ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

充電中

2007年02月27日 | 日常
3月のコンサートでも使用予定のミディ・ピアノ。ただ今、物置き場と化して練習不可。上に乗っているのは帯やら帯板やら着付けに必要なヒモなど。

先週あたりからちょっと落ち着いた暮らしぶりのヤザワ。それまではなんだかずーっと10分おきにメールやら電話やらがあって、毎日返信するメールだけでも何時間もかかってて。

「このままコンサートまでずーっとこんな感じなんだろうかピアノの練習はできるんだろうか」と不安になりつつあったら・・

気がついたらけっこーピアノを練習してたり。寝る前に「1人でも着れる初めての着物」とか眺めてたり。

3月は1日からプリ・プロ(Pre Production.コンサートで弾く曲のエレクトロニクスの部分をマスタリングして完成させること)を始めるので、つかの間の休息あーんど集中して練習する期間です。免許も更新しなくちゃだし、確定申告もしなくちゃ。

HPも更新してるから見てみてね?→Absolute-MIX Presents Electro-Acoustic Music

ここら辺りで気分転換しておくのも大事。そうは言っても旅行とかには行けないので・・・

着物に挑戦してみることに

成人式にも着物を着ていないヤザワの着物は全部母親の形見。当然、自分では着たこともないし、たたみ方も知らなくて本を買ったわけだ。形見だから1年に1回くらい虫干ししてカビが生えないように気を遣ってるんだけど、干してたたむだけじゃつまらなくなって、着てみたくなったの

「1人でも着れる初めての着物」を見ながらとりあえず着物までは着たけれど、帯が全然分からないし。「こうかな?えいっ!」と引っ張ったら帯が裂けるし

普通の帯はあきらめて浴衣の時にしめる半帯を買ってきました。¥3150也。うーん。我ながらよい買い物これで結べれば言うことないぞ。

さっそくリボン結びに挑戦。前で結んで後ろに回すだけなので、ちょっと左右がいびつだったりするけどそのうち上手になることでしょう

後ろに回したリボン結びを確認しようとして首筋を痛めました

着物を着る時はストレッチから始めないと危険ねっ

着物の下に着る長襦袢の襟は縫い付けるんだけど、お裁縫はものすごく苦手なヤザワ。かろうじてボタンくらいはつけれるけど
半襟を縫い付けるなんてまず無理。一難去ってまたここにも着付けのハードルが高くそびえてるし

ということで:練習に来たちぃ姐に頼み込むし。ちぃ姐は着物も大好きでいっぱい持ってるらしいし自分でも着れるの。



↑4年ぶりくらいで使ったアイロン アイロン台がホコリだらけで、まずそのホコリを取ってたら「ハンカチかなんか敷いてその上で半襟にアイロンかけるよ?」とちぃ姐がゆってくれたので

くちゃくちゃのハンカチが出陣しましたー♪

「・・・ハンカチにもアイロンかけろ、ってか」と呆れた様子のちぃ姐でしたが、ハンカチも3枚ほどアイロンをかけてくれて、半襟にもかけてくれて縫い付けてくれて破れた帯も繕ってくれました

それから「お太鼓」の結び方を習いましたが・・・コレは1回じゃとても無理。ちぃ姐は後ろにも目があるんでないのなんで見ないで結べるの

という見事な手つきでささっと形良く帯を結ぶちぃ姐。まーもともと器用だしね。ヤザワは髪型も1つに縛る(ポニーテール)、かギザギザのクリップで留める、しか出来ないからねー・・

でも何と言っても「ゲイシャ・ファーム」なので、いずれは1人で着付けて電車にも乗ったりしてお目見えしたいと思っております

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ちゃんこ鍋

2007年02月22日 | 日常
木曜日:東京での計4公演を終えてホッとくつろぐ東京カルテットのクライヴ(チェロ)と第1ヴァイオリンのマーチン、他総勢8名で食した『ちゃんこ鍋』の会。

主催は:クライヴの義理の父、つーこのパパ。

くつろぎながらも大変に義理パパと仲人(!)さんに気を遣うクライヴがなんとも微笑ましかったデス

アメリカ人の婿じゃこーゆーわけにはいかないって。クライヴはイギリス人なので、なんとなく日本人は気が合う感じ。そもそもつーこが8分の1がイギリス人だしね。(曾祖父がイギリス人)

「焼酎飲みなさい!」とつーこパパに勧められて「はいっ!」ん~~美味しい!Excellant!とかゆってるワイン党のクライヴ

「明るい農村」という芋焼酎を男性陣は(マーチンも)飲んでるし。

ちなみにヤザワは熱燗です。鍋には熱燗、と決まってるんです。それに焼酎ってよく分からないの。なんだか「燃料」って感じで。鍋に熱燗以外はどんなお料理でもほんとはワインが飲みたいの

みんなでお鍋をつつきながら、仲人さん(前前在フランス大使夫人)からクライヴとつーこの結婚の時の話しを聞いて大笑い
クライヴだけは神妙な面持ちだったケド。

それにしても『ちゃんこ鍋』はヘルシー。どうしてこんなカロリー高くないけど栄養価の高い食べ物でお相撲さんはあんなに太れるのかしら?不思議。
「明日はお肌、ツルツルのぷるぷるですよー」とかお店の元、小結のオーナーにも言われるし。

食事の後は、東京カルテットのメンバーとも共演しているヴァイオリニストの樫本大進さんとおちあって軽く飲むことに。

東京カルテットのストラディヴァリウス製のヴァイオリンとかチェロは日本財団が無償で貸与しているもの。樫本さんのヴァイオリンも日本財団のコレクションから貸与してるんだって。

ストラディヴァリウスの楽器の保険料って、年間500万くらいするって知ってた

まーヴァイオリン1つとかで1~5億円とかするからそれくらいにはなるんだろうね
そういった保険料の費用も日本財団が持ってくれてるんだって。日本が世界に誇る才能に対しての出資だもんね。

ヤザワの友人知人のヴァイオリニストで個人でストラディヴァリウスとかグァルネリとか持ってる人もいるけど、保険に入っていない人もけっこういるの。保険料が高すぎるから。寝る時も隣に置いてるし、飛行機でも抱えて乗ってるし。

そういうの見るとヤザワはピアノで良かったなーとか思う。何と言っても巨大すぎて持ち運べないから盗難にもまず遭わないし、巨大すぎるので持ち運ぶということはハナから諦めてるし。ホールの弾き慣れていない楽器を弾くという運命だけど、だいたいちゃんとしたスタンウェイとかベーゼンドルファーという名器があるので、調律師さえしっかりしてればまず安心だし。それにどんなピアニストもそのピアノを弾くという点に於いて、ピアノというジャンルは平等。

ま、それはともかく、天才ヴァイオリニストの樫本さんお勧めのデザートがコレハニー・トースト

「もうね、絶対美味しいから食べてみて!」とかゆわれて。

ト~スト~とか思ったけど。だってさんざん「ちゃんこ鍋」食べて飲んで来た後なんだもん。そんなモン食べたらホントに相撲取りみたくならないかとか不安なんだけど・・・

食べちゃった・・美味しいんだもん・・明日がコワいよー・・

翌日はホントにちゃんこのオーナーが言ったようにお肌のキメが整って、ぷるぷる。 もう毎日ちゃんこ食べてもいいかも

どすこーい ちゃんこ食べてピアノ練習するぞー!(←気合い満々)

きっと体重に反映されるまでには1週間くらいの猶予があるだろうから、デザートは控えます!

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アート・オブ・トイピアノ

2007年02月21日 | 現代音楽
渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」と「アート・オブ・トイピアノ」を観て参りましたー♪

日曜日の夜7時にジョン・ケージ、9時にトイ・ピアノを観るべく、アップリンクに7時ちょうどに到着したヤザワ。すでに満員だし。

すんごい熱気

走って来たから中に入ったら汗かくし。

他ジャンルのアーティストにも影響を及ぼしたケージのポートレートというのはやはり普通の音楽家によくありがちな写真とは違ってステキ
そのステキな写真と共にケージの言葉がナレーションされると、「世界にいない3大人種の1つにアメリカ人の哲学者というけれど、やはりケージはなかなかだわ。希有なアメリカ人ね」とかすっかり感心するし。

世界にいない3大人種って知ってる?

1番ベーシックな『ありえない』3大人種というのが:1アメリカ人の哲学者 2ドイツ人の美食家 3日本人のプレイボーイ

とか言われてるよね?

