ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

日本人らしさ、について考エル

2018年12月28日 | 現代音楽

ツルミンのコンサートの後記事も掲載されて、落ち着いたところで・友人としてツルミンではなく、作曲家としての鶴見幸代について語ってみようと思います。

 

コンサートにいらした方は、「相撲と音楽を融合させた試み」としての鶴見作品が、日本語のタイトルとはほど遠い、土臭くない、オシャレな感じで驚かれたと思います。

私もツルミンの講釈を聞くまでは:「スティーヴ・ライヒのカワイイ感じ」と思ったり、他の曲でも「ツルミンの特徴は、やっぱ『カワイイ』なんだな」と思っていました。

 

今でも「カワイイ系現代音楽」とは思うんですが、この度、初めて鶴見作品でステージに上がって色んな楽器とのアンサンブルをして、「とても日本的だ」と感じたことがあるので、例によって・自分のために・書き留めておきます。

 

ツルミンも熱演した鍵盤ハーモニカは、西洋音楽のクラシックという土壌では、地位の低い楽器です。

 

というと:「楽器に地位とかランクなんてものがあるの」と思われるかもしれませんが、邦楽でもこれは厳然とあるもので、例えば三味線は芸者が弾く楽器であるとか、雅楽の楽器群はステータスが高いとかあるわけです。三味線と一緒には決してやらないですよ。

 

アメリカ在住の華僑のピアニスト、マーガレット・レン・タンが広めたトイ・ピアノも、その高額な委嘱料にも関わらず、トイ・ピアノのための作曲を拒否した作曲家が何人もいました。

 

アカデミック系(ミルトン・バビット、エリオット・カーターなど)ではない、ダウンタウン・コンポーザーと言われるジョン・ゾーン、スコット・ジョンソンも「トイ・ピアノ ハッ」という反応だったのを覚えています。

「ジョン・ケージはトイ・ピアノの曲を書いてるのに、ジョンもスコットも実はアカデミック志向なんだな〜」と驚いた内心を悟られないように苦心した覚えがアル

 

ジョン・ゾーンは何曲かオーケストラの曲も書いてますが、「ジョンもスコットもオペラとか書いてみたいのかな?まさかね・・」とも思ったことも悟られないようにしてました笑

 

でもフツーに聞いたら:「もちろんオペラならやりたいよ。ベルカントの歌手かどうかはともかく」とはフツーに答えたような気も今ならする。

 

西洋はアメリカも含めて、なんだかんだ言っても厳然としたクラス社会で、それは日本における邦楽の世界のようにクラシック音楽にも適用されているわけです。

 

スコット・ジョンソンはエレキ・ギターをクラシックのアンサンブルに取り入れた「革新的」な作曲家ではあるんですが、エレキ・ギターはロックの世界では確立された地位の楽器であり、クラシックとのコラボレーションは「ボーダーレスな作品」として成立し得るという美意識の元に作られた実験的かつ革新的な音楽と評価されました。

 

それでもスコットの後に続く作曲家がそう多くないのは、やはりクラシック音楽としては異色すぎるし、邪道感もあるためでしょう。それにクラシックを勉強する人はエレキギターの電子音にはアレルギーすらあることもあるのでね。

 

もし、スコット・ジョンソンとかジョン・ゾーンに「鍵盤ハーモニカの曲を作って欲しい」と頼んだら、作るだろうか絶対・受けないだろうなーと思うわけです。ヨーロッパの作曲家は言うに及ばず。

 

ツルミンはバック・グラウンド的には東京芸大で、ジョンやスコットよりずっと正統派アカデミック、なんと言っても小学2年生から音大で使う和声本にママが「ふりがな」をルビして勉強したという英才教育の作曲家。

 

そのツルミンが「面白がって」鍵ハモでけっこー難しい曲を作ってしまったり、オーケストラの楽器でのアンサンブルに鍵ハモやら三線を使うということが、「みんな一緒。中(流)の上」的、とても日本的リベラルというか平等意識が反映されていて、音楽自体はオシャレでレベルが高いながら、西洋では絶対にありえないアナーキーさ(←西洋から見て)が、カワイイ感じでまとまった『サザエさんバンド』のようなクール・ジャパンを体現してたと思います。『サザエさん』をフランス語の吹き替えで観てるような感覚もアル:笑

 

