ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

犬猫ボランティア記

2018年10月30日 | ペット

「りゅうちぇる」と呼ばれているご近所猫 ♂

 

先日、「りゅうちぇる」が黒ネコ♀の背中にまたがって首筋を噛んでいるのを発見したので:「コラッ」と叱って黒ちゃんに手持ちのカリカリを差し出したら「ナ〜ォ〜」と喜んで飛んで来たのでした。りゅうちぇるは気まずそうにしてました

こっちおいで

 

りゅうちぇるはモテる

ようで、りゅうちぇる色と柄の子猫もいます。これ以上りゅうちぇるの子どもを増やすわけにはいかないので、捕獲して手術です。俊敏そうだなー・・

顔を出している白ネコ「たっちゃん」

たっちゃんもモテます。たっちゃんそっくりの子猫もいるので、たっちゃんにも「上がって」もらいましょう。ちなみにシャムちゃんはオスだけで3匹いて、それが沖縄のスゴいところ。シャム猫が野良なんだからね

シャムMIXで、うすいキジ柄で目がブルーという美猫も沢山います。ヤザワが公園から保護したパリスもブルー・アイのシャムMIXです。こんなに美形な猫がゴロゴロいるというのに、ペットショップでも猫を販売しています。フツーにアメショとかチンチラとかフツーに高額で売られてますが、似たような猫がいくらでもいますよ。今は購入時に手術をしてしまうようだけど、以前は手術をしてなくて、逃走して子孫を作ったんでしょうね。

 

10月いっぱいの期限付き『さくら猫無料手術』byどうぶつ基金の無料チケットを8枚いただいて、11匹手術しました。3匹分はボランティアの持ち出し。例によって♀を捕獲したいのに♂が捕れてしまって、ついでに手術してもらったのでした。

 

京都から帰って仕事の準備を3日ほどしてから台湾へ飛び、3日ほど働いて帰って、それから25、28、30日と4匹、4匹、3匹と手術をするために、前日の24、27、29の夜は捕獲、手術当日は朝夕の送り迎えをし、何かと慌ただしい日々でした。

 

やはり手術の日は、「大丈夫」とは思っていても、なんとなく落ち着かなくて集中する仕事は出来ない。雑用に近い仕事しか出来ないんです。

 

9月にいっせいに手術した黒猫一家も偵察に行って、増えてないか、病気になってないかチェックしてます。

元気〜?

チビのママ、ツヤツヤ

グランマも達者でした

しかしチビより小さい子猫が・・

写真を撮って気がついたんですが、手前のチビ(大きくなってるし!)をまたいでる筋肉質な体格は去勢されていないオスだと思う。手術するとテストステロンが減るのでマッチョ体格じゃなくなるから。

このコロニーはグランマが気っぷがいいので「黒猫」だと受け入れてあげている様子。

 

初めて見るチビは今回手術したキジ柄のママの子猫のはずで、ママには同じ大きさのキジの子猫もいるんです。黒チビはこのコロニーにお父さんがいるので、パパに付いて来た様子。

 

生活保護の多頭飼育現場は:さらにスゴいことになっていて・・

庭にマットが放置

猫にオシッコされて放り出したんでしょうか。猫には絶好のくつろぎ場になってますが・・

チビも男っぽくなってきた

新入りチビは女の子のようです。まだ2ヶ月ほどなので、3、4ヶ月は大丈夫。チビは半年ほど大丈夫。あとは住人が長生きしてくれればオッケーです。こんなに沢山の猫を全員・急には引っ越しさせられないので、住人の方には長生きしていただかないと。

 

もう手術しないと妊娠する、(オスは)ケンカするというタイミングで無料手術が申し込めないと、身銭を切って手術をしてしまいます。多頭飼育崩壊現場は、住人が精神的に問題があることも多いんです。せめて妊婦になる前に、高額手術になる前にしてしまうのです。

 

先生、よろしくお願いします

1日の手術は10匹まで。それでも「こんなに手術する獣医いないんだから もう精神的に限界」とぎゅうぎゅうのスケジュールに悲鳴を上げながらしてくれます。

キャリーに移すことも出来ない凶暴なコは捕獲機ごと来ます

シャーッ

みんな頑張るのよ 後でね

手術が終わると先生から電話をいただくんですが、最終日の今日、1匹・手術中に亡くなってしまいました・・・

サクラ耳になって旅立ってしまいました

先生の説明によると、「交通事故に遭った猫のようで、足も開かず、相当に大きい腫瘍が横隔膜の傷を塞いでいたので呼吸が出来ていたけど、腫瘍と子宮を取ったら穴が空いていて空気が漏れて呼吸が出来ず、カテーテルとか色々処置をしたんだけど、手のほどこしようがなくて・・」