お!ついでに世界で1番幸せな人生とは(男性にとって)

1アメリカの給料をもらい 2中華を日々食べ 3イギリス造りの家に住み 4日本人の妻を持つ

とかゆうんだそうだ。ま、ドルが最強だったりすることが前提とはいえ、1つでも間違うとサイアクなことに。。。

1中国の給料をもらい 2イギリスの食事を日々食べ 3日本の家に住み 4アメリカ人の妻を持つ

という笑い話になってしまうわけだ。

それはともかく。

『ジョン・ケージ』→辛かったっす。。久々に辛い目に遭いました。。人生に苦みを増してくれるし。

観た人が「けっこー辛いですよー・・『トイピアノ』はか~な~り~面白かったです」と教えてくれたので覚悟はしてたんだけど。上映時間が並びだったからケージも観たの。まあもともとは『トイ・ピアノ』観に来たんだし、と思い直してカフェで気分転換することに。

ここUPLINKで映画を観ると、併設のカフェでのメニュー¥200引きのチケットをくれるの。休憩して英気を養うし。

その後の『アート・オブ・トイピアノ』は本当に面白かった

も1度観たい♪てゆーか、DVDがあるんなら買いたいくらい

この10年かけて作った映画にはケージも出てくるの

『ジョン・ケージ』にはケージは出てこないのにね。写真とケージの言葉とか文章をナレーションする構成。ケージの生誕80年だったかな?を祝うコンサートを企画していたアンサンブル・モデルンがケージが亡くなってしまったのでそのまま追悼コンサートになった模様が記録されてるんだけど。生きていれば出演したんだろうか。残念でしたね。

そういえば『トイピアノ』に出演していないトイ・ピアノで取り上げた作曲家はベートーヴェンくらいかも

動いて話すケージにヤザワのNYの知人、友人の作曲家も出演してるし、何と言っても素晴らしいプロダクション。

90年代に撮られたIn Bed with Madonnaをちょっと思い出しました

別にマーガレットさんがマドンナ似という訳では全然ないけれど、映画の作りが90年代に作られたスーパーモデルのRegend of Modelというビデオ・シリーズにちょっと似てたり。クラウディア・シファーとかナオミ・キャンベルとか撮ったヤツ。10年かかったわけなので当然その当時の雰囲気というのは影響されてるよね。

ユーモアと洗練された頭脳が結集して作り上げたドキュメンタリーという感じで、100分という上映時間がものすごく短く感じられました。このジャンルの映画でここまで面白い映画とか番組って初めて観たと言ってもいいかも。

Good Job

超!お勧めです!『アート・オブ・トイピアノ』

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楽譜到着!

2007年02月13日 | 現代音楽
3月27日、28日のコンサート情報が配信されたり広告が出たりする時期です。

コチラ→ヤフー・ミュージック


ヤフー・ミュージックには一昨日配信されました。

「ぐわんばるぞぉ~」と雌叫びをあげてもヤザワの弾く曲は出来てなくて、ピアノの前で「一体どんな曲を書いてるのかしら?電話ではvery difficultとか言ってたけど・・」と色んな曲を練習しながらため息をついていた日々だったのが。

昨日、出来たてホヤホヤのトニー・プラボウのピアノ・スコアが届きましたー♪

インドネシアのブライアン・イーノとも称されるトニーの手書きピアノ譜!

イーノにしちゃ音数多くないか


こちらはちぃ姐ことディーヴァ三橋が歌うスコア。2000年に作った曲なので、フィナーレで打ち込んであります。
なるほどー
イーノをスコア化するとこうなるわけだー

このちぃ姐が歌うFuneral Pyreはまさに「インドネシアと西欧とテクノロジーの融合」といったトニーらしい曲。

さーヤザワが弾く曲はどんなサウンドかな?

練習します!

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最近のチェキ!3

2007年02月11日 | 文化・芸術
2月24日から開催の今年で第10回をむかえたメディア芸術祭。 

▽平成18年度[第10回]文化庁メディア芸術祭の受賞作品発表
  http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/index.html

今年度は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、世界36の国と地域から過去最多の1,808作品の応募があったそうです。

去年、初めてこの芸術祭の存在を知って観に行ったヤザワ。 あれからもう1年経ったのかー・・

その時の様子がコチラ→メディア・アート  

文化庁らしい(!!)ツマンナそなHP

なんでこーツマンナそーにわざわざするんだろうかやってることはすごく面白いのに。まるで洗練されたりスタイリッシュだったりすると不真面目だと言わんばかり。

まーその傾向は民間の企業でも大会社になるほど守りに入るので、どこの大企業も『安心でツマラナいサービス』を売りにしがち。まさに一昔前の役所みたい。最近でこそ民営化に向けて「民間のようなフレキシブルなサービス♪」を目指している国営の各部署。切られていくとインディペンデントとして頑張るし、巨大化すると恐竜のごとく絶滅を待つのみなのだろうか。ネズミのような小さい動物に負けるという。

まだ恐竜だった頃の名残のあるツマンナそーなHPのメディア芸術祭だけど、内容は本当に要!チェキ!!

