ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

風子の言い分

2010年11月24日 | ペット

どうも。矢沢家でトライアル2週目中の風子よ。

 

トライアル2日目にここの主人から:「ノエルとオスカルを見れば分かるだろうけど、ここは白くて美しい動物しか住めないのよ。アタシの美的感覚を高めたり、インスピレーションを与えるような存在であることが、ここのペットの役目なの。分かった?」と言われたの。

 

「アンタは10月に激ヤセの2キロから3・3キロになったところで手術を受けて、術後1ヶ月で0・7キロも太ったそうね? どうりで写真と別の猫だと思ったわ。コレステロール値も176と高いし、中性脂肪値も120という、見た目も中身も真性デブ猫ね。ここで暮らしたいんなら、適正体重の3・3キロまで減量してもらうわよ?肝臓の数値も悪くないし明らかに食べ過ぎよ。今日からはダイエット・フードのカリカリに酵素をふりかけたものを食べてもらうからね。いい

 

イヤ。モンプチのロースト・チキン缶が好きなの。

 

もう子づくりもしないからオス猫にモテるように容姿に気を配ったりする必要もないし、好きなものを思う存分食べてゴロゴロと暮らしたいの

 

と訴えたけど、モンプチをくれたのは2日だけだったの。「こんな脂っこいモンを爆食してっからコレステロールも高いのよアンタの身長で0・7キロってゆったら、アタシで言えば11キロ太った。ってことよしかも1ヶ月で」とか言われて 

猫のコレステロールの正常値は:53~164で、中性脂肪は:18~69らしいわ。

 

ゴハンを食べてる後ろ姿を見ては:「 ぷぷ。まるでイモムシね」とか笑われるし、のろのろ食べてるここの猫(オスカルとかゆう気取った名前と態度の猫)が残したゴハンを食べようとしたら「こら」とか怒られるし。残ってるからもう食べないと思ったのよオスのくせして手を使ってカリカリを食べたり、ちびちび何回にも分けて食べる男気のない猫だわ。

 

しかもそのオス猫、トイレも犬みたくシートでするのよ!ヘンな猫。アタシがこのトイレでしてる時にびっくりしてたわ。猫のトイレだと思わなかったみたい。ヘンなだけじゃなくてバカなのね。隣がそのアホのシートが敷いてあるトイレよ。

 

見ないでよ

 

そんなアホな猫にいくらアプローチされたって友達になんかなるわけないじゃない

アンタもこっち来たらぶん殴るわよ!

まともな猫は犬なんかと遊んだりしないのよ!

↑ この藤のカゴで爪をちょっと磨いたら、また怒られたわ。

爪研ぎ買ってあげたでしょアタシは行儀の悪い猫はキライよ」って。。。

 

お腹いっぱいは食べられないし、ここのしつこいオス猫にケリを入れてやったらまた怒られるし、犬は日ごとに近づいてきてるような気はするしで、ムカつくーーー

しかも犬と同じ布団で寝てるのよ 信じらんないわ!もう自分がイヤ。

 

言われたように爪研ぎでだけ爪も研いで、粗食にも耐えて、しつこくキスしようとするオスも5回に1回だけのパンチに抑えて、犬はまあ悪気もスケベ心もなさそうだけど、挙動不審で目が離せないわ

 

なんだかすっかりクサって、ある晩、1人で椅子で寝てたの。どうせアタシはヨソ者よ・・・

そしたらご主人が起きてきて、1人で夜更けにパンとチーズとサラミでワインを飲み出したの。

思わずダイエット中だということも忘れて、好物のパンに手を伸ばしちゃった・・

パン大好き

ここんちのパンは天然酵母とバターで焼き上げたパン・ド・カンパーニュらしいわ。

ご主人が「ん?パン食べるの?」とちょっとちぎってくれたのの美味しいこと!

「へー?パン食べるんだ!チーズは?」とチーズも米粒3粒ほどいただきました

「へー!へー!じゃ、カボチャとかも食べるのかしら?」って。大好きよ ペストリー類も好き。クロワッサンなんか大好き バターで焼き上げたクロワッサンは初めてだわ。マーガリンとは全然違うわね。

 

ダイエット中だけど、ご主人の晩酌にはちょっとだけご相伴が認められたの。

 

まあ確かにここ何日かで背中とお腹の毛繕いがラクになったわ。全然ゴハンが食べられないわけじゃないんだから、食いだめのように食べなくても大丈夫なのかもしれないわね。

 

ここのご主人はなんだか好き。 アタシに似てるような気がするの。

 

ご主人も:「 アンタのようにワガママで心の狭いネコは、コレを飲むといいのよ。気分が晴れやかになってあんまり腹が立たなくなるわよ。アタシも飲んでるの」と、フラワーエッセンスの『ビーチ』~寛容~を、『レスキュー・レメディ』~ショック~、『ウォルナット』~変化~と一緒にお水に入れてくれてるの。

 

前の保護主さんの家では3ヶ月、ムカついて唸ってたんだけど、ここでは3日目くらいからムカつきながらも犬とオス猫と同じ部屋にいるから、まあ効いてるんでしょうね。ご主人で効果は実証済みだそうだし。

 

でもこれがアタシのこれからの人生かと思うと、それもまた悩むのよね。

 

アタシはやっぱり人間は好きだけど、他のネコとかいないほうがいいな。

 

それでも、このエッセンスとか飲んでるうちに気も変わるのかしら?

 

今は全員で『リレーションシップ』っていうエッセンスを飲んでるのよ。

 

 

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人生五分五分:その2

2010年11月20日 | 日常

来年度の企画書やら予算書をまとめるシーズンです   

毎年、年々、この時期が早まっています。10年前とかは来年の企画なんて12月に入ってから年賀状と一緒に書いたものでしたが、ここ2、3年は10月中旬から11月中旬でまとめるようになっています。

この2ヶ月の差というのはけっこうな差(だと思うのはヤザワだけ?)で、この間にもっといいアイデアが浮かんだり、企画が発展したりするので、またその変更届の書類作成ラッシュになったりします。もうイヤ~~   と思うなら、最初からがっちりアイデアを固めればいいわけですが、そこがほれ・それ・クリエイティヴ系の難しいところであります。


珍しいことに予定より1日早く終わった書類があり、「お!じゃ、映画でも観てから腕のメンテナンス(レーザー治療)にでも行くかな」と火曜日にBunkamuraのル・シネマで上映中の『わたしの可愛い人ーシェリ』を観ることに。

 

なんだかんだで結局、映画か治療しか行けない時間になってしまったので、映画を取ることに。せっかくの空き時間、気分転換でもしましょう

 

先月の八木みっちゃんのご友人のお話があまりに強烈だったのが潜在意識に入り込んだようです(笑)。よっぽどみっちゃんを誘おうかと思いましたが、映画の後は新百合(ケ丘)まで治療に行くので慌ただしいかなと思い1人で観ることに。

 

火曜日はサービス・デーで¥1000でした!ラッキー 治療費は変わらないので今日は映画を選択して正解ね

アタマ5分ほど遅れて観そびれるのも気にしないで鑑賞。この映画はアタマなんかよりラストが面白そうだしね

 

*********************************

 

と思って観た映画はすっかり気分の悪くなる代物でした。あーもーホーントに気分転換になりましたよ! すっかりいい気分だったのが台無し 

みっちゃんを誘わなくて正解だったわ。こんなの美知依女王様がご覧になったら:「ナニこの映画サイテーねっ古っくさい固定観念プンプン振り舞いちゃったてさ私の魅力でオトコなんかひれ伏させてやるわ」とさぞかしご立腹されたことでしょう。「なんでこんな映画に誘うのよ」とヤザワも怒られたかも。。

 

¥1000だからまあしょうがないか。こんなことなら治療に行くんだったなー

 

と気分も重く家路に着く。映画館に入った時の晴れやかな気分とは打って変わってどんよりとした気分。ヤザワより若くて可愛い女子はいぢめたる というネガティヴな気持ちが胸いっぱいに広がっていくのでした。風子はやっぱり引き取るかな。とも思う。(← ブスだから)

 

しかしスゴい効果だ。どんなに暗く・陰気で・調整がない・聴きづらい現代音楽を聴いても、ここまでどんよりとした気分にはまずならないゾ。現代音楽も、もっと暗くて陰気で全然OK! 原作者のコレットは、かつてシャネルに「太り過ぎ」と評されたおばはんらしい。文学を利用して、てめぇのレベルに落とし込もうとは、さすが『女』流作家だけのことはある。

 

 


 

木曜日:今日こそ腕のメンテナンスに新百合(ケ丘)に行くべしと勢い込んで中央線に乗り込む。ケータイでメールをチェックしようとしてディスプレイを見て・本日が木曜日であるということに気がつく。1日早く火曜日の午前中に終わった書類のせいで(慣れないことはするもんじゃない。やはりギリギリに仕上げないとね!)、金曜日だと思い込んでいたみたい。木曜は病院は休診日。このまま新宿まで行って、高島屋とタワレコでも見て来るかな?という気もしたけれど、帰ってノエルと散歩に行くことに。