ということでした。ビミョ〜なバランスで生きていたんですね 悪いことした

ガリガリでほとんどゴハンを食べなくて、バッチフラワーエッセンスの「オリーブ」をゴハンに垂らしたら食べるようになって、ちょっとだけ肉が付いた感じの2ヶ月ほどの付き合いでした。

 

癌だとは思ってたんですが、2ヶ月ほどの子猫を1匹連れていて、シャムの♂と一昨日、近い距離にいたので、「やっぱり手術しておかないと」と思って、捕獲してしまいましたが、自分の勘を信じて放置しておくんでした。どのみち長いことはなかったと先生も言ってたし。。夕べまで捕獲機に仕掛けたマグロを食べようと入るくらいには食欲もあって歩いてたのに。。。

         

「お力になれず申し訳ありません」と仰る先生に、「こんなに弱ってるコを頼んだ私が悪いんです」と、激しく落ち込みました。。

自分の猫なら受診させて手術出来るような状態か調べてました。末期癌と分かれば手術はせず、そのままにしていました。しかも・そうだと思っていたのに、無料チケットがあるからと焦って早まったことをしてしまったんです。

「ママ、お帰り〜」

「寝てる」

「もう起きてよ」

「ママがヘン・・」

 

「ごめんね。チャボ(子猫)はちゃんと世話するから安心してね 」とチャボママに話しかけて帰ってきました。

チャボママは、今晩は保護していたお婆さんが手元に置いて、塩とお酒で身体を拭いてもらうそうです。明日以降、保健所で荼毘されます(焼却)

 

けっこーオチてますが、チャボママが焼却される時には、元気で生きていたのにガス室で殺処分された何匹の猫達も一緒なのです。ガスで死にきれずに生きているコも一緒に焼却されると思うと、明日からもまた近所で猫パトロールをして、手術していない猫を見つけて、殺されないようにしなくては。と決意をしました。

 

私は野良猫ボランティアのキャリアは浅く、これまで里親を見つけたりしているくらいで、最終的に野良猫を看取ったことがないんです。

ゴハンもウチの猫のゴハンよりずっと安いカリカリとレトルトとか缶詰なので、病気になっても不思議じゃないのに全員を病院に連れて行くのは無理なのです。

 

「もう死んだらすぐに市役所に頼む。今、生きてる子を助けることだけを考える」とボランティア仲間は落ち込んでるヤザワに声をかけてくれました。

 

沖縄に引っ越して間もない頃、ファミマの駐車場で、疥癬で耳が溶けそうになっている猫に「助けて〜」と寄って来られたことがあるんですが、当時はどうしていいか分からなくて、逃げてしまいました。連れて帰ってウチの猫に感染しても困るしと。

 

今なら

 

とりあえず何かゴハン(コンビニで買ってもいい。猫が好きそうな魚系缶詰とか)をあげつつウチに誘導して、ゴハンを置いてる間にロー・ココナッツ・オイルを取ってきて、疥癬部に塗ります(スポイトで落とす)。自分もウチの犬猫も全員、何かとココナッツ・オイルを塗るので、もうスポイト付きのガラス瓶に入ってるんです。(フラワーエッセンスの空き瓶)

 

ココナッツ・オイルは猫疥癬にも素晴らしく効いて、これで何匹も耳がなくなりそうになっていた猫を救いました。ボランティア仲間にも教えて、ゴハンにもオイルを混ぜてあげるようになりました。まあ安いゴハンじゃ・・というのもあるけど。。

 

このバタバタしてる中、27日の早朝には国頭村の「やんばる国立公園」へバード・ウォッチングに行った時、「ヤンバルクイナ」を1羽だけ飼育してる施設にも寄って、野生では声しか聞けなかったヤンバルクイナの生体も見てきました。

その施設では:餌は野生と同じように、飼育場を庭のようにして、土にミミズとかカタツムリを放して、クイナが自分で探して食べるようにしていました。

 

本当は野生に返したいので、模型のようなハブとかマングース、カラスの天敵オモチャで逃げる訓練をさせたり、交通事故に遭わないように車を避ける訓練などを経て、合格した鳥だけ放鳥されるようです。それでも施設に帰ってきてしまうクイナも多いそう。やっぱり野生はクイナにも厳しいんですね。

 

猫も、ネズミを捕まえて食べたら安いカリカリよりは身体にいいのだろうかとふと考えてしまいました。

室内飼いの猫はそんなワケにはいかないけど、野良ちゃんならどうなんだろうか。やはり食べても寄生虫とかで身体には良くないんだろうか。カリカリのほうがマシなんだろうか。

 

