ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

台湾de仕事&more2018

2018年11月04日 | 文化・芸術

中正記念堂の地下鉄駅に展示中だった油絵。台北に1年ぶり以上で行ってきてました

 

今回は仕事だったので台北から足は伸ばせませんでしたが、市内でこれまで行ってなかった所にも行けて、仕事もサクサクと終わったので、スケジュール的にも落ち着いて過ごせたし、帰ってきて疲労困憊ということもなく日常に戻れてます。それで連日、さくら猫ボランティアもしてたんですね。

 

チャボママのことで落ち込んでいるので 楽しかったことを思い出すようにしてます。本日(11/3)も『鶴見幸代展』のトークに行って楽しかった。だいぶ復活したはず。食欲が1日1食にはなってしまいましたけどね。。

 

台北へは入野禮子先生に「ACLの大会が今年は台北なのでヤング・コンポーザーズ・ミーティングを手伝って?」と誘われたのと、沖縄では編集が出来ない旧Pro Toolsのデータを変換、編集を白金録音室(Platinum Studio)でしてきました。

レセプションの合間に

シックなホール

オープニング・コンサートは台湾国立管弦楽団でオケ作品。

ACL(アジア作曲家連盟)大会は19日の夕方に開会レセプション後、国立劇場でオケのコンサート、連日朝からコンフェランス、コンサートと23日の閉会まで続いてたんですが、ヤザワは19日の朝に台北に着いてそのままレセプションまでスタジオで仕事、次の日からは昼間はスタジオで編集、夜はコンサートに行って、21日の早朝(AM9:30〜)からのイヴェントを手伝って、午後でスタジオの仕事は終了。22日の夜のコンサートまではフリー時間として(「まあ!昼間のコンペティションは聴かなかったの!?」と禮子先生に一喝されたけど審査員じゃないもーん)、23日の夕方の便までも自由時間として充実した時間を過ごせたのでした。いつもこれくらいのスケジュールがいいなあ。だいたいホテルをチェックアウトした足でスタジオに行って、ギリギリまで作業して空港に行くという感じだったから。

 

今回ナショナル・コンサート・ホールも初めて入りました。観光じゃ行かないし、これまでもスケジュールはチェックしてたけど聴きたいコンサートもなかったんです。

正面。神社じゃないよ〜

正面は中正記念堂

左がナショナル・コンサート・ホール。

読響が小山さんと来るようです

宝塚も来るようです

マダム・ラ〜ンチ

お気に入りのローフード・レストランがクローズしてて残念でした。こちらは永康街にある素食茶芸館。昼間(朝)はメイクしてる時間なくてサングラスです。この後、夜はコンサートなので服だけはオシャレしてます。メイクは空き時間にするの。

 

「アジア作曲家連盟」には:日本、台湾、韓国、中国、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ヴェトナム、オーストラリア、ニュージーランド、トルコ、イスラエルが加盟しています。

「んなんでアジア連盟に白人(トルコ、イスラエル、ニュージー、オーストラリア)が」と不思議な感じもしたけど、TPPも本来はこういうアイデアだったのかもね。

 

オープニング・コンサートでは選り抜きのオケ曲が演奏され、イスラエルと韓国の曲が良かったです。イスラエルのヨナタンの曲は軽やかでフュージョン的でヤザワ向き。ヨナタン自身もジャズ・ピアニストでもあるそう。韓国の曲は:暗く、粘り気があり、激しくなるという韓国っぽさが昇華された曲でした。

 

こんなような曲をいっぱい聴くんだろうなーと思ってたけど、そうでもなかったです。

こういう感じの曲も確かにあったけどね マレーシアとかシンガポールとか。台湾も・・

西洋油絵で表現するアイデンティティ

上手いけどダサい

シンガポールの若い女性作曲家に:「日本人作曲家の曲は、音の選び方もスタイルも『日本〜!』、日本人が作った!って分かる。私の曲はなんだかハチャメチャだったわ。スタイルがないし、国籍も不明だし。近藤譲とか、日本人の作曲家は全員、日本人の曲だと分かる。作曲に対する哲学が違うと思った」とコンサートの帰り道に話しかけられました。「シンガポールもこれから伸びるよ!」と言いました。「日本は植民地教育(音楽大学に自国の音楽の邦楽科がほぼないという現実)からいかにアイデンティティを確立するか、という模索の歴史が長いのよ」と・お姉さんぽいことを珍しく語ったのでした

 

久しぶりに東京の知人にも会って、みんなで夜市に繰り出したり楽しかった

禮子先生もお元気で

士林だよ〜ん

「肉〜!肉〜!」と騒ぐヒトが1名いたので、「夜市のやっすい肉なんて何の肉か分からないよ?」と脅したら、本気でビビったようで、一緒にヴェジ餃子とか野菜炒めくらいしか食べなくなってしまったので:「大丈夫よぉ。みんな死んでないしぃ〜私は食べないけど小龍包食べなよぉ〜」と勧めてもヴェジタリアンのようになってしまったのでした

 

まあ確かに中正記念堂の前で法輪功信者が訴えておりましたよ

現在、豚コレラ感染で豚を生き埋めで殺処分しているという中国ですが、人間も麻酔ナシだそう。新幹線事故の時もいきなり埋めてたよね。臓器摘出後の人体はどこへという疑いは・・

「食人文化」で読み解く中国人の正体
 黄文雄
 ヒカルランド

に「ソーセージ工場へ運ばれているという噂も絶えない」とは書かれておりましたな。挽肉にして合い挽き肉にするだろうから餃子、小龍包、シューマイの材料ではある。仕入れはタダだろうから押さえた値段で提供できるよね。マッ◯が一等地で激安ハンバーガーを提供できるのも・・

感謝して食べて下さい てか、自分の食べてる物はどのように生産されているのか知ったほうがいい。

ワタシはヴィーガンで良かった

最終日は定宿の近くなのにこれまで行きそびれていた迪化街へ。

古い街並なのにオシャレ

なんかエキゾチック

永楽市場の中の寿司屋でヴェジ寿司を食べて、台湾茶のティー・サロンでお茶しました。

お茶を香りで選びます

和菓子より甘さ控えめで美味しい

落ち着く店内は12歳以下の子どもは入店不可。那覇にもこういう子どもが入れないオトナの店が欲しい。

窓から見る風景も風情がある

もっとゆっくりしたかったけど帰らなくてはなりません

ヤザワ以外の日本人は東京へ帰ります。またどこかでね

桃園空港行き地下鉄車内。「日本」ぽい

みんなは松山空港から羽田へ帰って行くのでした。そうかー成田からスカイライナーで上野まで36分なのかー

 

今度、東京はいつ行くかな〜

PS:早速、帰国したヨナタンからピアノ曲のスコアが送られてきました

 

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振替の夏休み:京都1

2018年10月25日 | 文化・芸術

台風続きでキャンセルしたりしていた夏休みを10月に取りました   行き先は石垣から大幅に変更して京都 写真は嵐山の『祇王寺

まだ紅葉ではないものの涼しくて良かったです。薄着にサンダル履きで行って「涼し〜い冷える〜」と沖縄人のようなことになっていたものの、アクティヴによく動いていたので風邪も引かずに楽しんできました

こちらも祇王寺

まだ紅葉の観光シーズンではないものの、有名寺や道は原宿の竹下通りのようでした。今回は寺はあえて小さい寺に絞って嵐山では祇王寺だけ。あとは橋を渡ってトロッコ電車に乗って東映映画村に行って東部の観光は終わり。

祇王寺は静かでとても良かった。やっぱ寺はヒトがいなくて静かでないとなあと横浜から来たという2人組と激しく祇王寺で同意して静寂を破って爆笑したのでした

こういうのどかな風景を撮るのが大変。橋はバスも通るしヒトもいっぱいだし河原でも写真を撮るヒトが入らないようにして待ったり

白サギと黒サギがいました

バード・ウォッチングを始めたせいか、これまでなら「あ、鳥」と思うところが「あ、サギだ」とか「ここでサギはナニを食べてるのかな?」と思うようになりました。

さートロッコ電車

満席

川下りは台風の影響で中止中でした。もう通過したのにね。

絶景

と思ってたら

あらあら

台風24号で倒れた植林。杉でしょうか。人工林なので竹のように痩せ細ってひょろ長い木なんですね。これじゃ熊が食べるものがなくて山から下りてくるわけだ。

 

こんな細い木じゃ木材にはならないし合板用なんでしょうかね。山の管理は熊に任せたほうがうまくいくというのは『日本熊森協会』の会員なので分かっています。こんな人工林にしていると水が枯渇して山が死んで水源も失ってしまうのです。

 

動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を、都市の水源確保のために設立された自然保護団体。花粉症や放置人工林の山崩れ、流木災害に取り組んでいます

 

是非・支援しましょう 一般財団法人日本熊森協会

財団法人への寄付は納税時の減額対象になります。私はオスプレイとか買われるより、こういう活動への寄付がいいと思って支援しています。殺処分ゼロを目指すどうぶつ基金』とね。

 

さてその後は

忍者の人形がゆっくりロープを渡ってるくらいで、電力の消費もさほどなさげで好感持てますガキに混じって遊んだ「忍者からくり屋敷」が楽しかった。それにしても京都に江戸の街並を再現してくれるとは感激「日本橋」までセットであるし

撮影所の中に作った街並なので、そこらじゅう「スタジオA」とか、照明機材を運搬してたり「新人募集」のポスターが入り口に貼ってあったり。

映画村の中では江戸時代の衣裳を着たスタッフやら忍者装束が歩いていて一緒に記念撮影出来るはずなんですが、ディズニーのようには気軽に頼める雰囲気じゃなくて頼めなかった。みんな美形なのでプライドがあるというか。俳優業なんて仕事があるだけ奇蹟みたいなもんなんだけどね。

 

帰りはニコニコと遠回りの道を教えられて京都人の底意地の悪さも味わいました。やっぱり映画村に今からでも文句言おうかなヤザワ的には手を入れれば十分回収出来る施設と見たから

こんな道を教えられて

でも何植えてるのか気になる

パクチだ!

