんだなと思いました。

さーそのコンピュータ・アートのエスタブリッシュメント、Ryoji Ikedaの「心臓に悪げ」なコンサートは・・

心臓・・もとい・・内臓にキターーーーーー!!という素晴らしさでした。

家で自分の好みのボリュームでCDを聞いてるのと違って、大音量の重低音と高周波にいたぶられているような感覚です!Mめのヒトはハマること受け合いです!「ああもうダメ。苦しい・・」というあたりで休憩になるという絶妙さ。(前半30分。トーク、幕間一切なし。映画みたいな感じ)

いやーこりゃハードだわ。これだけの爆音で、音が鮮明だというのは奇跡に近い気すらする。ありえない。フツーのコンサートじゃ。さすがエスタブリッシュメント!映像もエッシャー入ってるような関数使いまくりのヴィジュアルが、閃光と共に場面転換するし。

とは思いつつ「それにしてもここまで音量デカくなくてもいいんじゃない」とか休憩時にブツブツ友人と客席でのたまう。15分じゃなくて30分休憩させてくれ!カラダが復活しないよーーー

とかコラーゲン飴をなめながら息をつく。まさしく「休憩」。

覚悟を決めて挑んだ後半は:

前半より音量を落とした感じで楽しめました。

「デカすぎる!アタシ達が妊婦だったらどうしてくれるんだ!?」とかヒソヒソ言ってたつもりだったのが、(耳もやられてて)デカい声だったので聞こえたのかな?7列後ろだもんね。(コンピュータやらPA操作)

とかゆってたら:「いやー・・それは耳が慣れたんでしょう」と言う人もいれば、「後半はピアノ(p。弱音、ね)が多くて良かった」という人もいて・・

前半はフォルテッシモffだったんだろうか

という疑問をご本人(池田亮司さん)に聞いてみたかったという未練を残しつつ、体力を消耗したのでゴハンを食べに行ってしまったのでした。

アー写(アーティスト写真。宣伝用)も公表しないというRyoji Ikeda。ウワサでは香港映画スターのような甘~いマスクだそうですよ?あくまで:ウワサです。未確認なので、次回は是非!

P.S: 耳鳴りは全然しません。さすがです!どういう技術(周波数?)なんでしょね!?

応援クリック、ポチッ

こちらもポチッ
Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この時期の話題(毎年恒例)

2008年03月08日 | 日常
あー 確定申告、ようやっと終わった!

今年は大変だった!(←去年の活動ね)

1つ活動を増やすと、数値化(金額化)する手間が増えて大変だ!
手間は一緒なんだから、どうせなら儲かってくれ!ヤザワ!

ふ~・・

今ごろ、中小、零細企業とかの部長以上クラスのおっさんたちが、同じセリフとため息をついてることでしょう。

10年前くらいに、当時人気のあった『筋肉少女帯』のオーケンこと大槻ケンヂが「俺のしてることは音楽じゃない。経営ですよ。本来の仕事である曲作りより、資金繰りやスポンサー集めに奔走する毎日は、プライド切り売りのハードボイルド。中間管理職の哀愁にまみれてショボいよ。部長の俺にしてみりゃ、勝手な意見ばかりが飛び混じって(メンバー、スタッフ、事務所、レコード会社、リスナーなどから)あ~ウルセー。今の俺はまるで『男はつらいよ』のタコ社長ですよ。経営で精一杯。ロックなんかやってるヒマなんかねーですよ。少し休みたい。」

とかさんざんエッセーに書いてたよね。そのあたりから少し精神的にも病んで、病気もして。

そう。音楽は夢と文化を与える仕事とかゆっても、しょせんは資本主義の世の中。ヨーロッパでも大昔みたく貴族がお抱えしてくれるワケでもないし、宮廷音楽家といえば日本では雅楽だし。

10年前にオーケンのエッセイを読んだ時には:「ナニを甘ったれてるだ?じゃ、やめれ!ロックは死んだ。これからは現代音楽だ。とでも書いてくれ、とかファン・レター(←どこが)でも出してみるけ?」とか思ったものだった。

当然、こういう管理職のような仕事はずーっとやってきているわけだし、もともとが音大出なので、そんなことでもしないと、出会うのはピアノを習う子どもとそのお母さんと(両親としての男性と)、同じレベルの仲間の音楽家だけ、という人生になってしまうから、珍しくて面白がってしてたけど。確かに規模が大きくなったりすると「あ~もう!」ということがほとんどかも。筋少くらいメジャーだと、どれだけ大変なのか、今でこそ想像がつかないわ。

94年のオーケンのエッセイ集を今また見てるんだけど。(やっぱりけっこうファン?)
「ニューCD用の歌詞を家にこもってガンガン書く。筋少はロック、しかも多少メタルよりであるにもかかわらず、自宅での俺のファッションといえばサンタ柄のパジャマにねんねこばんてん。それで「焼き尽くしてやる!」「燃えてしまえ!」などという詞を書いている。腰にはホッカイロまで貼っているというのに。」(オーケンののほほん日記/新潮文庫)

お元気なのかしら?シアワセでいてほしい。もしも地球が滅びるということになって、『ノアの箱舟』みたいなものに、日本からは100人とかそれくらいしか乗れないということになったら、こういう人こそ乗ってもらいたいな。医者は何人かいるだろうけど、政治家、弁護士なんて要らないでしょう。そんな事態になったら。

音楽家は大事にしましょう。(してネ


あと目についた話題と言えばコレ↓

『若い人の自己破産の原因として、かつらのローン費用がそのランクの上位にある』

そうですよ!毎日のシャンプーは危険です!自己破産しますよ!?

応援クリック、ポチッ

こちらもポチッ
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする