自分でも変態だと思うボリューム調整。グレン・グールドはミキサー室に向かって指揮をしたらしいけど、現代ではこういう作業。
ヤザワのCD2枚組アルバム、Flash Pointに「秘密の花園( Jardin Secret )という悩ましいタイトルの悩ましい音楽、エロクトリック・アコースティックの曲が入ってます(エレクトリック当然)
元はチェンバロとエレクトリック・サウンドの曲を、作曲者と打ち合わせ了承の上、プリペアド・ピアノでチェンバロのような音色にして録音しました。2005年の話。その録音をリミックスどころか部分録音から立ち上げて再編集したという。
去年の11月には出る出る〜と告知していた配信アルバムは、今のところ2枚目のFlash Point_1だけが配信されている状態で、2枚目はこれからマスタリングのやり直しをして仕上げるところです。
父の死とその前後の雑用と訪問、ついでに自分の肋骨ヒビと打撲による体調不良で延び延びになってましたが、本腰入れ始めましたよ
肋骨は全快しました。完治2ヶ月でした
ピアノも練習したいとこだけど、まずはPoint_1を仕上げないとです。さすがに半年以上の延期で担当さんからの連絡も途絶えました
しかし「半年延期」だけではないような手土産が要るよなあと考えて、また高ハードルなことを思いついたという
ただただ苦痛を耐え忍んでた(のが8割とは思う)だけではなく、この時期に閃いたこともあるわけです。巻き返します
身体は順調に年輪を刻んでるんでしょうが、なんか自分は進歩というか進化してるんですよ。死ぬまで成長しつづけるというマンボウ体質なのかね
ピアノはしばらく弾いてなくても弾き方を忘れるということはないけど、オーディオ編集作業は「えーと・・どうやるんだっけな」の連続で、相変わらずマニュアルを読み返しながらやってる泥縄式なんですが、進歩するとマニュアルの隅々まで読んで理解出来るようになるので「これは今はいいや」と思ってたことを試したり、初心者の域を遥かに脱した域に到達した感がある。
センスがあれば5年ほどやれば仕事になると思う。そう思うとピアノはどんなに才能あっても5年でプロにはなれないから大変だよなと改めて思ったり。
ピアノで磨かれた反射神経とか聴覚が遺憾無く発揮されてるし、そういう能力が必要だと思う。
「こう弾きたい」ということをピアノ以外のデバイスで作り込んでいくんです。
結局、ピアノを弾くということも、その逆で、編集作業のように弾きたい。
「ここはリバーブで遠くで響いてるように聴かせたい」と編集することをピアノで表現するわけだから。
あまりに夢中でやると編集作業も腱鞘炎になるので、そろそろ『フリンジ』でも観るかな
シーズン2の17話まできたんですが、17話「白いチューリップ」が難解で、この先ついてけるのかと初めて思いましたー