ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

お盆の不思議な出来事

2022年08月25日 | 日常

昨日パソコンが復活してから、溜まってた「言いたい書きたい」ことを書きますよー 

 

1ヶ月ほどはスマホでツイッターを見たり呟いたりするくらいだったけど、元々は長文派。てか忘備録のために書いてるブログなので溜まってます noteは今のところ音楽のことだけにするつもりなのでね。

 

4月25日にアガタが亡くなって以来、気持ちは沈みがちなままです。友人とワイワイするには強引にテンションを上げることになるから、その後2日は疲れてしまうので、1人で映画を観たり散歩してます。なので映画はいっぱい観てたんですよ。時系列無視で書いていきます。てか近い順から遡っていくか。タイムマシン(macのバックアップ方)みたく。

 

ユーロスペースというか岩波というかアップリンク系カルチャー映画&ナディッフのようなアート系ショップとカフェを併設した沖縄随一のアンテナ・スペース 桜坂劇場は、毎年8月の終戦時期に戦争映画特集をします。12年目にして今年、初めて観ました。

 

まず「野火」 野火オフィシャル・ウェブサイト

原作はだいぶ昔に読んで、経年で変色した本も今でも持ってます。捨てられない本の1つ。

ハリウッド戦争映画のような予算がないのに、かなりリアルな戦争映画でした。金かけりゃイイもんが出来るってわけじゃない。アイデアの勝利  

凄惨な戦闘シーン(てかもう一方的に日本は負けてる状態なので殺戮シーン)が夜だったのは、事実だっただろうけど、だいぶコストカットになった気はする。これが明るい昼間だと:やれ特殊メイクだ背景だセットだで、すぐ億。でしょうからね

それと「映画音楽」が一切なかったのも成功の重要な要因だと思う。ジャングルの木のさざめき、風の音、海の波音、人間の足音で、本当にリアルに感じた。あまりにリアルなので、俳優が力んだ演技をすると浮いてしまうほど。

素晴らしい出来の映画なので今後も毎年、夏の風物詩として上映し続けて欲しい。

唯一、原作を読んで持ち続けている読者としては、原作のテーマの:戦争からの帰還者が、どれほどのトラウマを抱え、その克服が難しく、生活が破綻してしまうものなのか、ということまではあまり突っ込まなかったため、フツーの出来の良い戦争映画になってしまったということかな。終わりで少しはあったんだけど、その部分はよくは分からなかった。なので星4つ

 

それから「乙女たちの沖縄戦 〜白梅学徒の記録〜」 公式ページ

こちらを「野火」より先に観ました。最後のテロップで変な音楽が流れてハッと我に返ったという。映画音楽のない映画だったんです。「それでこうリアルだったのか」と納得したという。

90歳を越えた元学徒のおばあさまが、見た目70代で、しかも早口で理路整然と話されてるの見て:「昔の沖縄料理というのは本当に体に良かったんだな」と思いました。今じゃゴーヤーちゃんぷるーにはSPAM(って名からして)は入ってるしBBQで焦がした食材は食べるし、飲み。の〆にステーキなんか食べてるから全国1の短命県ですよ

ひめゆり部隊は有名だけど、なぜ白梅学徒はこれまで取り上げられなかったのか。ということは映画を観て知りました。これは遺族が生存していたら訴えられるからね。。

 

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という映画をお盆の頃に見たせいもあるとは思うのですが、不思議な体験をしました。

 

その1

アガタの四十九日を過ぎて10日ほどして、マッサージに来てくれていた2名を招いて食事会をしました。

アガタの写真をテーブルに置いて、アガタの写真を見せて、アガタの話をいっぱいしました。

それ以来、猫の飲み水の減り加減が2匹分になりました。

「ああ。アガタは本当に虹の橋を渡ったな 」とまた悲しかったんですが、オスカルとの写真を見ると「これで良かったんだ。苦しかったしオスカルいなくて心細かっただろうから」とも自分に言い聞かせてみたり

それが

お盆の頃からまた:飲み水の減りが、アガタがいた時のように3匹のように減り出しました

「帰ってきてるんだ 」と思い、お刺身を買ってみたりしました。アガタは大好物だったけどマロンもクララもあまり食べないので、ネズにもあげました。そしてお盆が過ぎたら、また飲み水の量が2匹分に戻りました

 