余談ですが:武満徹の『ノヴェンバー・ステップス』は、色モノというか笑、全然・オケと琵琶が融合していないのでパンクというか笑、ともかく話題作りのような曲に私には思えて。何度も再演して繰り返して聞くようなクオリティとは思えないんです。他の武満作品はピアノ曲はもちろん、ほとんど好きなんですけどね。

ジョン・ケージの「4分44秒」が現代音楽というよりはコンセプチュアル・アートというのと一緒な感覚。4分44秒もPetersから出版されてるんですよ 。そのこと自体もアート行為だなぁと思う。沖縄のギャラリー、Arts Tropicalに置いてあって、「やっぱりケージのコレは現代アートなんだよね」と思った。音楽家はあの楽譜は買わないですよ

 

あ〜 アタシもやっぱオタクだなー・・と思う

まあ、女で・現代音楽なんて弾いてるようなヤツがオタクじゃないわけないけどさ

 

こちらは去年の「人工知能展覧会」オープニング・コンサートの平石博一作品を、ご本人の指揮で弾いてる本番ちう。衣裳はかなーり人工知能を意識してますよ

 

平石さんも、ものすごく日本的、もうジャポネスクと言っていい作曲家。ツルミンとは世代も違うし、バック・グラウンドも違う(平石さんはポップス出身)けど、「日本的」「日本人らしさ」という点では作風を越えた共通点を感じる。平石さんも鍵ハモ・アンサンブルの曲とか作ってるし。それはまあ頼まれたからにせよ、「鍵盤ハーモニカはプロの楽器ではない」という意識はツルミンよりあっても、どんな楽器でも自分の音楽ならステキなはず、という自信だったんだろうな〜

 

日本でトイ・ピアノを弾く現代音楽のピアニストがいるのも、あまり「楽器の格式」とか意識してないからでしょうね。「面白けりゃいーじゃん」というリベラル思想。着物とかはキッチリ、格式通りに着付けてもね。ガイジンだとガウンみたく着たり火鉢を植木鉢にするような感覚。仏壇をTVキャビネットにしたり

 

ツルミンはネオ・ジャポネスクなのかな?

 

お二人とも作曲家のせいか、基本・内省的でもの静かではある。まあそれは別に日本人だからじゃなくて世界中の作曲家に共通する気質。平石さんはこの時(去年のコンサート)以外は指揮もしないし。指揮をする作曲家というのは、性格も悪かったりするんだよね 指揮者って政治家みたいなものだから。自分は音を出さないで、他人にあーしろこーしろとか言うんだからね。

 

久しぶりに(1年ぶりに)日本ぽいなー と思ったのでした。クール・ジャパン

 

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師走って感じ

2018年12月24日 | 沖縄

家の壁に這っているブーゲンビリア。電線にもからまりそうだったので剪定しつつ飾りました。

カーテンを開けると窓辺がブーゲンビリアで、うっとりするような景色なんですが、こうなるらしい

まあステキっちゃステキかな

摘みホーダイ

香りはないけどカワイイ

ツルミンのコンサートは大成功のうちに終了しました。

ピンクのフリフリのピンクハウス姿がツルミン。とても似合っていて店員さんのようでした

ヤザワもピンクハウスですが、私が着るとゴシック調になるんですよ。カワイイというより退廃的になるという笑。まあそれを狙ってるんだけど

ツルミンはストレートに可愛くてショートケーキのようでした。

連弾(漫弾)

ツルミンのギャラリー、tomariのクロージング&さよならパーティー

こちらも盛り上がりました

拠点は茨城に移すけど、仕事ではちょくちょく沖縄に来るでしょうから、これまでのように道で偶然に会ったりするような頻度が減るだけ。

 

結局:Air Turnは足に馴染まず使いこなせなくて、本番では連弾で踏んで1ページめくっただけで、他の曲は全て譜めくりをしてもらいました。紙の楽譜が2曲、iPadに落とした楽譜は譜めくリストにAir Turnを指で押してもらったという まあそれでも空調でコピー譜が飛んだりライトの加減で見にくかったりしない分、iPadで楽譜を見るということはいいのかもしれない。譜めくリストも楽だろうし。拡大して見れるし。長時間の練習では眼精疲労が心配ですけどね。今回は長時間、練習する時間がなかったのが幸いなのかな