高円寺でUターン。往復¥260と30分を捨てる。

 

 


 

 

金曜日:今日こそ治療に行くのだ と張り切って受付時間30分前の午後6時に病院に到着。

診察券を出そうとして:「あの・・・今日はもう受付を5時半で終了しました」と告げられる。

ここの先生は学会の要職にも就いてたり幼児検診もしてらっしゃるので、診療時間の変更がけっこうあるのを忘れていた。電話で確認するんだった。。。(HPでは変更を告知している。ヤザワのケータイでは見れない。それでもiPhoneは検討していないヤツ)

 

新百合ケ丘を意味なく往復。¥920と2時間半を捨てる。

 

きっと近々、すごくいいことがヤザワの身の上に起こるに違いない。

そのための運をチャージしてるところなのよ

 

 

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入野賞30周年

2010年11月13日 | 現代音楽

入野賞30周年記念演奏会(11月3日東京オペラシティ)に行ってました~~

 

猫のトライアルに向けて棚を作ったり掃除をしたりetc,

で書きそびれてましたが、行ってたんですよ!

 

終演後のパーティーで、この日の演奏会のために来日していた作曲家たちとお話したり、帰国後メールをくれたりして、まだ3日の演奏会の余韻が残ってます。

桐朋創設のお一人であられた入野義朗先生はヤザワが高校で入学した時には他界されていたのでした。令夫人の禮子先生(も作曲専攻。高橋悠治氏と同級生)が入野義朗を記念して:『過去の集大成よりも、現状への変革と未来への可能性、方向性を重視する理念で設けられた国際作曲賞』が入野賞です。

 

過去の受賞者の音楽も、毎日音楽コンクール(こちらは音大生の登竜門というところでしょうか。作曲技術、技巧を競うという感じ)とは別味の作風が多く、コンセプチュアルな曲が多かったような気がします。毎コンでは絶対、選ばれないような音数の少ない曲とか(笑)

 

コンクールとか賞にもコンセプトというものがあり、「どういう人材を輩出していくか」という方向性があります。音楽界という産業の人事というかプレ・就職というものがコンクールなので、その結果は:能力がある/ないというより、適材適所、という程度に考えるべきなのでしょう。もちろん「ある一定のレベル以上」での話で。

 

国際作曲賞:入野賞は、演奏会のため来日した作曲家はどの国からであれ、英語でスピーチをしなくてはなりません。(ということは演奏会当日に知ったかも?笑)

会場では審査員で作曲家の湯浅譲二先生がインタビューと通訳をされてましたが、お客さんのほとんどは通訳も必要ない感じで冗談には笑ったりしていたのでした。終演後のパーティーの司会(作曲家の田中聡さん)も英語だったしね。

 

さすが文化の日。 にふさわしいグローバルな雰囲気の中での演奏会は、これまた素晴らしいものでした。

 

第30回入野賞に選ばれたジョヴァンニ・エンリコ・ロー・クルト(イタリア/1980ー)の作品は、展示されていた楽譜をざっと見ただけでは想像もつかなかった繊細で透明感のある響きのステキな曲でした。審査員がいかに丁寧に楽譜を読んで、入野賞の30回目を飾るににふさわしい曲を選んだかという結果です。聞いた後、気分が爽やかになりました。

三枝成彰さんが審査員だったら:「こんな爽やかな曲は現代音楽じゃない!現代音楽であるわけがない!」とかゆって選ばなかったかも。笑:(氏は「現代音楽とは調整のない、暗い、陰気な音楽のことです」とTVで語っておられました。毎コン受賞者の言葉。それが毎コン作曲部門の方向性なのか??)

まー確かに『暗い・陰気・調整がない』音楽も現代音楽には多いですが、能天気な音楽ばかりでなくてもいいではないですか。そんな小説とか絵とかも世の中、いっぱいあることですし。音楽だけバカみたく明るい必要は全くない。という意見も支持はします。普及活動もしてますし(笑)

 

話は入野賞に戻って・・

 

その爽やかな受賞作の他、私は第28回の受賞者、フィンランドのトミ・ライサネンのリコーダーとギターの曲が最高だと思いました!コレもまた全然、暗くなく、陰気でもないんですよ!(笑)調整はなかったけど、もうサイコー!! 本人も来日していたので、パーティでもお話しました。ピアノ曲もあるらしい

 

どの曲の演奏も素晴らしく、エネルギーをいただきました。音楽って、作品(曲)もあるけれど、演奏する人のエネルギーをもらうために聴くんでしょうね。

 

30年この私設の賞を運営されてきた令夫人の禮子先生は、noblesse oblige『高貴な地位ある人の義務』を実践しているという意識もなく、本当にナチュラルに楽しんでいるご様子です。もちろん運営にはアタマの痛いこともいっぱいあるわけですが、それでも隠居の未亡人のような人生は歩まれないんですね。これぞノーブル!