渋谷のアップリンクで上映中の映画も要!チェキ!
「アート・オブ・トイ・ピアノ」はかーなーり面白いそうです。ヤザワも来週観に行きます。それからフェラーリ映画祭の「パリのセシル・テイラー」とかメシアンとかシュトックハウゼンとか。

来週末から来日の東京クワルテットも行きます!スケジュールはコチラ→ジャパンアーツ

うーん。2月のマイ・スケジュールは楽しそう特にバレンタイン・デーのイヴェントもないけれど、免許の更新のついでにチョコ持って何件かお世話になってる殿方たちにアイサツに行くかな?数打ちゃ当たるとかゆうし。みんなステキな殿方なので、落ちてくれるんならこの際どなたでもいいわ

と去年も言ってたかな?もしかして。雪でも降って家に籠ってたんだろうか・・・

まー免許の更新前は美容院にも行くし、お化粧もしてるからやはり14日に免許を更新してついでに街をうろつくというのが正しいかもしれない。そんなに寒くなければ。着物でも着るかな?着物で免許の写真というのもいいかもしれん。ちゃんとした帯は結べないので、半帯(浴衣の時に締める帯)でもいいや、この際。足下も寒いからブーツにするし。(←”攻め”の装いのつもり)
着物でも着たら気が晴れるような気がするの。一昨年、叔母さんに教えてもらった着付けはそんなに難しくなかったような気がするし。見かけた時にヘンな着付けでも「あら~着物♪似合ってるわよ!」と声かけてね?ミンクの帽子無くしたショックからまだ回復してないんだから。「ぷ(笑)ヘンな着方~」とかゆわれたら「アンタこそ鼻毛ハミ出てるわよ。抜いたら?」とか防衛態勢に入っちゃう。

ホラね。こんな記事も→女性にとってアレよりも大事なのは・・

そうだ!着物着て映画も観に行こうっとちぃ姐と!ちぃ姐は帯結べるし!(←実は半帯も結んだことのないヤザワ)渋谷までは伊達巻きの上に羽織着てれば帯なんかしてなくても分かんないし!

2月はアート三昧しましょ

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最近のチェキ!2

2007年02月03日 | 現代音楽
紛失届けを出してあるヤザワのミンクの帽子は未だに交番からも連絡はありません

木曜日に『朱霊たち』を観て、そのショッキングな内容にしばし現実を忘れたヤザワ。やはりアートは世界を救うのだ

今日はすでに心がささくれ立ってマス。もっとアートを

ブログではなるたけ楽しいこととか前向きなことを書こうと思ってるヤザワ。

本音を言えば、ヤなこともムカつくこともいっぱいあるし、怒ってしまうこともある毎日。人のブログを読んでると、そういったヤなことを全部書いてスッキリとする(?)人もいるみたいだけど、ヤザワの場合は:ヤなことをも1度思い出すのがヤなので、書いてもスッキリしないんだな。そんなこと書いたり考えたり読んだりしてるだけで不幸の連鎖反応が起こるような気がして、無理しても明るく楽しくしてた方がいいと思ってるわけだ。それに自分ではどうしても解決できない時のために弁護士という職業も世の中にあるわけだからね。

んがしか~し

警察も弁護士も解決できないような場合(ミンクの帽子紛失事件)はどう、このやり切れない思いを消化したらいいのか
そもそもヤザワは流行とかには興味がないので、自分のテイストに合ったものと出会った時にお買い物をするので、買ったらすごく大事に長く使うの。ここ10年くらいのファッションの傾向、細身のコートというのがヤザワは嫌いなので、考えてみればコートも10年以上買ってないし。着てるコートもジャケットも全部10年以上前に買ったもの。でも全部まだお気に入りの現役 クツも流行の先がとんがったクツは性格が悪そうに見えるからキライ。クツの先は丸く、おデコみたいなのが好き。ブーツもピタッとしたのは愛用の遠赤外線スパッツ(パッチ、だな)がキツくて入らないからイヤ。