とオクラ

 

 

               

そしてこんなに遊んだ挙げ句に夜は『春秋座』でウースターグループの「タウンホール事件」を観劇したという。実は今回の京都旅行のハイライト。

映画村から遠回りの道を歩きながら「やられた これじゃ疲れて眠ってしまって劇は観れないかも」と思ったけど、息もつかせぬ演出で、観客ダレも眠らせない勢いに乗って観れました

今回の京都行きは:このウースターグループの公演に合わせたので、眠ってしまったら何のために来たんだかという感じだったので、ちゃんと観れて良かった

 

ウースターグループはヤザワのNY時代からずっと観てたグループなので、以前のファンタスティックな作風とは全く違う政治的でフェミニズムを取り上げた作品で驚いたけど、アーティストとは進化していくものだから当然といえば当然なんでしょうね。

 

自分的には全くフェにミストではないけれど、フェミニストでないマッチョな男とか男根主義のような暑苦しい男、そういう男に隷属している女というのはウザくてとても付き合えないので、活動もしてないし本も読んでないし興味もないけど、ゆる〜いフェミなのかもしれません。保守的な女友達には「あなたはフェミニズムだから」とよく言われるんです。

 

不思議とそういう女友達は全員、キャリア・ウーマンで経済的には自立してるんですが、それは「養ってくれる男に出会わなかったから(結婚しなかった/離婚した)」と言うんです

そういう男に出会ってたら、別に家で主婦で全然・イイ。と言うの。

 

「そう言わないと一般職の女に嫌がらせされるからでしょう」と聞いても、「ううん。私、そんなにキャリア志向じゃないから」とか言いつつ、けっこー出世してるんですけどねぇ。そういう姿勢が男にウケて出世したのかねぇ〜

 

ヤザワ的には・・単純に主婦というか母というのがムリで、子どもを産んでも育児放棄する猫ママのようになったと思うし、そもそも妊娠もイヤだし(10ヶ月も腹が張るなんて)、カタギの旦那に朝ご飯を作ったりというのも無理。掃除も苦手。ピアノが弾けなかったらただのヘンな女なんだと思う。

 

だから「仕事と育児の両立のうえ、夫の世話まであって・・」という女性の嘆きは、それで病気にでもならない限り自慢だとずっと思ってた。ツイッターの時代になって、本当に大変で悩んでるんだということを知っても、「なぜそんな大変な生活を続けるんだろう・・死んじゃう」と思ってしまう。

 

結婚もせず気ままに気楽に楽しく生きてると、人生に鬱屈した中高年男女に攻撃されるんですが、知能は低くない(はずだ)し性格もあまり良くないので反撃に出て論破してやります。するとフェミニズムと言われるのでした。

 

「タウンホール事件」の中で印象に残った台詞が2つ

 

「最も虐げられた人々は仲間内で争うようになる」だったかな。それと、反フェミニストの男性作家が「皿を洗ったりするのを手伝う。いいよ。でも楽しくない。未来が感じられない」というようなこと。

 

ヤザワ的には、この男性作家の気持ちが分かるんです。正直だと思う。

協力する気はあるけど「長続きしそうにない」と告白してるわけですよね。

 

それでコレがいいんじゃないかなと思いました。


強制射◯の世界

愛読してるヘンタイ記事満載サイト、トカナ

フェミニズムで問題になるのも:「性交において、”する” より ”される” 立場のほうが支配されやすい」ことだそう。私はフェミではないので「なんで・したくて ”する” ほうの立場が、させてあげてる立場より強いのか」謎なんですが、そういうものらしい。

それなら「してさしあげたら」よろしいのではないかと(叶恭子風)

そしたら夫も仕事帰りにスーパーに寄って妻の好きそうな精のつきそうな食材を買って、いそいそと料理作って皿洗いもするのかなと。

「お帰りなさいと潤んだ瞳で迎えてくれるのかもしれない。

 

メンズに「こんなの初めて」と言わしめる叶恭子のセッ◯◯

 こちらは上級編 才能も必要な気がします。

 

やっぱり「こんなの初めて・・」と男性にも言ってもらわないと男女同権てありえないのかもしれないと。フェミニズムを全く勉強してないし、する時間も作る気がしないんですが、解決するんじゃないかなという気はしました。勘違いでしょうか?

 

癌も生活習慣病も、肉とか乳製品、卵、魚介類をやめてローフード菜食にすれば、罹患リスクは減るし治るケースも多いです。私はそれでヴィーガンになりました。

案外・簡単なことで解決することを複雑化してる気がしないこともない。

 

ま・でも、そういうことを語ったり体系付けたりするのが人間の人間らしいところでもあるので、無駄じゃないし、けっこー楽しいことだとは思うんです。

 

ということで、内容は分かったよーな分からないよーな、その原因は英語力のなさでは全然ない。ということの自覚はあるのでした。

 

観劇後は疲れて、伊勢丹のデパ地下食材で「なだ万」とかの京都の高級料亭総菜を買い、地酒を買ってホテルで食べました。

つづく

 

 

 

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猛烈な残暑の中でも秋の気配

2018年09月17日 | 文化・芸術

        シャンペトル・リース。久しぶりにフルールで習ってきました


関西、四国方面の台風被害、北海道の地震と9月に入って国難とも言うべき災害にみまわれて、内省してます。仕事も溜まってるし。ふさぎ込んで考えてるというより、読書して映画観て勉強してと、ソロ活動が活発で、一見アクティヴなんですけどね。

読書熱に火がついた記事

森美術館館長 南條史生「20代のときは、とにかく書を読み旅に出よ」

Forbesの記事なので無料会員登録しないと読めないけど、私はけっこー面白くて読んでるんです。

 

南條氏が影響を受けたという「火宅の人」と「どくろ杯」は読んだこともないけど「まるで火宅の人状態だね」というように比喩されるほど有名小説だったなーそういえば。読んでみるか

 

と「火宅の人」を読んでみたら、ものすごく面白くて、「どくろ杯」も読んで、今は「ねむれ巴里」を図書館で借りてきたところ。金子光晴は日本語もキレイなので、やっぱり買って手元に持っていたい気もする。

 

Forbesの記事を読まなかったら、絶対に読まなかった本。たまには人の推薦する自分のテイストとは違う本を読むのも面白いなーと思いました。

 

売れっ子作家の壇一雄の右から左へと浪費する実生活と、売れない詩人の金子光晴の綱渡りのような放浪記というのが対照的でありながら、作家の性質と「突き上げて来る男性性に翻弄される様子」がそれぞれに描かれていて感動しました。いやマジで

 

金子光晴の「うんこが太そうな女だ」とか、「接吻をしたら黒糖の味がしそうな唇」だから自分のタイプの女ではない。とか、男同士の会話を聞いてるようで面白かったです

 

壇一雄の「知性と教養のある村西とおる」的な太い生き様も感心しました。本人も自分の元気さを持て余した故の行状の数々と自覚して私小説に昇華させたわけだけど、24時間アルコールが抜けない日々、何本もの連載を書いて、得意の料理を日々作り女にふるまい、愛し合い、子どもとも(たまには)遊びに行くという超人ぶり。アル中でなかったらビッグ・ダディのように子どもが沢山いて、100歳でもシャキシャキと生きてたような気はする。

 

興味深いのは:2人とも「女は分からない」とか「女は気まぐれ」とか、男性が言いがちなことを一切言わず書かず、実に女の気持ちをよく分かっていること。作家だから 洞察力が鋭いのかなー。フェミニズム的にも文句ないんじゃないでしょうか。でも壇一雄に:痔核を目にした時の新鮮な驚き、だったかな?みたいなことまで書かれた女優さんは真っ青になって怒ったんじゃないかとは思うんだけど?細かく観察してても、こんなに細部まで書き込んじゃダメだよね。

いや実に面白い すっかりハマったわ

 

映画は桜坂劇場で公開中のフランソワ・オゾンの最新作

『2重螺旋の恋人』予告編(8/4公開)

 

うーん。「婚約者の友人」もそうだったけど、「危険なプロット」(←今のところヤザワ的に最高傑作)のようなフレンチ・ユーモアが欲しいなー。でも次の新作も楽しみだし絶対観てしまうの

 

そして買ったまま埋もれていたLDも観ましたよ。観てないLDが何枚かあったのでLD機材も持ってるんです。全部DVD化して身軽になります

George Gershwin Remembered

[Import italien]

 
 

DVDではこれだけ。LDでは「想いでのガーシュイン」と日本語字幕のものがあったんです。貴重だわ〜

 

モーツァルトより3年ほど長生きした早逝の音楽家。やはり父親が教育パパゴンでありました。

 

ガーシュイン家は音楽家の家系ではないんですが、父親の教育センスというのが素晴らしく、息子の音楽の才能を目にしてピアノ教師を探してくるんですが、「この人は今ひとつだ」と思うと数ヶ月で首にして、違うタイプの教師を見つけてくるんです。素人とは思えない鼻の効き具合

 

ガーシュインは10歳前後で、オペラ曲ばかりをピアノで弾かせる教師に習い、ヘンだと思った父親(まともな判断ではあるけど、ものすごい英才教育ともいえる)が3ヶ月とかで首にして、今度はスケールとハノンばかり弾かせる教師に何ヶ月か習い、それも父親が首にした後、古典(バッハやらモーツァルトやら)からドビュッシー、シェーンベルク(ガーシュインの時代では現代音楽)まで弾かせる教師に巡り会って15歳まで学んだ後、

 

ここが大事なんだけど:出版社でポピュラー音楽のプロモーション・ピアニストとして働き出し、その出版社のために曲を書くようになってそれがヒットして売れっ子作曲家となって、ミュージカルを作曲し、オペラ(ポーギーとベス)を作曲し、ピアノ・コンチェルト(ラプソディ・イン・ブルー)でアメリカ音楽の巨星となったのでした

 

父親が「無駄。ヘン」と思った、オペラをピアノで弾かせた教師も、ガーシュインのキャリアにとっては重要な要素になっているんですね。そして10歳やそこらでドビュッシーやシェーンベルクなど当時の最先端の現代音楽を弾き、ポピュラー・ミュージック業界でヒットのコツを掴み、それをクラシック音楽に反映させたわけです。実に素晴らしい。

 

このDVDに若かりし頃のマイケル・ティルソン・トーマスが出ていて、ピアノを弾きながらガーシュインについて語ってるんですが、そのピアノがメチャクチャ上手で、こんなにピアノの上手な指揮者が沼尻竜助氏以外にいたのかと驚いた次第。これまで指揮者で買うオケ作品CDは、ほぼブーレーズだけだったんですが、T.トーマスの振ったものも聞いてみたくなりました。T.トーマスのパパもすごい教育パパだったんじゃないかなー・・

 

日本の音大に男子学生が少ないのは、「音楽で将来食っていけると思っているのか」と(父)親が大反対するからなんですが、「食っていく」以上に成功している音楽家のほとんどは教育パパゴンに押されて音楽家になっているんです。ママゴンだと、どうしても小さくキレイにまとまる傾向で「食うに困らない」レベルでストップしてしまうんです。女の子もだけど。日本の天才タイプが成功しない土壌に、父親の教育の不在を感じます。

 

ちなみにヤザワは自分のことを「天才。すべて」と思ってることが明らかになりました

なんでバレてんだ

 むかーし流行った「脳内メーカー」の結果がブックマークに保存されていて、「ん?」とポチッとしたら、色々あって、またしばらく遊んでしまったのでした

 

実際のところは:ヤザワが天才なら世の中は大天才とか超天才だらけだし、ストーカーのようなママゴンに育てられたので、天才の芽は摘まれてます。せめてヤザワが20歳の時に亡くなっていたら大成してたような気もするなぁ。作曲をしようとすれば「ピアノは中途半端になるじゃない」とか、コンピュータをいじってれば「また遊んでる」と邪魔したり。自分が出来ないことを子ども、特に同性の娘がやることが許せないという複雑な心理。自分の築いたコロニー(家庭)から独立させまいとする毒親の典型でした。いくら便利に下女として使えても、やはり成人式後に親と一緒に住むのは良くないと思います。

成仏してるようなので言いたいホーダイ まだ(あの世でも)会いたくないので長生きしたいんです。

 

まあここまで思われたら、それはそれで子育てとしては大成功なのかもですけどね。独立独歩する子どもに仕上げたということで。そもそも20歳も過ぎたヤザワと暮らして、まだ躾をしようと試みてる時点で、そんな猛獣使いのようなことは無理だと周りは思っていたようです

猛獣時代。この時代はレギンスとは言わずスパッツと言ってたんです。ウエスト・ポーチが懐かすぃ〜 全然流行ってない着方だったんですが、お気に入りで「スパッツ」をミニスカートの下に履いたり、ショートパンツに合わせたりしてました。何十年先取ってんだか。。巴里の水で泳ぎだした頃。これから洗練されていくんです

 

話はガーシュインに戻って・・

ガーシュインはゲイでもなさそうなのに、結婚もせずに亡くなりました。大成功した音楽家だったので、女性出入りは多く、選び切れなかったのかもしれないけど。ただDVDで観る限り、コロニーの絆が強すぎて赤の他人が入り込む余地はなかったような感じ。早世したので、無駄な(結婚生活)時間を費やさず、充実した人生だったのかもしれないけど。