 

毎年、受賞者を出すということは、ものすごくお金のかかることなわけです。それこそシャネルを着たり宝石を買ったり豪遊もできる代わりに、『現状への変革と未来への可能性、方向性』のある若者を世の中に紹介することをライフワークにしていらっしゃいます。人と人を結び、音楽界の発展のために尽力する人生。色んな所へ行き、人と出会う刺激も、縁も、目的が崇高だから続くし、だから楽しいのでしょう。イキイキとしていらっしゃいます。

 

シャネルがかつて宝石をジャラジャラとつけた富豪夫人に:「あなたのような人(誰でも知ってる大金持ち)なら、ニセモノの宝石でもいいではないですか?」と言ったそうです。

 

高貴な生まれでなくても(笑)、見習いたい。人生の指針となります。

 

入野賞の40周年、50周年も!続けて下さい!

 

30周年、おめでとうございました

 

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本日解禁!『エゴイスト』

2010年11月10日 | 現代音楽

うぃ あ~ ザ・ワ~ルド~~

うぃ あ~ ザ・エゴイスト~~~




ミュライユやメシアンのような人格者にこのアルバム名はどうよ


という一抹の罪悪感はありましたが(笑)、「みなさんに合わせました」という日本文化を理解してくださるお二方なので、このままGo!


自分の信じる道をどんな障害をも乗り越えて突き進む。というアーティストの鏡のような方たちの作品集でありんす。営利活動でない、これぞ芸術至上主義!

 

これを聞け!少しはアタマを使え!自分で物事を考えろ!漫然と暮らしてるんじゃねえ!

みたいな気迫がビシビシと伝わってきます!

 

先週の『シリアス・ジャパニーズ』の解禁日、3日に藤枝氏とお会いしました。

「『まじめな日本人』 バカにしやがって 」とワインをゴチになりました

 

英語でいうところのSerious Music (アカデミックな現代音楽/非商業音楽)の邦人作曲家作品集なので:

Serious Japanese Music というタイトルにするか、Serious Japanese Composers にしようか・・・

とか考えてるうちに:Serious Japanese になったのでした。一服の「笑い」の清涼感があって気に入ってます

このSerious Japanese のジャケット・デザインは99年のNYと東京でのリサイタルのポスト・カードの転用なんです。

当時NYに住んでいたヤザワに、清水俊彦先生からお手紙をいただき、その宛名をスキャンしたのが Tomoko Yazawaの書体です。もっと長生きしていただいて演奏を聴いていただきたかった。という思いもあって、今回、復活させました。

happy = sad なんかの単語は、当時NYで通っていた英語学校の教科書の宿題です(笑)

 

98年にNYに行った時には仏語しかできなくて、3ヶ月近く週2(3回だったかな?)で学校に通ったのでした。

大学で仏語を第1外国語に選択して以来、英語をほとんど勉強していなかったので、聞き取ることも話すことも中学レベル以下だったと思います。かろうじて読み書きが出来るという状態でのアメリカ大陸上陸でした(笑)。若くもないのに無謀なところは変わりませんっ

 

『エゴイスト』のジャケも、2000年のNYでのリサイタルのチラシ、カードのデザインの転用です。模様は:当時日本で流行っていた「動物占い」でヤザワはチータだったので、チータがモチーフです(笑)。録音も新旧で旧の割合が9割なので、ちょっとノスタルジックな気分を表しました。ミニマル・アートもこの頃、全盛でしたよね。

 

ということで

 

これを聞け!少しはアタマを使え!自分で物事を考えろ!漫然と暮らしてるんじゃねえ!

 

ヨロシクです!!