けっこー探究心が無駄なほどあるので、もし身体にいいようであれば、ヤンバルクイナのように、子猫のうちからネズミを捕って食べるという訓練をして、本来の肉食100%に戻してあげたい気もします。

 

それか何か他に手はないか。ロー・ココナッツ・オイルはゴハンに混ぜちゃえば猫もフツーに食べるけど、ココナツ・ヨーグルトとなると食べない猫がほとんど。ウチの猫は全員・無理矢理・食べさせられているのでツヤツヤですけどね。ライトだけは喜んで食べてます

  

 

ライトを引き取った「ワン’s パートナー」も毎回、保健所で殺処分待ちの何匹もの犬から2匹とか1匹とか引き出し、手を合わせて帰ってきているので、ボランティア活動というのは本当に精神力が要るし鍛えられる。

 

でも、ただ「死」というのに慣れるだけじゃなく、何か発見もしていきたい。ホリスティックな実験が出来る最高の環境だと思いたいんです。それと終末期についても。

 

今回のチャボママのことは本当に悔やまれます

 

ごめんね・・・

 

 

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振替の夏休み:京都1

2018年10月25日 | 文化・芸術

台風続きでキャンセルしたりしていた夏休みを10月に取りました   行き先は石垣から大幅に変更して京都 写真は嵐山の『祇王寺

まだ紅葉ではないものの涼しくて良かったです。薄着にサンダル履きで行って「涼し〜い冷える〜」と沖縄人のようなことになっていたものの、アクティヴによく動いていたので風邪も引かずに楽しんできました

こちらも祇王寺

まだ紅葉の観光シーズンではないものの、有名寺や道は原宿の竹下通りのようでした。今回は寺はあえて小さい寺に絞って嵐山では祇王寺だけ。あとは橋を渡ってトロッコ電車に乗って東映映画村に行って東部の観光は終わり。

祇王寺は静かでとても良かった。やっぱ寺はヒトがいなくて静かでないとなあと横浜から来たという2人組と激しく祇王寺で同意して静寂を破って爆笑したのでした

こういうのどかな風景を撮るのが大変。橋はバスも通るしヒトもいっぱいだし河原でも写真を撮るヒトが入らないようにして待ったり

白サギと黒サギがいました

バード・ウォッチングを始めたせいか、これまでなら「あ、鳥」と思うところが「あ、サギだ」とか「ここでサギはナニを食べてるのかな?」と思うようになりました。

さートロッコ電車

満席

川下りは台風の影響で中止中でした。もう通過したのにね。

絶景

と思ってたら

あらあら

台風24号で倒れた植林。杉でしょうか。人工林なので竹のように痩せ細ってひょろ長い木なんですね。これじゃ熊が食べるものがなくて山から下りてくるわけだ。

 

こんな細い木じゃ木材にはならないし合板用なんでしょうかね。山の管理は熊に任せたほうがうまくいくというのは『日本熊森協会』の会員なので分かっています。こんな人工林にしていると水が枯渇して山が死んで水源も失ってしまうのです。

 

動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を、都市の水源確保のために設立された自然保護団体。花粉症や放置人工林の山崩れ、流木災害に取り組んでいます

 

是非・支援しましょう 一般財団法人日本熊森協会

財団法人への寄付は納税時の減額対象になります。私はオスプレイとか買われるより、こういう活動への寄付がいいと思って支援しています。殺処分ゼロを目指すどうぶつ基金』とね。

 

さてその後は

忍者の人形がゆっくりロープを渡ってるくらいで、電力の消費もさほどなさげで好感持てますガキに混じって遊んだ「忍者からくり屋敷」が楽しかった。それにしても京都に江戸の街並を再現してくれるとは感激「日本橋」までセットであるし

撮影所の中に作った街並なので、そこらじゅう「スタジオA」とか、照明機材を運搬してたり「新人募集」のポスターが入り口に貼ってあったり。

映画村の中では江戸時代の衣裳を着たスタッフやら忍者装束が歩いていて一緒に記念撮影出来るはずなんですが、ディズニーのようには気軽に頼める雰囲気じゃなくて頼めなかった。みんな美形なのでプライドがあるというか。俳優業なんて仕事があるだけ奇蹟みたいなもんなんだけどね。

 

帰りはニコニコと遠回りの道を教えられて京都人の底意地の悪さも味わいました。やっぱり映画村に今からでも文句言おうかなヤザワ的には手を入れれば十分回収出来る施設と見たから

こんな道を教えられて

でも何植えてるのか気になる

パクチだ!

