ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

「悠々自適」悠 雅彦さん追悼コンサート

2023年11月12日 | 音楽

先月、悠雅彦氏がお亡くなりになりました。

JazzTokyoの立ち上げから関わった悠さんを偲んで、追悼コンサートが渋谷の公園通りクラシックスで開催されます。

Jazz評論家らしい、悠先生も頻繁に足を運ばれた場所での開催で、悠さんと縁のあった有志の演奏家が出演します。

思えば私もこの場所で今回演奏予定のWalk Manを初演し、その時のライヴに悠先生も足を運んでくれたのでした。

2003年にリリースしたGeisha Farm初のCD「キャバレー」も、「これはクラシックでもないしキャバレーソングでもない」と批評の掲載を断られたり、クラシックの評論家に酷評もされましたが、悠先生は非常に高く評価して批評を書いてくれました。
いつもほがらかで、励まされ、アーティストの気持ちに寄り添ってくれる方でした。

出演ミュージシャンの顔ぶれを見て、悠先生の幅広い音楽嗜好、思考が伺えます。

まだ49日前で、気分的に心の整理もついていないのですが、心を込めて演奏したいと思います。

ご都合よろしく、ご興味ありましたら是非お越し下さい。この顔ぶれでの企画は今後ほぼありえないと思われます。

寒くなってきた折、みなさまお体には気をつけてお過ごし下さいませ。

お会い出来ますのを楽しみにしております。

 

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Cabaret ~ Kurt Weill to William Duckworth ~ 配信開始

2023年11月05日 | 日常

5回のメタデータ差し戻しに心(てか身体)が折れかけましたが、無事に配信の運びとなりました

3日よりSpotify, Apple Music, etc.で配信されました

「もう見捨ててくれて結構です」と担当様に喉元まで出かかりましたが、「何度も大変恐縮ですが、トップページに戻って、〜を入力したら、トラックのページに行って、ローカリゼーションの〜を入力して、etc...送信して下さい」と注意書きをびっしりと書いて送って下さる努力に頭が下がりました。何十人担当されてるんだろう。連休はしっかりお休みして頂きたいです

来週には仏蘭西幻想奇譚 / Playing in the Dark が配信されます。

次の週にはTransition

までは作業を終えました

まだこの先4枚分(Flash Point は2枚組なので)の作業があると思うと、寿命が最低でも5年は縮むと思います

それにしても、ナゼコピペしてるのに全角スペースやらが入り込むのか

という問題を解決しないと、残りの作業がまた地獄になってしまいます

今はWeb上で入力してるのを(担当様がチェック出来るため)、ファイル形式をダウンロードしてやってみようかという気がしてきた。WebだとブラウザがChromeオンリーの対応なので、それが問題な気もしてるんだなー

音源のアップロードも必ず1回はエラーが出るので2回、同じことをして待たなくてはならないし遅いし、Chrome が疲れるらしくて、続けて画像とか他のファイルはアップ出来ないとかね。何度もエラーが出て、次の日にはなんてことなくアップ出来たり。

ナゼChromeなのだ

とは思うけど、今はそれどこじゃないのだ。とりあえずダウンロードしてやってみるか。Webだとトラックづつ別のウィンドウを開いて行き来が出来ないので、英語の単語をコピペしてもトラックのページの言語が日本語になっているのを英語に切り替えるのを忘れてペーストしたりとか、気がつかないところでミスがあったり、言語切り替えに注意して手間をかけるべきだったのかもしれない。

それに、12桁のコードをどうしたら効率良く確認出来るかということも解決しないとね。音声ソフトに読ませても、それを自分が目を皿にして聞いて確認してるようじゃさ

電話の音声ガイダンスみたく、「数字が違います。確認出来ません / 正しい数字です。確認が取れました」というようなAIはないのか

まだ無理か 。2つのデータをAIが行き来して確認するということだから。家庭用ソフトだし。

ここ2年ほど、色々あっても「今はそれどこじゃない」で突っ走るというか振り切るようにして邁進する仕事が多くて。手持ちの技術とか知識以外のスキルを学びつつこなしてるので消耗が激しい。

先々週に東京の友人が石垣の帰りに寄ったという連絡があって、2時間ほどお茶をしたら、ぐったりと疲れて3時間ほど昼寝をしてしまいました

久しぶりに会って楽しかったんだけど、自分はギリギリの状態でこの一連の作業をしているということが分かりました。病気でもないのに話したり笑ったりする体力が残ってないという

実際、寝る間も少々でやってるわけだから、健康ではあるんですよ

友人との約束も3月から全部・延期。絵も小説もお休み。ダンスだけかろうじて隔週で続けてます。それと整体。

映画だけは桜坂劇場で先月・一気に1週間で5本観ました。1番・気分転換になったのは:

映画『ウェルカム トゥ ダリ』予告篇(ロングver.)

