ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

腱鞘炎:7 好転反応中(毎週台風につき)

2018年08月19日 | 美容、健康

ホロヴィッツ in モスクワ・ライヴを10年ぶり以上で鑑賞。それにしてもグールドといいホロヴィッツといい、およそ「ピアノの正しいフォーム」とは関係ないフォームですね。

 

まあホロヴィッツのプログラムというのが:スカルラッティのソナタとかモーツァルトとかシューベルト、ショパンのマズルカと英雄ポロネーズ、かろうじてラフマニノフとスクリャービンが入ってる程度なので、体力や筋力云々よりは・ボケてなきゃ弾けるよな〜とは思う。

 

さすがに上手いけど。毎度・不思議に思うのは:こんなに弾けるのに、ナゼこんなつまらない・くだらない曲をレパートリーにするんだということ。弾けるけどバカだったのかな

ホロヴィッツでなきゃ・聞いちゃらんねーような曲の数々。そこが良かったのか

 ホロヴィッツ・イン・モスクワ [DVD]
 ホロヴィッツ(ウラディミール)
 

ロンパースを着て・ベビー・ハットを被って「バブ〜」とか言いそうなホロヴィッツを観ていると、「こんな老人にはなりたくないなー」と強く思う。いや、腕前じゃなくて。でも「ホロヴィッツと腕を代えてあげる」とか「ホロヴィッツに憑依されて弾く」という申し出があったら、躊躇なく断るな〜

捨てないけど(ライヴinモスクワ)、次に聞くのはまた10年後かな

 

最近・暑いせいか、ペルルミュテールでラヴェルのピアノ曲ばかり聞いて自分も弾いてます。それとメシアンの「20のまなざし」の15番を藤井一興センセで。いいわぁ〜

 ラヴェル:ピアノ作品全集(2)
 ペルルミュテール(ヴラド),
 

 

 

 メシアン/おさな児イエズスにそそぐ20のまなざし

 鳥の小スケッチ

 藤井一興
 

 

90歳を過ぎたペルルミュテール最後のパリでのリサイタルに行ってるんですが、素晴らしかったんです。

歳を取ることで無駄な力が抜けて、それでいてラヴェルのようなヴィルトゥオーソ的な曲を弾いている。奇蹟だとは思いましたが、こうありたいとも思ったし、今はどうしたらそうなれるのか考えてます。

 

先月終わりから毎週のように台風が発生して、天候不順で湿度も高いせいもあって、肩甲骨まわり、肩、腕、首と神経痛のように痛んでます。じわ〜っと滲みるような虫歯のような痛み。そして虫歯治療で削るような鋭角的で鋭い痛みが走るの

 

「いた〜い・・・いた〜い」と顔にシワまで作りながら日々・暮らしてるんですが、それでもペルルミュテールのラヴェルを聞いてるんだよなアタシ

ということに気がついて『鏡』を弾いてみたら「道化師」以外は弾けたんですよ

 

そういえば・先月の試験で学生が弾いたメシアンの「20のまなざし」の15番も、レッスンしてた時はまだ和音を弾いてみせると痛んで、家でCDなんて聞く気にもならなかったのが、ここ2週間ほど「そういえば・やっぱり『まなざし』の15番ていい曲よね」とか思って、ロリオ、ベロフ、藤井センセと色々あるコレクションから聞いてみて:「ウン。やっぱり藤井センセがいいかな」と愛聴してるんです。

 

 てゆーことは・ひょっとして弾けるのか

 という気になって弾いてみたら、あれ不思議。先月は全然・弾けなかったのに、今は弾けるという

 痺れるような滲みるような痛さの中でも治って弾けるようになって、痛嬉しいです

もうこれで最後の好転反応にして欲しい

 