 

なんか音楽家(歌手と管楽器以外)の自伝とか記録は身につまされたり切なくなるものが多いですね。。。

美術や小説とか作家と違って、唯一・英才教育が必要なジャンルなせいなのかもしれません。

あ。バレエもそうか。

 

他、内省的かつ行動的な活動で、バード・ウォッチング(沖縄の野鳥観察@桜坂市民大学)の講座に参加しています。

 

札幌から大阪に帰省中に台風21号に遭い、その後に札幌に戻ってワナワナと電話で災害報告をしていた松永加也子さんに・「アタシ、バード・ウォッチングの講座申し込んだの」と・自分の近況も報告したら、「えぇ〜」と震災級に驚かれたのでした

 

まあヤザワはヴェジになったわけだし畑もやってたし、野鳥観察しても別に不思議じゃないか。とは思い直した様子でしたが、長らく猛獣時代を知ってる人は:「それはヤザワではない」と、背乗りされたかクローン矢沢なのではとも思うようです

 

やってみたいと思ってたワケでもなく、送られて来た映画の予定表と市民大学のパンフを見ていて、この講座を見つけた途端に電話をしてたのでした。突発的。だいたいそうなんだけど。

 

座学も含めて既に2回行ってるんですが、これが思ってたより面白く、しかも「呼ばれて」参加したのではないかとすら思えて。

 

メシアンの「鳥のカタログ」第1巻の3曲目:Le Merle Blue(イソヒヨドリ)が、実は家の周りでさえずっていたというのを知りました。引っ越して来た当初から:「なんてキレイな声の鳥なんだろう。しかも”幸せの青い鳥”みたいで。まるでメシアンの鳥類譜だわ」とは思ってたんですが、特に鳥に興味も無く調べもしなかったんです。

 

へえぇーーーーーLe Merle Blueがウチのベランダに止まって鳴いてたのか

 

ということを知って、楽譜を広げてCDを聞いてみたり。と・松永さんに言ったら、「それは面白そうね」とやはり興味を持ったようなのでした。

 

沖縄にねえ。Le Merle Blueがねえ。しかもウチの周りにねえ。

「さえずりは柔らかな澄んだ声で、かなり美声」ーサントリー愛鳥活動より抜粋

 

弾いてみたくなりましたよ。聞こえたら一緒にさえずるかな?

 

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マンゴ貧乏

2018年07月21日 | 文化・芸術

オアシスやらピンやら使わずに作ったブーケ グリーンは間引いたモロヘイヤとミント

 

毎週末台風が通過してます。3週連続〜

でも台風が通過した後は、プランターの野菜やら果物が一気に成長するんです。土地柄、海からのミネラルが含まれた雨のおかげなんでしょうね。

食べるプランター

アイビーもフラワーアレンジ用に育ててますが、それ以外はニラ、ネギ、アロエ、モロヘイヤ、ハンダマ、唐辛子、ハーブなどなど。

 ドラゴンも5つ収穫

今もまた花が2つ付いてるので、台風後に大きな実が収穫できることでしょう

 

マンゴ生産者が台風の合間をぬって収穫しているマンゴを、お中元に送ってきました。今年は宮古島のブランド・マンゴに混じって受賞した沖縄本島の無農薬栽培の生産者の貴重なマンゴ。宮古島のマンゴは真っ赤なんですが、沖縄北部のマンゴは熟すと赤黒いんですよ。南部は赤とオレンジが混じった色。小さい島とはいえ、産地で土の質が違うので色が違ったりして面白い。

 

今年もらった人はラッキーな受賞マンゴ。常日頃の行いの良さ(ヤザワへの貢献度)が凝縮された甘味を味わってね〜

自分にも買うし

いつもはミニ・マンゴとか、キズがついて贈答用にはならないけど美味しいマンゴを自分では買って、シーズンの間中食べますが、お中元の発送用紙を書いて、マンゴを選んでるうちに、自分もたまには高級マンゴを食べたいという欲求が突き上げてきて、やはり1年に1回は自分にもお中元をするのでした。

        

ここで一句(琉歌8886)

〜マンゴの歌〜

誘惑されても

食べ過ぎちゃダメよ

魅惑のマンゴは

赤く熟れて

 

こちらのパオナップルは、今年初めて『千疋屋』に納品したという沖縄本島の農家さんの逸品

果物のエルメス『千疋屋』のバイヤーは、全国を回って宝石のような果物を買い付けています。選定の基準も高く、「うるさいんだよ〜」と生産者には畏れられているそう。『千疋屋』の箱をいただいたら、背筋が伸びてしまいますよね。パーラーでは、ちょっとでもキズがついたりしたフルーツを使うので、パフェでも何でも「お食べ得」。ものすごーく美味しいの 

と、ハッピーモアのお姉さんと話してるうちに、千疋屋が懐かしくなってしまった

マンゴで散財する季節だし(お中元は「感謝」&「投資」だけど)、基本・暑くて食欲は今ひとつなので、普段の食事はこのように節約するのだ。

冬瓜

この大きさで160円。沖縄ではゴーヤより地位の低い野菜(ホントなんだって!)だけど、本土では懐石料理など、上品な和食に使われる高級野菜。塩味のあんかけが好きそぼろは当然・ソイミートでね。

 

ここで一句

 

〜ゴーヤちゃんぷる〜の歌〜

 

極細スライス

塩でよく揉んで

強火ですばやく

炒めましょう

 

シャキシャキしてれば

大成功です

でもよく炒めた

ほうが好きよ

 

ゴーヤチャンプルー

おいしい季節は

やっぱり夏なの

作りましょう   

 

宮沢さんの講座の夏休み課題は:宮沢和史作のドラムパートとコード進行の音源に、メロディを付けてくるというもの。ご本人が課題音源作ってくれるなんて、なんてゴージャス

 

そしてヤザワの授業も来週の試験で夏休み

追試なんて許さないので、もう「優」か「不可」(←追試も補講もしたくないから)しかありえない。

質疑応答のある公開試験の、分析を最後のレッスンで聞いて、「コラそんなこと言ってっと落とすど」という気持ちを変換して・優しく丁寧に指導して優レベルに仕上げたのでした。

試験本番もアガらずに頑張って〜〜

 

オスカルとパリス

最近、オスカルは何でも食べたがって困ります。私の食べてるケーキまで食べようとするんです。

狙わないでよ

 

ここで一句

 

Life is better with a cat

 

部屋の隅に舞う 白猫の綿毛 しんとした朝に 猫を探す

 

床に置いた皿  脛(すね)を撫でた毛が カリカリと食べる 音を聞いて

 

グルグルと歌う 膝(ひざ)のぬくもりは 私をみつめて 目を細める

 

「猫「猫ネタ」とウケてました

 

一昨日、2ヶ月近くぶりで、「ママ」が戻ってきました。

「チビ」はまだ見つからないんですが、ママのように、戻ってくるかもしれないと、ちょっと明るい気分になりました。

 

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何を食べたらよいのか

2018年07月06日 | 文化・芸術

 

沖縄は今頃、梅雨のようですー ここ1週間ほど毎日・雨。豪雨。

先月だったか5月だったか、こういう長雨の時のために仕入れた本を読んでます

まずはコチラ

 なぜ食べ続けてきたのか!?

「食人文化」で読み解く中国人の正体

 黄文雄
ヒカルランド

 

「民は食をもって天となす」の格言どおり、中国にかぎらず、歴史のベースは「食の歴史」にある。何をどのように食べてきたかが、その民族、国民を等身大で理解するための鍵なのであるー「はじめに」より抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー

 

ヴェジになって性質が薄くなったのか、ヤザワでもハードな内容だったのか、ともかく1章読むと体力を消耗して眠ーくなってしまって、1ヶ月ほどかかって読み終わりました。速読が出来る私にしては本当に珍しい。実に4年ぶりくらいで「当たり」の本でした。蔵書にするわ

 

いったん読み終わって、もう一度読み通す分には大丈夫。実に面白くオソロしい。「羊たちの沈黙」のレクター博士もサイコパスというよりは高度な文化人と再解釈出来ます。あちらは小説だけど、この本は歴史の本だからね

 

ーあとがきに代えてーより抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー

「中華」の文明人を自負する漢民族は、有史以来、周囲の蛮夷である異民族を食べ続けてきた。彼らの主観的な意識からすれば、それは人を食うことではなかった。蛮夷は、家畜や食用の野生動物と変わらない存在だったからである」

               

儒教の国、男尊女卑社会で前近代の中国では、異民族はおろか女性も家畜と同じ扱いであったため、戦闘の前に兵士の士気と結束を高めるために、将軍が自分の愛妾を殺して兵士に(肉として)振る舞ったり、王が家臣の家を訪ねた際、食料がなかったため、自分の妻を料理して献上したり、etc...

という話が、これでもかというほど読める本です。水滸伝や三国志の「肉饅頭」の解説、三蔵法師が狙われたのは、その肉を食べると不死になると信じられていたため、などなど。

 

コワい面白い最初はショックで寝込むけど止められない

特に、このシーンは読んだ後、気が遠くなって眠ってしまいましたよ

***************

「席に着くと、諸葛昴の、目の覚めるような美人の愛妾が、艶然と酌をしてくれるではないか。高瓉はすっかり上機嫌となり、愛妾と戯れあった。愛妾の嬌声を聞きとがめた諸葛昴は、下がるように命じた。

しばらくすると、メイン・ディッシュが運ばれてきた。大きな銀盤には、何とあの愛妾が鎮座しているではないか。すっかり蒸しあがっていたが、新たに化粧が施され、先ほどの衣裳で着飾っていた。諸葛昴は、おもむろに愛妾の衣裳の前をはだけ、白い股肉に箸をつけた。

高瓉は正視に耐えず、手で顔をおおった。諸葛昴は、股から下腹部、下腹部から内蔵へと箸を運び、満腹になるまで食い漁った。胃の中のものをすべて吐き出した高瓉は、気を失いそうになるのをかろうじてこらえ、ほうほうの体で逃げ去ったー」

P234より抜粋ー「食人文化」で読み解く中国人の正体ー

**************

 

中華思想、ユダヤ主義など、「我々こそは選ばれた民族であり、他の異民族は野蛮人で家畜である」選民思想が極まると、ヒトも食料なんですね。ユダヤ人も(家畜人間の)血を飲むとか言いますしね。

 

もちろん食人の始まりは飢饉と戦争。前近代の中国では3年に1回の小飢饉と12年に1回の大飢饉が訪れるサイクルだったそうで、その度に何百万人もの人間同士が「人相食(ひとあいは)んだ」そう。戦争となれば「敵の肉を食い、敵の皮を敷いて寝る」のだそう。「兵飢」と呼ばれ、兵隊に多数の民間人が食べられてしまうんだそう

             

ここでふと「3年に1回の小飢饉というのは、天災というよりは連作障害なんじゃないかな」と思ったんです。近代農法は、農薬を多用する以前からすでに破綻していたのではないかと。毎年、米とか大根とか同じ野菜ばっかり植えてるから連作障害が起きて飢饉になるんじゃないかなーって。「イナゴの大発生」による米被害というのは、連作障害で土に米用の栄養がないのに植えるから、弱い米が生えて、結果イナゴにやられるんじゃないかなーって。

 

去年から、ゴハン(米)を食べると、ものすごく眠くなるようになってしまったんです。軽度のアレルギー症状だそうだけど。だから、「ごはんとおかず」という食生活じゃないスタイルにしなくちゃと思ってたところだったんです。

しかし「おかず」だけじゃお腹いっぱいにならないし、飲んじゃうし、困ったなーと思案しているところ。蕎麦は大丈夫だけど、これも毎日食べてるとヤバいだろうし。蕎麦食べると日本酒が飲みたくなっちゃうし

なんと年始の誓いの「プチ断酒」は効果を上げていて、週に2日ほどしか飲まなくなってるんです

 

 

米の代わりになる食べ物って何だろうと思案していて、「やっぱりここは沖縄だし、紅芋とか、イモ類を主食にするしかないんじゃないかなー」と。でも紅芋も毎年は同じ土地で収穫出来ない。1度収穫したら3年は休ませないと。ほらね。小飢饉とサイクルが似てるでしょ?