ということで、クツも底を張り替えたり、履いたら新聞紙を丸めて湿気を取ってシューキーパーを入れたりしながら10年以上履いてるクツもいっぱい。

だからナニが言いたいのかというと:警察も弁護士も解決不可能な「長年愛用しようと思って一昨年購入してまだ2シーズンしか被っていないミンクの帽子紛失事件」はどう、このやり切れない思いを消化したらいいのか

のヤザワの結論がコレ↓

1:拾って「ミンクじゃ~ん♪ラッキー♪♪似合うし~~♪♪♪」とか浮かれてるヤツを呪う。不条理には非常理(!?)。インフルエンザ注意報が出た最近、もう少し暖かくなるまで待って、丑の刻参りをする。1人で行くのはヤなのでバニラと行く。万が一「アンタ、そんな所でナニしてんですか」とか聞かれても「犬の散歩です。ねっ、バニラ」とかシラ切れるし。

2:アートに日々触れる。

今日の格言:『小人閑居して不善を為す』~小人(つまらない人間、器量の小さい人間)が暇をしているとろくなことをしない、という意味。

別に今、ヤザワは特にヒマじゃないんだけど、おそらく「小人」であろう帽子をガメたソイツに天の裁きを!という気分なのさ。うーむ。でもそれにしても:渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」のドキュメントと「アート・オブ・トイ・ピアノ」は興味あるなー。丑の刻参りより。

世界的に有名なフォルテ・ピアノの名手、メルヴィン・タンの妹御がこのトイ・ピアノのマーガレット・レン・タン。兄ちゃんはフォルテ・ピアノで妹はおもちゃピアノという。おもちゃピアノでCDも1枚作っているマーガレットさん。シンガポール系華僑の方のようです。

おもちゃピアノの曲で60分近いCDを創るというのは大変だったと思う。

NY在住のマーガレットさんが、いろんな作曲家に打診をしては:「おもちゃピアノの曲を書けアンタ、オレをなめてんのか」と断られた、断ったという話しはジョン・ゾーンなどからも聞きました。ヤザワの好きなスコット・ジョンソンも断った作曲家の1人。

そんな苦労話も出てくるんだろうか?それとも「トイ・ピアノの新たなる可能性に着目したマーガレットに共感した」作曲家が素晴らしい曲を提供した、という美談オンリーに仕上げられているんだろうか?

実はヤザワも2003年に全てオモチャの楽器アンサンブル(トイ・ピアノ、小学校とかで使う持ち運べる木琴、リコーダー、おもちゃのマラカス)で曲を頼んだことがあるの。

結果として、その曲はその作曲家のコンサート・ピースの中では1番、再演回数の多い曲となってる(ごめんよ!鈴木治行)様子なんだけど、頼んだ時にはけっこーハルユキがゴネたわけさー・・

「あの、バイオリン入れたいんだけど」とか。『プロフェッショナルとしての楽器』で曲を書きたい、という「作曲のプロとしての誇り」とでもいうんだろうか。(ごめんよーハルユキー

「ダメ」←鬼のプロデューサー、ヤザワのひと言。

「じゃ、木琴じゃなくてマリンバは?」(←ハルユキ)「マリン婆(マリンビスト。おやぢギャクよっ)に『木琴』を弾いてもらうことに意義があるってこと、このコンセプトから汲み取ってよねー」(←プロデューサーの立場ということをよく理解しているヤザワの態度。エラソー。ハルユキは年上だよ?)おもちゃの木琴とかマラカスの合間に格調高いヴァイオリンのサウンドだなんて、ホームレスがヴィトンのスーツケース持って移動してるようなもんだわよ。

今度、自費でそんな曲書いて発表したら聞きに行くわよ、とまでヤザワに言われてさぞかしムッ!としたであろうけど、結果名作を書いてくれた鈴木治行氏でした ありがとー ホントに可愛くてステキな曲 これからも弾いていくからね~~

というような経験を絶対、マーガレット・レン・タンもいっぱいしてると思うんだけど。

観に行かねば 渋谷のアップリンクで上映中の「ジョン・ケージ」のドキュメントと「アート・オブ・トイ・ピアノ」

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最近のチェキ!