「道化師」もフツーにCDを聞いても腕が痛くならないんです。そろそろ弾けるのかもしれません。もともと「道化師」はダサくて「英雄ポロネーズ」のように好きじゃない曲なんですが、まあこの際リハビリとして。「道化師」やドビュッシーの「喜びの島」は苦々しいけど・しょうがないとして、ショパンのマズルカやポロネーズがクラシックのピアノ曲売り場にあることは間違いだと思う。「民族音楽(World music)」に置くべき。ピアソラと一緒にね。

 

まだメシアンの『まなざし』の10番とか、ドビュッシーのエチュードの12番とか連打、オクターヴのエチュードは聞く気にもならないんですけどね。その時期じゃないんでしょうね。

 

いまだに辛いテクニックは:連打と指を開いてみっしりと詰まった和音とか、押し続ける全音符、それと同じ音型を同じ指使い(同じ腱)で弾き続けるミニマル・ミュージック。

 

レパートリー的にはドビュッシーのエチュード全曲とバルトークとリゲティのエチュード、メシアンの『まなざし』の10番が弾ければ完治したことになるんです。もうちょっと

 

練習時間は2時間まで連続出来るようになりました。それでも1日の最大練習量はまだ3時間。だから譜読みに時間のかかる複雑系現代音楽はまだ無理。うぅ〜 そうこうしてるうちに複雑系の楽譜なんて見えなくなっちゃうよ〜と思っていたら、iPadプロに取り込んで見れば良い。という実践をしている先輩ピアニストを知って、背中を見て追う事にしました。めでたしめでたし この秋に新しいiPadプロが出るらしいのを狙うわ

 

それにしても

 

ドビュッシーのエチュードなんて、10年以上前に全曲、すごく上手に弾けてたんですよ。録っておくんでした

完治したら最初にやりたいプロジェクト

 

ホロヴィッツ、バーカとは言いつつ、かつての演奏家はピアニストでもハイフェッツのようなヴァイオリニストでも、みんなクラシックの名曲(ショパンのマズルカやポロネーズは名曲とは言い難いけど)をまるでジャズのように、即興で弾いてるような自由さと軽快さがあって、それには本当に脱帽します。現代の演奏家がそのように弾こうと思っても、ヘンな「節回し」になって、コブシが効いてる演歌のようになってしまうだけ。これは日本人だけじゃなく、フランス人の演奏家でもみんなそうなんですよ。国籍を越えて演歌になる状態。

 

ナゼなんだろう。ナゼかしら

 

例えば・去年聞いたダルベルトの「亜麻色の髪の乙女」も、ほとんど演歌で、ヤザワと国籍を代えたほうがイイくらいの勢いだった。どうしたんだろうと思ったなー

 

まあヒトのことはいいや。ダルベルトもそのまま行け。ヤザワは「現代の(女)ペルルミュテール」を目指すけど

 

さて。台風の準備というか対策として

生後2ヶ月ほど?の子猫。風邪を引いて鼻水と目やにで目も塞がり、臭いが分からなくなってゴハンを食べなくなってしまったので保護しました。

散歩道で発見した多頭飼育崩壊現場のような家に住み着いた猫コロニー

ママはまたしても妊娠中

このコロニーに何回かゴハンをあげて、家の人に声かけをしたんですが、老人1人で認知症のようで話になりませんでした。

そしたら5日ほど前に、このコロニーのパパ猫が、なんとヤザワの家の前で鳴いてヤザワを呼んでたんです

「何かあったのかな」と思ってコロニーに行ってみれば、このチビ・ソックス(手足が白いから)がグズグズになって弱っていたという。

 

急いで引き返して洗濯ネットで捕獲してレボリューション(ノミ取り薬)を付けてから連れて帰ってパリスに世話を頼んだですが・・・

 

どういうわけかパリスは攻撃的で、チビの背中に馬乗りになって背中に噛み付いて、チビが悲鳴を上げるんです

「なんか気に入らないことをチビがしたんだな。ま、チビも学んで仲良くやるだろう。なんたってパリスは気立てがいいし」と思ってたんですが、一晩中ダメでした 

 

チビ一匹だと淋しくて泣いてうるさいし。困った〜

 

