ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

「お取り巻き」という人種

2008年11月05日 | 音楽

アメリカ大統領選と並んでのトップ・ニュース、小室哲哉さんの逮捕以外にも大阪の3kmひき逃げの犯人検挙とテレビに釘付けの2日間でしたネ。。

出かけ先でもテレビは小室さんと大統領選を流しているので、音楽といっても全く業界(業種)が違う小室さんのこれまでをおさらいしてインプットされ、すっかり小室通な気分。

それにしても派手に破産(は出来ないのか。。それでこんなことに)というか借金をしたものだな。確か千昌夫(でいいの?)も香港のマンダリン・ホテル買い付けで巨額の借金を抱え込んだはずだったけど、香港というのは芸能人にとってビジネス面での方位が悪いんでしょかね おネエ(オカマさん)たちは香港で財を成す、という話を聞いたこともあるけど真偽のほどは。。

ビジネスの相手がルパート・マードックだ、とか事業展開場所が中国だ、とか、どう考えても2代前は百姓のDNAを持つ国民が渡り合える相手じゃない。相手はどう転んでも絶対損しないような遺伝子が体質に入ってるんだから。仲介したコンサルタントは、さぞかしがっつり稼いだだろうね。だとしたら『内需』じゃないのさ。

ヤザワがやはり唸ったのは、小室さんの豪邸でも暮らしぶりでもなく、『印税』契約の数字のスゴさでした。

50%!

「いやー著作権ビジネスとは美味しいですねー」とか無知でアホーなアナウンサーがのたまってますが、フツー(にバカ売れしないアーティスト)は5~10%だよ? 消費税くらいだってば。ヒットが重なってだんだん13、15、20%と上がっていくわけで。50なんて数字は小室さんか、もしかしたらつんくぐらいだけだと思うんだけど?

やっぱり天才だったのネー。。

天才とは大きくバランスを欠いた人種なので、こんなことにもなったんでしょうね。だいたい家なんかあっちこっちにあっても行ってる時間なんかないだろクルーザーとかあっても船遊びなんかしてる場合か?睡眠時間の確保も難しいはず。という暮らしぶりだったはずだから、これらは「お取り巻き」が使ってたんだろうか?「クルーザーでマイケル・ジャクソンを接待しましょう。そして自宅のスタジオで曲を一緒に作って提供したらいいですよ!」とかゆうヤツが周りにいっぱいいたんだろうなー。マイケルから電話があって話した、というのもヤラセだったんじゃないかという気がしてくる。

有名人だから「宝くじに当たっても誰にも言わない一般人」のように暮らす事もできないし、1LDKで暮らして何十億も稼いでる証券マンのような暮らしも無理。奢ってあげなきゃケチと言われるし、それを当たり前とみんなが思うようになって、花咲かせ爺みたいなことになっていったんでしょうね。なんかカワイソー。。闇金からも借りてたんでしょ?コワくて返そうとしてこんなことになったのかな?税務署は急に所得が増えた芸能人とかに『宝くじに当たったその日から』みたいな冊子を差し上げてはどうだろう?使いすぎての滞納も防げるし。

と、胸の痛んだヤザワでした。

かつての小室さんの時給程度(かそれ以下)の年収でも、「クラシックピアニスト」という職業は「儲けてる」と思われるらしく、あれを買ったらいい、これが必要ですよ、とか、お茶しても絶対財布を出そうとしないヒトやら打ち上げでは払わずに帰る知らないヒト(笑:スタッフでもない)が不況、好況に関わらず寄ってくるものです。演奏会の前には「招待券2枚ちょうだい」という電話がかかってきたり、演奏会当日は「取材です」とリハに来たカメラマンに後日、取材時の写真を買わないかと打診され、断ったらその雑誌に写真が出なかったり。(←編集部に問い合わせたら:期限までにカメラマンが写真を提出しなかったようで、「リハでお時間いただいたのに申し訳ありませんでした。今後はご提供いただいた写真でもけっこうです」とのことでした。)CDを出せば「アタシの行ってるバレエ教室で流して宣伝してあげるから2枚ちょうだい」とか言われたり(笑)。しかも2枚。1枚は手数料か?

アンタが買わないから売れないんだよ!

と言って「なるほどー」と納得されるのも情けないものがありますが、このように「おねだり」するヒトは、電話番号を知ってる関係なヒトたちなんですねー。90%の犯罪は知人、友人、家族関係から成り立っているというデータの裏付けの1つとも言える現象でしょう。

「ちょうだい」「ダメ」「ケチ!」(←と当然言われる)「ケチじゃない!だって金持ちじゃないんだもん!アンタこそケチ!買ってよ!」という攻防を怠ると(笑)自分の交際関係が負債になるという現象が起こるのだ。めんどくさいから「はいはい」とあげたりしてると、今度はその友達、そのまた友達とかも連れてこられるようになって、雪だるま式に利子が増えるという(笑)

本当に応援してくれる人たちというのは、滅多に電話とかかけてこないものなのだよ。会いたいなとこっちが思っても、余計なことに振り回されたりしてるうちに時間がたってしまうというか。応援してくれる人って人柄もいいから、ちょっと控えめだったりもするしね。雑誌とかでもそう。取り上げて欲しいと思う雑誌や評論家はCDを送って、なんてなかなか言ってくださらない。(←語尾に注目:笑)


うーん。どうも「小室問題」となると、自分のスケールの小ささぶりが発揮されるなー。だいぶ話題からそれたけど。アナウンサーのことをバカにできないわ。それでも『スポンサー提供のスーツ(なんでしょ?)着て原稿読んで話してるだけで高給(なの?)もらってる人種』が「才能がいくらあっても人柄ですよね」とか「曲作るだけ!でこんなに稼いでたわけですよ!」とか言ってるのを聞くのはムカつく~。じゃ、アンタも作ったら?印税契約0.01%でも契約してくれるところがあるんなら!とか思うんだが。

ムカつくことが多いからテレビってあんまり見ないんだけど、この怒りの感情が視聴率を担っているんだって?

思う壷(笑)に入ってしまった。。


応援クリック、ポチッ

こちらもポチッ

Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4世代音楽家 | TOP | 最近のマイ・ブーム »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
あらま (Unknown)
2008-11-09 20:52:43
あなたから何回かきいた話が、全て書かれていましたわね~。溜まっていたものを、一挙に放出ね。
そうよ (Unknown)
2008-11-09 23:25:01
あなた(よね?)の打ち上げで愛人と高い酒を勝手にオーダーして飲んだくれてた某評論家の企画の打ち上げは出演者まで割り勘だった(大笑)話とか、ことかかないわよネー

まだまだ全部じゃないわよー(笑)

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 音楽