ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

録音5日目

2005年11月30日 | 音楽
水曜日:今月最後のレコーディング日。

もうすでに録音した曲にかぶせる別トラック分と、いくつかテイクを録音。

初日に録った「ザ・セイム・スカイ」の重ねる部分をクリックとエレクトロニクスのパートを弾きながら録音します。

これがまた・・知恵熱が出るほど集中しないと弾けないという、綱渡り芸。ものすごい速い曲なので、途中から聞いて「今だっ」と入る(弾く)わけだけど、そのタイミングがなかなか・・・がんばります

PM2:00:スズキさんとカタギリさんが来る。ピアノの調律とマイク・セッティング。今日は主に低音を録音するので、マイクの位置を変えます。

PM2:30:録音スタート。やはり何回も弾くべき場所で入り損ねるというミスを連発。ちょっと練習してはまた録音。テイクを聞きながら、細かく部分ごとに録音していきます。

PM5:00録音終了

お疲れさまでした~

カタギリさんは会社の方と機材の撤収。宅録とは思えないほどの機材の量。1時間ほどして終了。

ありがとうございました

これからラフ編集に入るカタギリさんですが、編集の手間がかからないのはヤザワがほぼ完璧に毎回どの曲も弾くこと。

それでも何回弾いても失敗しだすと「じゃ、そこだけ編集しましょう」とか仰ってくださるんですが、そんなことをしていたら今度は編集に時間がかかってしまって、いつリリ-スできるか分からなくなってしまうので、なんとしても弾ききってしまうしかありませんっ

知り合いから聞いた話しで本当に笑えないんだけど、某大御所のおば様が明日こそレコーディングする…とスタジオをずっと押さえたまま、全く新譜を出せなくて、そのレーベルが倒産したという話しがあるの。

でも倒産した次の年にそのおば様が別のレコード会社からリリースしたアルバムがヒットしたんだって。これが予定通りリリースされていれば倒産することもなかったという、何とも納得できないオチ付きらしい。

レコーディングは、調子のいい時に勢いでとっておく…

本当にどうなるか解らない状況下の決められた時間の中で、最高のモノを作りあげようと思うと、スケジュールが点でバラバラになっていくのよね。

これでヤザワが風邪を引いていてアタマがボーッとしてる、とかだとミスを連発して結局まともに1曲も録音出来なかった、なんてことになるわけだし。今回は無事に予定通り終了して、まずはやれやれ
来月(もう今月か・・泣)の残りのレコーディングまでまだ時間もあるから、ちょっと落ち着いた感じ。

マッサージやら整体に行って体調を整えて、ちょっとリラックスします
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