それで次の日には

訪ねてきたエルちゃんとライトと3人にしてみましたが、やはりエルちゃんが「シャーッ」と怒ってしまって、間にライトが入って一晩過ごしましたが、ライトもエルちゃんもストレスでチビを攻撃するとまずいので・・・

オスカルと

一緒にしてみたら、オスカルは「かまって、かまって〜」の子猫は鬱陶しいけど、弱って静かにしてる分には別によい。ということで、ようやく落ち着いたのでした。

 

まだブシュッブシュッとくしゃみをする度に粘質な黄色い鼻水を飛び散らしたり垂らしてるんですが、ヤザワの見立てのホメオパシーのレメディが3日目にしてヒットして、熱も下がりガツガツと食べてウンチもするようになりました。やれやれ

 

治ったら多頭飼育崩壊現場の猫コロニーに返すべきか、思案中。理想は「地域猫」として手術をして、近所の人みんなで可愛がってあげてほしいんですけどね。

 

そうこうしてるうちにママは出産してるかもですよ・・・

 

   

 

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酷暑2018

2018年08月08日 | 日常

花材(オアシスとか)を使わないミニブーケ 地球とお財布に優し〜いは万物共通

 

とても夏バテしております〜  

東京とか名古屋よりはずっと暑くない沖縄ですが、やっぱり暑いです

先月末に前期試験を終えて、次の日から石垣と西表に行くつもりでいたんですが、『ジョンダリ(台風12号)』のせいでやめて以来、ゴロゴロとしてる日々。沖縄には来なかったけど、波浪注意報とか海が荒れ模様だと意味ないのでね。直撃でなくても海は荒れてたりするんです。西表でのトレッキングには暑すぎるし

弟一家と父親は行った模様。合流しようと思ってたんですけどね。関東はジョンダリ直撃だし酷暑だしで、沖縄でしばし・ちょい避暑というのも悪くないだろうけど。

  

子どもの頃から虚弱で、ゴロゴロしがちなヤザワに口の悪い父親が:「オマエは製糞機だな。今日もウンコしかしてないだろ」とか「いいなあ!そうやってゴロゴロしてて小遣いもらって食う物もあって。まるで・いざり(乞食)だな」とか、色んな言葉をかけたのでした。人格形成の大事な少女期の話。

 

今では私の子どもの頃の体調不良は:給食で無理に飲まされる牛乳と、母親が様々な形で調理に混入させていた牛乳(シチューとか手作りアイスとか)と卵であったことが判明しているので、「朋子は小さい時から頑張り屋だった」ということになってるという。高校に入って給食がなくなった途端、ものすごく元気でアクティヴになったんですよ。外食も多くなって自分の好きな物(食べて気持ち悪くならないもの)ばかり食べるから背も伸びたし。

そしてそこからヤザワの反抗期というか報復の進撃が始まったのでした。

十何年後かに「陰毛とすね毛は剃ってから風呂に入って」とか「立ったまま溲瓶にションしたら」と言われることになる男。朝が起きれなく1限目の単位を根こそぎ落としかけた娘の通学ドライバー。元祖アッシー。存命中。

「ババァ!メシ!」「デブは暑苦しい花柄なんか着ちゃダメ。ちゃんと鏡見て買ったら?似合ってないの分からない?」と後年言われるようになる女。中学生になるまでホラー級にコワかった。2002年没。

 

「ババァ!メシ!」「ジジィ!カネ!」とのたまってた頃のヤザワ

犬には優しい

パーリーピーポー

右ですよ。若いから化粧が濃いし香水もプンプン。ただし昔も今も濃い色の口紅はつけないんです。

 

2005年に使っていたHDDのデータを取り出そうとして、コンピュータが読み込まなくて やることも余計な費用もかかってしまいそうで、ますますやる気がなくてダラダラしてしまってます。

廃盤になっているMaXtorなので、電源始動なのに、純正電源が引っ越しでなくした?でも2年ほど前に開いて確認したような記憶があるんだけどという、故障なのか電源のせいなのかも分からない状態。