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その2

お盆最終日の夜(というか次の日の夜明け)に、22年前に他界した母親の夢を見ました。

毒母との関係は最悪でしたので、22年が経っても:思い出すだけでも腹が立って悪態をついたり、自分が犬なら墓石にシッコをかけてやりたいという状態で、なるたけ思い出さないように平穏に暮らすようにしてました。本当に嫌な思い出しかない。可愛がられてた弟も母親が死んだから結婚出来たようなもんだろうし、父親も1周忌に訪ねて来ようとした母親の友人知人、全て断ったんです。「もうたくさんだもういいだろう」とか言ってたしな。父親とも弟とも命日で集まったり会ったりもしないし、思い出話もしたことありません。まさに故人の人徳

父親は老化が進んだらしく、10年ほど前からは:「オレとママは38年も連れ添ったんだからな」とか言い出すようになり、嫌な思い出は流れていった様子でした。短い楽しい時期もあったらしい。良かったネ

 

自分は以前、2度ほど鮮明な母親の夢を見てるんです。まるで次元が違う空間に移動したかのように今でもはっきりと覚えています。スピ系の人に話すと:「それは違う次元で生きてるんだね。移動して会ったんだよ」とも言われました。

 

夢1:  祖父母のお墓の前でしゃがんで手を合わせている母親を、困ったように墓の横から見下ろしている祖父。「まだ生きてるつもりなんだ」と5mほど離れた木の影から見ていた私を祖父が見たので、祖父に手を振ったら、困った顔からニコニコと嬉しそうな顔になった。

 

夢2: もう取り壊して存在しない母の実家を訪ねると、祖母と外出から帰ってきた母が私を見て「あら、めずらしいわね」と意外そうに言った。隣の家はスイス人が家を建てて住んでいた。家の前の通りはどの家も庭に木を植えていて茂って影が出来てたり通りに根が出てるところもあった。

家に入ると食堂はガラス張りの陽光が差し込むピアノ室にリフォームされていた。家には祖母とアリス(母が世話してたウエスティ)も一緒に住んでいた。祖父からは引き剥がしたらしい。

「こういう家にしたかったわけね」と私が言うと、「隣のスイス人が、私がお母さん(祖母)を虐待してると言うのよ 」と言う。祖母は認知症のままの様子ながら困った顔で下から私を見上げるように「(連れ回されてるのよ)朋ちゃん・・」と言った。

 

という2つの夢を10年の間に見ました。そして今回2022に見たのが:

 

夢3: あーお腹ペコペコだ。朝からなーんも食べてない。とカフェだかレストランに入って注文をしたところでスマホが鳴る。「お母さんが危篤だからすぐに来て下さい」という連絡。

冗談じゃないよ ようやく食べようとしたところで(臨終に)間に合わなくていいともかく食べないと

ということで食後らしき自分が家(もう存在しない母の実家)に着くと、引っ越しだか取り壊しのように家の中のドアとかが運び出されている最中。玄関でアリスに会うと、アリスは下駄箱に入って丸くなった。「アンタなに猫みたいなことして」と声をかけつつ中に入ると、家具は何もなく、がらんとした中、食堂に当時使っていた深緑ビロードのソファの上に、母が上半身を起こして足を伸ばしていた。

「間に合わなかったか。死んでるのかな?」と近づくと、目をうっすらと開けた。頭の後ろに、青い菓子のアルミ箱を枕にしている(アルミ箱は今現在、自分がレメディ入れとして使っている)。

「あんた、こんな硬いもんに頭なんか乗せて大丈夫なの」と声をかけたら、嬉しそうにはじけるような笑顔になった。「(顔が光ってる)」と驚いていると、光が放射された。

「ママー」と呼び、幸せな気持ちになった。

 

で目が覚めました ものすごく暖かい、なんとも気分が良いまま。

そしてそれ以来、母親のことを思い出さなくなりました。「このまま忘れてボケるのか」と不安になったので、思い出すとムカついて悪態をつきたくなることを思い出してみようとしたんですが・・・

面倒くさいやー という気持ちになって、思い出そうとしないんです。

 

母親はついに昇天したのでしょうか

それとも、自分も老化したので、これ以上怒りづつけると疲れるので、もう許してラクになりたいと潜在レベルで思ったのでしょうか。分かりません。

母親との楽しかった思い出。というのも全く思い出せないけど、嫌いじゃなくなった。物心つく3歳前までとかは可愛がられたのかもなと思うようにもなったし。

つい1ヶ月くらい前の七夕の命日の日には:「私の代わりに先生にお線香をあげて下さい」という元生徒さんからのメッセージに「覚えていてくれてありがとう」とは返信したものの、「(うっせーわ。玄関に蚊取り線香置くわ)」と思ったものなんですがね。一晩にして昔年の感情が全て浄化されました。

 

というお盆でした。 忘備録まで

 

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