アレ(Air Turn)をピアニストが使いこなしたとしたら、足でバナナの皮くらいは楽勝で剥けるような神経回路の持ち主だと思います いやマジで。悔しくて言ってるんじゃないって。

 

私はかつて・腕を故障する前は:ブリッジの体勢で歩けたものなんですそれほどの神経回路のはずなのにAir Turnはダメだった

1日、2時間ほど練習したらお尻が痛くなって座骨神経痛になりましたよ

お風呂入って ストレッチしても治らないの

 

「ああ・・整骨院とか筋膜リリースとか鍼とか行きたーい」と思っても、どこも混んでて時間が合わず、コンサート後にようやく予約の取れた整骨院は、この連休の大渋滞で到着出来なかったという

 

たかが6キロほどの距離に、2キロで30分費やし、到着予定は予約時間の1時間後という状態。年末だから混んでるはず、と30分前に出たけど車が敗因だった モノレールで行けば間に合ったけど、買い物もしたかったから車で行ってしまった。まさかあんなに混んでるとは思わなんだ

 

しょうがないから「そうだ次の回のボヘミアン・ラプソディが間に合うな」と思って方向転換すれば、これまた大渋滞で、予告編も終わった映画開始の10分後に辿り着き、それでもまあ観るかと思えばチケット売り場も大混雑で、もうすっかり嫌気がさして、また30分以上1時間未満をかけて帰宅したのでした

レンタカーも多いけど、まるで京都のような渋滞ぶり。こんなにみんな働いて遊んで移動してるのに、なんで治療院まで混んでるのという謎な期間。これが「師走」ってやつですか。

 

車も汚れていたので洗車しようと思えばこちらもやはり行列で2時間待ち。もういいや。大晦日とか元旦とかにやってれば、みんなが寛いでる時にでも洗いますよ・・

       

もう年末年始の食材を調達するのもウザいけど、どこかで動かないと断食年末正月になってしまいます。

 

ライトのフードもないし、シートと猫砂も買わないと

とか色々と事情があるので車で出かけるわけですよ。

 

夜は久しぶりにモノレールに乗って久万田さんのジャズ・ライヴに行って、ソルティ・ドッグを飲んできました

カッコいい

今回のベースは奥さまですよ

県芸で沖縄伝統音楽の授業をし、夜はジャズ・ピアニストに変身するという。これまで7年間、決してライヴに呼んでくれなかったのが、先日のツルミンのコンサートでの私とツルミンの連弾(漫弾)を見て、心が溶けたようでお誘いいただきました 

 

そうだモノレールに乗ったら、「ごほうび」として昼間でも飲んでイイことにするかな?うんそうしよう

買い物はどうするのか?問題は何も解決してないんだけど

 

禁酒は今月と来月アタマはお休みです。

でもまた何度でもトライするの

今年もあと少し。頑張りましょう

 

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リハちうだよん♪

2018年12月19日 | 音楽

『赤田首里殿内』のリハーサルちう。フルート、クラリネット、ヴィオラ、ピアノの編成。

 

先日ララゾルバのパーティーで『赤田首里殿内』原曲のオリジナルを聴いたばかりだったので、感慨深いものがありました。

 

こうして沖縄民謡が形を変えて世界に発信されていくわけです

 

歌詞はありません。メロディーを変化に富んだアレンジでオシャレに仕上げてある。てゆーか、原曲を聴くまで、コレがフツーにクラシックの曲だとしてもおかしくないと思っていたから、逆に原曲のインパクトがスゴかったなー。大地に根ざしてる感というか。

 

ベートーヴェンの「英国国歌によるヴァリエーション」よりずっとずっとイイ

 

「とぅばらーま」もオシャレなのは、フルートの渡久地氏がツルミンに:「フランス風にドビュッシーみたいな感じにして」と頼んだかららしい

 

なるほど。それなら仲間 由紀恵さんのような曲になるわけだ。彼女はフランス人とのクオーターだったっけ?