とオクラ

 

 

               

そしてこんなに遊んだ挙げ句に夜は『春秋座』でウースターグループの「タウンホール事件」を観劇したという。実は今回の京都旅行のハイライト。

映画村から遠回りの道を歩きながら「やられた これじゃ疲れて眠ってしまって劇は観れないかも」と思ったけど、息もつかせぬ演出で、観客ダレも眠らせない勢いに乗って観れました

今回の京都行きは:このウースターグループの公演に合わせたので、眠ってしまったら何のために来たんだかという感じだったので、ちゃんと観れて良かった

 

ウースターグループはヤザワのNY時代からずっと観てたグループなので、以前のファンタスティックな作風とは全く違う政治的でフェミニズムを取り上げた作品で驚いたけど、アーティストとは進化していくものだから当然といえば当然なんでしょうね。

 

自分的には全くフェにミストではないけれど、フェミニストでないマッチョな男とか男根主義のような暑苦しい男、そういう男に隷属している女というのはウザくてとても付き合えないので、活動もしてないし本も読んでないし興味もないけど、ゆる〜いフェミなのかもしれません。保守的な女友達には「あなたはフェミニズムだから」とよく言われるんです。

 

不思議とそういう女友達は全員、キャリア・ウーマンで経済的には自立してるんですが、それは「養ってくれる男に出会わなかったから(結婚しなかった/離婚した)」と言うんです

そういう男に出会ってたら、別に家で主婦で全然・イイ。と言うの。

 

「そう言わないと一般職の女に嫌がらせされるからでしょう」と聞いても、「ううん。私、そんなにキャリア志向じゃないから」とか言いつつ、けっこー出世してるんですけどねぇ。そういう姿勢が男にウケて出世したのかねぇ〜

 

ヤザワ的には・・単純に主婦というか母というのがムリで、子どもを産んでも育児放棄する猫ママのようになったと思うし、そもそも妊娠もイヤだし(10ヶ月も腹が張るなんて)、カタギの旦那に朝ご飯を作ったりというのも無理。掃除も苦手。ピアノが弾けなかったらただのヘンな女なんだと思う。

 

だから「仕事と育児の両立のうえ、夫の世話まであって・・」という女性の嘆きは、それで病気にでもならない限り自慢だとずっと思ってた。ツイッターの時代になって、本当に大変で悩んでるんだということを知っても、「なぜそんな大変な生活を続けるんだろう・・死んじゃう」と思ってしまう。

 

結婚もせず気ままに気楽に楽しく生きてると、人生に鬱屈した中高年男女に攻撃されるんですが、知能は低くない(はずだ)し性格もあまり良くないので反撃に出て論破してやります。するとフェミニズムと言われるのでした。

 

「タウンホール事件」の中で印象に残った台詞が2つ

 

「最も虐げられた人々は仲間内で争うようになる」だったかな。それと、反フェミニストの男性作家が「皿を洗ったりするのを手伝う。いいよ。でも楽しくない。未来が感じられない」というようなこと。

 

ヤザワ的には、この男性作家の気持ちが分かるんです。正直だと思う。

協力する気はあるけど「長続きしそうにない」と告白してるわけですよね。

 

それでコレがいいんじゃないかなと思いました。


強制射◯の世界

愛読してるヘンタイ記事満載サイト、トカナ

フェミニズムで問題になるのも:「性交において、”する” より ”される” 立場のほうが支配されやすい」ことだそう。私はフェミではないので「なんで・したくて ”する” ほうの立場が、させてあげてる立場より強いのか」謎なんですが、そういうものらしい。

それなら「してさしあげたら」よろしいのではないかと(叶恭子風)

そしたら夫も仕事帰りにスーパーに寄って妻の好きそうな精のつきそうな食材を買って、いそいそと料理作って皿洗いもするのかなと。

「お帰りなさいと潤んだ瞳で迎えてくれるのかもしれない。

 

メンズに「こんなの初めて」と言わしめる叶恭子のセッ◯◯

 こちらは上級編 才能も必要な気がします。

 

やっぱり「こんなの初めて・・」と男性にも言ってもらわないと男女同権てありえないのかもしれないと。フェミニズムを全く勉強してないし、する時間も作る気がしないんですが、解決するんじゃないかなという気はしました。勘違いでしょうか?

 

癌も生活習慣病も、肉とか乳製品、卵、魚介類をやめてローフード菜食にすれば、罹患リスクは減るし治るケースも多いです。私はそれでヴィーガンになりました。

案外・簡単なことで解決することを複雑化してる気がしないこともない。

 

ま・でも、そういうことを語ったり体系付けたりするのが人間の人間らしいところでもあるので、無駄じゃないし、けっこー楽しいことだとは思うんです。

 

ということで、内容は分かったよーな分からないよーな、その原因は英語力のなさでは全然ない。ということの自覚はあるのでした。

 

観劇後は疲れて、伊勢丹のデパ地下食材で「なだ万」とかの京都の高級料亭総菜を買い、地酒を買ってホテルで食べました。

つづく

 

 

 

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さくら猫プロジェクト

2018年10月10日 | ペット

  サバ色のキジ柄が入った女の子「サバちゃん」。静養中。触れません・・  

 

台風24号と25号の合間を縫って、ご近所猫の手術を3匹しました。全員・女の子

 

「どうぶつ基金」の無料手術チケットを8匹分いただきました。

全国から申請が殺到して基金庫は空になるのでは?と心配でもあります。なるたけメスは妊娠する前の手術代がかさまないうちなら自費でもしたいので、歩いていて発見したら後を追って野良ちゃんと判明したら手なずけて捕獲したいところ。まるでストーカーだわね

 

しかし「青島」の猫の例のように:メスだけ手術しても相手のいなくなったオスが凶暴化してもまた・・・バランスが難しいなぁ

おっとりした優しいオスは後回しにして、凶暴そうなオスこそ玉取りをしたいとこだけど、そういうのに限って捕まらないんだよね

どうぶつ基金のチケットは10月の1ヶ月だけ有効なので、なんだか気ぜわしい

 

多頭飼育崩壊寸前の家があと2軒あるので、訪問してお話して手術に同意してもらい、必要経費(ノミ・ダニ駆除薬とか)を払ってもらうこと、無料でも妊娠猫は別途経費がかかること等を説明して、捕獲に当たっての餌やり(ゴハンの時間を1時間くらいに決めていつも出しっ放しにしないで片付ける。いつでも食べれると思うと集まらないから)とかお願いして、捕獲しそびれないように準備するわけです。そしてボランティア仲間と日程を調整して、捕獲機、キャリーなどを集結して手術の予約を入れて、当日は3時間の予定で捕獲して、翌日は朝と夕方の病院への猫送迎をします。ガソリン代、捕獲用のオイシソーなおやつ(マグロとか)、術後に必要なケアはボランティアの持ち出しです。

 

それ以前に猫が不審がって逃げないようにゴハン時間に1ヶ月は顔を出すようにします。猫と信頼関係を結ばないと難しいから。

 

とても懐いているように見える外猫ちゃんでも、キャリーに入れようとすると暴れて入らないんです。ヤザワも引っ掻かれて流血しました

「この子たちはいつもゴハンあげてるから抱っこ出来るよ〜」と言われても信用してはいけないと学びました。

 

捕獲機を仕掛けておくと手術の出来ない子猫とオスばかり入ってしまうので、横で戸が落ちないようにつっかえ棒をして母猫とかメスが入るのを根気よく待ってたんですが、結局ちょっと大きめのメスの子猫が入ったので「この大きさなら手術できるかな?」と連れて行ったんですが、小さすぎて手術は無理で3匹しか出来なかったり

 

3匹中1匹が妊娠していたので、台風の間はヤザワんちで静養してもらいました。

連れて帰ってきて、パニックになるといけないと思って新聞紙でケージを囲ってトイレを入れておいたら、トイレはひっくり返して新聞紙は破って、ゴハンとお水をあげようとすると怖がって怒って猫パンチをしてくるんです

 

おへそまでざっくり切られて帝王切開で胎児ごと摘出されているので、相当に痛いはず。前回の「ママ」は2日は飲まず食わずで横たわったままでした。3日目から食べ出して1週間後にリリースしたし、重症の子宮蓄膿症だった「グランマ」も10日は静養していったので、「サバちゃん」は猫パンチが出るくらいには経過は良好なわけです。

 

ひっくり返したトイレと猫砂を回収しようとしたら、大変な攻撃態勢になったので、トイレだけ回収して散らばった猫砂の上に新聞紙を隙間から差し込んで敷きました。触れない子にはトイレはダメということも勉強になったわ・・・

 

それでも痛いから「フーッ」と怒りながら横たわっているので、ゴハンも小分けに何回もあげて「ドアを開けるとゴハンと水がもらえる」というように刷り込ませて、細長い棒で用を足した新聞紙を引き寄せて回収して取り替えたのでした。ウンチの回収が大変でしたよ

 

サバちゃんは白が入ってるキジなんですが、白が多いので気が強いのかも。と他のボランティアの人にも言われました。ものすごい美形だしね。気が強いけど寂しがりのようで、1匹だと鳴くので、ライトのケージにオスカルとかパリスを入れて向き合うようにしてました。

 

ウチの白組(オスカル、アガタ、ライト)は「おっとりしてる〜 性格イイ〜」と来客に言われるので考えたこともなかったんですが、白猫というのはたいてい気が強くて大変なんだそうです。

 