自分がNYに住んでた'98~2002の時期は、ITバブルの頃で市内も浄化され、夜中も地下鉄には乗れるし昼間はセントラルパークを散歩出来るしで、'90に初めて行った時とは別の国のように安全だったけれど、80年代にスタジオ51とかにアーティストが集まったエネルギー溢れる頃がNYのベル・エポックだったのかもしれないと映画を見て思いました。

2000年前後も楽しかったけどね。でも既に貧富の差が浮き彫りになり始めていて、アメリカ人自体もとまどっているような状況ではあった。「この状況が10年後に日本でもまさかね。日本は皆保険の国だし、みんな中流。で1番成功した社会主義の国なんだから」と思ってた。

日本人にとって、超資本主義はアメリカ人以上に体質的にも心情的にも対応不可能だと思う。ダリも結局、人生の終わりはスペインに帰ったようだし。

自分が成功したら住む家から伴侶から友人までアメリカ人のように全て変えたいと思うか。

ま、「糟糠の妻は捨てられる」とは日本でも言われてはいたけど、トロフィー・ワイフというようなノリではなかった。それに「玉の輿」もアメリカン・ドリームほど宝くじのようになった感じ。

美男美女がシャンパンにまみれて面白おかしく騒ぐ様も懐かしい映画で、大変・気分転換になったのでした

さて

オマケ:ダリの40歳年下の愛人と言われたアマンダ・リア オネエ

映画ではアンドレア・ペジックがアマンダ役をしてました。大きくてキレイでした。

Amanda Lear - Queen of Chinatown HD sound

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年内5タイトル再ローンチ

2023年11月01日 | 音楽
このアルバムも10年以上前に作ったのかー
 
どうも。旧譜から20年分のアーカイブ活動中。そんなに枚数はないけど😅作業は大変ーーーーー!!
 
データ移行のメタデータ作成作業で1ヶ月ほどWindowsでかかりっきり、消耗激しいです
 
曲名、作曲家、出版社のオリジナル言語と英語、日本語(カナ)と3ヶ国語で1曲づつ打ち込んでいきます。疲れてくると何故か途中で全角のスペースを入れたり等のミスが多発します
 
20年前はちぃ姐がやってくれました。その時はこんなに煩雑でもタイトでもなかったはず。タイトルも日本語だったり途中で英語になってたり。何日か入力作業してるうちに何語でやってるのか分からなくなってしまったりもしたのかも。当時は配信黎明期だったからまだユルかったんでしょね。
 
 
今回、最初に作業したのがCabaretで歌モノだったのが苦難の始まり
 
作曲者、作詞者、出版社の他にこの曲に付けられている販売用のコードを間違わないように読み上げながら打ち込んでいくという。これが1番神経使う。間違ったまま提出したらデータは0から作り直しだから。歌詞は英語、ドイツ語、日本語と1曲づつに言語設定して、etc...
 
5回差し戻されて 6回目でようやく完成。休んでる暇もなく2枚目の作業に取りかかるも、これはまた別の気苦労があったのでした
 

 

のデータを作成するに当たって、コードを細心の注意を払って打ち込んで・読み上げながら見直して、作曲家や出版社を3ヶ国語で打ち込んで、「インストゥルメンタル」アルバム設定をしたら(CabaretはVocalアルバム)

 

「この曲(スクリャービン)のキーは何ですか?」がプルダウン方式で、日本語でハ長調から半音づつ全ての調が表示されたのでした

かろうじてハがCとかdoであるということは分かる

楽譜を見ながら「シャープ2つの短調って・・えーとh-mollって・・えーと・・はーにーほーへーとーいーロ短調」てほんとか

とか。サティのキーは「ハ長調!(最後ファラドなのに)」。今後、「メシアンのキーはなんですか?」「ブーレーズのキーはなんですか?」に答えます!メシアンはロ長調!(モードはガン無視)ブーレーズはハ長調
 
とヒステリーを起こしかけたところで、選ばなくても先に進めることに気がついた 。差し戻されるかもしれないけど空けておくか。サティもブーレーズもハ長調で提出したらどんな結果になるのか興味はあるんだけど
 
 
それにしてもなんで音楽学校はドイツ語で教育したんだ。。せめてまだ英語だったら😢思う。日本語での音階(ハニホヘトイロハ)も邦楽でもないのになんか意味があるんだろうか
 
そういえば医者のカルテも今は英語と聞きました。
旧音大ということにはならないのか。それはそれでなんかだけど
 
久しぶりに「嬰」という字を見て中国漢字かと思いましたよ😅
 
データも新たにハイレゾ仕様にアーカイブ起こししました。
 
取っといて良かった   アナログ・オープン・テープ
 
ここからメシアンのエチュード4曲と田中カレン氏の初演を取り出します。
デビュー・リサイタルですよ やっぱオレって天才と自分を鼓舞してと
 
 
 
年月が経っているのでテープ面が劣化していると回した時にデータが損傷してしまうので、まず乾燥機に1日ほどかけて乾かしてからアーカイブしてもらうのです。
 
お金かかってます  もう毎日、自炊
 
酒もやめたっきり、全然飲んでません。神経使う仕事が多すぎて(絶対に間違えられない)飲めないし、飲んでないのに疲れてスペル間違えたり
 
Simple Songs About Sex & Warと5回打ち込むとこ、コピペしたはずなのに、なぜか2曲がSinpleになっていて差し戻ってきたり、Chizuru Mitsuhashi & Tomoko Yazawaをほぼ全曲に打ち込むのも何故か全角のスペースが入ってる曲があったり
 
「メタデータを自分で(ヤザワが)作ってるんですか」と驚かれるけど、この入力項目を打ち込んでくれる人材をどこで見つけるんだねと逆に聞きたい オリジナル言語の発音記号の変換を入れたり。ウムラートとかアクサンテテギューやら。
 
てか コレ(メタデータ作成業務)で仕事になるナ
 
でも眼は疲れるし神経使うしで自分ごとじゃなければ出来ないね
 
その苦労の結晶
 
11月3日にまず Cabaretがローンチされます  
 
次いでPlaying in the Dark(審査待ち)、Transition、Flash Point、
Seriousu = Japanese、EGOIST、と続いて新録音ハイレゾ・アルバムの新作が年明けくらいには出したいかなと
 
新作ローンチは来年になるか年末になるか。
 
HPも久々に更新。ようやく今年の苦労が形になりました
 
もう4踏ん張りです。。

 

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