 

クラシックというとベートーヴェン(←ヤザワの好きくない作曲家の代表)とかバッハとかショパンとか、もう耳タコで古色蒼然とした音楽のイメージだろうけど、ヤザワ自身は:ドビュッシー以前の音楽はもう別に存在しなくてもイイ。困らない。というスタンスなので、ツルミンの「赤田首里」とかがクラシックの名曲コンサートになればいいなぁと思います。

 

写真にいないけど、三線もイケメンで驚きましたよ

 

ツルミンとデュオしてんの。楽しそうでした このーこのー

ヤザワも楽しいですよ  (←iPad 問題で格闘中ではあるが

今日が初めてのリハで、1度、何故か突然・電源が落ちて、譜面が真っ暗になって固まりました

それ1回だけだったんだけど、怖かったですー。あの原因は何だったのかしら

 

まあ:「なんくるないさ〜」

 

ところで本番当日のツルミンのスタイリストはヤザワです 

 

かつて・これまで・誰も見た事がなかったようなツルミンを御披露しまっす

ご本人は作曲を終えて、リハを通して、もう考える力もないのです。それより眠らないと

 

久しぶりにプロデューサー魂がウズウズしてますよ〜

 

 

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本日「沖縄タイムス」掲載

2018年12月18日 | 沖縄

       沖縄タイムス社7階?だったかな??からの風景。正面は県庁。

 

先週の金曜日には琉球新報に1時間ほどお邪魔した記事がコンパクトながらもカラー写真でアップされていて驚きました

本日は沖縄タイムスの文化欄に掲載だそうですよ〜

 

なんで・毎回・ヤザワがツルミンの取材に引っ付いているのかとは思うでしょうけど、チラシからはヤザワのクレジットが消えてますが、そもそもは「企画制作協力」を久万田さんと夏前からやってるからなんです。

久万田さんはチラシに「トーク」のクレジットが抜けてますが、コンサート当日は久万田さんの司会と進行でトークが入ります。

 

そして先ほどツルミンの最後の新作が完成して添付ファイルが送られてきました

めでたしめでたし  今日と明日と本番前までに練習頑張りますよー

今日は音出しは出来なかったんですが、読んだ感じ、とてもステキです

 

先ほど全ての楽譜を、これまた日曜日に到着したiPad Proに入れて、Air Turnに接続してフット・スイッチで譜めくりが出来るように練習してみたんですが・・

 

電子楽譜用の譜めくりペダル「Air Turn PED pro」を使ってみた!

 

コレを足で踏むわけです

 

まだAir Turnに足の感覚が慣れてなくて、譜めくりしそこなったり、踏みこんだ瞬間に指にも力が入ってしまってアクセントが付いてしまったりと、なかなか苦戦しています。ピアニストは足もペダルを使うので、けっこー混乱気味。これはヴァイオリンとかフルートとか、足は使わない楽器なら楽勝で使えるんだろうけど

 

右足はサステイン・ペダルで、左足は弱音ペダルで、次の音符で左足はフット・スイッチに移動して踏んで、また弱音ペダルに左足は戻して、その間右足は音が濁らないように踏み変えて、当然・指は鍵盤を弾いてて・・・

 

2時間ほど練習したら知恵熱が出ました

 

あと2日で感覚がつかめるのか、ダメならやはり譜めくりをお願いするか・・

 

うーん

 

でも:iPadに入れて楽譜を拡大してみたら、けっこー音を間違って練習してたのが発覚したんです。元の楽譜が小さくて、ちゃんと見れてなかったんですよ

 

なので・やっぱり・できれば・iPadで今回はいきたいわけです。けっこーリスキーだけど

 

「なんくるないさー」にならないかな〜

 

先日の沖縄タイムスの取材の時の写真

チラシもこの日に完成

学芸部明るいし

くつろいで満面笑顔

ツルミンとも沖縄での付き合いは7年になったわけか。

もう1人、年末をもってヤザワの針灸師さんが本土に引き上げるそうで、なんだか淋しい年末です。

友人が沖縄を去ると、自分もいつまでも沖縄に居てはいけないんじゃないかという気にもなります。どのみち墓は東京なので、いずれ骨になれば東京には帰るんですけどね。。

 

そう思うと人との出会いは一期一会。いつが最後に会う日になるのか分かりません。その時、その場を共有することを大事にしたいと改めて思いました。

取材後

左は「てんぷす那覇」の大城さん。ツルミンは沖縄サイズなんだな。

 

私は家のキッチンが低くて料理すると腰が痛くなったり、洗面台も低くて大変なんです。沖縄の女の人の平均身長って150〜157cmくらいなんじゃないかな。

 