そういえばオスカルを飼う時に:「白のペルシャなんて短毛より気が強くて強くて大変ですよ〜。ツメ切れないかもしれないですよ」と獣医さんにも言われました。

 

確かにオスカルも初・爪切りの時に私を引っ掻いて流血させたんですよ。それで私が怒って他の部屋に入ってドアを閉めてたら、ドアをノックしてきたんです。無視してたけど何度もノックするので開けたら:「ごめんなさい・・」とドアの前でオスカルがうなだれて謝っている態度だったので、

 

「あのね。室内飼いの猫がツメを切らない。なんてありえないのよ?ウチで暮らすなら爪切りをしないと無理よ?」と言ったら:「分かりました」という態度だったので、もう一度爪切りをしてみたら、本当に大人しく切らせたのでした。

 

すごいなー 猫って人間語(日本語)やっぱり分かってるんだと感心した覚えがある

 

こちらは「ママ」のリリースの後のグランマとチビ

べったり

ママも3日は青息吐息でしたが、4日目からはチビがおっぱいを吸うのを目を細めて見たり毛繕いしてあげたりとママ業に精を出して、チビもママも元気になっていったのでした

ママをリリースしたあとは

グランマに甘えて、ウチで保護してからひとまわり以上大きくなって目やにもなくなり鼻水も止まったのでした。

元気になってるし

この一家はママもグランマも抱っこはしなかったけど触れるんです。トイレの砂も代えてゴハンもフツーにビクビクしないであげて(←ヤザワが)、チビはケージから出てオモチャで遊んだりしました。

 

ママとグランマはヤザワ家の猫男子組がたいそう気に入ったようで、「んまイイ男ねぇ〜」とお腹を見せてゴロゴロしたりしたんですよ

試しにオスカルをママとチビのケージに放り込んでみたら:オスカルは壁際に貼り付くようにしてママの顔を見ないようにして怯えてましたが、ママのほうはお腹を見せて盛んにアピールしてました

 

グランマは根っからの姐御気質のようで、ウチでも「ボス」になる気マンマンでした。

 

アガタがお尻にウンチをつけて気取って歩いてたので、尻尾を掴んでウンチを紙で取ろうとして、アガタが「イヤ〜」と鳴くと、グランマが「アンタ(←ヤザワ)何してんの お嬢さん(←アガタ)大丈夫」とケージからアガタを気遣うんですよ。

「大丈夫です・・」とアガタが照れくさそうに返事してました

一連の会話は:「ミャアウ〜〜 ミャー・・?」「ン・ミャー」なんですけどね

 

黒猫は愛情深くて頭が良い。というのは本当だと思いました。初めて猫を飼う人には黒がお勧めです 犬だと白いほうが性格は大人しいと言われてますが猫は反対なんですね。

 

私は初めて飼った猫はオスカルなので「猫ってこういうもんだ」と思ってたけど、去勢してもマーキングしようとしたり、気に入らないと嫌がらせのウンチをしてみたりと、犬の嫌がらせみたいなことをするんですよ。パリスはそんなこと全然しないのに。

 

それでも猫ってオスカルみたいな感じが普通。と思っていたのは、オスカルが初めてだったのと、長年ウエスティを飼っていたので、テリア系の気の強さ、バカさに慣れてたということもあります。

 

シュナウザーのノエルがあまりに頭がいいので驚いて、「もしかしてバニラもアリスも(共にウエスティ)バカだったのか」と初めて思ったんですよ テリアは最高にカワイイけど気は強いしトレーニングは苦手だし・・・(あれ?耳が痛いぞ。飼い主に似ただけか?)

 

そしてミックスのライトで:「やっぱ犬は雑種に限るわ。コリーとかシェパードでないなら雑種が頭良くて健康でラクだわ〜」と思い至ったという。

 

ヤザワ歴代の犬の全員の共通点は:「泳げない犬」ということだけ

 

来客用トイレ

チビは1ヶ月ほどウチで療養して元気になって帰って行きました。

ありがとね

ライトも1ヶ月は自分のハウスを提供してくれました。

 

グランマとチビとママ、トースターにシッコしたオスにも時々会います。みんな元気です

 

「サバちゃん」は3日ほどで元気になったので、キャリーにどう移してリリースしたものか悩みましたが、「自分のエリアに帰ろうね」と、捕獲した駐車場をイメージして語りかけたら分かったようで、攻撃もしないでキャリーに入ったのでした

 

やはり動物にはテレパシー。画像(イメージ)を思い描きながら話すと理解するんですよ。

 

リリースしたら走って塀に乗って、私の方を振り返ってから消えました。

翌日に様子を見に行ったら、こっちを向いて尻尾を振りました

 

今月は月末にあと5匹「さくら猫」手術です

 