 

色んな芋、タロイモ系をメインに食べるのだ。パプア・ニューギニアに学べアタシと思いついたところ。彼らはフルーツやナッツ、そしてタロイモが主食で、たまーに動物系タンパク質(昆虫、魚、動物とバラエティに富んでいる)という食事で、とても健康だそう。ヴェジは動物系のビタミンB群はニュートリショナル・イーストでカバー出来るし。

 

自然農法 わら一本の革命
福岡 正信
春秋社
「自然」を生きる
福岡 正信,金光 寿郎
春秋社

今年何冊か読んだ福岡正信氏の自然農法のように、色んな種類の野菜やら果物を植えて、生えてきた季節のものをいただく。というスタイルにすれば、天候による飢饉はだいぶ回避出来ると思うんだけど。「ごはんとおかず」にこだわって、米を作らなくちゃ!で連作障害のない遺伝子組み換え米を、化学肥料と農薬で育ててたら、土地は荒廃して、いずれは遺伝子組み換え米もバッタやカメムシ被害で全滅するはず。そんな汚染土壌では他の野菜も育たないだろうから、大飢饉になるよね

 

話はー「食人文化」で読み解く中国人の正体ーに戻って

 

文化大革命の時には、いたる所で食人宴席があり、人肉をつまみながら酒が酌み交わされ、論功行賞が行われたのだそう。「階級闘争理論」が階級の「敵」をつくり出し、それが食人となったそう。この時は特に大飢饉というわけでもなかったし、1968年に隣国で起こったことと思うと、考えさせられる。

 

中国の死刑執行数は年間2000人以上で世界のトップというのは知られているけれど、「死刑後に内蔵や角膜がドナーとして売られ、人骨は医学部の教材となり、人肉はソーセージ工場に払い下げるという疑惑の解明に、人権活動家に限らず世論がもっと注目すべきではないだろうか」

という文でこの本は終わっています

 

ざっくりとした記事はコチラ 医食同源

 

当然・次に読んだのはコレ

 残虐の大地

 私が生まれ育った中国は、なぜここまで恐ろしい国になったのか

 李 真実
 扶桑社

「なぜここまで恐ろしい国になったのか」 てゆーか唐とか明とか前近代からあまり変わってないのかなと思いながら読みました。黄氏の本があまりに強烈だったので、これはさーっと読める。

 

台湾て10人のうち2人はヴェジタリアンのせいか人も優しくて好きな国 文化大革命で漢民族もだいぶ移住してるはずなんだけどね。

 

こちらはヤザワの大切な蔵書

 図説食人全書
 Martin Monestier,大塚 宏子
 原書房

面白いですよー 黄氏の本に比べたら俄然マイルド・カレーかも

澁澤龍彦大好き ゴス趣味 のあった学生時代から、私は基本的に耽美的な性質ではあるんですが、当然・グロとか魔術とか、そういったものにも光に集まる蛾のように吸い寄せられちゃう。

 

これも面白かった

 日本人が知らないアジア人の本質

 旅行記・滞在記500冊から学ぶ

 麻生川 静男
 

 

「面白い」というよりは、韓国で陶器職人(日本なら匠ですよ)や大工の地位が、かつて低すぎて、仕事をさせても払わないで踏み倒したりしていた時期があったため、素晴らしい青磁器の伝統が途絶えてしまったそう。李朝時代の箪笥とか青磁器って素晴らしい。家具に興味のないヤザワが唯一欲しいと思う箪笥。あの仕事をした職人は、そんな酷い目に遭っていたのかと思うと胸が痛みます。日本もアニメの労働環境がブラックすぎるというのは何とかするべきじゃないだろうか。

 

そして今読んでるのがコチラ

 本気で日本侵略に動き出した中国

 2020年に台湾侵攻、そして日本を分断支配

 黄 文雄
 徳間書店

 

 

とても感じが良く、教養もある沖縄での友人が、婚活して中国本土へ移住することになりました。

 

台湾に語学留学をしていたこともある彼女は、中国語はもちろん出来るんだけど、なんというか「これが『党性』教育というものなのか」と思うような親中ぶりで、この情報封鎖中の日本(←これはこれで大問題ではあるが)で、どうやってこれだけの中国情報を集めたのか不思議に思う。

 

とても良い人なので、長年の友人というわけでもないけど、「法輪功はカルトよ」とか、「PM2.5より日本の放射能のほうがずっと危険」とか、「中国の食品は素晴らしい」とか、熱心に語られるほど心配になってしまって。

 

ちょっと彼女の話に違和感があって、色々と読んでみたんです。

 

日本のマスメディアの公平性は後進国並みだし、私は中国語が出来ないしで、何とも判断が出来ないけど、中国で幸せに暮らして欲しいとは思う。間違っても法輪功など修行してソーセージや餃子になって日本に出戻ったりして欲しくない。

 

なんか寂しいなぁ

 

そんなに会ってたわけじゃないんだけどね。

中国を終の住処に選ぶということにかな。

日本で生まれ育って教育も受けたはずなんだけどね。

台湾だったら喜んだと思うの。「しょっちゅう行くわー泊めて〜」って。

 

 

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ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの華

2018年04月23日 | 文化・芸術

  5月6日まで!浦添市立美術館。展覧会場としてもピッタリだった。良かった〜

 

普段は琉球漆器を展示してる美術館で、図書室も風情があってステキです。カフェがオシャレなら1日居たいです

近くには沖縄そばの名店「てだこそば」があって、以前は美術館前にカフェ兼マフィン・ショップがあったのに、それは閉店してしまった。

 

アール・ヌーヴォーは大好きなのと「ミュシャが沖縄で」と驚いて行ってきましたよ〜

 

ミュシャはロートレックとかビアズリーをローランサンで割って、アール・ヌーヴォーにして・・という、これまでの(ヤザワ独自の)解釈を覆されました。スゴい画家だ天才だ 「スラブ叙情詩」を観にプラハに行きたい

 

製作期間18年に及ぶミュシャ渾身の「スラヴ叙情詩」は写真での展示でしたが、それでもその写真の絵が、ちょっと離れて観ても「光が当たってる場所と暗い場所」というのが分かって、まるで映画のようというか、すごいテクニックで驚きました。こんなに「描ける」画家だったんだ〜

 

『スラブ叙情詩』の本物はプラハで、1枚の絵が6m×8mとかのサイズらしい。ものすごい迫力だろうな〜

 

ミュシャの「芸術のための芸術ではなく、大衆のための芸術を作りたい」だったかな?発言は、ミロとかウォーホールもそうだったような。その中でもミュシャはダントツに素晴らしい。やはりデザインをやった画家は違う。どのような絵ならプロと言えるのかーという洗礼を受けているから。音楽家もそうなんだよね。劇伴(映画やらドラマの音楽)をやったりしないと、マスターベーションが形を変えた自己実現や趣味の延長に過ぎなくなってしまう。

 

生き方も素晴らしい 

 

ポスターや挿絵で稼いで、『スラヴ叙情詩』はチェコに寄贈。切手もお札も銀行の領収書も、祖国のための仕事は無償で引き受けて。その愛国心からナチスに目をつけられて拷問(厳しい尋問)されて肺炎になって亡くなって

 

当時のミュシャがデザインした紙幣がまたステキで。日本も北斎の「ラ・メール」(←笑。「海」ね。あまりに外国で有名で)とか「赤富士」「雨の日本橋」あたりを千円、5千円、一万円札にしたらどうだろうねヒトの顔なんかよりずっとイイよねもう著作権もないんだしと一緒に行った友人と話してました。日銀に意見書受付ってあるのかな?

 

これまでチェコとかプラハなんて全く興味なかったんですが、ミュシャの絵を観に行って、ミュシャがデザインして今でも使われているユーロの切手とかも欲しくて。会場にも展示されてたけどカワイイ

 

私が食べれそうなのは:ジャガイモとカリフラワーのスチームと酢キャベツか。というように、私はどこかに行くとなると、その土地の食べ物をリサーチするんですよ。それで滞在期間を決めるという。口に合わない食事の街に3日以上は辛いから。プラハは最長で2泊と見た。向こうで検索すればヴェジとかヴィーガンのレストランもあるのかな

 

日曜日はあいにくの雨でしたが、そのせいか混んでなかったです。落ち着いて観れました。外は稲妻がすごかった

帰りは北谷のTacos&Coffe。北谷はアメリカ人が多いのでヴィーガン御用達のお店が多いんです

ここも行く度に肉系メニュー減ってるし アメリカ人用に味付けも濃厚でボリュームあって美味しい

豆腐チョリソのタコスと2ビーンズ・ヘヴンがオススメ

 

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ニュージー紀行1:NZ Festival - Wellington

2018年04月18日 | 文化・芸術

1993年に大ヒットした映画 ”The Piano” (邦題:ピアノ・レッスン)がバレエ化

 3月が忙しかったので今ごろニュージー紀行を忘備録で書いておきますよ〜

 

なんであの映画(ピアノ・レッスン)がヒットしたのかは世界の不思議というか何かの間違いじゃないかという気がしますが、ひとえにサウンド・トラック、マイケル・ナイマンの音楽が大ヒットしたということじゃないだろうか。

映画は観たことがなくても曲は聴いたことあるという超・有名曲 "The Heart Asks Pleasure"。あの映画はこの曲のためのMTVみたいなものだったのだ。

 

初めて観た時も:「なんでこんな時代背景(19世紀)に合わないミニマル・ミュージック(1970〜)を、しかも・ニュージーランドで弾いてるのだ 」という違和感が拭えなくてナゾの映画だった。

 

世の中のほとんどのヒトというのは:着ているドレスが19世紀のもので、まだパニエやらコルセットを付けて着用する「シャネル以前」の拘束服なのに、音楽は20世紀後半のサウンドでも気にならないんだなーと・軽く絶望した思いがアル:笑。現代的にリメイクされたオペラとか、古い無声映画にフィリップ・グラスが音楽を付けたシネマ・コンサートのようなコンセプトでも完成度でもないから。

その点、ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』は素晴らしかったなぁ。ロックもバロックも使って「新しい視点」を強調して、シューズ・クローゼットにはナイキもあったよね

 

それでもバレエ版のプレミエールをウェリントンで観て来ましたゾ。ロイヤル・ニュージーランド・バレエ団。

こちらの劇場で

ウェリントン最大の劇場、セント・ジェームス・シアター。造りはオペラ座だけど、こじんまりした感じで観やすい。柱の陰で舞台がよく見えない席というのもないし

どの席からも見える!

規模が分かるでしょ?

 

ヤザワ的に:バレエ版は映画より楽しめました

主人公の女性はそもそもmute person(口がきけない)なので、バレエのように無言で踊り、ストーリーと感情を表すことが主人公の女性を美しく見せたと思う。単に女優よりバレリーナの方がキレイだったのかもしれないけど。

 

これがミュージカルとかで、また主人公の女性だけが障害者で無言、周りは喋ったり歌ったり踊ったりしてるとねぇ

てゆーか・ソレが映画は良かったのかな口のきけない女にセクハラして、そのうち女もソノ気になって。というのがイイのかな世の中のヒトの恋愛観ってそんなに歪んでるの

 

まあ映画は置いといて・・

 

バレエ版は:音楽がナイマンだけじゃなくて、シュニトケのほうがナイマンより多く使われていてビックリでした。実に良い。ナイマンを1時間以上聞かされるのはツラいから。他、ドビュッシーとかブラームス、ショスタコーヴィッチまで。ナイマンも3曲ほど使われていたけど、超・有名曲 "The Heart ask Pleasure" は使われてなかったんですよそれも逆にビックリしたけど

 

振り付けは:ミュージカルに近いような感じで、特に32回転とか見せ場があるワケでもなく、そこがまた現代的でとても良かった。衣裳もチュチュじゃなくフツーに踊れるミュージカルのドレスみたいで。

もっとも超絶技巧のバレリーナならロシアとかアメリカか、イギリスかフランスに行ってしまってニュージーには来ないんでしょうね。

 

ダンサーのレベルが悪くなく感じたのは、そういった超絶技巧の場面がなかったこともあるのかもしれない。そういうことを忘れさせるような振り付けと、やはりストーリーがイイのかなと初めて思いましたよ

 

バレリーナのテクニックで魅せるバレエじゃなくて、新鮮でもあり、のどかな国に相応しい芸風。嫌味じゃなく、イイ感じ。ここ(ニュージー)で気合いの入った32回転とか見せられたら:「このダンサーはニュージーを間もなく出てアメリカのバレエ団のオーディションでも受けるな」と感じたでしょうね。

 

ウェリントンではこの他、台湾の太鼓グループ(ほとんど和太鼓。を踊り叩くというパフォーマンス)とニュージーランドの作曲家で構成されたピアノ・リサイタルに行きました。

 

台湾の太鼓は・・まあ・・ノー・コメントなんですが(なんというか紅白歌合戦の合間のパフォーマンスのようで。レベル的には高くてもコンセプト的に『合間芸』というか・・ってコメントしまくりですね)

 

ピアノ・リサイタルはとても良かったです ピアニストは音大のピアノ科教授のヘッドで40歳台前半。というのも日本ではありえない。

 

ところでニュージーのピアニストが弾くニュージーの作曲家。というのは:やっぱり・うっかり・つい・The Heart asks Pleasure 的な・シンプリシティを想像していたんですが、「ココ(ニュージー)はイギリス文化圏なんだ」という、どちらかというと現代音楽。ガゴーンピーッ系で、こちらも納得ながらも不思議な気はしたな〜。(まあナイマンもイギリス人なんだけど。若い頃はガゴーン!系書いてたはず)

 

昼間はトレッキング

Windy Wellington

ガイドブックは正しかった。のどかな風景にこの風圧。

しかし。ああいう現代音楽を書こう!というモチベーションは、この土地のどこから生まれてくるんだろう。どこかパワー・スポットとかがあって、そこを詣でると何かが降りてくるんだろうか?イギリス本国なら分かるんだけど。曇りがちで寒いし。そんなことを考えつつ散歩。なんかアタシ今イギリス人みたい

バラを愛でて

バラとベゴニアのハイブリッド も作られていました。

こんな

こちらは本物

ハイブリッドは厳重に?温室で栽培されておりましたが、蜂が迷い込んで花粉を付けて出て行っても大丈夫なのかな

他にウェリントンで観るべきものは:

巨大イカ!

ココね

南極から来たに違いない

このミュージアムはカフェが1階にも上階にもあるんですが、上階が上品でお料理も美味しくて良かった。ホテルのロビーのようでしたよ。

沖縄以上の紫外線

涼しいのに眩しい。という。沖縄なら涼しい日はさして紫外線も強くないものだけど。

 ちょっと郊外にも足を伸ばして

展示はアヴァン・ギャルド。ミュージアム・ショップとカフェはオシャレ。

 

こじんまりとした街だけど映画スタジオとか録音スタジオがある『ウェリウッド』なので、業界人用の億ションや、深夜まで営業のオシャレな健康志向レストランだらけで、風圧がこんなに強くなければ最高な街。なんたって風が強い日は雨も降ってるので傘もさせないんですよ。

スタジオ撮影を終えた女優さんたちが「撮影メイク」のまま出て来て・・

このあたりで「グルテン・フリー」のヴィーガン・ピザ を食べてたり

この通りのカフェ、レストランのほぼ全てにヴィーガン・メニューあり。

コンパクトな街なので、オーガニック・ショップでその日に採れたイチゴとかプラムを買ったり、トレッキングしてシャワーを浴びてからコンサートに行って、食事に行ってグルテン・フリー&ヴィーガン料理を食べたり。

フリメの本拠地

なるほど。フリメは肉は食べませんからね。人肉以外。

ウェリントン空港

次回はオークランド〜

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年末雑感の:備忘録その1

2018年04月11日 | 文化・芸術

05年から愛用のFitヤザワ号。天寿を全う(廃車)。お世話になりました。ありがとう

 

愛用・・とはいっても沖縄に来るまでの5年ほどは、あまりに乗らなくて・たまに乗ろうとするとバッテリーが上がっていて・乗れなかったりで:「もう車は要らないな。売ろうか」と思った頃に引っ越すことになり、HONDAの営業の方が「これでこの車もようやく出番が・・」と喜んでくれてましたな。

沖縄に来てからは正にヤザワの「足」となり、擦り傷、当て傷を作られつつ、ほぼ毎日一緒に過ごしたのでした。バニラ、ノエル、ライトも乗った思い出深い車。

 

新しい「足」は軽にしました。軽自動車は初めてなんですが、沖縄にはピッタリだと思います。なんたって・アクセルを踏み込んでも40キロくらいにしかならないので合理的(無謀)な横入り運転が出来なくなりましたし、踏んでも踏んでも100キロなので、80キロが最高時速の沖縄唯一の高速県道で、スピード違反で捕まるリスクがほぼ解消されました

 

Fitだと、どうしても120とかフツーに出てしまうので、捕まれば免停になってしまうわけです。本土からの観光客のレンタカーが「県道」を「高速道路」と勘違いして150とか出して免停になるケースはけっこうあるそうですよ。気をつけてネ。

軽だとメーターが140までしかないので、100でも横揺れを体感するから、80だと安定して走れる感じ。やっぱり200までメーターのある車で:「80キロが最高速度」というのは軽い拷問だよね

軍需産業のある国に「戦争しちゃダメ」というのと同じなのかな?

 

備忘録その1

去年の11月終わりから12月にかけて訪れた展覧会などのまとめ。まず、福岡のココが案外と良かったです

博多座じゃなくて

手前の「福岡アジア美術館」のほう。ここを11月下旬に観たのは正解だったと12月に東京で「北斎とジャポニズム」展を観た時に思ったのでした。北斎の西洋絵画における影響力というのは、この「福岡アジア美術館」に来るとすごくよく分かる。

この美術館は、アジア地域の絵画をコレクションした常設展示と、アジア現代アートの企画展を開催しているので、アジアの美術史というか絵画史というのがコンパクトに観れるんです。

 

西洋絵画では、宗教画というのが1番ステータスの高い絵で、次いで王族、貴族の肖像画という、アートでありながらもモチーフ選びにヒエラルキーがあるんです。風景画とか静物画(カゴに入った果物とか生け花とか)というのは、ランクが低いとされていたんです。

その西洋思想を開国(植民地化)と共に受け入れた頃のアジア各国の絵画というのは:西洋絵画と同じ材料の油絵で、自国の国王一家の肖像画を、まるで「ルイ14世と家族」のような感じで描いてるんですよ。カンボジア王国の方達が、フランス王朝風にポーズを取ってるわけです。

ちょっとした衝撃でした

 

当然、企画展で展示されているアジア各国のアーティストの現代作品は:「我々アーティストは、この文化的にも植民地支配された我が国の絵画芸術を、西洋支配から解放させなければならない」という意志を持ったもので、西洋支配の『王族の油絵の肖像画』から脱却してアイデンティティを確立していく過程を、絵画を通して鑑賞したのでした。

 

この時は:ルー・ハリソン生誕100年記念コンサートを聞きに福岡に行って、たまたまホテル近くに美術館があったので入ったけど、偶然とは必然なんだよな〜と思いましたね。ルー・ハリソンのガムランとピアノのための曲とか聞いて、この美術館に呼び込まれたような気がする。

 

私もコンサートで日本人の作曲家の曲を弾くようにしてるんですが、それは日本の音楽界に貢献しようと思っているわけではなく(結果・貢献してたとしても)、基本は自分の問題なんです。

 

フランスに留学していた時に、試験やコンサートでドビュッシーやラヴェル、プーランクやフォーレなどを上手に弾いて評価を受けるのは勉強の成果でもあり、これらのフランス音楽が「民族音楽」ではない普遍性を持った芸術音楽である証でもあるわけですが・・

 

それを日本で:西洋クラシックの作曲家だけを弾いてると、上手く弾けば弾くほど、フランスの香りがしたりすると、時々・自分は「ヤポネシア」のピアニストだよな。と自虐的に感じることがあるんです。いつもじゃないけど。

 

これが、フランスでフランス音楽を勉強したこともなく、フランス系の先生に習った事もなく、ロマン派の延長で・べったり、ねっとりと弾かれると:「このドビュッシーはアフリカン・アクセントのフランス語より酷いな」で、なんというか突然変異種というか不思議な生物の発した音。という感じになるんですけどね。奇妙なモン聞いたな〜って。

 

12月に行った北斎とジャポニスム展

ここに立ってると、東京に住んでるような気がする上野公園口

懐かしいというよりはタイムスリップしたような。今日は誰の出番かな?と思う東京文化会館。

この時は『北斎とジャポニスム』展と科学時術館で『アンデス文明展』を観た後、東京文化会館で入野賞のコンサートを聞いたのでした。

 

この『アンデス文明展』も、次の日に観た『澁澤龍彦展』の前に観て良かったな〜

キーワードは・・

「ドラコニア」。竜 とか蛇

「インゲボルグ?」と聞かれたけど、コム・デ・ギャルソンです 珍しくワタシが着てるとギャルソンでもインゲとかピンクハウスに見えるらしい。コンテンポラリーとか弾いてるくせに、ファッションは全然・アヴァン・ギャルドじゃないという。ピンクハウスが好きなのは「ゴスロリ」感覚で、ラブリ〜とは思って着てないんですよ。過剰な装飾で病的に手が込んでる異常な服:笑。澁澤龍彦の世界に通じる感覚。そのせいか、「不思議と似合ってる」と言われるんですよ、ピンクハウス

 竜であり蛇であるわれらが神々〈上〉

人類の起源と闇の支配一族レプティリアンの血流 (超知ライブラリー)

David Icke,安永 絹江
徳間書店

 

 竜であり蛇であるわれらが神々〈下〉

闇の権力を操る爬虫類人の地球支配/管理システム (超知ライブラリー)

David Icke,安永 絹江
徳間書店

 

この本の上巻で主に語られている「神」のシンボルをアンデス文明展で観れて感動しました

人類を古代から支配して苦しめてきたレプティリアンやドラコニア。デヴィッド・アイクのこの本を読んで、澁澤龍彦の描いてる世界が、ファンタジーとしてではなく奥行きを持った歴史として解釈するようになって、ますますハマったのでした。惹かれるってことは、どこかである日繋がって全景が見えてくるものなのかもね。澁澤龍彦本人は気がつかないまま亡くなったにしても、取り憑かれたように執筆で遺しているので、私のように陰謀論と文学、ゴシック趣味から総合して捉えると実に面白い、いや・恐ろしい世界で、抜けられなくなるのです

 

こちらは新宿タワレコ

クラシック/ジャズ売り場が10Fだったかな?になってました。ここに来ると、トーキョーは世界・最先端・都市だとやはり思います。クール・ジャパンが凝縮された売り場。沖縄だとクラシックなんてフジ子さんとか辻井さん、現代音楽だと伊福部昭とかですからねぇ

 

沖縄のクラシック音楽状況は、東京より(控えめに言っても)30年は遅れているので、いまだにメシアンを卒業演奏会で弾くピアノ科の生徒というのはおりません。現代曲といえばバルトークくらいまで。今は西暦何年なんだよという「現代」ぶり。知識としてはセリー(1960年代)まではあるので、「現代音楽、ガゴーンピーッみたいなヤツね」という知識のまま止まってるという。新宿タワレコみたいな場所もないしね

 

新宿のタワレコでは:Electronicaというのが、いわゆるコンピュータ音楽で、early electronicaとか、japanese electronica、post classicalなど、現代音楽でも細かくコーナーが分かれていています。

いわゆるガゴーンピーッみたいなイメージに近いのはコチラ

contemporary

スティーヴ・ライヒとかもあって、一概に:ガゴーンピーッ系とは言えないんですが、「音楽大学を出た作曲家」で「映画音楽やCMで稼いでない作曲家」というのがcontemporaryに分類される傾向。

ロック少年がMacいじってチャラチャラ作ったのとワケが違うんだゾ という心意気への敬意だと思いマス。ちなみにヤザワのCDもこのコーナーなんです・・

 

色々と買い込んで聞き込んでましたが、コレはとてもステキ もう車でもヘビロテ

RE-FAURÉ [GDUB-001]
good umbrella record
good umbrella record

フォーレだけどヤポネシアでない。Geisha Farmの「Cabaret」もこういう感覚で作りました。

超・オススメ〜

「クラシックを現代の音楽へ」というコンセプト。素晴らしい。ヤザワのアレンジしたワイルとかホレンダーも歌っていただきたい

 

思ったんですが:クラシックの演奏家が本場で勉強するのは素晴らしいことだと思うんですが、作曲家がクラシックの本場で勉強すると、ヤポネシアになりがちなのかもしれませんね。

武満徹とか平石博一さんとか佐藤聡明さんも、ノン留学組。まー旅行はしょっちゅうしてただろうけどさ。向こうの学校に入ってみっちり勉強(洗脳)されたということはない人たち。

 

以前、鶴見幸代さんがエジプトでカイロ音楽大学を訪ねた時、ヒジャブを被った女学生が、ショパンのエチュードを「ひと昔前の東京のピアノ科の学生」のような感じで弾いてたのを見て、なんとも言えない感覚がした、と言ってたのを思い出した。

鶴見さんも基本・ノン留学組。今年は彼女の曲も弾きたいなと思ってます

 

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謹賀新年2018

2018年01月03日 | 文化・芸術

                   日本人の「アケオメコトヨロ」にツイッターが支え切れずダウンしたそうな

 

全然・使ってないフェイスブックにはメッセージが1通。年賀状は友人からは1通

仕事関係は:「年末年始の営業のお知らせ」が年賀ハガキで来てるくらい。みんな・なかなか節電・資源のムダに敏感になってよろしい

友達がいないワケじゃないと思うよ〜 

 

あけましておめでとうございます 今年も油断せず無事に1年を過ごしましょう

 

せっかく新年を迎えたというのに、早速・初日で昇天される方もいらして・・ 

 

『東京消防庁は1日夜、元日に餅をのどに詰まらせ、15人が救急搬送されたと発表した。うち2人が死亡し、7人が心肺停止や意識不明の重体という』Yahoo!ニュース

 

沖縄ではほとんど聞かないニュース。移住した当初の2012年はスーパーでも「餅」を探して聞いたものだった。棚にちょっとあるくらいだったんですが、移住者が増えたせいか、今年は餅の特設コーナーがありましたよ〜

 

まだ「餅」を食べてないんです。気をつけます 毎年、新年早々命がけで雑煮を食べるわけです。ヤマトんちゅ(内地人)はバカだ。餅なんかで死んで。と思われる時期です。沖縄でそんなニュースがあったら、「ほら、ヤマトんちゅがまた餅食って死んで」と出身地を言われなくても分かっちゃう。沖縄の新年料理は「中身(モツ)汁」とかカマボコとかだし、餅(む〜ち)といえば団子のような菓子系なんですよ。

 

なんだか今年は「お正月」という気がしなくて。6月に膝を負傷したので2017年の半分は捨てたような感じ

それでも順当に歳は取るのだ。ほんとに気をつけて生きないとね。まだダッシュは出来ないけど軽く走るくらいには復活。

そういえば2017の12月のカレンダーは「プレーヤーピアノ」でした。

スタインウェイでも作ってたんですね 

OISTに行かなくちゃ 

大晦日も元旦も12:30からプレーヤー・ピアノでナンカロウの曲を紹介してます。8日まで。5日だけプレーヤー・ピアノはお休みだそう。

10月から中ザワさんも草刈さんも沖縄に住み込みでの長丁場の展覧会。お二人はお元気なのかしら

草刈ミカさんの展示室でご本人と。11月のコンサート以来。

プレーヤー・ピアノの前で待ってたら、ビシっと決まってるお二方が登場されて、お正月で・OISTに住んでるというのに・酒臭くもなく、感動いたしましたよ

久しぶり〜

ヤザワも化粧してきて良かった

東京で化粧しないで外出してる女はメンヘラですからね。

 

プレーヤー・ピアノの後、この展覧会で初めてお二人とランチしてお話出来ました。それでも引っ切りなしにスマホが鳴ったりパソコンに向かったりしながら。そして食べながらも話題が打ち合わせになってたり。TVの取材もこなしつつ、同時制作で展覧会のカタログも制作してるようだしで、「どう考えても6人分の仕事を2人でやってるの」と仰ってました。

ヤザワも東京に居た時は、そんな感じで働いてたわ・・・(遠い目)

 

「時々、バンジー・ジャンプしてるの」と2人にサラッと言われて 「もうあとちょっとだから頑張って」と励ましましたゾ。なんでもOIST近くの民宿でやってるらしい。やめなって寒中水泳のが寒くないって泳ぎましょうよ〜。と水着も持ってないのに誘ってみたり。

 

「久しぶりに楽しいランチだったわ〜」と仕事に戻られました。クロージング・パーティーも行きたいな

 

展示でとっても気に入った「ポエム」

ワタクシ、どうも素養がないようで「詩」とか分からないんですが、コレは分かる

コレもイイ

「詩」ってこういうもんだよねぇ

 

帰って来て柿シェークを作りました

材料はコレだけ

ものすご〜く美味しいので、お試しあ〜れ 熟れ熟れの柿がポイント

 

さー今度は:

 

5日の締め切りの原稿にとりかかる前に、「東京喰種」と「ザ・マミー呪われた砂漠の王女」と「後妻業の女」と「ハクソー・リッジ」を観てしまいますよー

 

まだ餅も食べてないけどお正月だから

 

今年もヨロシクお願いします

 

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ブレードランナー2049 観たにょ

2017年11月13日 | 文化・芸術

上映時間163分うっかりコーヒーを飲んでいたので、最後20分近くは「あと8分だ 」とか、下腹が痺れるような我慢をして観ました。

終わった途端、エンディングのロールも観ないで、そろそろ〜とトイレに行ったので分からないんですが、本編にはない映像も流してたかもしれないですね。家で関連予告編を色々見てたら、本編にはなかったシーンがかなりあって、「あれ?アタシ寝てないよね」と不思議な感じがしたから。

 

映画『ブレードランナー 2049』予告3

 

とても良かったです ディストピア系だけど

録音スタジオとかエンジニアとか演奏者のクレジットも観たかったけど、いずれビデオで観よ。

昔の前作よりレプリカントが進化していて、死ぬ時も前作のようにゼンマイが切れるような機械音もなく、フツーに血を流して死んでたり、溺れ死んだりと、より「人間らしく」なっていたのでした。

 

久しぶりに思い出した これもかなり好きな映画

 

映画『トランセンデンス』3分特番「愛が生んだデジタルの怪物」

 

 こんな美人科学者はOISTのカフェでは見かけませんが、ラボに居るんですかね

こういう愛憎一体型というか表裏一体のような愛憎劇は、つくづく映画で観るだけでイイと思います。

 

最近、近所で新米猫ママが子猫を3匹連れていたんですが、子猫が2匹になり、今日は1匹になっていて、とても心配。

ガリガリに痩せていたので、ゴハンをあげる人もいるんですが、猫嫌いな人もやはりいて、「エサやりしないで」と言われたりするのでコソコソとしてます。

よくこんなガリガリでフラフラになって助けを求めている親子猫を前に、「ゴハンをあげるな」などと言えるものだな と、ある種、感心してしまう。レプリカントなのか

 

猫でもゴハンをあげると「ニャー!(ありがとー!)」とちゃんとお礼を言うんですよ。

猫は決して人間のように:「ま!ヒルズのカリカリ!お宅の猫はずいぶん贅沢なのね」なんて言わないですからね。人間は本当に難しい

『ブレードランナー』も『トランセンデンス』も、そんな「人間らしさ」を抽出した映画だと思います。

 

親子猫は:だいぶ懐いて触れるようになったので、避妊手術をして地域猫として、近所の猫好きと結託して共生していこうかと。

ウチはもう定員オーバーなのでね。。   

 

映画はフランス映画か恐竜(ジュラシック・ワールド)か吸血鬼モノかバイオ・ハザードとかディストピア系で格闘系が好み

音楽は基本・歌がないインスト系が好き。歌詞なんか、どうせ白々しい愛とか、応援ソングみたいな感じで聞いちゃらんねー なんですが、こういうのはイイな

 

スーパードライだぜシンガポール あべりょう YouTube1500万再生突破 goo.gl/w1sZi9

 

コーラも法律で禁止してイイと思う 

 

バカレバレッジ あべりょう

 

やはり歌は風俗。それこそが歌の使命。

ところでこちらは素晴らしいインストですね

 

BUCKET DRUMMER "MASA" san 2 nd

 

スゴい 人力テクノ 

 

こういうの見るとやってみたくなる。ピアノだから応用が利くような錯覚がして

 

ハンドパン試奏 Luna Sunset Scale

 

まだ当分、AIには負けないわね

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人工知能美学芸術展

2017年10月12日 | 文化・芸術

 

沖縄で来月から開催されますよ〜

とても大掛かりな展覧会のようで、まだHPにはほとんど情報アップされてないので、今後チェックしてみて下さいね。

人工知能美学芸術展HP

コンサートもオープニングに合わせてあるようです。展覧会自体は11月3日から来年の1月18日まで。

コンサートは11月3,4日のようです。ヤザワも4日の14:30から2曲で出演ですよ〜

 

「九十九折五番」というのが、ピアノ曲でやはり世界初演です。鋭意練習中であります

ピアノと弦楽四重奏の新曲は・・・鋭意・作曲中であらせられます 

 

それと8chの平石氏の近作はサラウンド・ミュージックであります。ご本人も来沖予定で、音響と指揮をされる予定です。

沖縄では初のサラウンド試みで、入場料は・・・無料 かも。

お問い合わせしてみて下さいね。未就学児童の入場は規制がある(不可)と思います。

 