日曜日はララゾルバのパーティーに行ったら、何人か沖縄民謡も歌ってたんですが、みんないい声で、やはり沖縄人は歌手に向いてると思いました。みんな小柄で、なんだか自分がオカマのように思えましたよ

 

コンサートの打ち上げはララゾルバのケータリング

ツルミンのお友達は打ち上げも是非・来て下さいね。美味しいオードブルをツマミに、心ゆくまでツルミンと語り、再会を誓おうではありませんか。

 

では木曜日にね 今日の沖縄タイムスも見てね〜

 

 

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映画サウンド・トラックをコンサートで

2018年12月08日 | 沖縄

 

チラシ原稿が出来たようです

もう撒いたり配ったり送ったりする時間もありませんけどね。

まともなチラシになって良かったよ。おめでとう (アタシの顔は股間に貼れ、と言った本人)

でもまだ1曲、アレンジが終わってないそうです

 

昨日、作曲家ご本人もデータがないという音源のアップロードを「編曲に必要だから」とヤザワが頼まれて、「まだ諦めてなかったんだ」と驚きながらアップロードしたという。

楽しみです。1日くらいでサクッと上げて〜 

 

チビの近況

黒目がうっすら見えるように

見えてるの?

あと少しという気も

視力があるのかはまだ分かりませんが、治るところまでは治してからリリースします。

ライトと一緒の時は静か

オスカルと一緒の時は:「このうえないシアワセ」という感じでデレデレとしてます。こんな子猫でもハンサムに対する態度は違うんですよ。

 

パリスには「遊んでーっ」と飛びついたり噛み付いたりして、パリスも限界までは我慢するんですが、イヤになると無視するんです。すると・・

パリスの前に座って「何よ、アンタどういうことよ(ンミャ〜ミャ〜ウ〜)」とグランマそっくりの声と節回しで文句を言って、それでもパリスが返事をしないで目を反らしてると、なんとビンタをするんですよ

身長差を越えたビンタなのでさほど痛くはないとは思うけど、そんなことをされたことがないパリスは驚いて固まっていましたネ〜・・

最近は椅子に乗ったパリスが尻尾だけを振ってチビをあやすことを覚えた様子

いちお、「ウチの猫にはならない」ということで、チビはヤザワの布団には入れません。それで毎晩、誰かがチビと添い寝することになるんです。

 

「チビは頭もいいし、器量もいいし、度胸もあるから、グランマの後を継いでコロニーのボスになるんだよ?その器だからね」と抱っこしながらもヤザワも言い聞かせてます。

 

チビの目が見えてるといいなぁ

 

見えてもなかなか大変な世の中なのでね

ツルミンの新作楽譜。音符ちっちゃ

 

iPad Proを注文しますよ。チビと台風後の工事、その時に壊された冷蔵庫(壁にあった配線に釘を打ってヒューズが飛んで冷蔵庫が逝ってしまったという。使用中の家電が冷蔵庫だけだったのが不幸中の幸い)のことで忘れてた。

冷蔵庫は大家さんが買ってくれるそうです。中身は大家さんの冷蔵庫に引っ越したり、大家さんのミニ・冷蔵庫を借りています。

 

「台風」の工事って、10月の台風で、天窓から雨が降ってきたんです

沖縄中、あっちこっちそんなんで修理してて、混んでて、ようやく11月下旬に工事に来てくれれば、やれ何を忘れたから取りに戻らなくちゃ、また午後に来ますよ!とか、明日来ますよ!奥さん!みたいなノリで・・

 

2回目でさすがにムカついて:ちょっと大きな声で「女が家にいると専業主婦だと思ってヒマだと思うんだよねー。こういう時間も仕事なら時給に換算してくれるんだろうけどさ。何?明日もアタシに家にいろって?」と嫌味を言ったら来なくなったり。中旬から「(身体)空いたら行きますよ」と売れっ子みたいな態度だったけど、ただのバカだった。あれじゃいつまでも工事終わらないわけだ。人のスケジュールも振り回しやがって

 

またあのジジイ来ると仕事が全然出来ないし買い物にも犬の散歩にも行けないんです

と大家さんに訴えて、ようやくまともな人が3回目にして来て1回でほとんど直してくれたんですけどね。。

 

すっかり料理もしなくなっちゃって。スムージーくらいしか作ってないなぁ

 

とりあえず起きたらiPad Pro と冷蔵庫だ

 

 

 

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「ありがとうブック」で殺処分ゼロに寄付しよう!