 

 

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トライアルちう

2010年11月09日 | ペット

101回目のプロポーズ大作戦。 部屋の入り口でじりじりしているオスカル。

 

6日の午後2時に到着した風子にオスカルは一目惚れしたようです 

 

1人(1匹)で部屋に入ると「ウ~・・シャーッ」と怒られるので、ヤザワの後について紛れて入ってみたり、風子がゴハンを食べている時にそっと背後に忍び寄って尻尾の臭いを嗅いだりするので、また怒られるという。

 

しつこい♂は嫌われるよ~~ ノエルとの距離のが近いじゃんーーーー

 

「なんか雰囲気悪いな~・・気疲れする・・」(ノエル)

 

これまでノエルに注いでいた愛情と情熱の全てを風子に向けているオスカル。ストーカー状態です。。

風子の座っていた所はことごとくチェック。風子が動けば追いかけて行くし、自分がゴハンとトイレ以外の時間は全て風子を見張ってます。なんとかして猫キッスをしようとしては「ウ~ウ~シャーッ」と怖がられて怒られているという。

着いた日は飲まず食わずで唸りっぱなし。巻き添えを喰ってヤザワも猫パンチをくらい、指がソーセージのように腫れたのでした。痛かったー 猫パンチってこんなに痺れるほど効くんだ?という感じ。すごい力。もうびっくり。

次の日に保護主さんに電話をして聞いた好物のモンプチのロースト・チキン缶を買ってきて開けたら、まあヤザワには心を開いたのでした。「これ!アタシの好物なの!」という感謝の眼を向けたゾ。食後は鼻炎のようにグズグズと喉をならして足にまとわりついてひっくり返るし。

 

またたびも差し入れ

いい感じで酔ってます

 

オスカルが恋患いのようにせつない顔をして見つめる風子は写真よりずっとスタンダードなペルシャでした。

つぶれ顔で耳が小さくて3頭身。ショー・キャットのよう。

毛質もオスカルよりみっしり生えてます。サマー・カットが伸びたら、すごいペルシャになりそうです。

 

初めて見た瞬間:「うっ・・ブス・・写真と違うじゃんっ」という表情をしないように取り繕いました。(オトナだから!)

 

オスカルの保護主さんだったタカハシさんも立ち会ってくれて:「うわー・・この子、小柄なのに顔が大きーい!しかも耳が小さーい!」そして:「野良では顔の大きい子がボスになるのよ」と教えてくれました。ショー・キャットも顔が潰れてツラのデカイのがチャンピオンになってるしね。

 

なんとなく、「ちぇー・・ブスだ・・」とヤザワが思ってるのがタカハシさんに分かったんでしょうか。「ここ(ヤザワんち)で上手く行かなかったら、ウチにおいで~」と風子に言ってるのを聞いて、安心してトライアルに入りました。

 

「いいノエルに手を出したり、もう1回アタシに猫パンチなんかしたら、アンタはタカハシさんちに飛ばすからね」といちおー、言ってみたら「分かりました・・」と返事が聞こえました。

 

「それからノエルとオスカルと仲良く出来なかったら、やっぱりウチでは飼ってあげないからね」と言ったら:「努力します・・」という返事を眼を見てされました。

 

ヤザワもアニマル・コミュニケーションが出来るようになったようです 確かに聞こえました。

 

それから風子は私の膝に乗り、ふみふみとマッサージ?をし続けたり(リラックスして甘えてる時にするらしいけど、そういうシチュエーションではないので、明らかにヤザワの機嫌取り:笑)、お腹を見せて転がったり、すり寄ったり、必死の努力を始めたのでした。2日目にして。

 

ノエルもオスカルのことも心底怖いようで、「ウ~ッ」と唸ると、ヤザワに「ダメ!」とその度、注意されてはヤメてます。健気。自分がブスだという自覚があるんだろうか??

 

しかし猫の世界では、すこぶる美人のようです。オスカルもせつない顔をして嫌われないようにしつつ、なんとか距離を縮めたい!という一心なのが見え見えで:「あんた、まあーこの顔で・・」と風子をしげしげと見るヤザワでした。

猫のメスは気難しい。気が強い。と聞きますが、なんとなく「女同士」という連帯感が不思議とあります。これはバニラでもそうでした。

まあ一緒に暮らすメスなら、少しブスで健気くらいのがいいかしら?という気もします。猫とまで張り合いたくないしね(笑)。

 

もしかしてキャット・ショーの「美人」の基準というのは、「猫から見て美人」ということなのかもしれないですね

 

2週間~1ヶ月、トライアルをしてから、ウチの子になるか審判の日を風子は迎えます。

 

つづく・・

 

 

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本日解禁!『まじめな日本人』

2010年11月03日 | 現代音楽
Geisha Farm HPにレコーディング・データアップしました

What's New? のコーナーです

ライナーは徐々に書いていきます~~  ワーク・イン・プログレス!

CDサイズのジャケがダウンロードできるようにアップしました。それなりのサイズで見ると

これがまた!

カッコいいんですよ!

Contactのページから「ジャケ写希望」のメール送信してくださ~い

折り返しアップ先のアドレスを返信します~

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