2007年02月02日 | 文化・芸術
一昨年買ったお気に入りのミンクのキャップ(帽子)を青梅街道を歩いていて落としたようです

落としたのは夕方4時30分頃。荻窪駅近辺です。拾われた方は交番に届けてください。お願い
本物のミンクで色はブラック。素敵ですが、ヤザワは頭が水虫なので、被るとウツルと思う。なので拾っても愛用しないでね。交番に届けてね悲しいです。とても「新しい持ち主に大事にしてもらってね」という心境になれません。呪いもかけちゃう。被ったら頭痛がするんだからしかも水虫菌もいるわよっ

カワダさんからの電話を取った時に、急いで歩いてたヤザワは暑くなって頭が蒸れたのでキャップをバッグに突っ込んでて、ケータイを取り出す瞬間にどうも落としたらしいの。急いでたからそのまま歩き続けて・・

夜になってまた外出しようとして・・「ない」ということに気がついて、ほぼ半狂乱で探して交番にも行ったんだけど・・

そんな傷心の最中、平石博一さんが音楽を提供しているという映画の情報を送ってくれたので、観に行ってきました。夜9時からの上演でRー15指定というもの。「ムジカノーヴァ」(音楽の友社)というピアノの先生のための雑誌の編集をしているクドウさんと10分前に待ち合わせました。

コレ↓『祈りと呪いのレイトショー』~朱霊たち~

ー予告編ー
http://www.youtube.com/watch?v=EPALw8978g4

映画「朱霊たち」公式サイト
http://www.shureitachi.com


帽子を失った悲しみをほぼ忘れるし。「毒は毒で制す」みたいなもんでしょか?

寺山修司とジャン・コクトーを足して舞踏を入れると・・「朱霊たち」になるという訳では全然ないけれど、「アングラ」というのは脈々と生き続けておりましたですよ。まさにアングラの王道というんでしょか。暗黒舞踏の系譜に位置づけされるらしい、ううーっとクル迫力の舞踏、いたいけな少年(児童俳優)にこんなことさせて・・この男の子、女性観ヘンに成長するよ?とか思ったけど。いや、ある意味、正確に女性を把握したり理解したりするようになるのか。頼もしい。

文化庁が支援しておる映画でございます。やはり英才教育は何でも早期に限るという声明かもしれません。それに子役の男子は見るからにIQが軽く150以上はありそうな感じで、きっと同年代の友人とかは幼稚で話しが合わないんじゃないだろうか。

まるで宇宙空間にいるように重力を感じさせない、時間の流れが変わるような舞踏シーンがモノクロの画像と合って、素晴らしかったです。

客席も舞踏とか演劇関係者が多かったのかな?明らかに女優とか俳優っぽい美男、美女でイっちゃってる系の方々を沢山お見受けしました。演劇の俳優さんとか女優さんて、ものすごいマジメでイっちゃった感じの人が多いよね。クラシックの音楽家とは正反対というんだろうか。ヌードとかになっちゃうのに、ワイ談とか嫌いな人が多いんだよねー

「表現」を突き詰めた結果、ヌードが必要だった、みたいな。理屈屋だったり議論好きなところも俳優さんたちの特徴かな。

鏡はお友達 美食に美酒に音楽と男か女かと鏡があれば人生もうサイコー

というナルシーが多い音楽家。これは「言葉」で表現しない分、自分の美意識を信じて音に託して伝える、という訓練と修行を積んだ末の職業病ともいえると思う。ストイックでナルシストでありながら能天気という。歌手と指揮者はまたちょっと違うだろうけど。

そんなクラシック音楽家の中でも最高峰のレベルを誇る:『東京カルテット』の公演が2月にあります

スケジュールはコチラ→ジャパンアーツ

ここのチェロのクライヴはヤザワのお友達、つー子の旦那さん。お料理が趣味で本格的なフレンチやらパスタも手打ち、というご夫婦。

本当に素晴らしいお料理を作って、ヤザワもご馳走になったんだけど:「ンン~・・ああ素晴らしい出来これはレストランで食べたら1人$150以上はするねああ~・・美味しい素晴らしい」とか旦那の方は違う次元に行ってしまうの。 すぐ追いつくけど。

お料理が上手、というのはクリエイターとかアーティストの基本だからね。どんなお料理を好んだり作ったりしているか、というのがレパートリーとかプログラムに反映されていると思う。ヤザワと違ってクラシックなレパートリーな東京カルテットだけど、どんなジャンルでも『最高峰』に触れるというのは感性を磨く上ですごく大事。

絶品のモーツァルト、武満、シューベルトなどを聞きにヤザワも2月19日に王子ホールに行きます

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