2018年12月06日 | ペット

※どうぶつ基金のメールマガジン「さくらねこだより」をお届けします。

矢沢朋子様


まず初めに
先日この「さくらねこ便り」で、さくらねこサポーターへの参加をお願いしたところ48人の読者の方から、ご参加のお申し込みをいただきました。
ご浄財は「産まれてスグに殺される」そんな命を減らし、殺処分ゼロ実現のために役立てさせていただきます。
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。


さて、12月は大掃除と断捨離でスッキリ新年を迎えましょう!
不要になった本やDVD、捨てる前に着払いで「ありがとうブック」に送っていただけませんか。どうぶつ基金が殺処分ゼロに役立てさせていただきます。

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お申込みいただければ、回収ボックスを無料で送らせていただきます。

寄付箱(回収ボックス)設置の場合は、
フリーダイヤル 0120-29-3929 にご連絡をお願いします

「ありがとうブック」は、 ご不用になった本・DVD・CD・ゲームなどをお送り頂くことで、どうぶつ基金をを支援できる仕組みです。「ありがとうブック」にお送り頂いた本等は、 「ありがとうブック」を運営する株式会社ホンカウが買取り、その代金が矢沢朋子さまに代わり、どうぶつ基金に寄付されます。

詳細、資料請求は今スグこちら

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TNRによって殺処分ゼロを実現するためには「1、スグやる、2、全部やる、3、続ける」この3つすべてを守らなければなりません。
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「毎月」の継続したご支援が欠かせません。


また、多頭飼育崩壊への緊急対応など、いざというときにどうぶつ基金が迅速に活動できるのは、皆様より日ごろから継続的にいただくご支援があればこそ可能になります。



ご寄付はこちらから

 

先日環境省が発表した2017年度の行政による猫の殺処分数は34,865頭でした。前年が45,574頭ですから、殺処分数は1万頭以上減ったことになります

ここまで急速に猫の殺処分数が減った大きな要因は全国でさくらねこTNRが進んだことです。

 

どうぶつ基金では殺処分ゼロを実現するために無料不妊手術チケットを発行しています。本年度は本年度チケット発行開始から、わずか6か月でチケット発行数が20,924頭分を超えたため一般枠と団体枠のチケットの発行を停止しました。

 それでも毎日のように全国のボランティアさんから悲痛なヘルプの声が届きます。

 

「多頭飼育崩壊、地獄のような環境にいる120頭の猫を助けてください」

 「近所のノラ猫の手術をしてあげたいがお金がありません」

 「3000頭のノネコが殺されようとしています」

 

全てのご要望にお応えしたいのですが、残念ながら、これ以上続けるお金がありません。

 

 どうぶつ基金では、できる限り希望数通りのチケットを発行したいと思い、節約を重ねています。
理事の報酬はゼロ、出張手術などの飛行機やホテル代は個人負担です。そうやって出費を減らして1頭でも多くの手術を行いたいからです。

 

爪に火を灯すように節約を重ねた結果、どうぶつ基金では毎年20000頭以上の無料手術ができるようになったのですが、それがわずか半年で終わってしまいました。1年間、継続して手術を続けるには40000頭分の費用が必要です。

しかし残念ながら全く予算が足りません。

 

あと一人でも多くの方がさくらねこサポーターになっていただければ、それだけ多くの無料手術が実現できます。



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沖縄への愛

2018年12月04日 | 沖縄

                              私が「なんかヘン」と思う鶴見幸代さんのコンサート広告

思うに ヤザワの写真が1番上だからです

この前のArts Tropicalのチラシは良かったなぁ

堂々としてるし

ヤザワの写真は小さく顔だけトリミングしてツルミンの股間にでも貼ってくれれば良かったのにと思ってます。

他の急遽決まった出演者の写真を貼ったチラシだか広告も作るようで、もう構成も校正も大変だから、基本はこのArt Tropicalの感じで、新たな出演者はさらに小さく顔写真をトリミングしてツルミンの乳輪のように貼ったりヘソのようにして、構成は崩さないほうが仕上がりが早い。それでも載り切らない人は顔写真にフラッシュ加工して太陽として頭上で輝いていただくとか。

というヤザワの意見も一部さり気なく伝えましたが完全スルー

 

チラシが本番当日に間にあってどうすんのさー とは思うけど、「さよなら」のつもりなので、きちんとしたチラシを思い出に作りたいのかな?