ボランティアで猫好きな人とこういう活動をするのもけっこう楽しい

「〜にすごくキレイなコがいたよ。オッド・アイの!」とか、もう垂涎モノの話をして見に行ったり

沖縄はものすごく美形な猫が多いのでときめきます 東京から遊びに来る猫好きな友達も喜ぶの。

 

何も共通するバック・グラウンドのない人間同士でも、ボランティア活動を通して交流する機会があるというのは面白いです。

那覇でも近所同士での付き合いというのはほとんどないんですが、かといって都会ではないので意味のない噂話だけはするんですよ。「あそこの家は土地を半分、本土の人間に売って家を建てた」とかね。そんなこと知ってても、猫が何匹いて、手術はしてるのかとか、どこかいい獣医を知らないかとか、そういう必要な情報は全然知らなくて。

 

愚痴 読まなくてもいーよ。書いてスッキリ コーナー

 

田舎者はすぐに「結婚してるの?」とか「歳いくつ?」とか、都会モンに1番嫌われる質問をしたり、持ち物とか着てる服をあからさまに値踏みしてるのが分かるし、家に呼ばれれば「立派な家で高そうな置物があった!」とか「あばら屋だった」とか報告して歩くので東京でも地方出身者には東京の友達が出来ないんです。そんなこと吹聴されて歩かれた日には豪邸にもあばら屋にも泥棒が入るからね。それで田舎モン同士で田舎の家自慢とかリボ払いの服とかバッグとか見せ合って値段言い合ってる。なら値札取らなきゃいいのに笑。聞きたい事は何でも聞いていいと勘違いしてるから:ヤザワも「お店(ホステス)ですか?」と聞かれたし。田舎モンの想像力なんてオバンもオジンもこんなもの。「水商売じゃないならS学会員?」と思われるのも田舎の状況だと分かったし。「モデルだったんですか?」もあったな苦笑。どこにこんなデブスなモデルがいるんだ。しかも「だった」って何だよ笑。ピアニストです!と言えば「どこのお店で弾いてるの?」だしよ。「あんた税務署の人ですか?」と嫌味言っても・まだ・「それで稼げるの?」とかウザい 「だってテレビ出てないし」なんだろうね。口をつねりあげて「ホラ。指の力あるでしょ?ピアニストだからさ!」と黙らせたろーか 結局・「あんたに関係ないだろ」と怒って終了なんだけど(ますます「お店」ぽいな笑)。聞いても言ってもしょーもない余計なプライバシーに首突っ込まないで、畑なら畑、猫が好きなら猫の話でもして、必要な情報を集めたり交換して付き合えばいんですよ。そういう点がもう少し洗練されると、多頭飼育崩壊のようなことも防げるし。那覇は都会になりつつあるんだから。そうは言ってもまだ全然田舎なので、交流があれば茶飲み友達にはすぐ発展するから、みんなで猫ウンチでも拾いながら世間話でもしてたほうが、活動後のおやつやお茶も楽しいと思う。そういうアメリカの良い点は取り入れて・・ってアメリカ人は基地にしかいないから交流ないのか。ともかく余計なこと聞いてそれを他で噂話として話すから友情というものを理解しないまま人生終える日本人が多いけど、共通の趣味、ボランティア(←ということが大事)活動、そのことについて話す人間関係の連帯感というのは心地よいし財産だと思うな。猫ボランティア同士でプライヴェートなことを話したこともないけど、病気になれば心配するし「お大事にね」なんて社交辞令だけ言ったりはしない。ある意味、友情以上の連帯感があるような気もする。逆にうっかりプライヴェートを話たりすると、「友達でもないのにうっかり話しちゃった(言いふらされるな)」と後でイヤな気持ちになったりして、その後付き合わなくなるパターンのほうが多いかも。

 

********************************

 

ヤザワも猫好きお婆さんに親戚が作ったというマンゴをいただいたり、お庭のシークワサーとか頂くんですよ。「あのコ、キレイでしょ〜」と猫ウォッチして。嬉しいし楽しい

 

 この活動をそこの家の子ども、孫と引き継いで、地域猫として「さくら猫」を可愛がっていく土地になっていくようになるといいなと思ってます。嫌いな人はしょうがないとして、住民に可愛がられる猫で、猫と人間が住みやすい土地になるといいよね。

 

 

 

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どうぶつ基金ニュース:「青島」の猫

2018年10月09日 | 世の中のこと

人口6人、猫200頭以上!瀬戸内の猫島「青島」全頭に無料TNR不妊手術を行いました。

 