この日(11月4日)は、14:00から平石博一氏の個展が70分ほど、その後休憩でAIの作曲した曲を人間が演奏するというコンサートだそう。もうAIの曲は出来てるんだろうな〜・・

 

それとコンロン・ナンカロウというアメリカ系メキシコの作曲家の自動ピアノの演奏会とか。こちらは作曲当時は「これが弾ける人間がいるわけない」と、生身の演奏家のことは諦めて、自動ピアノのために黙々と作曲してた作品群を、自動ロールピアノも来沖して公開する予定だそうですよ

 

基本は「学会」なんです。沖縄科学技術大学院大学[OIST]は恩納村で景色がキレイで学内のカフェも美味しいので、研究者が楽しみに来沖するんです。みなさまも是非、カフェにも寄りつつ展覧会とコンサートで、ゆっくりと1日お過ごしいただきたいもの  

 

人工知能といえばコチラ。10月27日から公開の『ブレードランナー2049』

た〜の〜し〜み〜

 

映画『ブレードランナー 2049』予告3

 

この予告編の音楽の最後が・・「君が代」に聞こえるんだけど

音楽はヨハン・ヨハンソンです。すごいなぁ〜

7年前にはヤザワに曲を書いてくれてたんだからね。もうビックリ

こちらがヨハンがヤザワのために書いてくれた曲、『Untitled』が収録されているAbsolute-MIX

Tomoko Yazawa Piano Solo

Absolute-MIX

 
 

ブレードランナーや『メッセージ』のSF系のサウンドではなく、『博士と彼女のセオリー』に近い、ナチュラルで澄み切った音楽。聞くとココロと肺がキレイになる感じというか

 

AI系とナチュラリズムはクラシック系・現代音楽のトレンドなので、良かったら聞いてみて?

iTuneでもAmazonのデジタル・ミュージックでも試聴出来ますよ〜

これは高音質配信アルバムなので、e-Onkyoでも試聴出来ます。CDはブックレットとヤザワのイラスト挿絵が入ってるけど、パソコンなら音質的にはコレがオススメ!

e-Onkyo

 

 

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Vegan Food Festival on Saturday! in Okinawa

2017年05月05日 | 文化・芸術

ヴァディム・トルノフ(Vadim Trunov)による作品。ロシアの写真家。晴れの日と雨の日のカタツムリたちの冒険的な生活を神秘的に撮影しました。ヴォロネジを拠点に動物たちを擬人 化させた写真を撮影し続けています。多くが写真家の家の近くで捉えられたものです。独学で写真を始めました。

3

 

畑やプランターを食い荒らすカタツムリではあるんですが、幼少時から実は魅入られていて、殺す事が出来ません。遠くに投げるだけ。一時期、100匹近く飼っていたこともあります。フォルムと動きが美的で見ていて飽きないんです。アール・ヌーヴォーはカタツムリ・フェチが確立したと思うんですが 

 

こういう写真を見ると、やはりキレイな生物だなぁと思う。

エスカルゴでも茹でられる瞬間は:「キュ〜ッ」と泣くんですよ。畑でマイマイのカップルがシアワセそうに何か食べてる姿を見ると、実はけっこうな知能があるんじゃないかと思ってしまいます。

カタツムリもまた描きたいなぁ

素晴らしい写真

 

さて明日は年に2回のヴィーガン・フード・フェスティヴァルです

天気は曇りのようですがもちそうな気もするので行ってこようかな


沖縄ヴィーガンフードフェスティヴァル公式ページ

 

 

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第1回中城演劇フェスティバル / 雑感

2017年02月05日 | 文化・芸術

「雨天決行。荒天中止。客席での傘のご使用はご遠慮下さい。雨具は各自でご用意下さい。会場に駐車場はございません。臨時駐車場としてイオンモール沖縄ライカム駐車場(無料)をご利用下さい。臨時駐車場と会場間をシャトルバス(有料)が運行いたします」

 

なんともマッチョな。というかハードコアなイヴェント。観客は男性オンリー 男性客だけで文化イヴェントが埋まるような土地柄だっけ

 

と・いささか腰が引けたものの、雨具は畑用のレインコート。沖縄に越して以来、出番のなかった裏ボアのニーハイ・ブーツにレザー短パン、ホカロンも持参でイオンモールに駐車して片道600のシャトルバスで往復した初日。

イオンの思う壺:帰りは腹ペコでイオンで食事して、入り口にあったForever21なるファストファッションで、セールだった手袋とキャップ、オープン・トウ・ブーティまで買って帰ってきてしまいました。楽しかった〜    

 

初日28日と次の日29日の2日は:麿赤兒率いる大駱駝艦の『クレイジーキャメル』。暗黒舞踏〜〜

 

行ってみれば、駐車場もなんだかあるし、100金ぽいレインコートはくれるし、公演も30分近く押して、みんなシャトルバスとかで到着するまで待っててくれるし。なんだー次はイオンに行かなくていいじゃんーと思ったのでした。

 

普段は映画館以外ではクラシックのコンサートホールやオペラハウスしかほぼ行かないので、野外コンサートとか、スタジアムでのコンサートとか、空気の悪いライブハウスとかクラブとか耐えられない体質に育っています。コンサートや観劇は快適な室温で音響の良いホールで聞き、幕間にワインかシャンパンか紅茶かコーヒーを飲むものだと刷り込み済み。

ポップスのコンサートは昔、マドンナのスタジアム公演に行って、あまりの小ささ(→マドンナ)と音響の悪さと肌寒さと飲食物の下劣さ(コーラとか)にショックを受けて以来、行ってません。チケットはクラシックのコンサートより高かったと思う。びっくらしたなー こんな劣悪な環境でも、こんな大金払って、しかも立ちっぱなしで聞いてるんだからなー。TVも入ってるみたいだし、後日、放送で見ればいいや。と人垣に埋もれるように座って聞いてました。立ってたってどうせ小さくてよく見えないし。もうポップスのコンサートは二度と行かない。CDでいい。とその時に思ったのでした。クラシックだとCDより実演のほうがイイのが当たり前なのでね。

 

そんな・ひ弱な・お嬢様育ちのヤザワが:雨具持参で防寒スタイルでまで観たかった暗黒舞踏

沖縄で観れるとは思わなんだ

舞踏は一時、山海塾の追っかけのように、彼らの新作があれば観ていたもの。パリに住んでた時はシャトレ座で観てたし、NYに住んでた時はブルックリンのBAMで観ました。東京でも当然、観てましたよ

 

1月28日に観た麿赤兒さんの『クレイジーキャメル』は「アングラのヒト〜」って感じプンプン:笑。よくぞ沖縄公演が実現した 毎年来て、聴衆の冷たい反応(ボーゼン状態:笑)が温かい反応になるまで舞踏を紹介し続けて欲しいと切に思う。

海外で大人気なのもよく分かる、極めてジャポネスクなアングラではあったけど、『暗黒舞踏』というジャンルが既にクール・ジャパンすぎてカッコよすぎ。これだけ分かりやすくても外さないんですよ。久しぶりにヤザワ好みの文化に触れて感動しました

あーもー山海塾とかも、また観たーい観ないと感性が腐っちゃう〜 と久々にムラムラとしましたね。

 

31日は野村万作、萬斎による狂言で、この日はさらにホカロンまで入り口でいただきました。

駐車場は:中城の駐車場が満車で、近くの「成田山」の「中城村民専用駐車場」に誘導され、そこからボランティアらしき無料のマイクロバスが会場まで往復してくれたのでした。

結局:沖縄のヒトは「行けばなんとかなるさ〜」で、遠く離れたイオンになんかわざわざ停めないんでしょうね。チラシなんか読まないか、読んでも知りたくないことは頭から消えるんですよ。見習わなくては

 

内容的には:野村萬斎の解説がとても良かったです。鼻が真っ赤で、インフルエンザなんじゃないかと心配しました。筋肉注射で症状を抑えてるんじゃないといいなーと

 

廃墟の城跡をバックにした狂言も舞踏も、それは素晴らしい舞台セットで、能楽堂で観るよりホールで観るより素晴らしかったです。

 

「クレイジーキャメル」はバックの城の壁までも使った照明で、さすがに洗練されていました。上演する場所の環境に合わせて、演出も練り直すんでしょうね。狂言のほうは:舞台に白木作りのセットでいつもと変わりなく、バックに「松」の代わりに城壁だったのが風情があって良かった。そもそも発祥はこんな感じだったんじゃないかと思いましたね。

 

野村萬斎も50代になったかーと感慨深いものがあります。キムタクが50歳になっても同じように思うでしょうね

 

世界で活躍する舞踏を観た後だったので、余計に・世界に発信する必要のない「保護された芸能」の揉まれてなさ加減、品のいい中庸さというか・・芸術とは一線を画す伝統芸能の緩さというか・・そんなようなことを感じました。沖縄で琉球組踊を観ると、さらにさらに・そう思います。それが悪い訳じゃない。その土地、固有のものだから。当然・保護も必要。

 

ただ・これが玉三郎の歌舞伎だと「芸術だ」と思うんです。猿之助でも芸能だなーと思った記憶がある。山海塾は当然・世界的なアーティスト集団。もうダンサーを超えている。何が違うのかと言われると、海外公演を「ジャパン・ウィーク」という括りで行わずに成立出来るか。ということだと思う。玉三郎は、ブルックリンのBAMのシーズン・プログラムに入ってても不思議じゃない。能と狂言ならジャパン・ソサエティかアジアン・ソサエティ主催がいいと思うし。文楽もビミョ〜だなー・・BAMに進出なるかやっぱヘンか

 

話は戻って・・

萬斎氏の解説は本当に分かりやすく、面白く、この解説なしでは成立し得ないと思いました。

現代はあまりに低俗で品のない映画やTV番組に慣らされているので、狂言ですら。こんなに気取った堕落の道を歩んでしまった。と思いましたね。落語や漫才(イジリ系でない芸のあるもの)に通じる庶民的な持ち味が、格式張って逆につまらなくなってしまっている。萬斎氏もそのへんは危機感を持っておられるのだろうなぁと推察してみたわけです。

 

一世を風靡した、かつての時の人:和泉元彌氏のように、協会から追放されて・狂言の自主公演を各地で開催しているほうが、本来の狂言というキャラクターに近いような気がします。内容的にも、能楽堂で気取ってやるより、地方公演で拍手喝采を浴びるような土着的なものなのではないだろうか。「そういえばどうしてるのかな?」と検索してみれば、ウィキに「狂言師(自称)」などと書かれてますが、協会主催の公演に出演していないだけで、公演をしているのなら紛れもなく狂言師でしょう。そういう権威主義が狂言を堕落させたと思いますネー

 

人間国宝の万作氏は「味のある見事な芸」を披露していましたが、見事な芸より、面白可笑しくあるべきものなのではないかそれが狂言の持ち味なのではないかと、国宝を観ても何かこう・・すっきりとしませんでした。なんか方向が違うんだよなー

 

先月の台湾での休日で、東京の友人が:「茶道というのは形式張って(普及させたことで)堕落した。利休の頃の茶道というのは、もっと面白いものだったと思う」と言っていたのを、ふと思い出しました。台湾の茶芸が楽しいし美味しいので、「日本の茶道って不味いし気取ってるし何なのかしらね」と・ふと話題をふってみたんですよ

 

やっぱり・せめて・2ヶ月に1回くらいは

こういうことをウンチクと考えさせられる公演を観たいもの

 

来月、山海塾、観に行っちゃおうかなー

思い出して検索してみたら、何と・あったんだよ神の思し召し

 

 

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那覇でパステル・ゴシック展

2017年01月28日 | 文化・芸術

        台湾の続き:台湾の友人、ウェンに連れて行ってもらった整体マスター

 