 

出演者は「しょっちゅう閉店セールやってる店みたくしたい」という気持ちで一杯です

 

鶴見さんは2009年に沖縄に来て、今年で10年目。沖縄で三線の師範免許も取り、沖縄民謡を紹介するCDを制作し、民謡をアレンジした曲を作り、沖縄タイムスのコラムも担当し、モアイにも参加し、出されれば山羊刺も中身汁も食し、高江の座り込みにも行き、本当に沖縄を愛して貢献してきたアーティストです。

 

鶴見さんが沖縄を去ることは、今後の沖縄文化にとってプラスとは思えないのですが、年末をもって生まれ故郷の茨城県に帰られることになりました。まあそうは言っても・・

(茨城がイヤになったら)いつでも戻っておいで〜と友人みんなで思ってます。

 

この「てんぷす」の木曜芸能シリーズは、1500円と格安のうえ、たとえ急に行けなくなってしまっても、他の公演にチケットを振り替えてくれるので無駄にならないんですよ

 

12月20日、是非・沖縄を愛する鶴見幸代さんの音楽を聴きにいらして下さい

 

てんぷす那覇HP

 

内容は:「現代音楽」は1曲もなく、全ての曲に調性があるステキな音楽です。鶴見さんが音楽を担当した映画のサウンド・トラックをコンサート用にアレンジした曲が多く、「沖縄映画音楽」の夕べ、だと思います

確かに途中までの打ち合わせでは:「ヤザワが何曲かツルミンの現代音楽を弾く」という話も出てたんですが、いつの間にか消えてました。子どもも入れるそうだし、これでいいのだ

 

私はツルミンのように何か沖縄のものを吸収したんだろうか

と振り返ってみるに、「食」に関して、それも植物系の食材に関してはフツーのうちな〜よりは詳しいし食べてるということだろうか。

自生してる植物でも食べられるモノは食べてるし育ててるし。ヤザワの身体はけっこー沖縄の植物で作られていると言ってもいい。

 

先日、やんばる国立公園に行った時

道にいっぱい落ちてる野生の栗

どんぐりじゃなくて栗

原種だから小さい

皮も剥きやすい

圧力釜で5分ほど加圧したらすぐ剥けました。そうは言ってもフツーの栗よりは全然剥きやすいという話。

栗に見えるでしょ?

下ごしらえは済んだので・・

今日はパスタにしました

グルテン・フリーの「モロヘイヤ・パスタ」に、米粉と豆乳で作ったクリーム味。残った栗は次の日に栗ごはんにしましたよ

とか

バナナ

原種なので種ゴロゴロ

食用バナナは5年以内に絶滅すると言われて2年目。このような野生バナナが自生していれば、ここからまた改良して食用バナナが作れるかも。種だらけですが甘くてフツーにバナナでしたよ

小さいのが野生のキーウィ

フツーにキーウィ

キーウィってツル科なんですね。どうしてキーウィの原種があるのに栽培しないのかな?と思ったけど、マンゴとかアテモヤのように儲からないから?

何時間かウロウロしただけで、こんなに収穫があるわけです。沖縄の自然は宝ですね。米軍基地は沖縄の経済に貢献してると言い張る沖縄人もいますが、目先の損得だけで考えると大損するのが世の常。

ダムには不法投棄するしヘリは六価クロムで洗浄するしで私は水道水は飲みません。

 

辺野古もずいぶん座り込みに行き、チャリティーもしてきたけど、さっき沖縄人から@ツイートで「沖縄に理解をしろと言う国にこそ沖縄の選挙結果に理解をしろと日本人から言って欲しい。ロック・オン?だから毎日ゲート前で行動している県民がいる。平和ボケしてる人にこそ直接言って 」

 

というツイートが来て、全くその通りだ、大きなお世話だったと猛省したので、今後は一切関わらず、動物の保護活動だけに専心します。「日本人」だし。

 

あれ?

沖縄への愛が消えた

というワケじゃなく、もともと田舎の中年〜老齢男は失礼で苦手なだけ。

沖縄への愛は変わりません。素晴らしい所です。「田舎男さえいなきゃね」

こんなんでコンサートの宣伝になったのかしら・・

 

 

 

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