 

こちらのスタジオに電源あるか問い合わせてみたけどなさげ。どうしようもなくて元・近所のALM Recordsに電話して事情を話して:「中に入ってるデータにアクセス出来たら新しいHDDに移して下さい。壊れてる場合はデータ・リカバリー業者を紹介して下さい」とお願いしました。

 

「あー・・ねー・・HDDはいつかは壊れるものだからバックアップしておかないとねー」「今度はします!ところでリカバリー業者はご存知ですか?」と聞いたら「頼んだことない(データ失ったことない)ので知らないけど聞いておきますよ。沖縄に引っ越したんですよね?まず送ってみてください。 見てみますよ」と言ってくれたのでした。

 

南阿佐ヶ谷へ行け ヤザワのHDDよ。そして積年の重荷を降ろしてくるのだ

 

これで取り出せたらマンゴもう1箱だな〜

 

この夏に編集してリミックスする予定だったデータなので、それまでまたヒマなのでゴロゴロしよっと。てゆーかリカバリーなんてことになったら、ものすごい金額になるんじゃないかと思うので、こうしてゴロゴロして読んでなかった本を読んだり古い写真やらビデオを整理して無駄遣いせずに節約してないと

 

そういえばコジマ録音(ALM)に伺ったのは2010年の猛暑の夏だったような。夏に縁があるなぁ

当時のブログ 長い夏

       制作進行状況

       作って食べて働いて・・

この時も当時勤めてた大学が夏休みになったので編集に打ち込めたんですね。当時はヴェジじゃなかったし「健康より美食」、美食とショッピングと旅行(南国の海)が余暇の過ごし方だったんですね。ペットもノエルとオスカルだけだったし。

 

データにアクセス出来ないと判明する前に・この夏のセールで買ってしまったもの

誓いどおり服ではないんです浴衣です

オトナ買い

しかし服より着用率低い気が・・ 左は綿麻でかなり涼しいんですが、それでも帯があるからな〜。右は薄手の綿だけど暑くてとてもムリ

来月に着よう。なんといっても柄が・・

白猫なんです 

そこかしこに

帯も麻

 

先日、NHKで放映してた「吉屋チルー物語」の録画を久万田さんから拝借して観ました。

沖縄のキモノの着付けは、夏は帯は締めないで腰紐だけで着てるようでした。それでも前は打ち合わせ(ってミーティングの語源なのかな?)で暑そう。

昔は今より涼しかったのかなと思うほど見ていて暑苦しい。琉球王朝のキモノにしてもあんな豪勢に幾重かになっているキモノは1月とか2月の冬の2ヶ月くらいしか着れないです。なんたって12月だって蚊取り線香必要だし3月終わりには海開きなんだから

 

久万田さんは「矢沢さんが吉屋チルーを観てどうかな〜・・」と笑っておられましたが、これも情操教育なんで

 

アッシー、メッシー、ミツグくんというバブリー青春時代を送った世代が観る「吉屋チルー」は、なんというかエキゾチックな感じではありました。沖縄の人というのは内気ながら情熱的で、フランス人のように幾つになっても恋をするんだそう。日本とはいえやっぱり南国だからなんでしょうね。猫も本州なら1年に2回のところ沖縄じゃ3回発情するんです。

 

ヒットソングはやはり色恋モノが相場なので、アム〜ルな琉歌を書かないとね

 

「マンゴの歌」のコの点を取れば恋歌にならないですかねぇ・・と呟いたらみんなに大爆笑されました

 

誘惑されても

食べ過ぎちゃダメよ

魅惑のマンゴー

赤く熟れて

 

データが戻ってきたら忙しいんです。リカバリしなかったら地獄のように忙しい夏になってしまうので予定はナニも入れないことにしてダラダラ節約待機ちう

 

これも8886にしちゃおうか

猛暑で男たちのXXXが肥大する「夏のXXX現象」が発動中! 


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