痛かったです ウェンが寛いで施術中、ヤザワの「いた〜いいた〜い」という悲鳴が響いてました。

やはり中国鍼とか整体はハードコアです だいぶラクになりましたけど。ここで出してもらったピーナッツのお菓子が激ウマだったので、そのお菓子欲しさにまた行くかもです。どんだけ食い意地張ってんだか

 

台湾では身体に良いモノを食べ、整体をし、観光でよく歩いたので心も身体もデトックスされたんでしょうね。極め付き:ローフードを食べて、友人に:「アイツ氏ね〜っって夢を見てた」というノワールな告白も済ませて、すっきりとしてます

友人は人当たりが良い「巻き込まれ型」の典型のため、愚痴も多いから、今回は聞いてもらいました

 

お茶も自然栽培を買ってきました。烏龍茶は:小茶栽堂と興華名茶「緑茶」も本当に美味しくて、これは白金録音室(Platinum Studio)で常備しているものを取り寄せてもらって、受け取りに一瞬、スタジオにも顔を出しました。今回は担当してくれたエンジニアに会ってる時間はなかったんだけど、「よろしくね」と。


小茶栽堂のカタログで:「無化学肥料、無農薬の自然栽培で、成長ホルモンを使わず、ゆっくりと成長した茶の香りとうま味をお楽しみ下さい云々」というのを読んで、「お茶まで成長ホルモン使って普通は栽培してるのか」とコワかったです。台湾は農薬規制も厳しいので、日本はどんなことになってるんだと心配。

 

カルチャー面は:台北では現代美術館と華山1914に行きました。

「前衛」舞踏ダンスのビデオ作品

を開催中で、まぁまぁ面白かった。基本、嫌いじゃないから。ここはまた行くと思う。

華山1914ではソニー70周年記念展示をしていました。

歴代の名機種

日本の家庭での電化製品を再現したらしい

まあ・・・いいよ。目が点にはなったけど。

こんなコンクールまで

 

そういえば台湾のアーティストの友人もいるので今度は連絡してみよう。もっと面白い展示が見れるかも。ウェンとも共通の友人なので、みんなで会えば懐かしいはず

 

一昨日行った、那覇の泊にあるギャラリーtomariでの個展。「パステル・ゴシック」というジャンルらしい。画材は色鉛筆だけど。

鉛筆だけのもヨイね

三島由紀夫の肖像入り好きだわぁ〜

「エロ・ゴシック・ロリータで面白いですよぉ」と・このギャラリーの共同経営者で作曲家の鶴見幸代さんに教えてもらって、早速エロでゴス大好きなので観に行きました。コレ欲しいなぁと思ってるうちに、他にも欲しいのがあって、選べなくて結局、ドローイング集と絵はがきを買ってきました。

 

月曜日30日まで

住所は、那覇市泊3-4-13 PM3:00〜8:00

Facebookページはこちら:
https://m.facebook.com/tomari.okinawa/

企画の月曜画廊の方は怪しいバーも経営されているようで、面白そ〜う

さっさと確定申告を済ませて遊びに行くわ!

 

コレも欲しい〜

作品全部に「プロビデンスの目」のような目と、「666」とか蛇、Mが入っているので、「フリーメーソンなんですか?」と明るく作家に聞いてみたら:「バレたか」と・やはり明るく・固まっておられました。鶴見さんは硬直しておられました。これから世界的に大活躍されるかもしれませんね。買い占めておくべきかもしれません。もう全然・「秘密」じゃない結社。

4枚ほど欲しい絵がありました。まだ買える値段なので検討中。名刺をいただいてきました。

「ハイ、チ〜ズ 

右端のちょんまげの方が作家。あれれ「チーズ」がサタンじゃなくてフツーのV2だけど

サタンのサインは使えるフリメの階層が決まっているのかな。握手とか挨拶とか色々とフリメは階層によって決まりがあるんだったよね?それともなんちゃってフリメなのか

 

ちなみに作家の隣の男子も画家で、作品が那覇の都ホテルのロビーに展示中だそう。近々、行くので観てきます。スマホで見せてくれたけど、油で写実的ながらシュールで、すごいテクニックでした 

沖縄県芸の学生だそうだけど、レベル高いなぁ

 

今週末は中城城で金粉ショー舞踏CRAZY CAMEL 


晴れてね〜 

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音楽家の映画、小説、料理など

2017年01月10日 | 文化・芸術

音楽家・半野喜弘氏の映画『雨にゆれる女』

 

『雨にゆれる女』予告編

 

日本ぽさ。を意識すると、湿度とか雨とか貧困というものになるのというのは、邦画を観るといつも思う。TVでは貧困が日常のドラマというのはそうやらないと思うんだけど。

鈴木清順の映画は、昔の日本でも貧困な感じはしなかったし、湿度もさほどなかった。日本はやはり衰退してるのだね?

 

ストーリーは「あっ」と驚かない、ありがちな話をブラッシュアップしたものだけれど、タルい展開でもなく、退屈でもなく、安っぽくもなかった。嫌味じゃなく・この手の不条理モノの中では最高の出来じゃないだろうか

 

曲を作る感覚で構成を考えていくだろうから、バランスが見事 。半野さん自体はポップス系の音楽家なのかもしれないけど、ジャンルというのは分かりやすい出来でない限り、その人のバックグラウンドで決められてしまうので、音大出身でなければ、どんなに現代音楽ぽい曲を作ったとしても「ポップスのヒト」ということになるんですよ。映画での半野さんの曲はアコースティックでクラシック系だったりもしたんですけどね。音楽も映像も品があって正統的な感じがしました。

 

音大出身だけど:葉加瀬太郎氏や高嶋ちさ子氏はクラシックのヴァイオリニストなのかという疑問のためにJ-Classicというジャンルが出来たのでしょう。

 

いつもはポップスしか聴かないヒト(でも反知性主義ではない)がヤザワのCDを聴いて:「これはクラシックなんですか現代音楽というイメージとも全然・違うんですが。ジャズとかのコーナーのほうがいい(売れる)んじゃないですか?」と言ってくれるんですが、ジャズはジャズでまたい〜か〜に〜も〜なピアノ・トリオとか、コード進行でないとダメなわけですよ。それで「フリー・ジャズ」という、クラシックの現代音楽に匹敵するようなジャンルがあるんです。

 

典型的なジャズやエイベックス系とかパヒュームを聴いてるヒトよりはフリー・ジャズや半野氏のようなエレクトロニカを聴くようなヒトに現代音楽も楽しんでもらいたいとは10年以上模索していたことですが、沖縄に引っ越したことで、すっかり忘れてました。というより諦めたのかも。田舎でそんな会話は成り立たないのだよ。都市部限定話題。日本であっても英語以上に通じない。でも壁に向かって呟いてみるか。芸術家ぽいよね

 

オーケン(大槻ケンヂ)のエッセイで:オーケンがアニソン(アニメソング)のイヴェントに参加して、その盛り上がりぶりに驚いて、アニソンのリスナーとロックのリスナーが重なれば音楽界はもっと活性化するはず。なんとかならないものか。と何度も書いてるんだが、その後それはうまくいったのかな

人として軸がブレている (角川文庫)
角川書店
 

 

キューティー・ハニーをカバーしてヒットとなったこともあっただろうけど、それはクラシックでポップスをクラシック調にカバーするのとさほど変わらない。別にそれで活性化されたとも思えない。政治家になるわけじゃなし、世の中の幅広い層の支持を集めなくてもいいや。と思ったわけです。三宅洋平氏は頑張れ選挙演説ラップ

 

「世界一のレストラン、noma」の東京メニューが7万円で、それを食べたいヒトが世界中で6万2000人。半額の3万円ほどにしたら12万人が食べたいと申し込むと思う?という話で:ならないと思う。サッカーのフリーガンなんて世界中どこでも出没するでしょう?6畳一間に住んでるOLがエルメスのバッグ集めてたりルブタンの靴履いてたりするし。値切られたら売っちゃいけない。値切るヒトの生活にも人生にも関係ないモノだから。自分に言い聞かせてマス

 

話がズレたけど

 

創作の核となるものを変えて支持層を広げるというのは無理があるけれど、核は変えないで表現の媒体を変えるというのはアリだなーと思えた『雨にゆれる女』だったわけです。

 

やはり正月中に読んだ町田康の『パンク侍、斬られて候』で偶然にも同じ事を思ったんですね。パンク小説。パンク時代劇小説。パンクなんだけど小説。

この人のエッセイはヤザワ的にはバラエティ番組よりずっと笑えてしまうので、家以外で読むのが大変なんですよ

コレ のテーマは「アセンション」なのかも。時代劇でアセンション。いいなぁ。正にパンクだよなぁ

パンク侍、斬られて候 (角川文庫)
 
 

「茶山が誘導するまでもなかった。河原に参集しているのは木偶同様の付和雷同分子である。行列があればなんの行列かわからなくてもとりあえず並ぶし、売れていると聞けば買わなきゃと思う。芝居を真実だと思い込み、著名人を敬慕しつつ憎悪する。絶対に自分の脳でものを考えないが自分はユニークな人間だと信じている。そんな人間がこのリズムのうねりの中で腹を振らないわけがない」〜『パンク侍、斬られて候』より〜

 

こうバッサリとした表現で満ちていて、これを『ポップス』で表現(パンクはクラシックでもジャズでもないですから)するというのは、やはりジョン・レノンのイマジン。のようなワケにはいかないですよね。内容的には遠からずとも思うんですが。

 

そうだ

辺野古とか高江で、イマジンをスピーカーで流してみたらどうでしょね工事も警備も日本人だから通じないですかね?

 

マーチダ氏はお料理もかなり上手なんでしょうね。エッセイでも小説でも随所で感じられます。

 

辻仁成氏のお料理コラム子連れロッカー「希望回復大作戦」ムスコ飯<レシピ>

これも楽しみなコラムの1つ ヴェジ食に応用できないかチェックしてますよ

 

パリのムスコめし 世界一小さな家族のための
辻仁成 著 / 光文社
 

 

ロッカーのほうがクラシックの演奏家より芸術家気質だと思います。美食好きでオシャレのセンスもいい。部屋のインテリアも洒落てる。政治的発言も出来るし。神経質で友人も厳選されていて自分も友人もデブじゃない。ハゲでもスティーヴ・ジョブス系

それに比べてクラシックの音楽家は一般的に:ファッション・センスはダサく、美食は贅沢と敬遠しがち。部屋のインテリアも膨大な資料を収拾することで手一杯な学者の部屋に近い。友人は基本、組合員:笑。気が合わなくても酔っぱらっちゃえばカンケーねーし楽しーし。だいたい友情なんて幻影さ。政治?エクササイズ?そんなこたーヒマなヤツがやってりゃイんだよ。的な感覚が多数派かな〜

 

その点、故・中村紘子さまはエラかった

ピアニストという蛮族がいる (中公文庫)
中央公論新社
 

政治家のようでもあり、文筆家でもあり、料理本こそ出さなかったけど腕前は評判だった。ヅラに違いないと囁かれつつも・生涯同じキマった髪型で:「家ではジャージですわよ。おほほ」と仰りつつアシダとかキミジマをお召しになっていらした。取材で紹介されたご自宅も、天井の低い日本の建築で、ロココとモダーンが入り交じった、友人を招いて恥ずかしくないリビングだった。ちなみにご友人はTV文化人と政治家と音楽プロモーターとメディア関係者。

 

 やっぱダサい っちゃーダサいのかな

 

ご著書は拝読していたファンでしたけど

 

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