どうぶつ基金の活動への寄付のページはコチラ

寄付のお願い 10分に1頭、罪なき命が殺処分される

保健所に持ち込まれる迷い猫の約7割は産まれて間もない子猫です。

どうぶつ基金では殺処分前に保健所から犬や猫を救出し新しい家族を見つける活動の支援をしています。
だけど、新しい家族に迎えられる猫はたった1割。とても悲しいことですが、ほとんどは殺処分されます。
殺処分の方法はガス室です。罪なきどうぶつたちは大変苦しみながら死に至ります。
だから、もっともっと助けたい。一日も早く殺処分ゼロの日本にしたいのです。

 

以下、基金ニュースからの転送掲載です

**********************

 

矢沢朋子さま どうぶつ基金理事長の佐上邦久です。 台風が続いていますが、矢沢朋子さまはご無事でしたでしょうか? 私たちどうぶつ基金では、台風24号と25号の狭間を縫うようにして、猫の楽園として世界的に有名になった愛媛県大洲市の青島で島の猫ほぼすべてに無料不妊手術を行ってきました。



岩合光昭さんの写真集で有名になった青島は「猫の楽園」と称され、世界中から観光客が殺到しました。
しかしじっさいに島に来てみると、観光客に気まぐれに与えられるだけのエサにありつけず痩せ細った負け組の猫たち、飢えて食い殺された子猫の死骸、写真集には決して載らない現実に目を覆うばかりでした。



そんな中、地元の獣医師会やボランティアさんによって、メス猫80頭の不妊手術が行われました。しかしここでオスとメスのバランスが崩れたことにより、ますます状況は悪化したのです。メス猫はオス猫たちに囲まれゆっくりご飯を食べることもできずガリガリに痩せている子が多く、子猫はもっと悲惨で、オスに殺されたり、母猫の育児拒否により、ほとんどが成長できないということでした。



悲惨な現実を知った世界中の観光客や、地元のボランティアさん達からどうぶつ基金に救援依頼が来たのは、もう5年ほど前になります。
あれから5年間、地元ボランティア、行政、島民の方と根気強く調整を続け、ようやく今回のさくらねこ一斉TNRが決定したのです。



※ゴールゼロ代表の斎藤獣医もボランティア参加、テキパキと行動していただいたおかげで手術は順調に進みました。


5年越しで決まった事業ですが、9月はじめに予定されていた一斉手術は台風で10月に延期になりました。ところが今回も台風で連絡船が欠航になり、急遽、3日間の手術予定を一昼夜で行う事になりました。島に宿泊施設はありません。手術会場の床で仮眠を取りながら3名の獣医が172頭の手術を施しました。





翌朝は5時に起床して、後片付けを行いました。

旅立ちの朝、島で猫の世話を続けているKさんの言葉で疲れは吹っ飛びました。

「助かります。手術に反対の考えを持っている人も居るけど、本当に大変なんです。このままでは猫たちが可哀想なんです。
子猫たち、すぐ死ぬんですよ。オスに噛み殺されてね、頭だけになったり、手足だけバラバラになっていたり。もうそんなの見るのはイヤなんです。

メスもね、ご飯を食べることもできないくらい、オスに囲まれて襲われ続けてるんですよ。だから手術をして下さることで、それらが無くなって、ケンカも無くなってくれたら本当にうれしい。70年間生きてきて今日が一番うれしいです。本当にありがとうございました」



今回の一斉TNRによりほぼすべての猫への不妊去勢手術ができました。青島の猫たちはこれ以上増えることなく将来的には減っていきます。

一代限りの命を健気に生きる青島の猫たちを温かく見守っていただければと思います。

 どうぶつ基金     理事長 佐上邦久



全国から殺到する無料不妊手術の要請に対して資金不足は深刻です。また今回のように予定変更があると、航空券のキャンセル、チケットの再購入等で多額の費用がかさなってしまいます。20000頭分の無料不妊手術もあと一月ほどで底をつきます。十分な獣医療のためのお金が足りません。

産まれてすぐに殺される、そんな悲劇をゼロにするために、皆さまの温かいご支援を願いいたします。

★さくらねこサポーターに参加して皆さまの力を分けてください。

「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。


 救いの手を差し伸べるために、今を救う今回の寄付をお願いします。

さくら猫サポーター募集ページ

 
 1回の寄付のページはコチラ ご寄付のお願い

「どうぶつ基金」は公益財団なので、個人、企業は寄付金の税制上御優遇控除が適用されます。また企業の社員も寄付金から2000円を差し引いた金額が寄付者の年間所得から控除されます(要:源泉徴収票)。

 

どうぶつ基金のHPでは、さくら猫の手術活動報告レポートなども掲載されています。

猫や犬の殺処分の現実を見て、苦痛な世の中を少しでも良くして暮らしやすい楽しい環境にしていきたいと思ってヤザワも活動しています。



 

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